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冬の京都を楽しみ尽くす観光モデルコースをご紹介!人気観光地のまわり方は?

冬の京都を楽しみ尽くす観光モデルコースをご紹介!人気観光地のまわり方は?

冬の京都には、人気観光地を満喫できるモデルコースがいくつもあります。凛とした空気の中で巡る神社やお寺、イベントなどには趣があり、グルメやお土産も充実!そんな冬の京都を楽しみ尽くす、観光モデルコースや人気観光地のおすすめのまわり方をご紹介します。

目次 [表示]

冬の京都を楽しみ尽くす、観光モデルコース4選をご紹介!

出典:Pixabay

底冷えがして、ときに雪が舞う京都。そんな厳しい冬だからこそ、出会える発見があります。白銀に染まった金閣寺や、雪の積もった日限定でライトアップされる貴船神社、雪灯籠や花火が集落を照らすかやぶきの里など、見どころのスポットがいっぱい。ここでは、京都を楽しみ尽くす穴場や観光モデルコース、人気観光地のまわり方の他、おすすめのランチとお土産も合わせてご紹介します。

【洛東エリア】冬の京都観光モデルコース:三十三間堂~祇園

Photo by Kentaro Ohno

JR京都駅前から順番に、市バスで観光できる洛東コースです。順路は、京都駅前から博物館三十三間堂前まで市バスで移動→三十三間堂を見学→博物館三十三間堂前から五条坂まで市バスで移動→清水寺を見学→清水道から東天王町まで市バスで移動→南禅寺を見学→東天王町から祇園まで市バスで移動→八坂神社などを見学。そして、祇園から京都駅前まで市バスで戻ることができます。

三十三間堂:新春告げる「通し矢」と「楊枝のお加持」

Photo by Kyoto-Picture

1月中旬、新成人の女性が振袖・袴姿で弓矢を射る「通し矢」。名所・三十三間堂西側の長い軒下を使って行われる、400年の歴史を持つ人気の行事です。楊枝(やなぎ)の枝を参拝者の頭上で振って、その年の無病息災を祈願する、楊枝のお加持(おかじ)とともに京都の新年を告げます。お堂には、1001体の木造千手観音立像が保存され、見どころがいっぱいでおすすめの観光地です。

清水寺:「清水の舞台」から古都の雪化粧

雪の清水の舞台から見渡す京都の街並み。その景色は美しく、とても人気の高いスポットです。舞台は高さ約12メートル、釘を使わない懸け造という工法で造られています。仁王像が眼力を飛ばす仁王門や、朱塗りの三重塔、1000年以上湧き続ける清水のご利益で「恋愛」「学業」「健康(長寿)」の願いがかなうという「音羽の滝」など、名所や見どころいっぱいの観光地です。

南禅寺:「額縁庭園」の荘厳な禅寺

JR東海のテレビCMが、視聴者の心をわしづかみにした名所。柱を額縁に見立て、紅葉をそのまま切り取り、絵画のように見せる額縁庭園が南禅寺塔頭の天授庵です。高さ22メートルの巨大な三門や、琵琶湖の水を運ぶため、古代ローマを模して明治中期に建造された赤レンガの水道橋(水路閣)、「虎の子渡し」で知られる方丈庭園など、見どころやおすすめスポットの多い観光地になります。

祇園:八坂神社のえべっさんで福笹

祇園の名所・八坂神社境内の北向蛭子社では、新年になると十日えびすの祭礼が行われ、「祇園のえべっさん」から福をもらおうと善男善女でにぎわいます。1月9日15時、えびす船が七福神を乗せて四条通石段下から烏丸間を巡行、10日15時からは商売繁昌・家内安全の祈願祭があり、社の前で福笹が授与されます。観光地・祇園の新年を彩る、おすすめの穴場スポットです。

【洛西エリア】冬の京都観光モデルコース:北野天満宮~龍安寺

Photo by ketou-daisuki

落西コースの順路は、JR京都駅から市バスで北野天満宮前へ行き、北野天満宮を見学後は市バスで金閣寺へ。次いで市バスで竜安寺前へ移り、龍安寺の見学を楽しみます。帰りは、竜安寺前からJRバスに乗り、京都駅まで直行します。

北野天満宮:梅香る学問の神様

学問の神様・北野天満宮の約2万坪の境内には50種、約1,500本の梅の木があります。見どころは、梅が見頃を迎える前の1月上旬から下旬、黄色い花を咲かせる蝋梅が、甘い香りを届けます。人気の梅は2月の早咲きに続き遅咲きに移り、3月いっぱい楽しめるでしょう。初天神は2020年1月25日で、宝物殿の社宝が公開されます。見どころの多い観光地でおすすめスポットです。

金閣寺:鏡湖池に映える絶景の雪景色

雪の金閣寺が、名所・鏡湖池に映える景色には息を呑みます。積雪のある日は年に数日で、そんな景色が見られたらラッキーです。ただ、雪が降っても積雪が少なく、薄ら積もる程度だとすぐに溶けてしまいます。雪の金閣寺の景色はとても珍しく穴場スポットだけに、雪の日はできるだけ早く訪れるのがおすすめです。ライブ画像が寺のHPで配信されますので、最新情報をゲットしてください。

龍安寺:枯山水の石庭も雪化粧

大小15の石が、まるで虎が子を連れて渓流を渡っているように見えることから「虎の子渡し」といわれる枯山水の石庭。冬の見どころは、その石の上に積もる雪の綿帽子。白と黒に雪化粧した石庭の景色には趣があります。石は一度に全部を見渡せないミステリアスな配置で、この謎を解こうと石庭に向き合う観光客らでにぎわいます。

【洛西・洛南・城陽エリア】冬の京都観光モデルコース:伏見稲荷~光のページェント「TWINKLE JOYO」

Photo by Arneliese

京都駅前から市バスやJRを使って往復しながら、ライトアップを中心に楽しめる落西・洛南・城陽コースです。順路は、京都駅から稲荷駅までJRで移動→伏見稲荷を見学→同ルートで京都駅まで戻ります。そして、再び京都駅前から西大路五条まで市バスで移動します。

ライトアップを満喫しよう!

このプランでは、ロームイルミネーションを見学後、同ルートで京都駅まで戻りましょう。最後は京都駅から城陽駅までJRで移動し、城陽駅から12月25日までは臨時運行バスに乗換え、プラムイン城陽まで行きます。TWINKLE JOYOのライトアップを楽しみ、同ルートで戻ります。

伏見稲荷:輝く千本鳥居

雪の日、朱塗りの千本鳥居はひときわ美しく輝きます。和銅4年(711年)創建の歴史ある神社です。鳥居は人気が高まった江戸時代以降に、商人たちが商売繁盛の祈願に訪れ、願いが「通るように」とか「通った」という祈りから、奉納する習慣が広まったといわれます。今、境内には約1万基の鳥居が建っています。外国人にも人気の観光地で、素晴らしい景色を見に一年中にぎわいます。

ロームイルミネーション:光り輝く86万球

今年の「ロームイルミネーション2019」は12月25日まで約1カ月間、京都市右京区のローム本社周辺で開かれました。「光」で文化の進歩に貢献する、ローム恒例のイベントで今年が21回目。この美しい景色の中で、関西圏10大学のサークル39チームが参加する、人気の大学生アカペラコンサートやドーム型の光の空間が2つ初登場。美しいフォトスポットになりました。

光のページェント「TWINKLE JOYO」:冬を彩る光の祭典

約70万球の電球が、独創的なデザインでボランティアの協力のもと装飾される、城陽市の光のページェント「TWINKLE JOYO」が12月25日まで開かれます。このイベントは今年で18回目。昨年は約16万人の来場者がありました。高さ10メートルのシンボルツリーが華麗に水面に映る姿は見事です。記憶に残る景色が見られる、穴場的名所スポットとしておすすめです。

【洛北・美山エリア】冬の京都観光モデルコース:寂光院~かやぶきの里

Photo byvivi14216

京都から市バスと電車を乗り継いで向かう、少しハードな落北・美山コース。順路は、まず京都から大原まで市バスで行きます。そして寂光院見学後、大原から貴船口へはまた市バスで移動。少し歩き、貴船口から市バスに乗って貴船神社に向かい、見学します。

帰りは園部駅から京都駅まで直行

帰りは貴船口まで戻り、出町柳へ叡山電鉄で。京阪電車に乗換え三条で下車、少し歩き三条京阪から地下鉄で二条へ出てJRで園部へ。園部からJRで日吉へ出て、南丹市営バスでかやぶきの里へ向かいます。帰りは園部へ出て、JRで京都まで直行できます。

寂光院:雪の大原に佇む静寂の寺

「しば漬け」と「大原女」で知られる名所・大原の、穏やかな景色の中にある寂光院が、ときに雪化粧をします。再建された本堂をはじめ、山門までの長い石段や諸行無常の鐘、「紫葉漬と大原女の発祥の地」の石碑、それらを取り囲む木々の枝まで雪に包まれます。すべてが雪に覆われ、底冷えのする大原は静寂の中。心洗われる景色、おすすめのスポットです。

貴船神社:雪が積もった日限定のライトアップ

朱色の灯籠から漏れる光と雪の白さが、表参道の石段を幻想的に染めます。縁結びと水占みくじで知られる貴船神社の雪が積もった日限定のライトアップ。2019年は1、2月の計6日が開催候補日に設定され、適度な積雪のあった1月26日の日没から20時まで点灯されました。ライトアップ開催日は、積雪日の15時に公式HPなどで知らされます。おすすめの見どころスポットです。

かやぶきの里:雪灯廊に照らされる山の里

雪化粧した、かやぶき屋根のライトアップが穴場スポットとして人気です。京都北部・南丹市美山町には築200年前後のかやぶき屋根の民家39棟が立ち並びます。2020年1月25日から2月1日までの夜、雪やLEDの灯籠が明々と灯ります。あったか屋台も次々に開店し、雪灯籠づくり体験や花火もあり!この穴場観光スポット行きの、日帰りバスツアーが京都駅から出ます。

【冬の京都】人気観光地のまわり方は?

Photo bytaketoki

素敵な街・京都の観名所をできる限り多く、スムーズにまわって楽しみたい、と誰もが望みます。そこで京都の穴場から人気観光地まで、京都の観光名所をうまくまわるコツをご紹介します。京都は交通が便利でない、などといわれますが、バス、地下鉄、電車の公共交通機関があり、それをうまく利用する方法がベストです。

お得なチケットを買おう!

Photo by Ligne 51

京都の名所を観光する際にお得なチケットには、京都市営バスや京都バスのどちらを使っても均一運賃区間なら、1日乗り放題になる「市バス・京都バス1日乗車券カード」があります。他にも、京都市営地下鉄の全線が1日乗り放題になる「市営地下鉄1dayフリーチケット」があり便利です。

地下鉄や嵐電も1日乗り放題

「京都観光1日(2日)乗車券」は、京都市営バスや地下鉄全線、京都バスのほとんどの路線が1日もしくは連続2日間乗り放題になります。さらに、京都市営地下鉄の全線と、嵐電(京福電車)の全線が1日乗り放題になる「京都地下鉄・嵐電1dayチケット」があります。

移動手段を工夫しよう!

Photo by noriqnub

道路渋滞への備えは必要であるため、バスや地下鉄とタクシー、徒歩、さらにJRや私鉄も併用した移動手段を考えることをおすすめします。今は乗り換え案内アプリも充実していますので、乗り物を併用して効率よく観光することも必要になるでしょう。

エリアを絞り名所を選ぶ

近年、観光スポットのエリアが市街から郊外に離れ、移動に時間がかかるケースも増えてきました。穴場や優れたスポットを効率よくスムースにまわるためには、1回に旅するエリアを絞り、穴場を含め、その時に選んだ名所を楽しむことをおすすめします。

京都のおすすめランチは?

Photo by akira yamada

冬の京都でおすすめの観光モデルコースや、見どころスポットをまわる途中で京都の味を楽しめる、ランチのおすすめ店をご紹介します。どのお店も人気店のため、観光シーズンには行列が必至ですが、京都ならではのおいしい味覚が堪能できます。ぜひ立ち寄ってみてください。

京都のおすすめランチ①:阿古屋茶屋のお茶漬けバイキング

清水寺に近いバス停・清水道から徒歩6分の場所にある「阿古屋茶屋」。色とりどりに並ぶ京都のお漬物とごはんを味わえるお茶漬けバイキングのお店です。水なす、きゅうり、ゆず大根、長芋わさびなどのお漬物20種類と、白いごはん、十六穀米、おかゆなど3種類のごはん、具材入り最中に湯をかけていただくお味噌汁、デザートの粒あん最中などが食べ放題で1,600円です。

阿古屋茶屋

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住所〒605-0862
京都府京都市東山区清水3-343
電話番号075-525-1519
アクセス清水道から徒歩6分
営業時間11時00分~17時00分
定休日年中無休

京都のおすすめランチ②:ごはんや蜃氣楼のおばんざい

清水五条駅から徒歩5分の場所にある「ごはんや蜃氣楼(しんきろう)」。花街の宮川町に溶け込む大人の空間です。おいしいごはんや数々のおばんざい、お酒までいただけます。ランチメニュー「日替気分」は、メインの料理、おばんざい盛り合わせ、ごはん、みそ汁でリーズナブルな1,000円です。ランチにはこの他に「お造り気分」、「天ぷら気分」、「鶏唐気分」などがあります。

ごはんや蜃氣楼

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住所〒605-0801
京都府京都市東山区宮川筋6丁目361
電話番号075-541-0706
アクセス清水五条駅から徒歩5分
営業時間11時30分~15時00分、17時30分~24時00分
定休日第1・3水曜、木曜

京都のおすすめランチ③:もりしげのそばと地場料理

内久保から徒歩2分、自然豊かな美山で獲れた食材をふんだんに使ったそばや料理が味わえる「もりしげ」。かやぶき屋根の古民家の中に入れば、囲炉裏がある落ち着いた空間が広がります。築150年の重厚感と故郷の懐かしさを感じさせる人気の穴場スポットです。おすすめは「ざるそば定食」。ざるそば、地玉子を使った出汁巻を含む三種盛、ごはん、つくだ煮で1,300円です。

もりしげ

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住所〒601-0724
京都府南丹市美山町内久保谷ノ下も15
電話番号0771-75-1086
アクセス内久保駅から徒歩2分
営業時間11時00分~15時00分
定休日火曜

京都のおすすめ土産は?

Photo bykaboompics

京都には、もらってうれしいスイーツや、胸がキュンとするコスメなど、人を喜ばせるお土産がたくさんあります。見どころの多い冬の京都のおすすめ観光コースやスポットを楽しんだ後、JR京都駅で買えるおすすめのお土産を3選ご紹介します。

京都のおすすめ土産①:「京都祇園あのん」の大人気の最中「あんぽーね」

テレビや雑誌で話題の、和スイーツ王道の最中です。和と洋の粋を超えた新しいお菓子で、あんこを多めにしておやつで楽しむ人や、マスカルポーネクリームを多めに乗せてお酒のアテにする人など、楽しみ方はさまざま。味は、期間限定のフレーバーも含めて3種類で、5個入1,600円(税抜き)からです。

京都のおすすめ土産②:京コスメ「よーじや」の「あぶらとり紙」

100年以上にわたって京の美を守り育てる「よーじや」の「あぶらとり紙」。今も京コスメを代表し、女性や修学旅行のお土産の定番です。上質な和紙で作られたあぶらとり紙は使い心地が良く、人に勧めたくなる一品。さくら、抹茶、ゆずなど季節限定のシリーズもあります。20枚340円です。

京都のおすすめ土産③:大原のしば漬け「土井の生志ば漬」

京都・大原が発祥とされる「しば漬け」。その大原で栽培されたちりめん赤しそと、塩だけを使って熟成発酵させた、生志ば漬です。昔ながらのシンプルな製法で「京ブランド食品」の認定を得た、ほんまもんの漬物。人気ナンバー1は、夏野菜の茄子やきゅうり、みょうがを、ちりめん赤しそで漬けた一品で594円です。 

冬の京都のおすすめ観光モデルコースを楽しみ尽くそう!

Photo byKanenori

冬の京都のおすすめ観光モデルコースはいかがでしたか?京都には世界遺産をはじめ、文化遺産などの名所や穴場が集まっており、見どころいっぱいの観光スポットばかりです。多くの観光地を楽しめるような穴場や、見どころいっぱいの観光のモデルコース、まわり方をご紹介しました。ぜひ、京都へ行って冬の名所の美しい景色を楽しみ尽くしてください。

anan17
ライター

anan17

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