鹿児島県の大きさはどのくらい？面積・人口・人口密度を比較解説！

鹿児島県の大きさは全国10位、人口は全国24位、人口密度は全国36位です。鹿児島県はどのくらいの大きさでどのくらいの人が住んでいるのでしょうか。面積や人口、人口密度を比較しながら、鹿児島県をもっと知りましょう。

日本一大きな都道府県、北海道の面積は、鹿児島県より約8.5倍も大きいです。人口も北海道の方が約3.2倍多いですが、人口密度は北海道がとても広い分、鹿児島県の方が約2.6倍高くなっています。鹿児島県は九州一の広さですが、さすがの北海道にはかないません。

徳島県・香川県・愛媛県・高知県4県を合わせた四国の面積は、鹿児島県の約2倍の広さです。鹿児島県の人口が四国の約半分なので、人口密度は鹿児島県、四国ともに同じくらいになります。鹿児島県の面積や人口は、四国の半分くらいと覚えられるでしょう。

東京都は面積が鹿児島県の約4分の1、日本で3番目に小さい都道府県となっています。しかし、東京都の人口は全国の約10％の割合を占めていて、鹿児島県より人口が約9倍、人口密度は約36倍も高いです。東京都に人口が集中しているのがわかります。

鹿児島県の大きさは全国ランキング10位です。では、全国ランキング9位の山形県と11位の広島県とは面積は同じくらいでも、人口や人口密度はどうでしょうか。それぞれ比較しながら違いをみてみましょう。

山形県の面積は鹿児島県より少しだけ大きいです。しかし、人口を比べると鹿児島県の方が約1.5倍で、住んでいる人は山形県が少ないことがわかります。鹿児島県の海岸線総距離は山形県の約20倍で、広さは同じでも鹿児島県の方が海に面した割合が多いです。

広島県の面積は鹿児島県より少しだけ小さいです。しかし、人口は広島県の方が多く、鹿児島県の約1.7倍の人が広島県に住んでいます。広島県には政令指定都市の広島市があることが、人口に差がでる理由のひとつでしょう。

鹿児島県は43市町村からできています。政令指定都市がないので区はありません。それでは、鹿児島県で一番大きな市町村はどこでしょうか。ランキング形式で各市町村の面積・人口・人口密度を比べながら、それぞれの特徴をみてみましょう。

薩摩川内市は鹿児島県で一番大きな市です。平成16年に1市4町4村の合併によってできたので、面積が広い市となっています。薩摩川内市には甑島という離島があり、自然豊かな地形や、きびなごの生産地として有名です。

霧島市の面積・人口は県内2位、面積は東京23区とほぼ同じくらいです。鹿児島県は温泉源泉数が日本1位で、霧島市にも有名な温泉地がたくさんあります。坂本龍馬夫妻が日本で初めての新婚旅行に訪れた場所としても有名です。

県庁所在地の鹿児島市は人口・人口密度ともに県内1位で、鹿児島県の一番の繁華街です。市内には県内外のアクセス拠点の鹿児島中央駅があります。年間400回以上噴火することもある活火山の桜島は、全国でも有名です。

熊毛郡屋久島町は屋久島と口永良部島ふたつの島でできていて、人口密度がとても少なく自然豊かな地域です。屋久島は総面積のうち森林の割合が約90％以上で、日本初の自然世界遺産にも登録されており、多くの観光客が訪れています。

鹿屋市の面積は県内5位の広さ、人口は3位の多さです。畜産業が特に盛んで、肉用牛などの飼育頭数は県内1位となっています。市内には「かのやばら園」という日本最大級のバラ園があり、春に咲く100万本のきれいなバラが有名です。

鹿児島県の年平均気温は全国2位、年間降水量は全国5位となっています。県鳥の「ルリカケス」は鹿児島県にしかいない貴重な鳥です。離島面積は県内総面積の約30％の割合を占め、鹿児島県はたくさんの島があるところが特徴のひとつとなっています。

鹿児島県の面積を全国平均と比べると、全国平均が8,042平方キロメートル、鹿児島県が9,187平方キロメートルなので、全国的には大きい県になります。人口や人口密度は全国平均より少なめですが、15歳未満の人口、出生率全国ランキングではともに7位となっており、比較的若者が多い県といえるでしょう。