コロンビアの治安は?世界トップクラスに危険な国の注意点を解説!

コロンビアは世界の危険度ランキング第8位と治安が悪く、旅行の際は非常に注意が必要な国の1つです。この記事ではコロンビアが治安が悪化し危険な国になった理由と、旅行に行く際に注意すべき点や事前準備で必ずしておくことを紹介します。

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一般的なコロンビアの治安が悪いイメージ

中南米地域に位置するコロンビアは気候がいいので過ごしやすいですが、南米に多い「治安が悪く、犯罪・マフィア・ドラッグが蔓延している」というものが多く、日本からの旅行はなかなか気が進まない傾向があります。実際こうしたイメージの原因となっている事実は確かにあるので、その詳細を見てみましょう。外務省の海外安全ホームページの情報も参考に紹介します。

コロンビアの治安イメージ①:誘拐が頻発する

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2010年に現地のテロリスト集団「コロンビア革命軍」にコロンビア在住の日本人の筒井さんが誘拐される事件がありました。2018年には1年間で145件の誘拐事件が発生するなど依然としてその件数は多く、日本に比べて治安が悪いという傾向があります。

コロンビアの治安イメージ②:殺人事件も多発している

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JETROの情報によると人口10万人あたりの殺人犯罪の被害者件数は21.2人。コロンビアの総人口は4907万人なので年間およそ10,388件の殺人事件が起きていると考えられます。日本の年間の殺人犯罪による死亡者数は363件なので、ここからも日本にいる感覚でコロンビアに行くことは非常に危険であることが分かります。

治安対策により殺人事件被害者は過去10年間で40%超減少(コロンビア) | ビジネス短信 - ジェトロ

コロンビアの治安イメージ③:麻薬の蔓延やマフィア

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NETFLIXで配信された「ナルコス」というコンテンツにもあるように、以前のコロンビアはマフィアによる麻薬カルテルがあり、麻薬が蔓延していました。中南米の国はアメリカなどに麻薬を密輸している国がたくさんありコロンビアもその1つです。1990年頃を境に取締が強化されたり、マフィアが関わるカルテルの主要幹部が収監されたりして現在は落ち着いていますが、依然として旅行者が麻薬に注意する必要があることには変わりはありません。

現在のコロンビアの治安や国内情勢

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次はコロンビアの現状を見てみましょう。先述の通りマフィアが関わる麻薬カルテルの主要幹部がアメリカに収監されたことで、以前に比べて治安はかなり改善しましたが、コロンビア全域が安全になったというわけではありません。その一方でコロンビアは中南米の中で経済成長率第3位・幸福度ランキングは日本以上といったポジティブな側面も目立ち始めています。ここではその詳細を見てみましょう。

世界第8位の危険な国

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まずは依然続くコロンビアの治安の悪い状況です。2018年に発表された世界経済フォーラム(World Economic Forum)によれば、コロンビアの治安の悪さは世界第8位となっています。マフィアや犯罪の多さからこうした危険度評価がされています。その影響からアメリカでは、コロンビアの民族解放軍(ELN)とコロンビア革命軍(FARC)をテロリスト集団として認定し、その動向に注目しています。

地域によって危険度が大きく変わる

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日本の外務省の海外安全ホームページによれば主要都市であるボゴタ、アルメニア、メデジン、サン・ルイス・デ・バレンケなどは「危険レベル1」で最も危険度が低い水準に設定されています。その一方で、かつて麻薬カルテルであるカリ・カルテルというマフィアの拠点があったすぐ南部の地域のカウカ県・ナリーニョ県や、その他カタトゥンボ地域・アラウカ県が最も危険な「危険レベル4」であり、国内全土のおよそ50%近くが「危険レベル」です

コロンビアの危険度情報

2019年11月に抗議活動の暴徒化

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2019年11月23日現在の外務省の情報によれば2019年11月21日にコロンビア各都市で行われた抗議活動の一部が暴徒化し、警察が出動。催涙ガスなどを使用したことで一部死傷者も。22日には比較的安全とされるボゴタ地域でも暴動が激化しており、夜間外出禁止令が発令される自体になっています。そのため今コロンビアに旅行に行くのは危険です。

中南米で経済成長率第3位

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1993年に麻薬王が逮捕されて以降、まだ治安が「いい」とは言えないものの改善傾向です。特にボゴタ・メデジンなどは経済成長が目覚ましく、国の経済成長率を見られるGDPも2002年の979.3億米ドルから2017年には3092億米ドルとなっています。15年間でおよそ3倍の経済成長を遂げ中南米における経済成長率は第3位となりました。

明るくて勤勉な国民性で幸福度は日本以上

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上記のような経済成長率を遂げた1つの理由として考えられるのが、コロンビア人(特にボゴタ地域の人)の勤勉さです。コロンビア人は基本的に明るく陽気な人が多いですが、地域によって性格が異なる傾向があります。特に首都のボゴタ地域の人々は日本人に似て勉学に励む傾向があり、そうした特徴から仕事への熱心さもあり、過去15年間の大きな経済成長が実現しました。

コロンビアの世界幸福度ランキングは全155カ国中43位

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2017年の調査結果ですが、コロンビアは世界全155カ国中、幸福度ランキングは43位となっており、58位の日本よりも高いランキングになっています。さらに2012年の最初の調査では第1位になったこともあり、一般的な「治安が悪い」「麻薬大国」といったイメージとは裏腹に世界的にも比較的幸福度が高い国です。

コロンビアで旅行者が注意すべきこと

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次はコロンビアに海外旅行に行く際の注意点をいくつか見てみましょう。南米諸国の全体的な経済成長にともない最低限のインフラ設備は整っていますので、主要地域・観光地域では比較的安全に観光することは可能です。ただし、日本にいるときと同じ感覚でいると思わぬトラブルに巻き込まれることになるので、ここで紹介することに注意しましょう。

持ち物に注意:海外からの観光客だとバレると危険

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まず、コロンビア国内では明らかに「観光客」と分かるような格好で出歩かないことです。例えばスーツケースを持ち歩くとか、海外旅行ではやりがちな「街中で自撮り棒で写真を取る」「街中で地図を開く」といった行為は「私はコロンビアでの生活に慣れていなくて、簡単に窃盗や詐欺に引っかかります」と言っているようなもの。コロンビアについたらまず荷物をホテルに置いて、海外からの観光客だと悟られづらい格好を心がけましょう。

観光客が特に狙われる窃盗対策を万全に!

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コロンビアでよく巻き込まれる犯罪の1つに窃盗があります。そのため外を出歩く時はなるべく隙を見せない・貴重品を自分の死角に置かないといったことを心がけましょう。観光の際はバックパックを持つことが多いですが、後ろから荷物を漁られる危険が高いです。また公共交通機関は窃盗が頻発するスポットなので、貴重品は自分の目の届く場所に置きましょう。また窃盗された場合は抵抗すると暴力を受ける可能性もあるので抵抗しないようにしましょう。

持ち歩く現金は最小限に

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上記のようにコロンビアはスリ・窃盗被害に会う危険性が非常に高いので、街中を出歩く際は持ち歩く現金は最小限にしておきましょう。現地の空港についたら空港で両替をすると思いますが、その際も最小限の額にとどめ、基本的にはクレジットカード決済にした方がいいです。もしくは現地で使う現金全てを両替した場合はまずホテルで荷物を置き、当日使う分だけを持って外出するなど工夫しましょう。

タクシーは空港から手配されたものを使う

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コロンビアでタクシーを使う場合はホテルや空港から手配されたタクシーを使った方がいいです。日本にいるときと同じ感覚でコロンビアの街中で拾ったタクシーでは運賃を不当に高く請求される可能性があります。ホテルや空港などで手配されたタクシーであればそうした危険性はなくなるので、どうしてもタクシーを使いたい時は信頼できる場所で手配してもらったものを使うようにしましょう。

現地人に治安が悪いエリアを聞いてみる

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現地の治安に関しては、空港・ホテル・コーディネーターに治安が悪い地域を直接聞いてみるのもいいです。外務省の海外安全ホームページも1つの情報源として必要ですが、現地をよく知るのはやっぱり現地人。現地人からしても「治安が悪いから近寄らない」とされる地域は本当に危険な地域の可能性も高いので、外務省の情報と合わせて聞いておくようにしましょう。

ドラッグの影響で手荷物検査が厳しい

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コロンビアでは、この記事でも紹介したような歴史的な背景から違法ドラッグがまだ蔓延しています。観光客も街中でドラッグを持ちかけられることもあるので、その際はきっぱりと断ること。また、南米諸国の傾向として空港ではドラッグに対する検査が非常厳しく行われています。手荷物検査の時に疑われれば空港を出るまでに時間がかかってしまうので、入国・出国時にはスーツケースに粉ものは入れないようにしましょう。

仲良くなっても個人情報は教えない

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海外旅行中は現地の人と意気投合していい人と出会うこともありますが、その場の雰囲気で個人情報を教えないように注意する必要があります。Facebook・ツイッター・Instagramなどのアカウントを教える際は注意が必要です。特にFacebookは設定によっては居住地・連絡先なども見られてしまう可能性があるので、どうしても教えたいのであれば表示設定を変更して過度に個人情報を公開しないようにしましょう。

コロンビア旅行で必ず事前にしておく準備

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最後にコロンビアに旅行の準備で注意すべきことを紹介します。「コロンビアで旅行者が注意すべきこと」でも注意点を紹介しましたが、旅行の準備段階でも犯罪によるトラブル回避や犯罪に巻き込まれても迅速に対応できるような準備をしておきましょう。

ネット環境に注意!必ずポケットwifiを準備しよう

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コロンビアはフリーwifiがあまり充実していないので、必ずポケットwifiを準備しておきましょう。空港やホテルなどの主要な施設ではwifiが飛んでいますが、コロンビアでは街中のカフェ等でもwifiが飛んでいないことがほとんどです。ここまでに紹介したとおりコロンビアでは思わぬトラブルに巻き込まれる危険性もあるので、いつでも調べ物・連絡が取れる状態にしておく必要があります。

外務省のHPで危険地域を事前に調べる

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また、「そもそも今コロンビアにいってもいいのか?」も事前に調べておきましょう。外務省のHPで危険地域を随時確認でき、地域ごとの「危険レベル」やその詳細を確認できます。「レベル3(渡航中止勧告)」地域には絶対行かないようにし、「レベル2」地域も特別理由がなければ行かない。もし旅行するのであれば「レベル1」地域や警戒レベルが設定されていない地域のみにしましょう。

【まとめ】旅行者と気づかれればカモにされるので、事前準備をしっかりと!

マフィア・麻薬・犯罪が多いと言ったイメージが強いコロンビアは、以前と比べて治安や経済は改善されてきていますが、依然として危険度の高くイメージが悪い国です。観光客をターゲットにした犯行も頻発するので、「行ってもいいのか」をよく考え、どうしてもコロンビアに行くのであれば事前準備から犯罪などのトラブルに巻き込まれないための工夫や、犯罪による被害を最小限にする工夫をしておきましょう。

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