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小諸城址「懐古園」にはこんな見どころが!四季折々の魅力を全力ご紹介!

小諸城址「懐古園」にはこんな見どころが!四季折々の魅力を全力ご紹介!

小諸城址「懐古園」では、四季折々の素晴らしい景色を楽しめます。園内には動物園や遊園地もあり、大人だけでなく子供連れにも人気のスポットです。歴史を学び、四季に触れ、思いっきり遊ぶことのできる懐古園の魅力を、周辺観光地含め紹介します。

目次 [表示]

小諸市の名所「懐古園」を観光しよう!

出典: https://www.komoro-tour.jp/castle/

小諸市は長野県の東にあり、群馬県と隣接しています。人口は4万人ほどで、江戸時代には城下町として栄えた、歴史のある街です。今回紹介する「懐古園」の他にも、布引観音や高峰公園、黒斑山など有名な観光名所がたくさんあります。

グルメとしては、蕎麦のほかにワインも有名です。「マンズワイン 小諸ワイナリー」という施設では、工場見学やワインの試飲ができます。

小諸市の観光名所「懐古園」とは?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

懐古園は小諸城址とも呼ばれるように、城の跡地のことをいいます。城下町より低い位置に城がある、穴城といわれる珍しいお城です。現在は城自体はなく、大手門や石垣などが残っていますが、散策するだけでも十分に歴史を感じられるスポットとなっています。

園内には、遊園地や動物園、美術館などもあり、子供から大人まで楽しめる小諸随一の観光名所です。

小諸市の観光名所「懐古園」の歴史

言い伝えによると、小諸城は1487年に大井光忠が建てたと言われています。戦国時代、小諸城周辺は武田信玄の家来・山本勘助の配下だったとされていますが、真意は定かではありません。

江戸時代ごろに大幅な改修が仙石秀久によって行われ、現在の小諸城の配置になりました。このころに建てられた三重天守は、1626年の落雷で燃えてしまっています。

小諸市の名所「懐古園」へのアクセス方法

Photo by inunami

小諸城址・懐古園は、小諸駅から徒歩3分という好立地にある名所です。小諸駅までは、東京や大阪などの主要都市からの高速バスが出ており、アクセスも便利。電車の場合は、しなの鉄道かJR小海線を使って小諸駅を目指します。

周辺の観光には、タクシーやレンタサイクルがおすすめです。人気の観光地である軽井沢も近くにあるので、歴史と自然を感じられる旅ができそうですね!

「懐古園」の営業時間と観光所要時間

懐古園の営業時間は、9時~17時となっています。動物園と遊園地のみ、平日は9時半からの営業となるので、注意してください。

休園日は、年始年末と12月~3月中旬の水曜日となっています。また、遊園地は12月~3月中旬まで休みなので注意が必要です。園内を一周した場合の観光所要時間は、1時間ほどと考えておけばよいでしょう。

「懐古園」はただでも見学可能!?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

懐古園の園内に入るには入場料がかかります。大きく分けて2種類あり、1つは500円で園内散策と動物園、藤村記念館、小山敬三美術館などの施設を自由に見学できる共通券。もう1つは、300円で園内散策と動物園の見学のみの散策券です。

園内散策のみ、夜間から早朝にかけて無料開放しています。時間が合えば、お得な早朝散策がおすすめです。

小諸城址・懐古園

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住所〒384-0804
長野県小諸市丁311
電話番号0267-22-0296
営業時間9時00分~17時00分
定休日12月~3月中旬の水曜日

「懐古園」の見どころ①:四季折々の景色

「懐古園」四季の見どころ①:春

懐古園は「日本さくら名所100選」にも選ばれているほど、桜が美しい公園です。ソメイヨシノを中心に、八重桜やしだれ桜など、さまざまな種類の桜を楽しめます。例年見頃は4月中旬ごろです。

桜の季節は懐古園桜まつりが行われ、多くの観光客で賑わいます。この時期のおすすめは、天守台や一部の石垣のライトアップです。ライトアップは日没から22時ごろまでと、長い時間楽しめます。

「懐古園」四季の見どころ②:夏

懐古園の夏は、春の桜や秋の紅葉の時期ほど人が多くなく、比較的ゆったりと園内をまわることができます。標高が高いので、真夏でも暑苦しくなくさわやかに過ごせるところも嬉しいポイント。

緑が豊富な懐古園は、初夏の新緑の季節がおすすめです。特に、樹齢500年といわれているケヤキの大木が、鮮やかな緑をまとっている姿は必見といえます。

「懐古園」四季の見どころ③:秋

春と並んで人気なのが、紅葉の美しくなる秋です。懐古園は小諸市随一の紅葉スポットとして有名で、紅葉まつりが行われます。無料ガイドツアーや、さまざまなイベントが開催されます。

紅葉の見頃は、11月上旬から中旬にかけて。ケヤキ、もみじ、桜、イチョウ、カエデなど多くの木々の紅葉を楽しめます。歴史を感じる苔むした石垣の緑と、紅葉が織成す鮮やかな景色を堪能できるでしょう。

「懐古園」四季の見どころ④:冬

懐古園は、冬も魅力がたくさんあります。雪が降り積もった城跡の景色の美しさは言うまでもありません。他にも、懐古園の冬の風物詩として人気なのが、凍った懐古神社の噴水です。凍った噴水は寒い冬限定の珍しい景色。冬の懐古園にも、ぜひ一度足を運んでみてください。

懐古園内にある「四海浪売店」では、あたたかいおでんやおしるこ、飴湯なども売っていて、散策にもぴったりです。

「懐古園」の見どころ②:園内散策【5選】

懐古園おすすめ散策スポット①:三の門周辺

小諸駅から一番近い入園口が、三の門になります。三の門は、重要文化財にも指定されていて、築250年以上の歴史のある建物です。三の門の先には、関ケ原の戦いの際に仙石秀久が本陣を構えたといわれる二の丸跡や、弓道場であった北丸跡、番所跡など、歴史を感じされるスポットが続きます。

懐古園おすすめ散策スポット②:黒門橋周辺

黒門橋は、敵の侵入を防ぐために造られたといわれる、鮮やかなオレンジ色の橋です。人の手で掘られたと伝わっている、深さ8メートルの堀を跨ぐようにかけられています。堀付近にはさまざまな木々があり、秋には美しい紅葉が見られることから、紅葉谷とも呼ばれます。

以前は黒門という門があったのですが、現在は正眼院という近くのお寺に移築されており、懐古園内では見られません。

懐古園おすすめ散策スポット③:懐古神社周辺

懐古神社は、本丸跡に建てられている神社です。その歴史は、廃藩置県で廃城となって以降、小諸城が朽ちていく様子に耐えかねた小諸藩士たちが土地を買い取ったことから始まります。

近くには、鏡石と呼ばれるつるつるとした石があり、山本勘助が朝と晩にその前で反省したとの言い伝えがある石です。神社の裏手には、桜や紅葉の一押しスポットがあります。

懐古園おすすめ散策スポット④:富士見台周辺

富士見台は、よく晴れた日には富士山も見える眺めのいい場所です。かつては遠見番所として、見張り役がここから城を守っていました。夕日がきれいな場所としても有名です。おすすめは、新緑や紅葉の季節。近くの白鶴橋を渡れば、懐古園内にある動物園にもすぐに行けます。

懐古園おすすめ散策スポット⑤:水の手展望台周辺

黒門跡から、本丸跡の立派な石垣跡の一部である天守台を横目に進むと、見えてくるのが水の手展望台です。道の途中には、有名な樹齢500年の大ケヤキもあり、懐古園散策に一番おすすめのルートの先にあります。水の手展望台からは、城を守る役目も果たした千曲川など、素晴らしい景観を眺めることができるでしょう。

「懐古園」の見どころ③:園内施設【4選】

懐古園内おすすめ施設①:小諸市児童遊園地

小諸市児童遊園地は、懐古園内にある昔懐かしい雰囲気の遊園地です。入場料は無料ですが、乗り物1回につき200円の乗り物券が要ります。メリーゴーランドやジェットスター、コーヒーカップ、小さな汽車など、小さな子供向けの遊具が中心になっています。優しい係員の方にも癒される、そんな遊園地です。

懐古園内おすすめ施設②:小諸市動物園

小諸市動物園は、懐古園内にある静かで小さな動物園です。小さい動物園ですが、全部で50種類ほどの動物が見られます。エサやりなどのふれあいイベントや、ナイトズーなどのイベントも定期的に開催されており、小さいながらも十分楽しめる動物園です。入園料は、懐古園の入場料とセットになっています。

懐古園内おすすめ施設③:小諸市立藤村記念館

小諸市立藤村記念館は、「千曲川のスケッチ」や「破滅」などの作品で有名な作家・島崎藤村の資料や遺品などを展示している博物館です。建物は、谷口吉郎が設計しており、趣のある外観となっています。懐古園の共通券で見学可能なので、小諸市ゆかりの作家の生涯に触れてみてください。

懐古園内おすすめ施設④:小諸市立小山敬三美術館

小諸市立小山敬三美術館では、洋画家・小山敬三の作品を展示しています。中でも、小山敬三の代表作「浅間山」は迫力があると人気です。他にも、城シリーズや肖像画など、小さな美術館ではありますが、素晴らしい作品を間近で鑑賞できます。

建物は、村野藤吾による設計です。茅ヶ崎から移築されたアトリエも合わせて、建物自体の外観も楽しめます。

「懐古園」の見どころ④:食事処・おみやげ処【4選】

懐古園内にある蕎麦屋「山城館」

懐古園内にある山城館は、島崎藤村が毎日のように来ていたという話が伝わっています。手打ち蕎麦の他、鯉料理も味わえるお店です。100年前の土間を使っている店内でいただく蕎麦は格別。上品でおいしい蕎麦をリーズナブルに食べられる、と人気のお店です。

山城館

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公式サイトURLr.goope.jp/yamashirokan
住所〒384-0804
長野県小諸市丁314
電話番号0267-22-0415
営業時間11時00分~そばがなくなるまで
定休日不定休

懐古園入口すぐにある名店「草笛本店」

草笛本店は、懐古園の三の門付近にある老舗の蕎麦屋です。人気のお店で行列ができていることもあります。名物はくるみそば。すりつぶされたくるみの入った蕎麦つゆがおいしいです。

本店限定の藤村そばもおすすめで、珍しいりんごのてんぷらなどが乗っています。営業時間は短いですが、ボリューム満点の蕎麦をリーズナブルに食べられる、コスパのいい人気店です。

草笛 小諸本店

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公式サイトURLwww.kusabue.co.jp/
住所〒384-0032
長野県小諸市古城1-1-10
電話番号0267-22-2105
営業時間11時00分~15時00分
定休日不定休

蕎麦以外のメニューもある「はりこし亭」

「はりこし亭」は、懐古園から徒歩20分ほどの距離にある蕎麦屋です。江戸時代は染物屋だった店内は、小諸城のケヤキの木を使って作られたと言われており、登録有形文化財に指定されています。店の雰囲気はもちろん、料理もおいしいと評判です。蕎麦以外にも、御膳などのメニューもあります。

はりこし亭

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公式サイトURLhttps://nakadanasou.com/meal/harikoshi/
住所〒384-0802
長野県小諸市古城乙1210
電話番号0267-26-6311
営業時間11時30分~14時00分
定休日水曜日

懐古園内にあるお土産店「三の門土産品店」

「三の門土産品店」は、懐古園内にある唯一のお土産店です。三の門近くにあり、信州の名物や工芸品などが売られています。小諸土産も買える、小さいながらもどこか懐かしい雰囲気のある、お土産店です。懐古園にお出かけの際にはぜひ、覗いてみてください。

三の門土産品店

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住所〒384-0000
長野県小諸市懐古園
電話番号0267-22-0220
営業時間9時30分~17時00分
定休日不定休

「懐古園」周辺の観光情報【3選】

懐古園周辺のおすすめ観光地①:小諸宿本陣主屋

小諸宿本陣主屋は、小諸駅から徒歩3分の距離にある歴史資料館です。かつては参勤交代の際、大名の宿泊場所や休憩場所として使われていました。当時のままの間取りの建物内部や、玄関の彫刻などが見どころです。近くにある、国の重要文化財・旧小諸本陣もあわせて観光してみてください。

懐古園周辺のおすすめ観光地②:停車場ガーデン

停車場ガーデンは、小諸駅前にあるカフェと公園が一体となったおしゃれな場所です。園芸品を売っているショップもあり、草花に囲まれた空間でカフェタイムを満喫できます。

近くには、たくさんの植物に囲まれ、三の門や浅間山を見渡せるせせらぎの丘などもあり、ゆったりと過ごせる場所です。散策の後の休憩や、電車の待ち時間などにどうぞ。

停車場ガーデン

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公式サイトURLwww.t-garden.org/index.php
住所〒384-0025
長野県小諸市相生町1-1-9
電話番号0267-24-2525
営業時間9時00分~22時00分
定休日木曜日
駐車場あり

懐古園周辺のおすすめ観光地③:小諸城・大手門

小諸城の一部ですが、懐古園から少し離れた場所にあるのが大手門です。どっしりとした飾り気のない実戦的な造りで、国の重要文化財にもなっています。2階は資料館として見学もできます。何度か修理がされていますが、1612年の建築当時からの部分もあり、歴史を感じる門と言えるでしょう。

遊んで学べる「懐古園」に出かけよう!

Photo by Kasadera

懐古園やその周辺には、歴史を感じ、学べる場所がたくさんあります。また、四季折々の表情を楽しめ、遊園地や動物園などもあり、大人から子供まで遊ぶことのできる観光名所です。見どころ満載の懐古園で、長い歴史に思いを馳せる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

シャチ
ライター

シャチ

日本各地旅してます。海外も行ってみたいです。旅の楽しさを多くの人に知っていただきたいです。

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