グラントワの建築はここがすごい!
グラントワは有名建築家の設計、数多くの建築賞の受賞、地域の伝統素材を使用した、素晴らしい建築物です。「建物は街に語りかけている」のコンセプトで、建築家の内藤廣氏によって設計され、第48回BCS賞(建築業協会賞)など多くの建築賞を受賞しました。
益田市の伝統素材である石州瓦を屋根と壁に使用し、屋内は木の温もりとコンクリートの無機質さが対照的な建物です。
建築コンセプトは「建物は街に語りかけている」
グラントワの建築コンセプトは「建物は街に語りかけている」です。益田市の伝統素材を使用し、美術館と劇場には、求められる機能をさまざまな現代技術によって実現させました。
グラントワは、伝統と現代技術の集合体であり、歴史と未来を表す一種の街のようなものです。「ここから始めましょう」と、益田の人々へ未来と発展を語りかけています。
数々の建築賞を受賞
- BCS賞
- 第14回しまね景観賞(大賞)
- 第14回甍賞瓦屋根景観等・設計実施例コンクール(金賞)
- UD賞(アーバンデザイン賞)2008
- 第12回公共建築賞・特別賞
グラントワは、完成後5つの建築賞を受賞しました。建築の美しさやデザイン性のみならず、設計施工、地域社会への貢献や施設の管理、保全といった視点からも高く評価されています。
グラントワは、地域の伝統素材を現代的な手法で使用し、地域の文化と建物の融合性が高い名建築として美術の教科書や多くの建築雑誌にも掲載されています。
グラントワの象徴「石州瓦」
グラントワは屋根と壁に、全部で28万枚の石州瓦を使用しています。石州瓦は、益田市の伝統的な素材で、建物が存続する限り数百年はメンテナンス不要といわれる素材です。表面にガラスのような独特な光を放っているため、グラントワの外壁は時間や天候によって表情を変えるのも魅力のひとつです。
木とコンクリートのコントラスト
グラントワの屋内は、木の温もりとコンクリートの無機質さのコントラストが美しい空間です。3階までの吹き抜けがあるエントランスは、開放的で圧巻です。天井や壁はコンクリートで凹凸を作り、音楽ホールの音をホールの外まで美しく響かせる設計がされています。