ナイジェリアの面積は日本の何倍？人口は？国土の大きさや違いを比較！

ナイジェリアの首都のアブジャと日本の首都の東京の一番の違いは人口の多さです。日本では東京が行政や経済の中心となっており人口が一点集中していますが、ナイジェリアでは経済の中心はアブジャではありません。アブジャに人口が偏らない要因は旧首都のラゴスが経済の中心であることがあげられます。

アブジャは、1991年に正式にナイジェリアの首都となった新しい計画都市です。ナイジェリアの首都はもともと最大都市のラゴスでしたが、発展の余地が乏しいことから1976年に首都移転が決まった際に、国土のほぼ中央に位置するアブジャが選定されました。

市街地中心部のマスタープランには東京五輪の国立屋内総合競技場の設計も担当した日本の建築家の丹下健三が関わっています。

首都、アブジャの面積は東京の約0.8倍ほどで大きな差は見られません。アブジャも東京都同じく、外国人観光客が多いような地域でモスクといった有名な観光地もあります。ナイジェリアの中では比較的治安がよい地域とはされていますが、東京のように1人で出歩くことは避けたほうが無難です。

アブジャの面積は東京の3倍以上あるにも関わらず人口は3分の1ほどしかありません。実は、首都はアブジャに移転していますが、人口の多さは旧首都のラゴスのほうが圧倒的に多いです。

アフリカ最大の人口都市でもあるラゴスの人口は東京とほぼ変わらない、1312万人ほどです。首都移転から19年たった今でも、経済の中心はアブジャではなくラゴスであると言えます。

首都、アブジャの人口密度は東京よりも圧倒的に少ない5分の1以下です。しかし、旧首都のラゴスの人口密度は7,941(人/㎢)となんと東京以上の人口密度があります。まだまだ経済の中心、人口の中心はアブジャではなくラゴスに集中していることがよくわかります。

ナイジェリアの面積は日本よりも2.5倍も広く、北海道の6.5個分ほどの違いがあります。人口も日本より1.6倍も多く、アフリカの人口大国と言われているほど、今後も人口が増えていくと予想される活気的な国です。