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甲州弁は日本一汚い方言?特徴や有名な表現をご紹介!

甲州弁は日本一汚い方言?特徴や有名な表現をご紹介!

甲州弁は山梨の方言です。テレビ番組では「日本一汚い方言」と紹介されたこともありますが、甲州弁はつい使ってみたくなるかわいらしくておもしろい表現もたくさんあります。甲州弁の特徴や使い方の例を取り入れながら、さまざまな甲州弁をご紹介します。

目次 [表示]

甲州弁を使った日常会話

フリー写真素材ぱくたそ

日常会話を覚えておけば、旅行に出かけた時や甲州弁を耳にした時に役に立つでしょう。さらに、会話を甲州弁で返すことで現地の方からも嬉しく思われます。甲州弁はキツく聞こえることがありますが、意味を知ると全くキツい言葉ではないことが多いです。

日常会話①:人を誘う時

  • 明日は休みずら?(明日は休みでしょう?)
  • ほーよう。(そうだよ。)
  • 一緒にごはん行くけ?(一緒にごはん行く?)
  • いいさよぉ〜。いくじから行くけ?(いいよ〜何時から行く?)
  • ほうだね〜…○時はどうで?(そうだね〜…○時はどう?)
  • いいさよ。(いいよ)
  • ちゅーこんで、また明日!(ということでまた明日!)

いいさよ:いいよ

甲州弁で「いいさよ」は、「いいよ」を表します。「いいさよぉ〜」と言われると、やさしい感じが文から伝わりほっこりしますよね。甲州弁にはあたたかい言葉がたくさんあるのも、人気の理由のひとつです。

日常会話②:人に怒る時

フリー写真素材ぱくたそ

  • おまん、こぴっと勉強しろしよ。(あなた、きちんと勉強しなさいよ。)
  • やせってぇなぁ…しつら。(うるさいなぁ…したでしょ。)
  • うてげえしちゃいんでがんばれし。(口答えしないでがんばりなさい。)
  • は〜、えらいな〜。(は〜疲れたな〜。)

こぴっと:きちんと、しっかり

甲州弁で「こぴっと」は、「きちんと、しっかりと」という意味です。「こぴんと」という地域もあります。テレビドラマでもたびたび用いられた言葉のため、よく知られるようになってきています。

おもしろい甲州弁5選

出典:Unsplash

甲州弁には、テレビ番組で取り上げらるほど珍しくておもしろい表現をするものがたくさんあります。方言の意外な意味を知ると、つい使ってみたくなること間違いなしでしょう。「汚い」「怖い」といったイメージとは違った、思わず聞き返したくなる甲州弁が盛りだくさんです。

おもしろい甲州弁①:「わにわにしちょし」

Photo byGoumbik

「わにわにしちょし」は、甲州弁で「ふざけるな、調子にのるな」という意味で使われています。一見、否定的な文には聞こえませんが「わにわに」は「ふざける、調子にのる」、「しちょし」は「〜するな」の意味を表しています。

ほとんど同じような意味で「ちょびちょびしちょし」も用いられることがあるので、覚えておくといいでしょう。

おもしろい甲州弁②:「おちんぶりをかいちょ」

出典:Unsplash

「おちんぶりをかいちょ」は「拗ねないでよ」という意味で使われています。「おちんぶりをかく」は「拗ねる」、「かいちょ」は「かく」の否定形です。地域によって「おちょんぶりをかいちょ」と言われることもあります。

おもしろい甲州弁③:「背中かじって(かじくって)」

「背中かじって(かじくって)」は「背中掻いて」の意味を表します。「かじる」は標準語では「歯で噛むこと」を意味しますよね。初めて聞くと少し戸惑ってしまいますが、山梨では「爪で引っ掻くこと」なので、使う際には注意しましょう。

おもしろい甲州弁④:「今いくじ?」

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「今いくじ?」は「今何時?」という意味で使われています。「いくじ」は「育児」ではなく「何時」という意味で用いられることも多く、「いくら」と同じ言い表し方です。時刻を尋ねる際にはぜひ使ってみてください。

おもしろい甲州弁⑤:「おまんこっちんこうし」

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「おまんこっちへこうし」は甲州弁で「あなた、こちらへきてください」の意味を表します。「おまんこっちんこうし」は甲州弁の鉄板ネタとしてもよく使われています。「おまん」は「おまえ」、「こっちんこうし」は「こちらへきてください」という意味で使われています。

ほっとする甲州弁

出典:Unsplash

甲州弁は、山梨の人や地域のあたたかさを感じさせてくれる方言です。知れば知るほど、使ってみたいと感じますよね。これからも山梨だけにとどまらず、日本中で甲州弁を耳にする機会が増えてくるでしょう。ぜひ甲州弁の魅力を追求してみてください。

Sato
ライター

Sato

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