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岩手の神秘的な鍾乳洞「龍泉洞」をご紹介!パワースポットの見どころは?

岩手の神秘的な鍾乳洞「龍泉洞」をご紹介!パワースポットの見どころは?

岩手が誇るパワースポット龍泉洞の魅力とは?歴史と神秘を感じさせる龍泉洞は人生で1度は行っていただきい名所です。ライトアップされた洞窟内の景色は息をのむほど。恋人たちの聖地でも有名な岩手の観光名所、龍泉洞の見どころに迫っていきます。

目次 [表示]

岩手の龍泉洞とは?

岩手県岩泉町の観光名所

岩手県下閉伊郡岩泉町に龍泉洞はあります。昭和40年代に整備が整えられ、観光向けスポットとして広まりました。高低差は日本の洞窟で5番目で、総延長は日本の洞窟中62位で約1200メートルです。洞窟内には国の天然記念物であるコウモリ5種が生息しています。内部の美しさからデートスポットでありパワースポットとして有名です。

日本三大鍾乳洞のひとつ

Photo byLohrelei

龍泉洞は山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞とともに日本三大鍾乳洞のひとつです。地底湖の水は1985年に名水百選にも選定され話題になりました。洞窟内にはいくつも地底湖が存在しています。地底湖には幻想的なライトアップがほどこされ、全身でマイナスイオン感じられるでしょう。

パワースポットである岩手の龍泉洞を観光するには?

入場料金と営業時間は?

Photo byFrantisek_Krejci

入場料金は高校生以上の大人が1000円、小中学生は500円となり乳児は無料です。入場料金を支払いチケットを入手すると「龍泉洞」「龍泉新洞科学館」両方の観覧が可能になります。龍泉洞に休日はなく年中無休で営業中です。入場時間は5月~9月までが8時半~18時まで、10月~4月までが8時半~17時となっています。

岩手の龍泉洞までのアクセス方法

車の場合、盛岡駅から1時間40分ほどで到着します。国道455号線経由で県道7号線に入りましょう。車でのアクセスだと駐車場が心配なところですが、龍泉洞には第1~第3までの駐車場がありますのでご安心ください。バスでの移動も便利です。盛岡駅東口から2時間10分ほどで到着します。運賃は2660円、乗車券の購入は盛岡駅北口改札付近のJRバス切符売り場にて可能です。

服装に注意

Photo byPexels

洞窟内は非常にひんやりとしており涼しいです。真夏だからと思って油断していると、入場後に後悔するでしょう。上着を1枚持っていくことをおすすめします。履き物もヒールやサンダルではなく、スニーカーなどの歩きやすいものを必ず選んでくださいね。足元や頭上に注意して見学しましょう。

洞窟内に入ってみよう

パワースポット龍泉洞の見どころ①:モニュメント「恋人の聖地」

近年、恋人の聖地としても設定された龍泉洞の入り口には「恋人の聖地」モニュメントが飾られています。チェーンソーアート界の第一人者である西間健の作品です。2匹の龍がハート型に見つめ合っているモニュメントで、これをバックに写真を撮る恋人たちを入口付近で目にすることもあるでしょう。

パワースポット龍泉洞の見どころ②:入ってすぐの百間廊下

マイナスイオンを感じながら入口に入っていくと、すぐに百間廊下があります。ライトアップされた美しい道が奥までのびている光景は、とてもロマンチックです。龍が通ったことによりできたという逸話もあります。入った瞬間から、神秘を感じられるでしょう。

パワースポット龍泉洞の見どころ③:ライトアップされた月宮殿

龍泉洞の中で一番広い空間で、月の世界を思わせることから「月宮殿」と名付けられました。LED照明でライトアップされ、龍泉洞のおすす撮影スポットです。観光コースによって月宮殿は行きと帰りの2回通ります。帰る方向から月宮殿の岩の重なりをみると、この空間がハートに見える場所があるんだとか。守り獅子近くに立って、亀岩に体を向けるとハートが見えてくるそうです。

パワースポット龍泉洞の見どころ④:ドラゴンブルーの地底湖

龍泉洞にはドラゴンブルーと呼ばれる色合いの、世界でも有数の美しい地底湖があります。第1地底湖、第2地底湖、第3地底湖と見学できますが、実は全部で8つの地底湖を持っているそうです。公開されている第3までの地底湖の水中に吊るされたライトが反射し、その透明度に驚かされます。

パワースポット龍泉洞の見どころ⑤:名水百選龍泉洞水

Photo byjarmoluk

龍泉洞の入り口付近に洞窟の水が飲める場所があります。1985年に名水百選にも選定された龍泉洞の水は大変美味しく、ミネラルウォーター「龍泉洞の水」としても販売されている水です。2009年度にはモンドセレクションで金賞を見事受賞し、世界にも認められました。この水を使った化粧水やサイダーなども出まわっています。

パワースポット龍泉洞の見どころ⑥:龍泉新洞科学館

龍泉洞の向かい側に龍泉新洞科学館はあります。1967年に発見された鍾乳洞で、洞窟をそのまま科学館にした世界初の自然洞窟科学館です。たくさんの土器や石器、科学的に貴重な資料が館内に展示されています。原始時代の人間の生活の跡が多く見つかっており、館内の一部展示によって当時のことをリアルに感じることもできるでしょう。

パワースポット龍泉洞の観光ツアー紹介①:団体で夜間の龍泉洞を楽しむ旅行プラン

この旅行プランの見どころなど

Photo by veroyama

こちらのプランでは、夜間に特別ライトアップされた龍泉洞を楽しむことができます。ガイドがついているので、安心して龍泉洞を楽しめるお得なプランです。アワビなどの三陸の絶品料理を堪能することもできます。龍泉洞にじっくりと癒され、東北の美味しい料理でお腹いっぱいになりましょう。

ツアースケジュールは?

Photo by rail02000

出発は東京駅から、1泊2日の旅行です。29900円からで、大宮の途中乗車もあります。宿泊先であるホテル龍泉洞愛山へ向かう前に久慈・道の駅土風館を探索し、宿にチェックイン後に龍泉洞へ。翌日には極楽浄土と称された景勝地、浄土ヶ浜で海の幸を食することができます。お腹も心も満足のスケジュールといえるでしょう。

料金と予約方法は?

Photo byGoumbik

最少催行人数は25名、2名1室で29900円からになります。お食事は朝食が1回、昼食は0回、夕食が1回となっており、スケジュールの全行程に添乗員が同行してくれるプランです。オンライン予約での受付となっています。人気のコースなので、ご予約はお早めに。

夜間龍泉洞見学を含む旅行プランの予約先

パワースポット龍泉洞の観光ツアー紹介②:湯めぐりと龍泉洞を自由に楽しむ旅行プラン

この旅行プランの見どころなど

Photo by neverbutterfly

添乗員は同行しないツアーになり、自由に龍泉洞付近を旅行したい人にとって大変おすすめのプランとなります。時間や行動が縛られない上に、旅行期間中全30軒のホテル内の温泉を楽しめるのです。限定列車はやぶさ号での移動となります。乗車駅も東京駅・上野駅・大宮駅と選択肢が幅広いです。

料金と予約方法は?

Photo byFree-Photos

2泊3日の自由な旅を楽しめます。53600円~62400円で楽しむことができ、最小催行人数は2名から。朝食は2回、昼食が0回、夕食は2回ついていて宿は龍泉洞温泉ホテルです。オンラインでの予約が可能になっています。

湯めぐりと龍泉洞を自由に楽しむ旅行プランの予約先

龍泉洞が乗り越えてきた過去

岩泉湧窟と呼ばれていた

Photo bykalhh

もともと龍泉洞は岩泉湧窟(いわいずみわっくつ)と呼ばれていましたが、前にもお話した通り龍が通ってできた道だという逸話から龍泉洞となりました。人が龍泉洞内に入り始めたのは1920年代から。そのころから小舟を浮かべての龍泉洞探索がはじまったそうです。

洞窟探検家による死亡事故

Photo by kynbit

1938年に龍泉洞内のコウモリが天然記念物に指定され、1959年から第1地底湖の調査が開始します。その後、第2地底湖や第3地底湖も発見され1967年には龍泉新洞が見つかりました。潜水調査も順調に行われていると思われていた1968年に、洞窟探検家の死亡事故が起きてしまいます。これにて龍泉洞の調査が途絶えることとなりました。

東日本大震災

Photo by ArcheyJie>^.^<

その後、龍泉洞の調査は潜水ではなく陸上にてはじまります。それによって2005年までに第7、8までの地底湖が発見されました。長きに渡って中止されていた潜水調査も再開となり、再び軌道に乗り始めたと思われた龍泉洞の調査でしたたが、2011年の東日本大震災が発生します。地底湖の透明度が沈殿物によって失われましたが、構造物への被害はまぬがれ同年4月27日に営業再開となりました。

2016年の台風10号

Photo byWikiImages

2016年の9月に発生した台風10号は、龍泉洞に大変な被害をもたらしました。地底湖は大幅に増水し、数日間に渡って大量の水が入り口からあふれ出たのです。龍泉洞はライトアップにも力を入れているため、照明器具を含めて大変な被害となりました。営業を再開したのは、なんと2017年の3月です。半年以上も整備に時間がかかりました。

見どころいっぱいの龍泉洞で癒されよう

岩手県が誇るパワースポット龍泉洞は、恋人たちの聖地でもありマイナスイオンを全身で感じられる魅力あふれる観光スポットです。洞窟内のライトアップもとても幻想的で、見学しているとたちまち疲れた心と体を一瞬で癒してくれるでしょう。一生に一度は行っていただきたいところ。歴史ある神秘の洞窟、龍泉洞の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか?

imahashimiwa
ライター

imahashimiwa

名古屋・大阪・京都・神戸・仙台など、主に国内各地を旅することが多いです。基本は一人で、その土地の名産やお酒を味わい歩くのが好きです。

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