目次 [表示]
- 岩手県の鍾乳洞は観光でおすすめのスポット!
- 鍾乳洞の魅力
- 岩手県の鍾乳洞①:龍泉洞
- 龍泉洞の見どころ①:特徴的な形の鍾乳洞
- 龍泉洞の見どころ②:3つの地底湖
- 岩手県の鍾乳洞②:滝観洞
- 滝観洞の見どころ:天の岩戸の滝
- 岩手県の鍾乳洞③:幽玄洞
- 幽玄洞の見どころ:太古の化石
- 岩手県の鍾乳洞④:安家洞
- 安家洞の見どころ:迷宮の形をした洞窟
- 岩手県の鍾乳洞⑤:内間木洞
- 内間木洞の見どころ①:めったに入れない洞窟
- 内間木洞の見どころ②:氷筍
- 岩手県の鍾乳洞⑥:天狗の森の夏氷山風穴
- 天狗の森の夏氷山風穴の見どころ:珍しい植物
- 岩手県の鍾乳洞⑦:船久保洞窟
- 船久保洞窟の見どころ:縄文時代の住居跡
- 岩手県の鍾乳洞⑧:青の洞窟
- 青の洞窟の見どころ:船で洞窟観光
- 鍾乳洞の見学ツアーはある?
- 神秘的な一味違った観光を楽しみませんか?
岩手県の鍾乳洞は観光でおすすめのスポット!
岩手県には歴史的な観光スポットや豊かな自然を満喫できる観光スポットが多くあります。その中でも鍾乳洞は、ひときわ神秘的で多くの旅行客を引き付る人気のスポットの1つです。岩手県内にある8つの有名な鍾乳洞を知っていれば、旅行に役立つでしょう。
鍾乳洞の魅力
鍾乳洞は石灰岩が地下水や地表水によって浸食されてできた洞窟です。鍾乳洞の内部には、つららのような形をした鍾乳石や石柱、地底湖などの普段はなかなか見ることのできない自然の美しさを体感できます。気温が一定に保たれるので、夏はひんやり、冬は暖かい空間を楽しめるおすすめ観光スポットです。
岩手県の鍾乳洞①:龍泉洞
龍泉洞は岩手県岩泉町にある日本三大鍾乳洞の一つに数えられ、洞窟内に生息するコウモリと共に国の天然記念物に指定されています。現在見つかっている龍泉洞の総延長は4,088メートルもあり、そのうち約700メートルが一般公開されています。
龍泉洞の見どころ①:特徴的な形の鍾乳洞
龍泉洞の内部には、特徴的な形をした鍾乳洞がいくつもあります。その中でも有名なのが「亀岩」と呼ばれる龍泉洞内にある造形物の一つです。亀岩は平たい亀の甲羅の形をしており、落盤によってできました。その他にも一口飲むと3年長生きするという古くからの伝承がある「長命の泉」など、見どころスポットが多くあります。
龍泉洞の見どころ②:3つの地底湖
龍泉洞には全部で8つの地底湖が存在し、そのうち3つの地底湖が一般公開されています。「第一地底湖」「第二地底湖」「第三地底湖」と呼ばれ、水深は第一地底湖が35メートル、第二地底湖が38メートル、第三地底湖が98メートルです。第一地底湖の近くには展望台があり、地底湖や近くのつらら、鍾乳石を見学できます。
営業時間
時期 | 営業時間 |
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5月〜9月 | 8:30〜18:00 |
10月〜4月 | 8:00〜17:00 |
龍泉洞の営業時間は時期によって異なります。営業時間は10月から4月は8時00分から17時00分まで、5月から9月は8時30分から18時00分までです。冬には「オリジナルライトアップ」と呼ばれる冬季限定の予約制のイベントも行われ、10時00分から15時00分の間で見られます。
料金
大人 | 1,100円 |
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高校生 | 1,100円 |
小・中学生 | 550円 |
幼児 | 無料 |
公式サイトURL | http://www.iwate-ryusendo.jp/ |
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アクセス | 車もしくはバス |
住所 | 〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1 |
営業時間 | 10月~4月 AM8:30 〜 PM5:00 5月〜9月 AM8:30 〜 PM6:00 |
定休日 | 年中無休 |
岩手県の鍾乳洞②:滝観洞
滝観洞(ろうかんどう)は岩手県南部にある住田町に位置し、総延長は3,665メートルでそのうち約880メートルが一般公開されています。滝観洞は大理石の中にある鍾乳洞で、洞窟内の高低差は100メートル以上もあるのが特徴です。
滝観洞の見どころ:天の岩戸の滝
滝観洞最大の見どころは一般公開されている最奥部にある滝「天の岩戸の滝」です。この滝は落差が約30メートルもあり、鍾乳洞内にある滝としては日本有数の規模を誇ります。大正から昭和にかけて活躍した女流歌人・柳原白蓮が、この滝の名前を付けました。
営業時間
時期 | 営業時間 |
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3月16日〜11月上旬 | 8:30〜16:30 |
11月上旬〜3月15日 | 8:30〜16:00 |
滝観洞の営業時間は時期によって異なります。3月16日から11月上旬の間は8時30分から16時30分で、11月中旬から3月15日の間は8時30分から16時00分までです。年末年始の12月28日から1月3日は休業期間になります。
料金
大人 | 1,100円 |
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高校生 | 700円 |
小・中学生 | 700円 |
幼児は滝観洞に無料で入れます。20人以上の団体で申し込むと割引が可能ですので、詳しくは滝観洞に直接お問い合わせください。滝観洞の近くにある鍾乳洞・白蓮洞にも、同時に入れる共通券もあるので、利用してみるのもおすすめです。
公式サイトURL | https://www.town.sumita.iwate.jp/kanko/rokando.html |
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電話番号 | 0192-48-2756 |
アクセス | JR釜石線上有住駅から徒歩3分釜石自動車道滝観洞ICから車5分 |
営業時間 | 土曜日、日曜日、祝日のみ 8:30~16:00 |
定休日 | 年末年始(12/28~1/3) |
住所 | 岩手県気仙郡住田町上有住字土倉298-81 |
岩手県の鍾乳洞③:幽玄洞
幽玄洞は岩手県一関市にある鍾乳洞です。全長500メートルが一般公開されており、洞窟内には石筍やつらら石、石柱、洞穴サンゴ(天井から滴り落ちた炭酸カルシウムが結晶化したもの)など、なかなか見られないこの鍾乳洞ならではの造形物を見られます。
幽玄洞の見どころ:太古の化石
幽玄洞には約3億5,000万年前の地層があり、数多くの太古の生物の化石が発掘されていることで有名です。日本で初めてウミユリの化石が発掘されたり、三葉虫の化石の完全体、フズリナなど生物学的にとても重要な資料となる化石が多く発掘されています。
幽玄洞の入り口には展示館があり、幽玄洞で発掘された化石が展示されているので合わせて楽しむことができます。
営業時間
時期 | 営業時間 |
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4月〜9月 | 8:30〜18:00 |
10月〜11月 | 8:30〜17:00 |
12月〜3月 | 9:00〜16:00 |
幽玄洞は年中無休で営業しており、営業時間は時期によって異なります。4月から9月は8:30から18:00まで、10月と11月は8時30分から17時00分まで、12月から3月は9時00分から16時00分までです。
料金
大人 | 1,100円 |
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中学生 | 600円 |
小学生 | 400円 |
幽玄洞は10名以上の団体で申し込むと、人数に応じた割引料金が適用されますので問い合わせてください。幽玄洞に入るためのチケットは、JTBなどの旅行代理店からインターネット上でも購入可能です。
住所 | 〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂東本町154-1 |
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公式サイトURL | http://www.yuugendo.sakura.ne.jp/ |
電話番号 | 0191-47-3303 |
アクセス | 平泉より車で20分。 |
営業時間 | 4~9月8:30~18:00 10~11月8:30~17:00 12~3月9:00~16:00 |
駐車場 | あり 無料大型駐車場 |
岩手県の鍾乳洞④:安家洞
安家洞(あっかどう)は総延長が23キロメートル以上もある日本最長最古の迷宮型の鍾乳洞です。迷宮型と呼ばれるように、安家洞には約1000本もの小道がわかれており、入り口から約500メートルの部分が一般公開されています。最奥部までも入場することはできますが、事前の予約が必要です。
安家洞の見どころ:迷宮の形をした洞窟
約1,000本もの小道がある安家洞は、観光化されている入り口付近の東本洞・西本洞・奥本洞・山内新洞・高月新洞・砂山連洞・江頭連洞に大きくわけられます。奥の洞窟では、鍾乳洞がすでに埋もれかけている場所もあるなど、鍾乳洞という自然のすごさを間近で見学できるのが特徴です。
安家洞内にある造形物として、一角サイやペンギン岩などユニークな岩があります。
営業時間
時期 | 営業時間 |
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4月上旬〜11月末 | 9:00〜16:00 |
ゴールデンウィークと8月中 | 9:00〜16:30 |
安家洞の営業期間は4月上旬から11月末日までで、12月から3月の冬季期間は休業中です。営業時間は9時00分から16時00分で、ゴールデンウィークと8月中は9時00分から16時30分まで延長して営業しています。
料金
大人(高校生以上) |
1,000円 |
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小人(小・中学生) | 600円 |
幼児 | 無料 |
安家洞は、事前に予約をすれば専門のガイドと共に奥まで見学できます。奥まで訪れるルートを「探検コース」と呼んでおり、見学にかかる時間もコースによって1時間から8時間までわかれております。団体やツアーで訪れることも可能です。
照明がついていない砂山連動や江頭連洞を探検できる「ミニ迷宮体験」が、通常の入場料プラス100円で100円で体験できます。
住所 | 〒027-0611 岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161-1 |
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公式サイトURL | http://www.akkadou.jp/ |
電話番号 | 0194-24-2011 |
アクセス | 盛岡より110km、車で約120分龍泉洞より18km、車で約20分 |
営業時間 | 9:00~16:00 (8/1~8/31 9:00~16:30) |
岩手県の鍾乳洞⑤:内間木洞
内間木洞は岩手県久慈市にある鍾乳洞で、岩手県特別天然記念物に指定されています。総延長は6,350メートル、高低差70メートル以上もあり、鍾乳洞内は大きく3方向にわかれているのが特徴です。内間木洞は本州最北の巨大鍾乳洞でもあります。
内間木洞の見どころ①:めったに入れない洞窟
内間木洞は岩手県の特別天然記念物に指定されているため、教育目的で見学する中・高生の学習旅行を除いて、一般公開はめったに行われません。7月の第2日曜日に行われる「内間木洞祭り」と2月の第2日曜日に行われる「氷筍観察会」のタイミングで、一般の方は参加できます。
25名以上の団体ツアーで参加する場合は、数回にわけて入らなければなりません。
内間木洞の見どころ②:氷筍
氷筍とは、洞窟上部から落ちた水滴が地面に凍り付いあた後、その水滴が氷ととなって、だんだんと上に伸びて成長した造形物です。氷筍は冬季の温度によって成長具合が異なりますが、長いもので2メートル以上も成長する氷筍もあります。
営業時間
一般公開されている日にちが年に2回のみで、どちらの日も内間木洞で行われるイベントに合わせて公開されるため、営業時間はそれぞれのイベントに沿った時間になります。詳細は、久慈市のネットタウン誌「きてきて久慈市」でご確認ください。
料金
大人 | 無料 |
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小人 | |
幼児 |
住所 | 〒028-8712 岩手県久慈市山形町小国 |
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公式サイトURL | http://kujicity.com/a.kujicity.58utimagi.htm |
アクセス | 久慈駅から車で60分 |
営業時間 | 2月第二日曜日と7月第二日曜日のみ(一般公開) |
予約 | あり |
岩手県の鍾乳洞⑥:天狗の森の夏氷山風穴
天狗の森の夏氷山風穴(てんぐのもりのなつごおりやまかざあな)は、八幡平市の岩手県と秋田県の県境・標高約600メートル付近にある天狗の森と呼ばれる森にある風穴です。風穴とは、洞窟の内外でおきる気圧差や温度差の影響で、洞窟の入り口付近で強い大気循環が発生する洞窟のことをいいます。
天狗の森の夏氷山風穴の見どころ:珍しい植物
天狗の森の夏氷山風穴付近には、風穴植物と呼ばれる特殊な植物が生息しているのが特徴です。これらの植物は元々寒帯など寒冷地で生息しているのですが、風穴の周りにだけ例外的に自生することもあり、エゾヒョウタンボクやナンブソウなどの植物が見られます。植物が好きな人におすすめのスポットです。
営業時間
営業時間などは特に指定はありません。他の洞窟のように商業的に運営がされているのではなく、原生林の中に案内の看板が立っており森の中を進んだ先に風穴はあります。森の中にあるので、日が出ている日中の時間帯・春から秋初めごろにかけて訪れるのがよいでしょう。
詳しく確認したい場合は、八幡平市役所に連絡してください。
料金
大人 | 無料 |
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小人 | |
幼児 |
岩手県の鍾乳洞⑦:船久保洞窟
船久保洞窟は、盛岡市の南に位置する紫波町にある奥行き176メートル・高さ6メートルほどの洞窟です。260メートルの山道を進むと、石碑と看板がある洞窟の入り口付近に着きます。入り口付近は狭くなっており、奥に進むにつれて広くなるのが特徴です。
船久保洞窟の見どころ:縄文時代の住居跡
船久保洞窟からは2,500年前の縄文時代の土器が発掘されたことで、岩手県の天然記念物に指定されています。住居跡の場所は50平方メートルもあり、土器以外にも、人骨・石棒・石斧・獣骨などが発掘されました。洞窟の上からは鍾乳石が垂れているのが特徴的です。
営業時間
船久保洞窟を訪れるには、管理人に事前に電話で予約しておく必要があります。管理人が仕事をしている時間や、時期によって洞窟内に入れない場合もあるので電話で確認することが必要です。予約ができたら、管理人が洞窟内を案内してくれます。
料金
大人 | 300円 |
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小人 | 200円 |
住所 | 〒028-3532 岩手県紫波郡紫波町船久保百沢80-1 |
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公式サイトURL | https://doukutsu.com/iwate/funakubo.html |
電話番号 | 080-1652-6695 |
予約 | あり 赤沢公民館長 工藤様までご連絡下さい。 |
岩手県の鍾乳洞⑧:青の洞窟
青の洞窟は、宮古市にある浄土ヶ浜マリンハウス内にある海に面した洞窟です。洞窟の内部は約8メートルほどしかないですが、洞窟の入り口から差し込む光が洞窟内の海水に反射し、とても美しいマリンブルーが見られます。
青の洞窟の見どころ:船で洞窟観光
洞窟内は「さっぱ船」と呼ばれる定員2名の小さなボートで見学します。浄土ヶ浜から青の洞窟までは、さっぱ船で5分ほどかかり、行く途中には日本の海水浴場百選に選ばれた砂浜などいくつもの景勝スポットを通るのも見どころです。
営業時間
青の洞窟の営業時間は、管理している浄土ヶ浜マリンハウスの営業時間に準じ、営業期間は3月から11月で、冬季期間の12月から2月は休業しています。営業時間は、全期間を通して8時30分から17時00分までです。
料金
「さっぱ船」1人あたり | 1,500円 |
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住所 | 〒0193-63-1327 岩手県宮古市日立浜町32-4 |
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公式サイトURL | http://j-marine.com/sappa/index.html |
営業時間 | 3月~11月(冬季休業) 8:30~17:00 |
定休日 | 冬季以外は無休で営業 |
鍾乳洞の見学ツアーはある?
鍾乳洞の場所によって見学ツアーの有無は異なります。有名で大規模な鍾乳洞であれば旅行のツアーがよいでしょう。JTBでは、大阪伊丹空港発の2泊3日で搭乗員付きの岩手県をめぐるツアーがあり、ツアールートの中に龍泉洞が含まれています。
内間木洞のように、専門のガイド付きで鍾乳洞内を探検する見学ツアーもおすすめです。
神秘的な一味違った観光を楽しみませんか?
鍾乳洞は旅行やツアーで訪れる場合が多いのですが、一年中見学ができる鍾乳洞もあれば、年に数回しか見学できない鍾乳洞もあります。旅行以外で、なかなか訪れることがない鍾乳洞で、ぜひ一度神秘的な自然を体験してください!