長野の方言には独特の表現がある
長野の方言は独特の表現を持っています。周囲を囲む埼玉・富山・静岡など8県の言葉が、長野県の方言に影響を与えているためです。北信エリアには新潟の方言が、中信や南信エリアには、尾張(愛知県)や遠州(静岡県)の方言が混ざっているのが特徴です。
標準語と異なるアクセントやイントネーション
長野の方言は、アクセントが標準語と異なり、語頭が高くなるのが特徴です。「いちご」は「い」、「服」は「ふ」、「半そで」は「は」とそれぞれ語頭にアクセントがきます。疑問文のイントネーションは、標準語の多くの語尾が上がるのに対し、信州弁は語尾が下がるのが特徴です。
他県の人にはけんかや早口言葉に聞こえる
南信エリアでは、標準語の「やらない」を「やらねぇ」などときつい口調の方言で話されるときがあります。他県民が聞くと、まるでけんかをしているようです。気心が知れた地元の人同士の日常会話で、決してけんかをしているわけではありません。
北信エリアには「言う」の方言で「せう」があり、「せう」をいくつも使ったなまり混じりの表現はまるで早口言葉に聞こえます。
今、あなたにオススメの記事