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京都の蛍が見られるスポット11選!見頃の時期と人気&穴場の鑑賞場所をご紹介!

京都の蛍が見られるスポット11選!見頃の時期と人気&穴場の鑑賞場所をご紹介!

京都は、街中で蛍を見られるスポットがあることで有名です。この記事では、京都市内で蛍が見られる名所や、穴場のスポットをご紹介いたします。蛍が見られる時期や時間帯、最適な天候等についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次 [表示]

京都で蛍を見られるスポットが人気!

Photo byMariamichelle

京都は大きな都市にもかかわらず自然が多く、山の中や川辺だけでなく街中でも蛍を見られるスポットがあることで有名です。では、京都旅行で蛍を見るならどんな場所を選べば良いのでしょうか?京都で蛍が見られる人気の名所や、穴場のスポットをご紹介いたします。蛍が見られる時期や時間帯、最適な天候等についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

京都の蛍スポット:京都で蛍が鑑賞できる見頃の時期は?

フリー写真素材ぱくたそ

京都旅行で蛍を見るなら、ベストな見頃の時期に合わせて計画をしたいものですよね。では、蛍の見頃の時期はいつなのでしょうか?この項目では、蛍の見られる時期やベストな時間帯、蛍を見るのに最適な天候やコンディションについてご紹介します。旅行計画の参考にしてみてくださいね。

京都の蛍鑑賞:見頃の時期は?

Photo byjoeiancg

京都で蛍が現れ始める時期は、6月初旬から7月初旬です。毎年、大体6月の初めにポツリポツリと現れた蛍は、6月の半ばから終わり頃にかけて一気にその数を増やします。そして7月になると、ふとその姿が見られなくなってしまい、時期を終えるのです。蛍鑑賞の時期は極めて短く、蛍を鑑賞したいのでしたら、旅行の計画はピークの6月半ばから下旬頃に合わせるのがおすすめです。

京都の蛍鑑賞:鑑賞に適した時間帯は?

フリー写真素材ぱくたそ

では、蛍が鑑賞できる時間帯はいつでしょう?蛍が見られる時間帯は、大体、17時前から20時頃です。日没を過ぎ、辺りが暗くなり始めると、蛍は活発に飛び始めます。そして21時を過ぎると徐々にその数を減らし、22時を過ぎる頃には蛍は全く見られなくなるんです。日没を過ぎると集まり、夜が更けると居なくなる様は、なんだか日本の祭りを思わせますね。

京都の蛍鑑賞:蛍がよく見られるのはどんな天候の日?

Photo byrkarkowski

蛍の出現は、天候によっても左右されます。蛍がよく見られるのは、じめじめとした蒸し暑い日、そして無風の日です。このふたつの条件が揃うと、素晴らしい蛍の群舞を見られることも可能なのですが、6月から7月初旬までの短い期間にその条件が揃うのはなかなか珍しいことです。しかし、自然が作り出す幻想的な光景は本当に素晴らしいものですので、ぜひ条件の揃う日を狙って鑑賞してみてくださいね。

京都の蛍鑑賞:蛍を見ることができない日は?

Photo by zunsanzunsan

実は、見頃の時期であっても、蛍を観賞することができない日もあります。それは雨が降る日です。雨が降る日には、蛍は葉っぱの裏に隠れてしまい、空を飛ぶことがありません。しかし、雨が上がったあとに蒸し暑くなると、蛍は一斉に飛び出します。ですから、雨が降ってしまったとしても諦めず、雨が上がるのを待ちましょう。

京都の蛍スポット:蛍が鑑賞できるおすすめ「名所」スポット【6選】

Photo byFree-Photos

昔ながらの街並みが自然と共存していて、街中でも蛍を見られることが珍しくない京都。人気の観光スポットの多いこの地で、見頃の時期に蛍鑑賞ができるお勧めの名所をご紹介します。口コミでも多くの人気を集める蛍の群生地に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

名所1:哲学の道

京都の有名観光地でもある「哲学の道」。ここは銀閣寺の麓にあたる場所にある観光名所で、自然と街が共存した、雰囲気のある風景が魅力的です。京都市街からほど近い場所にあるこの哲学の道。観光スポットゆえに昼間は人通りもあるのですが、ここでは野生の蛍が群生し、飛び交う姿を見られるのです。蛍が見られる範囲は銀閣寺交番辺りから約2キロほど。夜道の散歩を楽しみながら、蛍鑑賞を楽しめそうですね。口コミでもかなりの人気があり、おすすめのスポットです。ちなみに市街地から近いため、アクセスも便利なスポットでもありますよ。

名所2:高雄町

紅葉の時期の観光が人気の「高雄町」。豊かな自然の中に綺麗な川が流れていて、蛍が生息するにはベストな場所と言っても過言ではありません。そんな高雄町はもちろん、期待を裏切らない数の蛍が群生している名所。SNSなどでの口コミ数も多いです。およそ200を超えると言われる蛍が、一斉に飛び立ち、中を舞う姿は圧巻。アクセスは、JRバス周山から約1時間ほど。山の中なので少々時間がかかりますが、すばら光景を見られるのでしたら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

名所3:宇治植物公園

草木が豊かな「宇治植物公園」は、運営自らが蛍を守るための活動を行なっている観光地。園内で自然発生した蛍の幼虫を放流し、蛍を増やす活動にも力を入れています。観光客向けに、蛍の鑑賞をすすめる「蛍ナイター」というイベントを毎年開催していて、これに参加すればより確実に蛍を見つけることができるでしょう。また、施設へのアクセスには車がおすすめ。200台もの車が止められる広い駐車スペースがあるため、空いたスペースを探して彷徨うこともありませんよ。入園料はナイターの場合300円とお得。気軽に訪れ、蛍が見られるスポットとして人気も高く、SNSなどの口コミも多いようです。

名所4:音羽川

比叡山から流れ出た、綺麗な水を誇る「音羽川」も蛍を見られる人気の名所。中でもおすすめは川の上流の方で、多い時にはおよそ100を超えるほどの蛍が飛び交うと、口コミでも人気が上がっているようです。蛍の時期には、多くの愛好家も訪れ、川の汚れを取り除く活動なども行われます。そんな熱心な蛍の愛好家たちに愛された、この音羽川。今後も多くの蛍が見られる場所であり続けて欲しいですね。すぐ近くにバスの駅もあり、歩いて5分ほどで到着するので、アクセスも問題なし。郊外の静かな街にもかかわらず、アクセスしやすいのも魅力的ですね。

名所5:下鴨神社 ・糺ノ森

ここは毎年、「蛍火の茶会」という蛍鑑賞のイベントを行っている神社。およそ600を超える数の蛍を境内に放ち、夜空に飛び交う無数の蛍の光を楽しむイベントは、多くの口コミを集め人気を博しています。このイベントで放たれる蛍は天然物では無いのですが、自然の中にでこんなに多くの蛍を鑑賞することは稀なので、蛍を愛するものならぜひ見ていただきたい美しい光景です。この「下鴨神社」は市街地からもさほど離れていないため、アクセスがいいのも魅力。おすすめのアクセス方法は車で、駐車は「糺の森」の石碑のところに停めると、少し歩きますが便利です。

名所6:るり渓

日本で指折りの数に入る、美しい渓谷「るり渓」。ここでも、夜空を飛び交う美しい蛍の光を鑑賞することができます。るり渓は全く人の手が入っていない自然がある場所なのですが、山地は比較的穏やかで、歩きやすい場所なのも魅力でしょう。ここで育った蛍もまた、自然発生した希少なもの。ぜひこの有り難い光景を見に、足を運んでいただきたいスポットです。ここは無料の駐車場も完備していて、アクセスもいいので、ぜひ車でのお越しをおすすめします。

京都の蛍スポット:蛍が鑑賞できるおすすめ「穴場」スポット【5選】

フリー写真素材ぱくたそ

年々減少の一途を辿る蛍。数を減らす希少なこの生物を見られる場所が、京都にはまだまだあるんです。知る人ぞ知るスポットや、口コミでじわじわと人気を集める穴場のスポットをご紹介しましょう。京の街の美しい景観と合わせて見られる希少な蛍をぜひ味わってくださいね。

穴場1:宝ヶ池・椿の道

京都の蛍鑑賞スポット「宝ヶ池」をご存知ですか?観光スポットとしてはさほど、名は知られていないこの場所ですが、蛍の時期には素晴らしい光景が見られるおすすめのスポットです。この宝ヶ池や椿の道は、SNSなどの口コミで人気が広まりました。元々は有名な観光地では無いので、蛍を見るには穴場のスポットと言えるでしょう。ちなみに、この場所の目印である「国際会館」は国際会議が開かれる場所。ここを訪れた各国の要人たちもこの素晴らしい景色の中を歩いたのかもしれません。蛍の数はあまり多くはありませんが、ここは地下鉄の「国際会館前」駅から歩いて1分と、アクセスがいいのが魅力的です。

穴場2:白川巽橋

あまり多くの数の蛍は見られませんが、実はこの「白川巽橋」も、蛍が見られる場所として有名です。祗園からほど近く、情緒あふれる街並みは素晴らしいのですが、蛍が見られる場所は町から少し外れた場所。辰巳神社の南側を流れている川の周辺です。ポツリポツリと飛び交う蛍の光は、京の街並みをバックにして、美しく映えるでしょう。口コミでも人気を集めるおすすめのポイントです。アクセスにはバスがおすすめ。京都駅から市バスに乗って、「祗園」で下車し、そこから歩いて5分ほどです。美しい街並みを眺めながらでしたら、5分の徒歩もあっという間かもしれません。

穴場3:大覚寺・大沢池

水辺を好む蛍は、豊かな自然や、綺麗な池や川が近い場所に発生することが多いものです。この大覚寺は周辺に「大沢池」や「有栖川」があります。また、この場所は「歴史的風土特別保存地区」に認定されているので、自然が人の手によって守られ、蛍が住みやすい場所となっています。この場所は元々、口コミで人気が広まった穴場の蛍スポットで、現在も多くの人気を集めています。ちなみにアクセスはバスがおすすめ。京都駅から市バスに乗り、「大覚寺」から歩いてすぐです。あまりたくさん歩かなくても到着できるのが嬉しいですね。

穴場4:有栖川

人気の観光スポットである大覚寺。その近くを流れる「有栖川」でも蛍を見ることができます。ここは大覚寺の「大沢池」の奥から流れる川なので、ここもまた、蛍を鑑賞することのできるスポットとなったのでしょう。蛍が見られるおすすめのポイントは、大沢池を通り過ぎたところにある農道。ここは道路から蛍が鑑賞ができる珍しいスポットで、口コミでも人気があります。アクセスは車がおすすめ。五条天神川沿いを広沢池方面へ登っていくと小さい橋があるので、それが目印です。有栖川は、年々蛍の減少が危ぶまれているスポットです。こういった希少な生物を守るためにも、ゴミを捨てて環境を破壊する行為などは決して行わないようにしましょう。

穴場5:山城多賀フルーツライン

ここは展望台があり、人気の夜景スポットとして人気のこの観光地で、蛍も見られる穴場のスポットです。蛍が見られるのは草の生い茂った場所なので、少し不便さを感じるかもしれませんが、それでも美しい夜景とセットで蛍が見られるので一石二鳥ではないでしょうか。口コミでもじわじわ人気が出ている穴場スポットですよ。訪れる際は、草の中を歩くので、足元の服装には少し注意してくださいね。蛍が見られるのは、周辺を流れている川沿いの橋の近く。ぜひ足を運んでみてください。ここは京都市内からのアクセスが分かりやすいのが魅力。お越しの際は、車がおすすめです。

京都の蛍スポット:蛍を鑑賞するときの注意する点は?

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京都の蛍が見られる素晴らしいスポットをご紹介してきましたが、これらの蛍スポットで鑑賞を行うときには、注意すべきポイントがいくつかあります。では、それは、どういったことでしょうか?最後に、蛍の観賞するときに注意すべき大切なポイントをご紹介いたしましょう。

注意1:見頃の時期を外さない

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蛍の見頃は6月初旬から7月の初旬です。この見頃の時期を外してしまうと、蛍はほとんど見られなくなってしまいます。ですから蛍を見るのが目的でしたら、この見頃の時期を外さないように旅行の計画をするのが大切です。また雨が降ったり、風が強すぎたりする日も、蛍は葉の裏に隠れて飛びません。天候もしっかりチェックしておくことをおすすめします。

注意2:服装には気をつける

フリー写真素材ぱくたそ

蛍が鑑賞できる場所は、水辺の近くが多いです。中には川沿いの足場の悪い場所や、草むらの中に入ることもありますので、服装には気をつけてください。草むらがあるようなところでは、あまり足元を露出した服装は良くありませんし、ヒールの高い靴は歩く場所では不便でしょう。蛍を鑑賞しに行くのでしたら予定地のチェックは事前にしておき、それに合わせて服装を変えるのが最善策です。

注意3:蚊の予防もしておくと良し

Photo by heiyo

蛍の見頃の時期というのは、蚊が発生し始める時期でもあります。また、水辺の近くでは、蚊が多く発生することも予想されます。ですから蛍を観賞するときには、同時に蚊も現れると思って対策をしてきてくださいね。主な蚊の予防としては、肌の露出を控えることや、柑橘系の成分が入ったスプレーを持参するなどです。蚊の時期にはドラッグストアやコンビニでも、対策グッズが手に入るので頭に入れておくといいですよ。

注意4:ポイ捨ては絶対ダメ!

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京都で、このようにあちらこちらで蛍が見られるのは、とても珍しいことです。なぜなら現代の地球環境は大きく変化を遂げていて、豊かな自然や、そこで暮らすか弱い生き物たちは減少の一途を辿っているからです。京都が蛍の鑑賞スポットとして人気を集めた裏には、京都の豊かな環境とそこで暮らす生物たちを大切に守ってきた人々の努力があったからこそなのでしょう。ですから、蛍を観賞するときは、ゴミを捨てて環境破壊するなどの行為は絶対にしないようにしてください。

京都の蛍スポットはとても貴重で価値があるもの!

ここまで紹介してきた京都の蛍鑑賞スポットはどれも、とても貴重で価値のあるものばかりです。豊かな自然の中でしか生きられない蛍が、当たり前のように自然発生していることや、人の手によって育てられ数を増やしていることは、とても有り難いことです。これらは、蛍やその自然環境を守る人々の努力がなければ叶わなかった。京都に訪れ蛍を鑑賞する際には、その美しさや数の多さだけでなく、そういった蛍を見られる背景にも想いを巡らせてみてくださいね。

小池ちかり
ライター

小池ちかり

ふたりの子供をもつ専業主婦。 いつかアメリカ国立博物館で恐竜を見たい!

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