目次 [表示]
- 沖縄観光に必須!沖縄自動車道の料金を徹底解説
- 沖縄自動車道の料金を概説
- 沖縄ではレンタカーやバイクを使おう
- 沖縄の交通事情
- 沖縄観光にはレンタカーが最適
- 軽自動車やバイクのレンタカー
- 沖縄自動車道は本土の高速道路と比べて料金が安い
- 沖縄自動車道の特別料金措置
- 沖縄自動車道の料金は当面値上げしない?
- 軽自動車レンタカーやバイクだとさらに安くなる
- 仮に値上げしても…
- 沖縄自動車道のETC割引
- 観光では主に深夜割引が効く
- 朝夕の通勤割引は旅行客にはあまり関係ない
- 休日割引は沖縄自動車道では適用されない
- 沖縄自動車道の料金は端から端までで普通車レンタカーだと1,020円
- 空港の最寄りは自動車道最南端の那覇インター
- 美ら海水族館最寄りは最北端の許田インター
- 美ら海水族館へのレンタカーアクセスは、往復でいくら?
- 許田から名護市内への延伸計画
- 那覇空港から直結の自動車道が延伸工事中
- 那覇空港自動車道の現在(2019年10月時点)
- 豊見城東道路と南風原道路は無料
- 沖縄本島南部を観光するなら、大半が下道
- 沖縄自動車道の各インターの解説と那覇インターからの料金や時間
- 沖縄自動車道・起点の那覇インター
- 沖縄自動車道・西原インター
- 沖縄自動車道・北中城インター
- 沖縄自動車道・沖縄南インター
- 沖縄自動車道・沖縄北インター
- 沖縄自動車道・石川インター
- 沖縄自動車・金武インター
- 沖縄自動車道・宜野座インター
- 沖縄自動車道終点・許田インター
- まとめ
沖縄観光に必須!沖縄自動車道の料金を徹底解説
レンタカーで沖縄旅行をしようと思う方は多いと思います。那覇市以外は公共交通機関があまり整っていないので、自由に観光しようと思うとどうしてもレンタカーになってしまいます。そして、レンタカーで沖縄を観光するのであれば必ず使うのが高速道路の沖縄自動車道です。レンタカーで沖縄自動車道を使うと、どれくらいの料金がかかるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、沖縄自動車道の料金について徹底解説していきます。
沖縄自動車道の料金を概説
沖縄自動車道を全区間、端から端まで普通車で利用すると、1,020円となります。ETCの休日割引は適用されないので、平日でも祝日でも変わらずこの料金です。ただし、深夜割引は適用されるので、深夜0時から4時の間に通行すれば、よりリーズナブルな料金で沖縄自動車道を通過することができます。細かい料金の話は、後ほどさらに詳しく紹介していきます。最大で1,020円だということは頭に入れておきましょう。
沖縄ではレンタカーやバイクを使おう
沖縄本島を堪能するのであれば、レンタカーは欠かすことができません。レンタカーなしで公共交通機関だけで観光しようとすると、ルートやスポットにかなりの制限がかかってしまいます。那覇市内以外も観光する方は、ぜひレンタカーやレンタバイクを借りるようにしましょう。
沖縄の交通事情
沖縄の観光はレンタカーというイメージが強いかもしれません。というのも、沖縄には地下鉄や電車がないからです。沖縄の県庁所在地・那覇ではバスやモノレールが整備されていますが、他のエリアですと公共交通機関はあまり発達していません。沖縄県に住んでいる方の多くが、自家用車を使って移動しているのです。ただし、那覇エリアを巡るだけの短期旅行ならレンタカーなしでモノレールやタクシーなどでも十分事足ります。
沖縄観光にはレンタカーが最適
沖縄本島の旅行を堪能する場合、公共交通機関に頼らずに空港からレンタカーを借りて、乗用車で移動するのがベストです。沖縄の道路を走っていると「わナンバー」が、かなりの数を占めていることに気付くことでしょう。わナンバーはレンタカーに割り振られているナンバーです。多くの旅行客が沖縄本島観光にレンタカーを使っているのです。
軽自動車やバイクのレンタカー
沖縄本島は、端から端まで直線距離で106キロメートルあります。しかし、メジャーな観光地を旅行するだけなら、そこまで移動距離は伸びません。1人や少人数での旅行の場合、レンタカーは普通車ではなく、軽自動車でも安くあがっていいかもしれません。沖縄の道路は渋滞が頻発しますので、乗用車レンタカーではなく、あえてバイクをレンタカーで手配するのも一つの手段です。バイクなら渋滞の中でもスイスイ進めるので快適です。
沖縄自動車道は本土の高速道路と比べて料金が安い
沖縄の唯一の高速道路・沖縄自動車道は、那覇から終点の許田インターまで行っても57.3キロメートルで1,020円と格安な料金設定になっています。どうしてこんなに安いのでしょうか?値上げの心配はないのでしょうか。
沖縄自動車道の特別料金措置
沖縄自動車道には、1999年から継続して特別料金措置がとられています。政府が沖縄県の経済対策のために期間限定の措置をとっているのです。具体的には、通常の他の高速道路と比べて35パーセントの割引が常時適用されています。休日じゃなくても休日料金よりも安い料金で使えているのが現状なのです。
沖縄自動車道の料金は当面値上げしない?
沖縄自動車道の特別料金措置は、期間限定の措置です。ですから、期間が過ぎれば元の料金に値上げするのが本来の姿です。しかし、99年から2年ずつ期間限定の措置が延長され続けており、2019年も2021年までの延長が決定されました。当面沖縄自動車道は値上げなしで利用できそうです。仮に値上げした場合には、那覇インターから終点の許田インターまでは普通車で1,020円から560円値上げの1,580円となります。
軽自動車レンタカーやバイクだとさらに安くなる
値上げしそうで値上げしていないのが沖縄自動車道の料金設定です。普通車では、端から端までで1,020円と格安です。しかし、軽自動車やバイクだとさらに安くなります。1,020円が850円にまで下がるのです。軽自動車やバイクは、普通車よりもレンタカー料金も安いですし、高速道路の料金も安く済みます。1人旅であれば、軽自動車やバイクのレンタルも視野に入れるといいでしょう。
仮に値上げしても…
沖縄自動車道への期間限定の値下げ措置が仮に中止になって、値上げした場合でも旅行の場合には実はそこまで痛手ではありません。現在は適用されていない休日割引が効くようになるはずだからです。また、全区間乗ったとしても、値上げ後との差額は560円だけで済みます。日常的に通勤に使っている沖縄県民の方が値上げの打撃をくらう仕組みなのです。
沖縄自動車道のETC割引
沖縄自動車道をETCを使って利用する場合、どのような料金設定となるのでしょうか。ETCを利用した方がお得になるのでしょうか。実は、沖縄自動車道ではETCを使ううまみはあまりありません。以下、沖縄自動車道のETC割引について詳しく説明していきます。
観光では主に深夜割引が効く
沖縄自動車道のETC割引で一番経済的な恩恵が大きいのは、深夜割引です。深夜0時から4時の間に沖縄自動車道をETC車で走行すると、料金が最大3割引きになります。具体的には、全区間通行した場合1,020円なのが710円にまで下がります。軽自動車やバイクなら600円となります。とはいえ、旅行で深夜の時間帯に移動するのはあまりないでしょうから、旅行ではほとんど関係のないETC割引だといえるでしょう。
朝夕の通勤割引は旅行客にはあまり関係ない
沖縄自動車道では、他の高速道路と同様、朝や夕方のETC通勤割引が適用されます。平日の朝6時から9時・夕方の17時から20時に、1か月のうち5回以上走行すると30~50パーセントがETCマイレージサービスとして還元されます。しかし、旅行でこの条件を満たすのは難しいので、旅行客にはほとんど恩恵がないサービスといえるでしょう。
休日割引は沖縄自動車道では適用されない
一般の高速道路の場合、ETC車で休日に高速道路を走行すると休日割引が30パーセント適用されます。しかし、沖縄自動車道の場合、前述した期間限定の特別措置料金が適用されるため、休日に走っても特に安くはなりません。沖縄自動車道は、ETCで休日に走っても、平日に走っても、料金は変わらないのです。
沖縄自動車道の料金は端から端までで普通車レンタカーだと1,020円
沖縄自動車道を全区間(那覇インターから許田インターまで)走行すると、普通車の場合1,020円となります。10近くのインターがある沖縄自動車道ですが、使う際には全区間を使うことが多くなりがちです。そこで、以下では那覇から許田インターまでの全区間走行についてご紹介していきます。
空港の最寄りは自動車道最南端の那覇インター
沖縄自動車道の最初のインターは、最南端にある那覇インターです。那覇空港からも最寄りのインターですが、空港への直結コースはまだ開通していません。空港から沖縄自動車道に乗るまで、少々時間がかかることは知っておきたいところです。
美ら海水族館最寄りは最北端の許田インター
沖縄で最もメジャーな観光地といえば、本島北部の本部町にある美ら海水族館ではないでしょうか。美ら海水族館は那覇市から遠いので、足を運ぶ際には沖縄自動車道を全区間走行し、さらにそこから下道で車を走らせる必要があります。美ら海水族館の最寄りインターは最北端の許田インターです。許田インターから美ら海水族館までは27キロメートル、渋滞なしだと35分ほどの距離となります。
美ら海水族館へのレンタカーアクセスは、往復でいくら?
那覇空港から美ら海水族館までは、沖縄自動車道を全区間使うと片道93キロメートル、高速料金が1,020円かかります。往復の場合には、186キロメートル・高速料金2,040円。これに距離に応じたガソリン代と、レンタカーの契約料金・美ら海水族館の入場料金がかかることとなります。ちなみに、美ら海水族館がある海洋博公園の駐車場代はすべて無料となっています。軽自動車やバイクの場合、高速代が往復で1,700円です。
許田から名護市内への延伸計画
沖縄自動車道最北端の許田インターから美ら海水族館までは27キロメートルの距離があります。これをもう少し近づけようとする延伸計画はないのでしょうか。名護市内まで延伸しようという計画も持ち上がっているのですが、延伸は今のところは決まっていません。沖縄自動車道北端の延伸が実現するのは相当後になりそうです。
那覇空港から直結の自動車道が延伸工事中
沖縄旅行の入り口となる那覇空港から、沖縄自動車道・那覇インターまでは20キロメートルほどの距離があります。空港と沖縄自動車道をつなぐ「那覇空港自動車道」が現在延伸工事中で、早期完成が待たれる状態となっています。
那覇空港自動車道の現在(2019年10月時点)
那覇空港自動車道は、2019年10月時点ではまだ全線開通してはいません。那覇空港から豊見城・名嘉地インターをつなぐ小禄道路がまだ延伸事業中で繋がっていないのです。ですから、延伸していない空港から豊見城までは下道で移動しなければなりません。この区間は渋滞も多く時間に余裕を持って移動する必要があります。那覇空港自動車道の豊見城から西原ジャンクションまでは、すでに延伸で開通しておりすでに延伸で開通しており、無料で通行することができます。
豊見城東道路と南風原道路は無料
那覇インター(厳密には西原ジャンクション)から那覇空港を結ぶ那覇空港自動車道は、延伸事業中の小禄道路と、すでに延伸している豊見城東道路・南風原道路の3つからなります。西原ジャンクションから南風原南インターまでは南風原道路と呼ばれており、現在は無料で通行できます。南風原南インターから豊見城・名嘉地インターまでは豊見城東道路と呼ばれており、こちらも無料で開放されています。
沖縄本島南部を観光するなら、大半が下道
那覇より南の沖縄本島南部エリアを旅行する場合、前述した南風原道路や豊見城東道路をうまく使って東西の移動し、そこから下道で南下していくのが基本となります。那覇空港から真南にある「ひめゆりの塔」などは、那覇空港自動車道を使わず下道のみで観光することとなります。このように、沖縄南部は高速道路に頼れず下道を通らなければならないのです。安上がりではありますが、下道移動になれていない方には少しつらいかもしれません。
沖縄自動車道の各インターの解説と那覇インターからの料金や時間
これまで、沖縄自動車道の料金や現状などについて簡単に説明してきました。全区間端から端まで走ったら1,020円かかることなどは、すでに何度も説明した通りです。以下では、全区間以外の区間について、那覇インターからかかる料金や各インターの最寄りの観光地などについて詳しく説明していきます。
沖縄自動車道・起点の那覇インター
沖縄自動車道の起点となっている那覇インターは、首里城のすぐそばに設置されています。空港からは20キロメートル離れていますが、人気の観光地・首里城のそばですのでセットで通過できるようなコースを組んでおくと効率がいいでしょう。那覇空港そばには、首里城の他、那覇エリアの観光地・国際通りや識名園などがあります。
沖縄自動車道・西原インター
沖縄自動車道の西原インターは、那覇インターから5.6キロメートルの距離にあり普通車で200円で行けます。軽自動車やバイクの場合には190円です。所要時間は5分ほど。西原インターから近いスポットは、浦添大公園やぎのわん海浜公園などがありますが、そこまで人気の観光地ではありません。旅行客は西原インターをあまり使わないでしょう。
沖縄自動車道・北中城インター
沖縄自動車道の北中城インターは、那覇インターから12キロメートルの距離にあります。通行料金は普通車で310円、軽自動車やバイクで270円となります。那覇インターからの所要時間は約9分です。
中城城跡
北中城インターのすぐそばには、世界遺産の構成遺産でもある琉球王国時代の城跡・中城城跡があります。首里城などと違い、建物などはなく城壁だけですが、見晴らしがとてもよくて人気の観光スポットとなっています。
アメリカンビレッジ
北中城インターのそばではありませんが、北谷にあるアメリカンビレッジに行く際には北中城インターを使うとスムーズです。アメリカンビレッジでは、アメリカ統治下でもあった沖縄の雰囲気を味わうことができます。観覧車の他、人気のショッピングモールもあるので沖縄観光でも人気のスポットとなっています。
沖縄自動車道・沖縄南インター
沖縄南インターは那覇インターから17.8キロメートル離れており、普通車は410円、バイクや軽自動車で340円で行けます。所要時間は約14分となっています。近くには子供向けテーマパークの沖縄こどもの国がある他、イオンモールもあります。沖縄市を観光する際には役立つインターです。
沖縄自動車道・沖縄北インター
沖縄自動車道の沖縄北インターは、那覇インターから22.9キロメートル離れています。普通車は500円、バイクや軽自動車で430円で行けます。所要時間は約18分ほどです。沖縄北インターの近くに特に目立つ観光地はありませんが、沖縄市街へのアクセスには便利です。また、少し離れていますが、世界遺産の勝連城跡に行く際には沖縄北インターを使うと便利です。
沖縄自動車道・石川インター
沖縄自動車道の石川インターは、那覇インターから31.4キロメートルの距離にあります。普通車で650円、軽自動車やバイクだと540円で行けます。所要時間は約24分です。うるま市を観光する際に使えるインターですが、うるま市には目立った観光地はありません。少し離れますが、琉球村へ行く際には沖縄北インターか石川インターを使うと便利です。
沖縄自動車・金武インター
沖縄自動車道の金武インターは、那覇インターから39.9キロメートルの距離にあります。料金は普通車ですと770円、軽自動車やバイクなら650円です。所要時間は約30分となります。金武も目立った観光地はありませんが、タコライス発祥の店・キングタコスがあるので是非寄ってみるといいでしょう。金武は「米軍基地のある沖縄」を味わえる雰囲気の町となっています。
沖縄自動車道・宜野座インター
沖縄自動車道の宜野座インターは、那覇インターから48.1キロメートルの距離にあります。高速料金は普通車ですと880円、軽自動車やバイクですと740円です。所要時間は約37分となります。宜野座村を観光する場合に活用できるインターです。宜野座村は目立った観光地があるわけではありませんが、沖縄の綺麗な海や独特の植林を楽しめる「のどかな村」です。
沖縄自動車道終点・許田インター
沖縄自動車道の終点、最北端にある許田インターは、那覇インターから57.3キロメートルの距離にあります。高速料金は普通車で1,020円、軽自動車やバイクですと850円となります。那覇からの所要時間は43分ほどです。すぐ近くには「道の駅許田」があり、名護市や沖縄北部の各エリア、美ら海水族館などを観光する際に使うインターとなります。
道の駅許田
許田インターからすぐそばにある道の駅許田は、名護周辺の名物や土産物を購入するのに最適なスポットです。全国に1000以上ある道の駅の中でも1位に輝いたことがある人気の道の駅ですから、ぜひとも通り道に寄っていくことをおすすめします。やんばるの魅力を堪能できますよ。
まとめ
以上、沖縄自動車道の料金を中心に様々な解説をしてきました。全区間通っても1,020円と格安な沖縄自動車道、ぜひとも観光の際に活用していきましょう。沖縄自動車道について知りたいことは把握できたでしょうか。沖縄旅行の際のお役に立ててください。最後までお読みいただきありがとうございました。