冬の長野の魅力的な観光スポットをエリアごとにご紹介！

みなさん長野県と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか？日本国宝がある、山脈に囲まれた大自然、美味しい長野グルメ。そう、長野県には一言では表せない魅力がたくさん詰まっているのです。特に冬の長野県は、豪雪地帯とあって各地で冬限定の美しい姿や行事を楽しめます。今回はそんな長野県の冬の観光スポットをエリア別にご紹介していきたいと思います。

長野県は、日本の真ん中に位置し南から北へ縦に長い地形です。長野県は、その地形から8つの都道府県と隣接しており、東西南北問わず観光客が訪れます。一年中観光客が訪れるため、交通機関もしっかり整備されているのが特徴でしょう。中央自動車道や北陸新幹線が県内を走っており、各方面からのアクセスも良好。それでは、長野県へのアクセス方法をご紹介していきます。

• 電車・新幹線⇒北陸新幹線（約1時間40分）
• 車⇒関越自動車道ー藤岡ジャンクション－上信越自動車（約3時間半）

• 電車・新幹線⇒『特急ワイドビューしなの』名古屋駅ー長野駅（約3時間）
• 車⇒東名高速道路ー小牧ジャンクションー中央自動車ー長野自動車道（約3時間）

• 電車・新幹線⇒北陸新幹線金沢駅ー富山駅ー長野駅（約1時間）
• 車⇒北陸自動車金沢インターチェンジー上信越自動車道（約3時間）

• 松本エリア⇒城下町として栄えた松本市は、古くから産業や文化が発展してきました。北アルプスの美しい景色とのどかな街並みが素敵です。1年を通して晴れの日が多いため観光しやすい地域です。
• 北部エリア⇒国内屈指の豪雪地帯で、自然が美しい地域。ゲレンデや温泉地など冬ならではの観光地もたくさんあります。リンゴやソバなどの名産品が数多くあるのも特徴です。
• 南部エリア⇒中央アルプスや南アルプスを望む雄大な自然に恵まれており、長野県内でも比較的温暖な地域。中央自動車道からのアクセスも良いため、日帰りドライブにおすすめの地域。

松本城は戦国時代に造られた城で日本の国宝に指定されています。天守だけではなく石垣や堀なども国の史跡に指定されているほど歴史的価値が大変高い建物。城壁の黒と白のカラーが威風堂々とした城の存在感を高めています。冬の時期は、雪化粧をした松本城とその背景の北アルプスの景観が見どころですよ。また、氷彫フェスティバルというイベントが毎年開催されており、全国トップレベルの腕前を持つ職人が作る氷の彫刻は見応え抜群です。

松本市でアートの世界に触れたいのなら松本市美術館がおすすめ。美術館で一番の見どころが、松本市出身のアーティスト草間彌生さんの数々の作品たち。草間彌生さんといえばポップなドット柄の作品が有名ですが、松本市美術館でも館内のいたるところで、ドット柄のアートを目にすることができます。ミュージアムショップには、草間彌生さんの関連グッズが、たくさん販売されていますよ。

松本市の街並みをゆっくり散策したいのなら縄手通り商店街がおすすめ。風情ある街並みには駄菓子屋や雑貨屋など、たくさんのお店が軒を連ねています。24時間歩行者天国ですので、心行くままのんびりとレトロな雰囲気を満喫できますよ。商店街を歩いていると至るところに置かれているのが、カエルのキャラクター。カエルは縄手通り商店街のシンボル的存在で、かわいいカエルグッズやフォトスポットを目当てに全国からカエルファンが訪れることも。

長野県で最強のパワースポットと呼ばれているのが四柱神社。こちらの四柱神社には名高い4つの神様が祀られており、商売・学業・健康・家内安全など幅広いご利益がある神社なんです。人々が思い描く全ての願い事が叶う最強のパワースポットとだけあって、平日休日問わず多くの参拝客が全国各地から訪れます。四柱神社は松本城から歩いて行ける距離にあり、周辺には観光客向けのお店がたくさんあります。見どころたっぷりな松本市の街並みを散策しながら、パワースポットのご利益を感じてみてくださいね。

旧開智学校とは、文明開化の時代に建築された歴史ある建物として、近年国宝に指定された人気急上昇中の観光スポットです。旧開智学校の外観は、明治時代のモダン調と西洋風の洗練されたデザインが絶妙に合わさっており、当時の建築様式や流行が見て取れます。校舎の中は1階と2階部分が見学可能となっていて、当時の建築技法や教育資料などを観覧できますよ。明治時代の建物といえど、現代でも十分通用するお洒落なデザインのため、フォトスポットとしても人気となっています。

ドライブがてら絶景が見たいのなら松本アルプス公園がおすすめですよ。標高800メートルの自然に囲まれた丘から眺めるアルプス連峰はまさに絶景。広大な敷地内には、ミニ動物園や自然博物館など遊び場がたくさんあり、のびのびと自然の中で体を動かす憩いの場です。松本アルプス公園は、夜景ドライブにもぴったりのスポットなんですよ。展望台から眺める松本市の夜景はとても美しく、昼間の雄大な自然とはまた違った雰囲気を楽しめます。松本市を訪れたならぜひ、見どころたっぷりのアルプス公園へとドライブしてみてくださいね。

冬ならではの体験をしたいのなら美鈴湖でのワカサギ釣りはいかがでしょうか？松本市郊外にある美鈴湖では、冬の時期にのみ体験できるワカサギ釣りが人気なんですよ。釣り方もシンプルで、分厚い氷に穴を開けて釣り糸を垂らしてワカサギが釣れるのを待つだけ。釣り経験のない方でも十分楽しめます。釣り竿のレンタルも可能ですので、手ぶらで気軽に楽しめるのも嬉しいですよね。美鈴湖は標高の高い山腹にある湖ですので、雪道対策や防寒対策は、しっかり行ってくださいね。

長野県の北部、横湯川の渓谷にある地獄谷野猿公園では、なんと野生の猿が温泉に入浴している珍しい光景が見られます。冬の厳しい寒さを耐えるために野生の猿たちが自然と、この野猿公苑に集まり、生活の一部として温泉を利用しているのです。お猿さんが温泉に入る姿を目にできるのは、世界中を探しても、ここ地獄谷野猿公苑だけ。ぜひ大自然の中で生きる猿たちをご覧になってくださいね。

長野観光の定番スポットといえば、古くより一生に一度は参拝に訪れたいと言われている日本人の心のふるさと善光寺。1400年以上もの歴史を持つ善光寺は、「一度お参りすると極楽浄土が叶う」と言われるほどのパワースポットなんですよ。日本最古の仏像『一光三尊阿弥陀如来』も拝むことができ、その姿は見どころ抜群。国宝に指定されている本堂は、中を見学することも可能。ぜひ長野観光の際は訪れてみてくださいね。

絶景スポットがたくさんある長野県はドライブにはもってこいの場所です。中でも特におすすめのドライブコースが『ビーナスライン』。茅野市～美ヶ原高原に至るおよそ7市町村をまたいでいる全長約76キロメートルの高原ハイウェイです。雄大な南アルプスを眺めたり、マイナスイオンたっぷりの湖や森林の中を気ままにドライブしたりできます。ドライブコース沿いには、食事処やレジャー施設などが至る所にあるため、体を休めることもできますよ。日常を忘れるほどの美しい絶景の中で、気ままなスロードライブを楽しんでくださいね。

長野グルメといえばそばが有名ですよね。戸隠市にある戸隠そば博物館とんくるりんでは、本格的なそば打ち体験や、戸隠そばの歴史を勉強できますよ。そば打ち体験では、小麦粉を練るところから始め、打ち粉をふってめん棒で成形し包丁で切るところまで体験可能。打ち終わったそばは、その場で食べられます。自分で打ったそばを食べられるなんて貴重な体験ですよね。ぜひ本場のそばの味を楽しんでくださいね。

戸隠市にある鏡池は美しく輝く雪の世界を満喫できる穴場の絶景スポット。戸隠山の標高約1200メートルの山の中に、静かにポツンとある鏡池は、その名の通り鏡のように周辺の景色を映しこんでいます。冬の時期は、穏やかな水面に雪化粧をした山々が反射し、幻想的な世界を作り出します。まるで鏡の中に映る美しい白銀の世界に、うっとりしてしまいますよ。

野沢温泉村は、町名に『温泉』がついているほど温泉好きにはたまらない観光地です。野沢温泉村は、街の中に13もの外湯が点在しておりなんと全て無料で入浴可能。外湯では、それぞれ違った効果効能が感じられるため、街中を観光がてら湯めぐりしてみるのも楽しいですよね。また、野沢温泉村では、ほぼ全ての入浴施設が源泉かけ流しですので、100％の天然温泉を贅沢に満喫できます。冬の野沢温泉村の雪風呂で身も心も、じっくり温めてくださいね。

安曇野市犀川沿いの湖では、冬の時期になると、とても美しい光景が見られます。湖のほとりに白鳥たちの大群が訪れ、優雅に泳ぎ回る姿は安曇野市の冬の風物詩。白鳥たちは毎年10月頃に越冬のため、シベリアから安曇野市の湖へ飛来します。湖には白鳥以外にも約90種類の野鳥の姿が目撃されていて、野鳥の楽園ともいえます。美しい白鳥と様々な野鳥たちが観察できるとあって、野鳥愛好家や写真家の方からも人気のスポットになっているんですよ。

長野県南部に位置する昼神温泉郷は、美肌の湯として知られ老若男女問わず、多くの観光客で賑わっています。温泉郷には宿泊施設のほか、日帰り入浴施設、食べ歩きスポットなども充実しています。見どころは早朝のみ開かれている朝市。長野県の土産物や昼神名物などが揃っており、観光客と地元の方々の活気あふれる場となっています。昼神温泉郷は中央自動車道からも近いため、名古屋方面からは日帰りドライブを兼ねて観光できますよ。

長野県南部でウィンタースポーツを楽しめる場所をお探しなら「ヘブンスそのはら」はいかがでしょうか？ヘブンスそのはらでは、スノーシューを履いて雪深い林道の中を歩く散策ツアープランがあるんですよ。おすすめは、初心者でも気軽に挑戦できる『展望コース』。標高1600メートル地点からスタートし、南アルプスの絶景と冬の透き通った空気を、体いっぱい感じられます。冬のアクティビティを体験したいのならば、ヘブンスそのはらを検討してみてくださいね。

長野県南部を流れる雄大な天竜川。一級河川に指定されている天竜川を観光するなら、こたつ付きでの船の川下りがおすすめ。船全体はアクリル板で覆われており、船内には大きなこたつが置かれています。アクリル板のおかげで水しぶきもかからず、寒い冬でも問題なく川下りが楽しめますよ。見どころは川の両側にそびえる岸壁や大小さまざまな岩奇岩。川下りでしか見られないダイナミックな絶景に見惚れてしまいます。暖かいこたつ船で、天竜峡がおりなす冬景色を満喫してくださいね。

木曽山脈の山腹に広がる『千畳敷カール』はロープウェイを利用すれば、簡単に訪れることができる絶景スポット。ロープウェイを降りたらそこは別世界。辺り一面に美しい白銀の美しい絶景が広がります。見どころは、眼前にそびえる南アルプス山脈。さえぎる障害物がなにもないアルプス山脈は、ここ千畳敷カールでしか見られない光景です。天気が良い日にはアルプス山脈の背景に富士山も拝めます。

飯田市の街中にあるコンパクトサイズの動物園『飯田市立動物園』。園内にはニホンカモシカやニホンザル、狸などの日本に生息する動物たちから、ペンギンやミーアキャットなど世界の動物まで飼育されています。敷地内は30分ほどあれば一周できるうえ入場料無料なので、ふらっと気軽に立ち寄って動物たちに癒されたい方におすすめですよ。見どころは世界でも珍しいアルビノの狸。真っ白なふさふさの毛とピンク色の鼻がとっても可愛らしいです。

中央アルプス駒ヶ根高原にある『駒ケ根ファームス』は観光土産の購入にはぴったりの場所。長野県の名産品や特産品など数々の土産物が幅広く取り揃えられており、1階部分は土産物屋、2階部分は南信州ビールが味わえるレストランとなっています。駒ケ根ファームスに隣接する『すずらんハウス』では、信州駒ヶ根の特産品すずらん牛乳が工場直売で販売されており、新鮮かつ濃厚なソフトクリームやヨーグルトなどの乳製品が味わえますよ。

長野県では古くから育まれてきた文化を大切にし、自然に恵まれ自然と共に生きてきた歴史があります。県内の各エリアそれぞれ違った巡り方があって、「知れば知るほどまた訪れたい」と思わせてくれます。今回ご紹介したスポット以外にも長野県には、まだまだ見どころたっぷりの観光スポットが溢れています。みなさんも、ぜひ冬の長野県で素敵な観光スポットを探してみてくださいね。