ペルーの面積ってどのくらい？日本と比較してわかりすく解説！

広大な国土を有するペルーは日本の約3.4倍の大きさですが、人口は日本の約1/4ととても少なく、人口密度は日本の約7％しかありません。人口と同様に経済の規模でも大きな差があり、GDP（国民総生産）は世界で日本は3位、ペルーが51位です。

ペルーの面積は約129万平方キロメートルで、日本の約3.4倍です。地形の特徴も異なっており、日本は山地が約70%を占めているのに対し、ペルーは低地の熱帯雨林地域が約60%を占めています。ペルーの広さは、日本で最も大きい都道府県である北海道の約15個分です。

ペルーの人口は約3289万人で、日本の人口の約1/4です。世界の人口ランキングでペルーは43位、日本は10位で日本が大きく上回っています。東京都・神奈川県・大阪府を足した人口は約3200万人で、ペルーとほぼ同じです。

日本は人口減少が社会問題とされていますが、ペルーの人口は年々増加傾向にあり、1990年～2020年の30年間で約1.5倍に増加しました。

ペルーの人口密度は約25人/平方キロメートルで、日本の人口密度の約7%しかありません。世界の人口密度ランキングでは、ペルーは150位、日本は26位です。ペルーは都市部に人口が集中する一方で、広大な広さを有する農村部の人口は少なく、世界の中でも人口密度は低い国です。

ペルーで最も広い県であるロレート県は、日本とほぼ同じ広さを有しています。一方で、人口密度はロレート県のほうが少なく日本の1％未満です。日本で最も人口密度の少ない北海道と比べても、ロレート県はさらに少ない人口密度です。

日本が47の都道府県で構成されているのに対し、ペルーは24の県と1つの特別区で構成されています。

ペルーの首都・リマ市の大きさは東京の1.2倍です。人口はリマと比べて東京が約350万人多く、東京の人口密度はリマの人口密度の1.6倍です。ペルーでも都市部の人口流入が社会問題となっており、リマの人口は年々増加傾向にあります。

ペルー第二の都市・アレキパの大きさは、大阪の約1.5倍です。一方で、大阪の人口はアレキパの約9倍、人口密度は約13倍で、アレキパを大きく上回っています。大阪は日本で2番目に小さい都道府県ですが、その中に多くの人口が集まっているのが特徴です。

アレキパの旧市街は、1500年代に石灰岩で作られた歴史的な建造物が多く、2000年に世界文化遺産に登録されています。

クスコはペルーの中で3番目に大きい県で、兵庫県の8.5倍です。兵庫の人口はクスコの4倍、人口密度はクスコの20倍で大きな差があります。大阪に近い兵庫はアクセスもよく、日本の中でも人口が密集している都市の一つです。

兵庫県朝来（あさご）市には、『日本のマチュピチュ』と呼ばれる竹田城があり、多くの観光客が訪れています。