目次 [表示]
- 北陸旅行を楽しみませんか?
- 北陸へのアクセスと宿泊
- 北陸へのアクセス:JRで
- 北陸へのアクセス:飛行機で
- 北陸でのお泊りもおすすめ
- 北陸で各季節のおすすめ観光地は?
- 旅行の季節①春のおすすめ観光地
- 旅行の季節②夏のおすすめ観光地
- 旅行の季節③秋のおすすめ観光地
- 旅行の季節④冬のおすすめ観光地
- 北陸旅行:富山県の見どころスポット【6選】
- 富山県のスポット①立山黒部アルペンルート
- 富山県のスポット②黒部渓谷
- 富山県のスポット③五箇山
- 富山県のスポット④富岩水上ライン
- 富山県のスポット⑤高岡大仏&瑞龍寺
- 富山県のスポット⑥ほたるいか観光
- 北陸旅行:石川県の見どころスポット【6選】
- 石川県のスポット①兼六園
- 石川県のスポット②ひがし茶屋街
- 石川県のスポット③金沢二十一世紀美術館
- 石川県のスポット④能登半島禄剛崎
- 石川県のスポット⑤加賀温泉郷
- 石川県のスポット⑥輪島の朝市
- 北陸旅行:福井県の見どころスポット【6選】
- 福井県のスポット①東尋坊
- 福井県のスポット②一乗谷朝倉氏遺跡
- 福井県のスポット③永平寺
- 福井県のスポット④敦賀赤レンガ倉庫
- 福井県のスポット⑤かつやま恐竜の森
- 福井県のスポット⑥越前ガニグルメ
- まとめ
北陸旅行を楽しみませんか?
日本海に面した富山、石川、福井3県の北陸地方は、海や山のダイナミックな景観をはじめ、歴史、文化、グルメなど魅力ある観光地がいっぱい。3県それぞれに特徴があり、春夏秋冬どの季節に訪れても、見どころはたくさんあります。関西や名古屋だけでなく、北陸新幹線の金沢延伸で首都圏からも日帰り圏内となった北陸を旅行してみませんか?
北陸へのアクセスと宿泊
北陸へのアクセス:JRで
JRで東京から日帰り
北陸新幹線が長野駅から金沢駅まで延伸されたのが2015年3月。それまでは上越新幹線の越後湯沢駅から特急列車を乗り継いでいましたが、延伸により東京-金沢は、かがやき号が2時間半で結んでいます。福井駅へも金沢から特急列車を乗り継いで4時間かかりませんので、日帰りも十分可能になりました。富山駅以外の富山県内各駅を利用するなら、はくたか号が便利です。
JRで大阪から日帰り
大阪から金沢までは、特急サンダーバード号が1時間に1本程度運行されています。所要時間は大阪-福井が2時間ほど、大阪-金沢は最短2時間半で、関西は以前から日帰り圏内でした。大阪-富山は北陸新幹線の開業で、所要時間3時間強とやや短縮。サンダーバード号は能登半島の付け根である和倉温泉まで乗り入れている列車もあります。
JRで名古屋から日帰り
名古屋からは特急しらさぎ号が運行されており、名古屋始発は1~2時間に1本出ています。所要時間は金沢まで3時間ほどで、日帰り圏内です。しらさぎ号は米原駅始発の列車もあり、この場合は東海道新幹線との乗り継ぎとなります。また、名古屋-富山は高山本線の特急ワイドビューひだ号が直行しており、富山までの所要時間は4時間です。
北陸へのアクセス:飛行機で
北陸には、富山県の富山きときと空港、石川県の小松空港と、のと里山空港があります。国内便では、各空港に羽田からの定期便があるほか、富山空港は新千歳便、小松空港は成田、新千歳、仙台、福岡、那覇の各便が運航。福井県は小松空港が最寄りとなります。羽田と富山、小松空港の往復利用で日帰りも可能。半島内に鉄道路線のない能登地方へは羽田から飛行機を使うのが便利です。
北陸でのお泊りもおすすめ
日帰りで楽しむのもいいでしょうが、せっかく北陸へ旅行に来たのなら、ホテルや旅館に宿泊することをおすすめします。とくに石川県には、加賀温泉郷の山中温泉、山代温泉、片山津温泉や能登の和倉温泉と名湯がずらり。福井県の芦原温泉、富山県の氷見温泉では日本海の海の幸も堪能できます。
ホテルタイプなら県庁所在地へ
全国でも人気の観光都市である金沢市には、たくさんのホテルがあり、予算や食事の有無など旅行目的に合わせて利用するのがいいでしょう。ハイシーズンには予約が集中する場合もありますが、その時は富山市や福井市のホテルを利用する手もあります。各市内は、冬においしい寒ブリやズワイガニなど日本海の海の幸を提供する店も数多いです。
北陸で各季節のおすすめ観光地は?
富山、石川、福井の各県別のスポットをご紹介する前に、「この季節の北陸なら、ここ」というおすすめの観光地を春夏秋冬別にピックアップしてみました。
旅行の季節①春のおすすめ観光地
富山県を代表する観光地の立山黒部アルペンルートが長い冬から目覚め、雪の壁をぬってバスが運行する光景は、季節感あふれる春の風物詩。高さ20メートルにも達する積雪は他にはない見どころ。富山県西部の砺波市で開催する「となみチューリップフェア」は、色とりどりのチューリップの花が会場いっぱいに咲き誇り、春の代表的なイベントになっています。
旅行の季節②夏のおすすめ観光地
日本海に広がる砂浜を普通乗用車で走ることができる石川県羽咋市の千里浜は、夏の海水浴シーズンが一番のおすすめ。潮干狩りで遊んだり、日本海に沈む夕日を眺めたりと、楽しみ方もいろいろです。石川県の七尾湾にある能登島では、野生のイルカウオッチングができるポイントが見どころで、夏のレジャーに加えてみてはいかがでしょうか。
旅行の季節③秋のおすすめ観光地
秋の季節を満喫するのなら紅葉は外せません。北陸で紅葉が美しい観光地といえば、トロッコ電車から眺める黒部渓谷(富山県)や心静かにお参りをしながら紅葉をめでる永平寺(福井県)が代表的。もちろん、このほかにも紅葉の名所は3県それぞれにあります。また、日が短くなる秋は日本海に沈む夕日を眺めるのには最適な季節。福井県の東尋坊など日本海沿いの観光名所を夕方訪れるのもいいですね。
旅行の季節④冬のおすすめ観光地
人気の観光地である石川県金沢市の兼六園の「雪吊り」は、北陸の冬を代表する風物詩です。立派な松の木に匠の技で施された雪吊りは見事の一言に尽きます。冬景色の見どころなら、富山県氷見市の雨晴海岸からの富山湾越しの立山連峰で、晴れた日には青空と雪山の白のコントラストが鮮やか。越前ガニやひみ寒ブリなど日本海の海の幸がおいしいのも冬の醍醐味です。
北陸旅行:富山県の見どころスポット【6選】
富山県のスポット①立山黒部アルペンルート
景勝地が連続する全国屈指の山岳観光地「立山黒部アルペンルート」。富山県側からは富山地方鉄道の立山駅が起点となり、バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウエイなどさまざまな交通手段を使い、景勝地を巡ります。室堂、大観峰、黒部湖はルートの中でも押さえておきたい見どころ。日帰り観光も可能ですが、できれば宿泊してゆっくりと大自然を満喫したいですね。
富山県のスポット②黒部渓谷
宇奈月温泉から黒部渓谷に沿って黒部渓谷トロッコ電車が走っています。終点の欅平(けやきだいら)までの1時間10~20分の電車旅では、春の新緑や秋の紅葉など季節ごとに移り変わる大自然を満喫。特別名勝かつ特別天然記念物の猿飛峡をはじめとした絶景ポイントもたくさんありますので、1日ゆっくりと渓谷巡りをするのがおすすめです。
富山県のスポット③五箇山
世界文化遺産の五箇山には日本の木造建築文化を伝える合掌造りの集落があり、岐阜県の白川郷とともに多くの観光客を引き寄せています。五箇山には、中規模集落の相倉と小規模集落の菅沼があり、それぞれ雰囲気が異なりますので、白川郷荻町とセットで周遊するのがおすすめ。合掌造りに降り積もる雪景色は素晴らしい景観です。
富山県のスポット④富岩水上ライン
富山市観光では、富山駅近くの富岩運河環水公園と富山湾に面する岩瀬港を結ぶクルーズ船「富岩水上ライン」が人気。おすすめなのが岩瀬港から上流に向かうクルーズ。途中の中島こう門は水位差を調整する「水のエレベーター」がある一番の見どころ。クルーズ後には環水公園の「世界一美しいスターバックス」で、運河を眺めながらコーヒーを味わいたいですね。
富山県のスポット⑤高岡大仏&瑞龍寺
高岡市は、加賀前田藩ゆかりの歴史や江戸時代から続く産業が今も根付いています。代表的産業の鋳物業の技を生かした「高岡大仏」は、奈良、鎌倉と並ぶ日本3大仏と称され、高岡市のシンボル。前田家3代藩主が創建した「瑞龍寺」は、境内の仏殿、法堂、山門が富山県で唯一の国宝に指定されています。高岡に来たら、両スポットをゆっくり拝観しましょう。
富山県のスポット⑥ほたるいか観光
富山湾の春を代表するグルメといえばホタルイカ。水揚げの多い東部の滑川市では、定置網漁にかかった大量のホタルイカが発光する姿を見学できる「ほたるいか海上観光」が有名です。手軽に見たいという方は、ほたるいかミュージアムが季節限定で行う「発光ショー」をどうぞ。併設するレストランでは、旬のホタルイカグルメが味わえます。
北陸旅行:石川県の見どころスポット【6選】
石川県のスポット①兼六園
石川県の観光地で筆頭に挙げられるのが、金沢市の特別名勝「兼六園」。春の桜、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の雪景色と、どの季節に訪れても見どころが多く、外国からの観光客もたくさん訪れます。とくに雪吊りは兼六園の代名詞ともいえる見事な景観。園内をゆっくり巡り、茶屋でお菓子をいただきながら庭園を眺めるのがおすすめです。
石川県のスポット②ひがし茶屋街
金沢市東山にある「ひがし茶屋街」の街並みは、一歩入ると茶屋の面影を残す建物がずらりと並び、インスタ映えする景観が広がっています。茶屋文化をひもとくことができる重要文化財のほか、お土産屋や飲食店が数多くあり、観光客に人気のスポット。着物を着つけて散策できるコースもあるので、体験してみてはいかがでしょうか。
石川県のスポット③金沢二十一世紀美術館
世界の現代アートを一堂に集めた「金沢二十一世紀美術館」は、金沢観光では外せないスポットとして多くの観光客でにぎわいます。とくに人気なのが「スイミングプール」。プールの底に人が入れるスペースがあり、上からでも中からでも不思議な光景を楽しめます。常設展示のほか、随時企画展が行われており、何度でも足を運びたくなる美術館です。
石川県のスポット④能登半島禄剛崎
観光地が多い能登半島ですが、せっかく来たのなら半島最突端にある「禄剛崎」に足を運びたいですね。岬の先には日本海の絶景が広がり、海の向こうの大陸への思いを巡らせてくれます。半島北東側の珠洲市高屋町から禄剛崎まで岬自然歩道が整備されており、ハイキングにおすすめ。半島の一軒宿で有名な「ランプの宿」などに泊まって、ゆっくり過ごしましょう。
石川県のスポット⑤加賀温泉郷
石川県南部は「加賀温泉郷」と呼ばれ、バラエティーに富んだ温泉地が目白押しです。景勝地の鶴仙渓が近い山中温泉、温泉郷最大で多くの文人が訪れた山城温泉、柴山潟の絶景が楽しめる片山津温泉がおなじみ。大きなホテルや高級旅館、リーズナブルな旅館など旅行目的、人数、予算に合わせて宿泊先が選べます。JR加賀温泉駅を中心に各温泉を巡る周遊バス「キャン・バス」を利用すれば便利です。
石川県のスポット⑥輪島の朝市
能登半島西側の輪島市は、1000年以上の歴史を誇る「朝市」が有名です。旬の日本海の海の幸、山菜、新鮮な野菜や果物などが並んだ朝市は、売り子のおばちゃんたちの掛け声が飛び交い、にぎやかな雰囲気。お土産を買い求めるだけでなく、食べ歩きグルメも楽しめる人気スポット。金沢市なら日帰りで訪れることも可能ですが、できれば能登半島に一泊して朝から訪れたいですね。
北陸旅行:福井県の見どころスポット【6選】
福井県のスポット①東尋坊
福井県観光の一番人気といえば、世界的にも珍しい巨大な安山岩の柱状節理が作り出す日本海の絶景「東尋坊」。ろうそく岩、屏風岩など奇岩が連続する国の天然記念物です。足がすくむような岩山の上からは日本海の大海原を一望でき、観光遊覧船から見上げる岩山の断崖絶壁に圧倒されます。大パノラマが見られる東尋坊タワーや、三国港に水揚げされる日本海の海の幸グルメもおすすめです。
福井県のスポット②一乗谷朝倉氏遺跡
戦国時代に越前を支配した大名・朝倉氏の城下町があった一乗谷は、国の特別史跡、特別名勝、重要文化財の三重指定を受けた遺跡です。発掘された遺跡は広大ですが、町並みが一部復元されており、遊歩道も整っているので散策を楽しむのにはぴったり。今は静かな福井市郊外の里山をのんびり歩きながら、朝倉氏の栄枯盛衰に思いを巡らせてみましょう。
福井県のスポット③永平寺
座禅修行の道場として名高い永平寺は、今も多くの修行僧が修行を積んでおり、常に張り詰めた空気に包まれています。立派な建造物や季節感あふれる紅葉など見どころは多いですが、観光地ではありませんので、心静かに参拝しましょう。予約なしで座禅や写経を体験することもできます。門前町には飲食店やお土産屋もそろっているので、参拝の帰りに立ち寄ってはいかがでしょうか。
福井県のスポット④敦賀赤レンガ倉庫
港湾都市の敦賀市は明治から昭和初期にかけて、航路でロシアを経由しヨーロッパへとつながる交通路の拠点として栄えました。その歴史を今に伝えているのが赤レンガ倉庫。ジオラマ館では交易の歴史や、多くのユダヤ難民の命を救った杉原千畝の足跡をたどる資料が展示されています。レストラン館は和食、洋食、カフェがあり、地元グルメを味わうのにおすすめです。
福井県のスポット⑤かつやま恐竜の森
福井県の内陸部にある勝山市は、恐竜の化石などが多数出土していることから「恐竜王国」と呼ばれています。楽しく恐竜について学んだり、遊んだりできるスポットが「かつやま恐竜の森」。大型肉食恐竜のティラノサウルスが待ち受けるディノパークや化石発掘体験など、親子で一日楽しめる施設が充実。県立恐竜博物館は冬も営業しています。
福井県のスポット⑥越前ガニグルメ
日本海の冬の味覚を代表するズワイガニのなかでも、全国唯一の皇室献上ガニとして有名なのが「越前ガニ」。県内有数の水揚げを誇る越前町では、厳しい基準を設けて越前ガニを厳選して出荷しています。解禁からわずかな期間しか獲れない雌の「せいこがに」や脱皮間もない雄の「ズボガニ(水ガニ)」もおいしく、冬の福井県に訪れたらぜひ味わってほしいですね。
まとめ
富山、石川、福井3県の観光スポットを6つずつ紹介しましたが、これ以外にも魅力あふれる観光地や名所がたくさんあります。北陸新幹線で首都圏から日帰り圏内にはなりましたが、できれば温泉地などに宿泊して、じっくりと北陸旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
出典:ライター撮影