千葉の絶景写真スポットおすすめ10選！自然がおりなす海や山の景色をご紹介!

都心から近い千葉には、知名度抜群の「東京ディズニーランド」があり、幅広い世代に人気の観光スポットが豊富にあります。「九十九里浜」をはじめ、幻想的な雰囲気が漂う「原岡桟橋」など、美しい景色が広がる海沿いの絶景スポットが満載です。そのほかにも、自然が織りなす山から眺める景色など、思わず写真に残したくなるおすすめの絶景の数々をご紹介します。ぜひ、観光スポットを巡るドライブを楽しんでください。

SNSにアップされた一枚の写真が「幻想的でジブリ映画の世界みたい」と話題となっているのが「濃溝の滝・亀岩の洞窟」です。千葉県君津市の清水渓流広場にあり、太陽に照らされて浮かび上がるハート型の光が美しいと評判です。周辺の遊歩道には「幸福の鐘」もあり、週末や休日には、ドライブの途中に訪れるカップルで賑わっています。初夏には、美しい光を放ちながら飛び交う蛍の幻想的な写真を撮影することも可能です。

「濃溝の滝」の見どころは、滝から流れる澄み切った美しい水と、亀岩の洞窟に差し込む太陽の光です。思わず誰もが足を止め、写真を撮りたい衝動に駆られる美しい景色は、よそではなかなか見ることのできない絶景です。3月と9月のお彼岸の時期の早朝6時30分～7時30分頃に、水面に反射する光がハート型に見えるため、インスタ映えする写真撮影スポットとして話題になっています。真っ赤に染まる紅葉シーズンもおすすめです。

アクアラインを「君津インター」で下り、房総スカイラインをドライブしながら、県道24号線を鴨川方面へ車で訪れるのがおすすめです。近くに、約30台収容できる無料駐車場があり、公衆トイレも用意されています。バスや電車を利用する場合、駅から移動にはデマンドタクシーの利用がおすすめです。予約必須で運行時間は8時～18時までとなっています。

千葉県館山市にある「洲崎神社」は、東京湾の出入り口を見下ろせる高台にあり、古くから航海神、漁業神として、地元の人に親しまれています。「洲崎神社」といえば、厄払い坂と呼ばれる急こう配の階段が有名です。気合を入れて、148段ある階段を登っていくと、厳かな雰囲気の拝殿が出迎えてくれます。毎年、8月に催される「御浜出」には、迫力ある神事を一目見ようと、県外からも多くの観光客が訪れ賑わいます。

マジックアワーの頃、拝殿をバックに浜の鳥居から東京湾越しに眺める富士山を眺められるところが「洲崎神社」の見どころです。鳥居の真ん中に富士山を入れた絶景写真を撮影できる場所として、知る人ぞ知る穴場の観光スポットとでしたが、SNSに絶景写真がアップされたのを機に、注目を集めるようになりました。鳥居の近くにあるベンチに座って、波間に日が沈んでいく様子は、ここでしか見ることのできない絶景です。

「洲崎神社」には、普通車10台、大型車1台収容できる駐車場が完備されているので、ドライブデートの途中に立ち寄るのがおすすめです。また、電車で館山駅からJRバスに乗り換えて洲崎方面行きに乗車し「洲の崎神社前」停留所で下車すると、徒歩5分で到着します。

日本のウユニ塩湖とも呼ばれ、千葉の絶景写真スポットとして注目を集めているのが「江川海岸」です。SNSにアップされた不思議な景色の写真が、瞬く間に見る人を魅了し、絶景スポットの仲間入りを果たしました。木製の電柱が海の上に並んだ「海洋電線」のノスタルジックな雰囲気は、幻想的でいつまでも眺めていたくなるほど美しく、ドライブデートにおすすめの場所です。

夕陽がキラキラと海面を輝かせ、空が徐々にオレンジ色に染まっていくマジックアワーの頃と、対岸の工場地帯に夜間照明が灯る夜が「江川海岸」の見どころです。誰もが写真に残したくなる美しい景色は、季節や時間にかなり左右されます。いつでも見られる景色ではないので、事前に陽が沈む時間帯をチェックしておくことをおすすめします。

車で訪れる際は、「アクアライン連絡道・袖ヶ浦インター」より6.8キロ、電車を利用する場合は、JR内房線岩根駅でタクシーに乗り換え6分で目的地に到着します。

千葉県屈指の神秘的な絶景を望めるのが「九十九谷展望台公園」です。周辺の山々を一望できる展望台があり、水墨画に描かれているような雲海を眺められる貴重な場所として注目されています。高宕山や鋸山などの房総丘陵が幾重にも連なる景色は、思わず言葉を失ってしまうほど神々しく見事です。また、紅葉の時期にしか見られない、赤と緑と空の絶妙なコントラストなど、季節ごとに写真に残したい景色が人々を魅了しています。

「九十九谷展望台公園」の見どころは、墨絵に描かれるような雲海です。黄金色の朝日に照らし出される霧は、独特の雰囲気を放ちます。雲海を眺めたい場合は、秋から冬にかけての雨後の晴れた日の早朝がおすすめです。空に近い展望台公園は、夜空に輝く天の川もきれいに見えることから、星空の撮影場所としても人気です。ぜひ、ロマンティックな雰囲気の観光スポットを巡るドライブデートにお出かけください。

紅葉シーズンのドライブデートにおすすめの「九十九谷展望台公園」へは「館山自動車道・君津インター」から30分で到着します。展望広場の近くには、車を何台も停められるスペースがあるので、よほど混雑しない限り駐車スペースの確保には困りません。

千葉県市原市にある養老渓谷駅から、徒歩10分の場所に位置している絶景スポットが「石神の菜の花畑」です。自然豊かな山に囲まれたこの場所は、咲き誇る菜の花で辺り一面、黄色い絨毯のように埋め尽くされています。さらに、期間限定で運行される「トロッコ列車」や、レトロなディーゼルカーも一緒に撮影できる場所ということで、写真好きの人におすすめの絶景スポットです。

写真好き、鉄道マニアの中でも春の絶景写真スポットの代表格として注目されているのが「石神の菜の花畑」です。自然豊かな山々を背景に、菜の花畑の中央をレトロな列車が走り抜ける景色が人々を虜にしています。美しい菜の花の写真を撮影したいときは、午前中から午後の早い時間までがシャッターチャンスです。また、お彼岸の時期に楽しめる真っ赤な彼岸花も菜の花同様に注目されています。

小湊鉄道へは、JR五井駅で乗り換えてください。1時間ほど列車に揺られ養老渓谷駅へ到着すると、菜の花の美しい景色に出会えます。車でお越しの場合は、菜の花畑の周辺に無料駐車場が用意されているので、ドライブの途中で立ち寄ることをおすすめします。また、自然豊かな風景に思わず時間を忘れてしまうので、行きと帰りの時刻表のチェックをお忘れないようにしましょう。

千葉県鴨川市にあり、都心から一番近い棚田が「大山千枚田」です。自然豊かな山の中腹にある棚田は、大小375枚の田んぼが階段のように連なり、四季折々に表情を変える美しい景色が訪れる人を楽しませてくれます。もちろん、撮影スポットとしても多くの人を虜にする棚田には、アマチュア・プロ問わずカメラマンが訪れます。丸ごと大自然を感じたいとき、疲れた心をリセットしたいときにおすすめのドライブコースです。

自然が織りなす見事な景観が人気を集めている「大山千枚田」では、田植え前の水面に映る見事な朝焼けと、日本の四季を感じられる棚田の風景が見どころです。初夏は新緑の稲穂と青空のコントラスト、収穫間近の初秋には棚田一面をたわわに実った稲穂が黄金色に染めます。また、年間でわずか1週間だけしか見られない、収穫された稲が掛け干しされている風景や、期間限定でライトアップされた夕暮れ時の棚田も必見です。

ドライブの途中に「大山千枚田」へ立ち寄りたい場合は「富津舘矢間道路・鋸南保田インター」から県道34号線を鴨川方面へ向かうと、釜沼バス停を右折し20分で到着します。また、電車を利用する場合は、JR安房鴨川駅からは日東バスの平塚本郷・東京湾フェリー行きに乗車してください。JR保田駅からは日東バス亀田病院行きに乗車し、どちらも金束駅バス停で下車し、徒歩20分で到着します。

千葉県の北部・利根川下流南岸に位置しているのが「印旛沼」で、疏水百選に選定されています。穴場的絶景スポットで、豊かな自然に囲まれた日本一の広さを誇る沼です。沼の周辺は、県立自然公園になっています。サイクリングロードも整備されているので、自然が織りなす美しい景色を眺めながら、ランニングやサイクリングを楽しみたい方におすすめの場所です。

「印旛沼」の特におすすめの絶景スポットは、沼を一望できる高台にあるオートキャンプ場「印旛沼サンセット」から眺める夕日に照らし出された沼の光景です。千葉羨望100景にも選ばれ、天気に恵まれると富士山やスカイツリーの姿も楽しめます。また、新たな観光スポットとして話題の「佐倉幸せの鐘」越しに眺める印旛沼のキラキラと光る水面も一見の価値あり！です。

「北印旛沼」へのルートは「甚兵衛公園」を目印に「東関東自動車道・成田インター」から、国道51号線もしくは、国道464号線を経由すると30分程で到着します。「南因幡沼」へのルートは「佐倉ふるさと公園」を目印に、東関東自動車道「佐倉インター」から30分で到着します。

シーズンになると潮干狩りで賑わう「富津海岸」がある「富津岬」は、東京湾に飛び出すような位置にあります。「富津岬」のシンボルといえる、五葉松の枝葉をイメージした独特なデザインの「明治百年記念展望台」です。関東の冨士見百景にも選ばれている現代アートのような展望台は、東京湾を前にして遮るものがないので、タイミングが良ければ富士山や三浦半島まで望めます。

「富津岬」の見どころは、「明治百年記念展望台」から望むマジックアワーの頃に見られる夕日と美しい夜景です。辺り一面、オレンジ色の世界に染まった時に見る富士山の美しさと、東京湾越しに見えるノスタルジックな工場夜景は、大切な人と一緒に見たい贅沢な景色です。特に、空気の澄んだ冬は、遠くの景色まで見えるようになるので、寒さ対策をしっかりして、ここでしか眺められない絶景を満喫してください。

富津岬へのアクセスは、JR青堀駅から日東バスの「富津公園行き」に乗車し、終点の「富津公園前」で下車すると到着です。車を利用する場合は、「館山自動車道・木更津南インター」から国道16号線を20分直進してください。富津公園に無料駐車場が用意されています。

「根本海岸」は、野島崎から西へ5キロほどの場所にあり、波の浸食によってできた屏風岩が独特の世界を創り出している海岸です。波の浸食に強い泥板岩と浸食に弱い砂岩によって形成され、1955年に千葉県の天然記念物に指定されています。知る人ぞ知る絶景スポットは、海水浴で多くの人が訪れるエリアから、少し離れた場所にあります。長い年月をかけ自然が創り出した、壮大な屏風岩は一見の価値ありです。

「根本海岸」の見どころは、干潮時に姿をみせる屏風岩です。普段の海岸は、なんらほかの海岸と変わりませんが、海底に隠れていた岩が地表に顔をのぞかせると、今までに見たこともない不思議な光景に驚かされます。特に、夕日に映える屏風岩がおすすめです。

公共交通機関を利用するとき、バスは野崎駅から「安房白浜行き」に乗車し「根本海岸」で下車後、徒歩5分で到着します。また、電車でお越しの際、JR館山駅を利用する場合も「安房白浜行き」をご利用ください。車で訪れる場合は、「館山自動車道・木更津南インター」を経由し「富津インター」を下ります。その後、国道127号線・410号線を南下し「冨浦インター」から20分で根本海岸に到着します。

千葉県勝浦にある「鵜原理想郷」は、リアス式海岸と穏やかな入江が見事な景勝地です。大正初期に一帯を別荘地にする計画が持ち上がり、その頃から「理想郷」と呼ばれるようになりました。与謝野晶子をはじめとするたくさんの文化人に愛され、三島由紀夫の短編小説「岬にて」の舞台としても有名です。静かな入江の先にある美しい海を眺めながら、ゆっくり散策を楽しんでいると、ここならではの美しい景色に出会えます。

「鵜原理想郷」を訪れたら見ておきたいのが、カプリ島の青の洞窟にも負けず劣らずの青の洞門です。大きな崖に空いた穴から見える真っ青な海は、まさに神秘的の一言です。初日の出スポット、美しい夕陽を眺められる場所としても高い人気を誇っています。昇る朝日が黄金色に海面を照らし出す様子や、黄昏時の夕日は神々しく圧巻です。ぜひ、時間を合わせて自然が創り出す絶景を満喫してください。

電車で訪れる場合は、東京駅から1時間30分、特急電車に揺られ勝浦駅でJR外房線に乗り換えます。鵜原駅で下車し、徒歩15分で目的地に到着します。また、車でドライブ中に立ち寄る場合は、外房黒潮ライン（国道128号線）の標識通りに進んでください。

千葉には、豊かな自然を満喫できる魅力的な場所がたくさんあります。都心からのアクセスも良いので、今度の休日に出かけて、お気に入りの絶景スポットで素敵な写真を撮影してはいかがでしょう。きっと、自然が創り出した感動の景色に出会えるはずです。