島根県芸術文化センターグラントワは隠れた島根の名建築？

グラントワは、思わず写真を撮りたくなるような美しい必見スポットが多くあります。中庭にある大きな水盤は、空のブルーと石州瓦との対比が美しく必見です。石州瓦で覆われた外壁は、光の反射でブルーにも見えることもあります。

「誰でも気軽に入れる劇場」をコンセプトにした、いわみ芸術劇場のエントランスは、大きな空洞岩に入り込んだような不思議で解放的な空間です。

グラントワの中庭には、大きな水盤があります。水に映る石州瓦の赤と空の青のコントラストが美しく必見です。時間や季節によって、水に映る様子が変わる点も見どころです。中庭の水盤は通常水が張られていますが、バザールやイベント時は水を抜き、イベントスペースにも変わります。

グラントワは、外壁と屋根に合計で28万枚の石州瓦が使われています。石州瓦は益田市の伝統的な瓦で、ガラス面のような表面が特徴です。光の反射によって色が変化するため、より美しく光が反射されるように、外壁と屋根の瓦は1枚1枚形を変形させて使用しています。

いわみ芸術劇場のエントランスは、凹凸のある壁が特徴です。音楽ホールの音の反響へのこだわりから、エントラスの壁も大きな岩のようにうねっています。他の劇場では見ることがない、グラントワ独特の作りは必見です。

グラントワが名建築と言われる理由は、益田の地域文化を継承し、美術館や劇場では最新技術を用いた、歴史と未来を体現した建築物だからです。グラントワは、島根芸術文化センターとして、島根から文化芸術を発信する、芸術文化をより身近に感じられる場所です。