ベネズエラの現在の治安傾向
ベネズエラは南米のなかでも治安の悪い国として知られており、さまざまなエリアで誘拐・暴行事件などが多く起きています。ベネズエラでは観光客の多い地域でも犯罪が起きる場合があるので、どんな地域であっても慎重な行動を心がけることが大切です。
現地で犯罪や事件に巻き込まれないためにも、治安のよい地域・悪い地域や注意点などをしっかりと押さえておきましょう。
ベネズエラで治安のよい3つの地域
ベネズエラには治安の安定した観光向けのエリアがあり、マルゲリータ島・ギアナ高地周辺などは大自然も満喫できるのでおすすめです。夜間や一人での観光は避ける必要がありますが、比較的観光がしやすいエリアなのでチェックしてみてください。
①マルガリータ島
マルガリータ島はベネズエラのなかでもリゾート地として人気で、海外の旅行客が多く治安のよいエリアです。透明度の高いビーチは絶景ポイントとしても知られており、ダイビング・サーフィンなどのアクティビティも楽しめます。
ただし夜間は人通りが少なくなる場所もあるので、夜間の外出はなるべく避けるように心がけてください。
②メリダ
メリダは旅行客向けのスポットが充実している地域の一つで、犯罪が起きることも少ないため初めての観光地としても人気があります。メリダはショッピングスポットや観光地も多く、ベネズエラのなかでは比較的治安のよい地域なので観光におすすめです。
③ギアナ高地周辺
ギアナ高地は秘境として知られる海外の旅行客に人気のスポットで、夜間の観光を避ければ問題なく観光が楽しめる治安のよい地域です。ギアナ高地は滝での観光やハイキングなど楽しみ方も多く、ツアーで訪れる方も多いので初めての観光でも安心して楽しめます。
特に昼間は治安がよいため観光がしやすいですが、街灯が少ないので夜間の観光は避けるようにしてください。
ベネズエラで治安の悪い3つの地域
ベネズエラは全体的に治安の悪い地域が多いですが、首都のカラカスをはじめとした都市部も治安が悪い地域として有名です。旅行客が多いエリアであっても犯罪が起きる可能性がありますので、万が一訪れる場合は周囲をよく確認し慎重な行動を心がけてください。
①カラカス
カラカスはベネズエラの首都として有名な地域ですが、昼間でも治安が悪いため訪れる際には十分注意が必要です。首都ということで都会的で便利な街ですが、殺人事件の発生率が高く犯罪に巻き込まれる可能性があります。
カラカスの中心街は人が多く比較的安全ですが、スラム街は特に治安が悪く危険なので近付かないようにしましょう。
②シモン・ボリバル国際空港周辺
シモン・ボリバルの国際空港周辺は海外旅行客が多く集まる地域ですが、一方で治安が悪く窃盗・置き引きなどの犯罪が増えています。軽犯罪だけではなく拳銃を使った強盗事件も発生しており、海外の旅行客が被害にあうケースが多いです。
過去にはターミナル内で実際に死傷者も出ているため、なるべく深夜の発着便は避け空港周辺での観光も控えてください。
③マラカイボ
マラカイボはカラカスに次ぐ都市として知られており、マラカス湖など有名観光地もある旅行客に人気の地域です。都市部にあるため観光もしやすい地域の一つですが、中心部から離れた場所は治安が悪く犯罪も多発しています。
主に暴行事件など危険な犯罪が多く起きているため、万が一訪れる場合は夜間の外出を避け慎重な行動を意識しましょう。
ベネズエラは治安が悪い国って本当?