岩手県の面積が広いってほんとうなの?
岩手県は、国内の面積4%を占めるほどの大きさです。日本国内の県のなかで、一番広い県であり、その大きさは四国の総面積とほぼ同じとなります。岩手県は、東北地方にある県で、広大で肥沃な土地が多く、南部富士岩手山を中心に多くの山々に囲まれています。
岩手県の面積や人口密度はどれくらい
東北地方にある岩手県は、日本でも大きい県として知られています。日本国内で一番の大きさの面積を持つ都道府県は、誰もが納得できる北海道です。その北海道に次ぐのが岩手県であり、県だけで比較すると日本一の面積を持つ県となります。
岩手県の面積は1万5,275平方キロメートル
1万5,275平方キロメートルの面積を持つ東北の岩手県は、四国とほぼ同じ大きさの広い県です。全国の面積ランキングの上位10位までを合わせると、日本国内の面積の約2分の1となります。岩手県は、日本一の面積を持つ県で、都道府県のなかでは2位となるので、かなり広いことがわかります。
岩手県の人口は122万6,400人
岩手県の人口は、日本全国の人口別ランキングで、32位と少なめの人口となっています。面積の広い岩手県の可住地面積は、24%となっており、人口が一番多い東京都の65%と比較すると、かなり少ないです。岩手県の面積は広いのですが、実際に住める土地の割合は低いと言えます。
岩手県の人口密度は80.29人
岩手県の人口密度は、80.29人と全国ランキングで46位となっていて、人口密度が一番低い県となります。岩手県の面積は、日本一広い県ですが、岩手県の人口密度は日本一低い県というわけです。ちなみに、人口密度が一番高いのは東京都の、6,354.79人なので、比較すると岩手県の79倍となります。
岩手県の市町村ごとの面積はどれくらい
色 | 市区町村 | 数 |
---|---|---|
青色 | 岩手県の市 | 14 |
黄色 | 岩手県の町 | 15 |
茶色 | 岩手県の村 | 4 |
岩手県は、県庁所在地の盛岡市をはじめ、14の市と15の町、4つの村の計33の市町村で成り立っています。面積が広い岩手県のなかで、市町村ごとの広さはどのようになっているのでしょうか。岩手県の市町村ごとの面積の大きさと、それぞれの市町村の特徴を比較してみましょう。
宮古市は岩手県の市で一番広い
岩手県の市町村で、一番広い面積を持つのは「宮古市」となり、岩手県の三陸沖に面し漁業などが盛んな街です。宮古市は、全国の市の面積ランキングで8位となっていて、面積は1,259平方キロメートルあります。岩手県全体の面積の約8%にあたり、人口密度は41.76人で、全国の市ランキング770位です。
平泉町は岩手県で一番小さい面積の町
岩手県南部にある「平泉町」は、岩手県の市町村のなかで一番面積が小さい町で、63平方キロメートルとなっています。岩手県のなかでは一番小さい面積ですが、全国で見ると平均的なサイズの町です。遺跡などがあり、自然豊かな平泉町はみどころが多く、観光客にも人気がある場所として知られています。
岩手県と北海道の面積を比較
面積 | |
---|---|
岩手 | 15,275平方km |
北海道 | 83,424平方km |
日本一広い面積を持つ北海道と比較して、岩手県はどのくらいの差があるのでしょうか。北海道の総面積は、8万3,424平方キロメートルで、岩手県の面積が、1万5,275平方キロメートルとなると、比較してもかなり広いことがわかります。
広大な北海道の、それぞれのエリア別の面積と岩手県の面積と比較してみましょう。
岩手県と北海道の道央の面積を比較
北海道の道央エリアとは、札幌経済圏エリアのことで、石狩・空知・後志・胆振・日高の5支庁です。この道央エリアの面積は、2万2,146平方キロメートルで、岩手県の総面積よりも広いことがわかります。道央エリアの面積は、かなりの大規模な大きさで、岩手県もすっぽり入ってしまう面積です。
岩手県と北海道の道南の面積を比較
北海道の道南エリアとは、北海道の南西部のことで、渡島・檜山地区を含む西部地域のことです。北海道の道南の面積は、6,566平方キロメートルで、岩手県と比べると小さいことがわかります。大規模な面積を持つ北海道のなかでは、1割足らずの規模の面積ですが、栃木県と同等の面積です。
岩手県と北海道の道東の面積を比較
北海道の東部エリアである道東は、十勝・根室・釧路・オホーツク管内のことで、道東の面積は、3万1,017平方キロメートルとなっています。北海道のなかでも、4割以上を占める広さがあり、これは北方領土を含める面積ですが、除いたとしても4割の大きさです。
岩手県と北海道の道北の面積を比較
北海道の北部エリアの道北は、宗谷・留萌・上川の地域のことで、道北の面積は、1万2,268平方キロメートルとなっています。かなり広大な数字に見えますが、北海道の4%にも満たないサイズということが驚きです。道北の面積は、岩手県の面積よりも小さいですが、比較的似たサイズとなります。
岩手県と四国の面積を比較
面積 | |
---|---|
岩手県 | 15,275平方km |
四国 | 18800平方km |
四国の総面積は、岩手県の面積と同等の大きさと言われていますが、ほんとうなのでしょうか。四国の総面積は、1万8,800平方キロメートル、岩手県の面積が、1万5,275平方キロメートルなので、同じくらいのサイズだとわかります。
四国全体の総面積だけでなく、四国のエリア別面積との比較についてみていきましょう。
岩手県と北四国の面積を比較
北四国とは、愛媛県と香川県を合わせた地域のことで、北四国の総面積は、7,553平方キロメートルとなっています。北四国は、瀬戸内海側に面した地域で、中国地方とのつながりが多く交通面なども恵まれた地域です。岩手県の面積の約半分ほどで、北四国の面積は、南四国よりも面積が少ないと言えます。
岩手県と南四国の面積を比較
南四国は、徳島県と高知県を合わせた地域のことで、南四国の面積は、1万1,250平方キロメートルとなっています。四国のなかでも南四国は、太平洋側に位置する県で自然に恵まれた土地が多いことが特徴です。岩手県の面積と比較すると、やや小さいですが、北四国よりも面積が大きいことがわかります。
岩手県の面積は四国とほぼ同じ
四国と比べると岩手県の広さが実感できるね!
東北の岩手県は、日本一の面積の県でありながら人口は少なく、広大な自然が残る素敵な場所と言えます。ほぼ四国と同じ面積ということは、実際にサイズをわかりやすく説明するときに使える事実です。自分の住む場所と、岩手県はどのくらい違うのかを比較する参考にしてみてください。
岩手県は日本一広い県で、四国とほぼ同じ面積なんだよ!