冬の沖縄観光を楽しもう!
冬の沖縄にどんな魅力があるのでしょうか?定番アクティビティやマリンスポーツから穴場観光まで幅広くお伝えします。
冬の沖縄の気候は?
沖縄の夏・8月の平均気温は28.7℃。湿度も高く、日中は毎日30℃を超える日が続きます。また、8月の降水量は240mmと多め。これは台風が多い時期というのが関係しています。夏に旅行の計画をしても、台風が来て飛行機が欠航したらどうしようという不安が付きまといます。
それに比べて沖縄の冬・1月の平均気温はというと17.0℃。本州でいう春や秋の気温くらいでとても過ごしやすい気温です。台風を心配する時期でもないため、雨の日も少なく予定通り旅行を楽しむことができます。日中は長袖のシャツ1枚か、半袖に薄い羽織り物があれば問題ありません。しかし、朝晩は結構冷え込む日もあるため、ジャケットや薄手のコートを持っていくことをお勧めします。
冬の沖縄の旅行代金は?
夏といえば沖縄というイメージが長年定着しており、さらに夏休みとしてまとまった休暇が取りやすいことから、夏が沖縄のトップシーズンと言われています。トップシーズンの沖縄旅行の相場は、2泊3日で10万円超えは必至、20万円までは予算として見ておく必要があります。もちろん宿泊場所や日にちによって異なりますが、このくらいは目安としては考えておかないといけません。
比べて冬はオフシーズン。観光客も少ない時期です。オフシーズンの沖縄旅行の相場は、2泊3日で5~6万程度です。那覇のビジネスホテル利用であれば、2~3万の格安パックを用意している旅行会社も多いです。安くて観光客も少なめの沖縄の冬は、絶好の観光シーズンです。
冬の沖縄観光の楽しみ方①:マリンアクティビティやマリンスポーツ
マリンアクティビティやマリンスポーツは夏だけでしょ?と思っている方へ朗報です。冬でも楽しめるマリンアクティビティやマリンスポーツがあります。冬におすすめのマリンアクティビティやマリンスポーツをご紹介します。
ホエールウォッチング
ホエールウォッチングは12月下旬~4月上旬の期間限定で楽しむことができる冬ならではのアクティビティです。国内でクジラを見られる場所自体少なく、主に太平洋側の限られた地域のみなので、かなり貴重な体験です。ザトウクジラは冬になると温かい場所を求めて沖縄へ移動してきます。遭遇率はなんと100%、遭遇できなかった場合はツアー代金を返金してくれるほどです。沖縄の澄み切った青い海から飛び出すザトウクジラのダイナミックさを間近に見られるのは感動そのものです。ぜひ冬の沖縄で貴重な体験をしてみてください。那覇発、北谷発のツアーが多く、宿泊先のホテルまで送迎してくれるツアーが多いです。那覇市内の宿泊であれば那覇発、西海岸宿泊であれば北谷発を選択しましょう。
シュノーケリング
夏じゃないと海には入れないのでは?マリンスポーツは無理でしょ?と思っている方も多いと思います。海水浴はさすがに無理ですが、ウェットスーツを着ていれば冬でも海に入ることができます。なので、冬でもシュノーケリング体験ができるのです。
人気なのは西海岸にある青の洞窟のシュノーケリングツアー。ボートで洞窟のある地点まで向かい、そこから海へ入り、青の洞窟内へ。無数の魚たちの群れと泳げ、青の洞窟内では神秘的な異世界体験ができます。イタリアの青の洞窟が有名ですが、勝るとも劣らない青の洞窟が冬の沖縄で味わえるので、ぜひ体験してみてください。冬にできると思っている人が少ないので、冬の青の洞窟はかなり穴場で、冬のマリンスポーツはおすすめです。
マングローブカヤック
マングローブは熱帯地域に生息するので、日本では沖縄でしか見ることができません。なので、沖縄観光ではぜひマングローブの観察を取り入れてみてください。マングローブカヤックは1年中楽しめますが、1時間以上外で観察することになるので、夏の30度を超す炎天下はさすがに堪えます。その点、冬は快適に観察を楽しむことができます。
人気なのは慶佐次川でのマングローブカヤックです。沖縄本島最大級のマングローブ林と言われており、手つかずの大自然が多く残っています。潮の満ち引きによってスタート時間が変わるので、ツアー会社にスタート時間の目安を確認しながら計画を立てましょう。本部地区より北部に足を延ばす観光客も少ないのでかなり穴場です。
冬の沖縄観光の楽しみ方②:屋内アクティビティ
沖縄というとアウトドアをイメージしがちですが、屋内での楽しみ方もたくさんあります。沖縄の文化に触れる貴重な体験をしてみましょう。
シーサー製作体験
沖縄といえばシーサーが有名ですね。沖縄観光の記念に、自分でシーサーを作って持ち帰ることができる体験があります。粘土で一から手作りする体験から、絵付けだけを楽しむ体験までラインナップは豊富です。
せっかくなら一から手作りすることをおすすめします。見本はありますが、自由にポーズを変えて作ることができ、その後の絵付けもオリジナルの色を塗ることができます。終了したらその場ですぐ焼いて持ち帰るできる場合と、後日自宅へ配送してくれる場合があります。自宅の守り神として、自分だけのマイシーサーを作ってみてはいかがでしょうか?
サータアンダギー作り体験
沖縄を代表するお菓子といえばサーターアンダギー。そのサーターアンダギーを料理教室で手作りできる体験ができます。自分で揚げて、出来立てほやほやのサーターアンダギーを食べるのはとても貴重な体験です。売っているものでは味わえない美味しさがあります。
三線教室
沖縄を代表する楽器といえば三線です。その三線の演奏を教えてくれる体験があります。楽譜の読み方から丁寧に教えてくれるので、必ず皆弾けるようになって帰ります。沖縄民謡の安里屋ユンタや涙そうそうなんかが弾けるようになったら自慢ができますよね。帰ってからも練習できるように、お土産として三線を買って帰る人もいるそうです。
サトウキビ狩りと黒糖づくり体験
沖縄といえばサトウキビ。ドライブしていると見渡す限りサトウキビ畑が広がっているエリアがたくさんあります。そのサトウキビを狩るところから、狩ったサトウキビで黒糖を作るところまで体験をすることができます。サトウキビを狩るのはサトウキビ畑なので一部屋外活動になりますが、取ってきたサトウキビから黒糖を作る工程は屋内で行います。サトウキビに触れること自体沖縄でしかできないので、とても貴重な経験になるでしょう。刈り取ったその場で丸かじりもできちゃいますよ。
冬の沖縄観光の楽しみ方③:人気スポットを観光
沖縄には人気観光地がたくさんありますが、冬ならではの利点があります。いくつかのおすすめ人気スポットをご紹介します。
美ら海水族館
沖縄北部・本部町にある大人気水族館です。もはや日本を代表する水族館といっても過言ではないでしょう。大きな水槽のジンベイザメは有名すぎるほど有名ですよね。そんな人気スポットだけあってトップシーズンの夏の観光では、人がごった返しゆっくり鑑賞することも容易ではありません。ドライブで訪れる際は、駐車場の空きを長時間待たないといけないことも。
それに比べて冬は、比較的観光客も少ないため、思う存分ゆっくりと鑑賞することができます。また、冬でも温暖な気候なので、屋外のオキちゃん劇場でのイルカショー見学やエメラルドビーチの散歩も快適にできます。とても広大なエリアなので、ゆっくり見学できる冬の観光を選んでじっくり見て回るのをおすすめします。
首里城
首里城も美ら海水族館に並んで沖縄を代表する観光地で、観光客にとても人気のスポットです。首里城もトップシーズンの夏は駐車場の入場待ちをしたり、人混みの中で見学したりとデメリットが多いです。
首里城は世界遺産にも登録されている、日本の重要な文化遺産です。琉球王朝時代の歴史にじっくり触れるためには、ゆっくり見学できる冬の観光をおすすめします。また、世界遺産は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録をされており、首里城以外にも沖縄内に世界遺産スポットがあります。世界遺産巡りドライブを楽しむのもおすすめです。
おきなわワールド
沖縄南部に位置するおきなわワールドの中で最も有名なのが玉泉洞です。東洋で最も美しいと言われている鍾乳洞で、夏でも洞窟の中はひんやりしているので、夏の観光の避暑地として人気を集めています。それゆえに夏は観光客でごった返しています。逆に冬は暑さを凌ぐことを求める観光客が少ないため、ぐっと人も減り、見学がとてもしやすくなります。
また、おきなわワールド自体、沖縄の雰囲気満載の施設です。屋内型の沖縄ならではのアクティビティもあるので体験してみるのもよいでしょう。沖縄でしか見られないハブショーもやっているので、ぜひ猛毒ヘビの間近でスリルを味わってみてください。
斎場御嶽
斎場御嶽は琉球王朝時代に国家的な祭事が行われてきた沖縄を代表する聖地です。首里城同様世界遺産ですが、まだまだ穴場感満載のパワースポットです。とはいえ、今もなお沖縄の方々の信仰の場とされている場所なので、大騒ぎをしたり、ハイヒールや派手な服装で訪れたりするような信仰の場を汚す行動はご法度です。マナーを守って見学をしましょう。また、木々に囲まれているところが多いため、暑さがこもりやすく、夏の見学は暑さが堪えます。なので冬の観光が快適でおすすめです。
ガンガラーの谷
ガンガラーの谷は、数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れてできた亜熱帯の森です。斎場御嶽と同様、まだ沖縄の中では穴場感がありますが、徐々に人気を集め始めているパワースポットです。約1kmに渡る森を散策でき、太古の世界を肌で感じることができます。ガイドツアーもあるので、利用するとより理解が深まるでしょう。森の中なので、ガンガラーの谷も熱がこもりやすく夏は大変暑くなるため、冬の観光がおすすめです。また、夏は虫刺されもしやすい場所なので、その点でも冬のほうが観光しやすいです。
冬の沖縄観光の楽しみ方④:その他おすすめの過ごし方
国際通りで買い物三昧
沖縄で最も人が集まる通り。たくさんの飲食店やお土産店が軒を連ねます。この通りも夏の観光シーズンは道を歩くのも大変なほど人があふれており、お店でゆっくりお土産選びもできません。その点で冬は比較的人も少ないので、たっぷりショッピングを楽しむことができます。
海沿いの絶景カフェでゆっくり
沖縄では最近おしゃれなカフェが急増しており、若い女性中心に人気を集めています。沖縄を象徴する真っ青な海を眺めながらゆっくりティータイム、なんてことができれば最高ですが、夏は屋内でないと暑くてゆっくりもできません。その点、冬はいくらでも外でのんびりできるので、まったりカフェタイムがとてもおすすめです。ドライブの道すがら、おしゃれな穴場カフェを見つけてふらっと入ってみてはいかがでしょうか。
国道58号線のシーサイドドライブ
沖縄を南北に走る国道58号線は、ドライブの名所としてとても人気があります。というのも、海岸沿いを走るので、窓越しに真っ青な海がずっと続きます。この絶景はもはや異国感すらあり、感動を覚えるほどです。沖縄の南北を移動する際は、高速道路を使えば時間的には短縮できますが、ドライブを楽しむという意味ではぜひ国道58号線を利用して絶景ドライブを楽しんでみてください。
楽しみ方のまとめ
いろいろな角度から沖縄の冬の観光のおすすめポイントをお伝えしました。冬の沖縄観光はいいこと尽くし間違いなしです。夏には定番観光地の沖縄が、冬には超穴場観光地に変わります。ぜひ冬の穴場沖縄を体感してみてください。