目次 [表示]
- ニュージーランドの治安はいい?悪い?
- ニュージーランドの治安:現在の状況
- 現在の治安は消して悪くない
- 日本よりは犯罪率が高い
- ニュージーランドの治安:注意したい危険な地域 [4選]
- 1.オークランド南部
- 2.カランガハペ・ロード
- 3.ロトルア
- 4.クライストチャーチ
- ニュージーランドの治安:旅行中の注意点 [6選]
- 1.置き引き
- 2.車上荒らし
- 3.夜間の外出は控える
- 4.現金を多く持ち歩かない
- 5.飲酒トラブルに巻き込まれないようにする
- 6.バッグは必ず開けっぱなしにしない
- ニュージーランドの治安:テロの可能性はある?ない?
- テロが起こる可能性は高くないが注意が必要
- ニュージーランドの治安:物価は高い?安い?
- 日本と比較した物価
- レストランは高い
- 農作物は安い
- 交通費は安い
- ニュージーランドの治安:旅行におすすめの観光地 [4選]
- 1.北東にあるベイ・オブ・アイランズ
- 2.北東にあるウェリントン
- 3.南東にあるダニーデン
- 4.南東にあるワイタキ
- ニュージーランドの治安についてのまとめ
ニュージーランドの治安はいい?悪い?
ニュージーランドは豊かな自然が残る、北東と南東に分かれている人口約500万人の島国です。マオリ族と呼ばれる、先住民の方々が踊る「ハカ」をご存知の方も多いのではないでしょうか。治安や物価、テロ情報など旅行時に注意が必要なことを解説していきますので、旅行の際に活用するようにしてください。
ニュージーランドの治安:現在の状況
治安状況が現在いいのか、悪いのかは旅行で実際に訪れる前に、よく調べて知っておく必要があります。この項目では、ニュージーランドの治安状況や犯罪情報などを含めて、日本と比べながらできるだけ丁寧に解説いたします。
現在の治安は消して悪くない
ニュージーランドは、ほかの国と比べても、治安のいい国です。昼間であれば基本的に女性が1人でも出歩けます。有名な観光地であれば女性1人で旅行している人も少なくありません。感染症や大規模テロの発生率も高くなく、基本的には治安は悪くなく、いい部類に入るといえます。
日本よりは犯罪率が高い
軽犯罪を含む犯罪発生率をニュージーランドと日本で比較すると、ニュージーランドは日本のおよそ8倍の犯罪発生率です。8倍と聞くととても危険だと感じがちですが、海外によくある銃器による犯罪や凶悪犯罪率は少なく、主に置き引き、空き巣といった軽犯罪が主な割り合いを占めています。日本人観光客の中にも、ふとしたときに荷物が取られていた、というケースも起きていますので注意しましょう。
ニュージーランドの治安:注意したい危険な地域 [4選]
比較的治安はいい国ですが、やはりその中でも訪れる際には注意が必要な危険な地域はいくつか存在します。ニュージーランドの旅行を安全に楽しむためにも、このような危険な地域に関する情報は事前に知っておくべきでしょう。この項目ではニュージーランドの中でとくに注意が必要な地域を4カ所、ご紹介していきます。
1.オークランド南部
この地域の南部は中心部とは異なり、低所得層や貧困層の人が多く住んでいて雰囲気自体が暗く、治安も悪い地域です。また、ホームレスの人がいたり、昼間からパブなどで飲酒している人、なかには麻薬をやっている危険な人もいます。このような人を見かけたら決して近づかないようにしましょう。
2.カランガハペ・ロード
こちらはオークランドにある「K・ロード」とも呼ばれる地域です。バーやパブ、ブティックなどが立ち並ぶ場所で観光客が訪れる場所でもあります。しかし、飲み屋街ということもあり、飲酒による危険なトラブルが多く発生していることも。日本人観光客のなかにも、酔っぱらった人に絡まれたり、暴行を受けたりした人がいます。バーなどのお店で荷物の盗難の発生や性犯罪も報告されているので、注意が必要です。
3.ロトルア
ロトルアは温泉と湖が有名な、ニュージーランドの観光地です。夜になると車上荒らし、強盗などが多発するなど治安の悪い地域となります。とくに夜間の車上荒らしが多く発生するので、もしもレンタカーなどを夜間に駐車する場合は車の施錠はもちろんのこと、必ず車内には荷物を置かないようにしてください。
4.クライストチャーチ
ニュージーランドのクライストチャーチは、都市部でありながら豊かな自然に囲まれている地域です。クライストチャーチは地域全体の治安が悪いというわけではなく、東と郊外の地域は治安が悪いエリアとなっています。どちらも人種差別意識が強く、日本人観光客が差別的な発言をされたケースも。どちらの地域もあまり街を歩いている人が多くないため、犯罪に巻き込まれないためにも1人での行動はしないように注意をしてください。
ニュージーランドの治安:旅行中の注意点 [6選]
たとえ治安がいいとされていても、旅行中に注意しておくべきことは何点か存在します。ですが、事前にどういったことに注意すればいいかを知り、しっかりと対策を行えば問題はありません。今回は、ニュージーランドでの旅行を楽しいものにするために、旅行中の注意点を挙げていきますので参考にしてください。
1.置き引き
日本だと自分のバッグや携帯電話などを、座席の確保のために誰もいない席に置いておくことも多いですよね。日本であれば荷物を盗まれることはあまりありませんが、残念ながらニュージーランドでは置き引きが多発しています。バーなどで椅子の下や足元にバッグを置いておいたものが知らない間に置き引きされていたということもあるのです。荷物は必ず置いたままにしないように注意し、人目に付くところに置くか手に持つよう注意するようにしてください。
2.車上荒らし
都市部での発生率が高く、駐車場や路上に停車している車など、場所を問わず発生しています。レンタカーなどを借りて車を利用する際は、かならず車内には貴重品はもちろんのこと、荷物を置かないように注意してください。もし、どうしても車内に荷物を置いておきたい場合は、窓から見えやすいところではなく、なるべく見えにくい場所に隠すように置きましょう。
3.夜間の外出は控える
治安がいい国といっても、やはり夜間の外出は避けたほうが賢明といえます。日本に住んでいると夜中に外出してもあまり危険は感じませんが、ニュージーランドは性犯罪や強盗などの犯罪が多発しており、夜間に外を歩くのは危険といえます。犯罪の被害にあう可能性もあるため、女性だけでなく男性も観光は必ず日中に行うようにしてください。
4.現金を多く持ち歩かない
強盗やひったくりなどの荷物を奪われる犯罪が発生しやすいため、なるべく現金を持ち歩かないようにしてください。お土産や宿泊費の支払いなどでどうしてもたくさんのお金が必要な場合は、現金ではなくキャッシュカードやクレジットカードを使うようにしましょう。とくに日本人観光客は「お金をたくさん持っている」と思われることが多いので、現金の持ち歩きは避けたほうがいいです。
5.飲酒トラブルに巻き込まれないようにする
バーやパブで飲む際や、飲み屋街を歩く際は飲酒トラブルを起こさない、もしくは巻き込まれないように注意が必要です。地域によっては、昼間から飲酒している人もたくさんいるので、観光の最中に絡まれるケースも発生しています。酔っぱらいの人がいたらなるべく近づかず、自分が飲酒する場合もほどほどに酔う程度にしておくことがおすすめです。
6.バッグは必ず開けっぱなしにしない
ニュージーランドでは治安が悪い地域だけなく、観光地でもスリやひったくりなどの犯罪も多く起きています。すぐにバッグの中身を取り出せるように、バッグを開けっぱなしにしている人も多いかと思いますが、バッグを開けたまま歩いているとスリやひったくりに狙われやすくなり危険です。とくに、パスポートや財布などの貴重品が入っているバッグの扱いには注意が必要といえます。
ニュージーランドの治安:テロの可能性はある?ない?
海外へ旅行する場合に、その国でテロが起こりやすいかどうかは知っておきたい情報ではないでしょうか。ニュージーランドは比較的重大な犯罪が発生しにくい国ですが、テロについての可能性の有無などを紹介していきます。
テロが起こる可能性は高くないが注意が必要
ニュージーランドでテロが起こる確率は低いといえるでしょう。ただし、2019年3月にクライストチャーチのモスクにて銃器によるテロが起き、50名もの方が死亡しているテロが起きました。ニュージーランド軍による反ISIL連合への参加など、イスラム過激派などによる組織のテロの可能性も考えらます。ニュージーランドではこれまでテロがあまり起きておらず、今後もその可能性は比較的高くないとはいえますが、それでも日本にいるときよりも注意が必要です。
ニュージーランドの治安:物価は高い?安い?
旅行中はなにかと出費がかさむため、現地の物価が高いのか安いのかは事前に知っておくべき情報です。旅行中にお金が足りないということにならないように、この項目を読んでみてくださいね。
日本と比較した物価
ニュージーランドと日本の物価を比べるとニュージーランドのほうが物価は高いです。その理由は、給与水準が高いことと家電や食品などの多くを国外から輸入していることが挙げられます。給与水準に含め、地価も高いため結果として全体的に日本と比べ、物価は高いといえるでしょう。
レストランは高い
物価のなかでも、レストランなどの外食はとくに高いといえます。バーなどの飲食店でビールを飲むと1杯あたり、700~1,000円ほどします。お肉料理は2,500円ほどが最低ラインの価格です。食事は旅行中に欠かせないポイントですが、長期間の旅行の場合は自炊のできる宿などを借りて、外での食事の回数を減らすのがおすすめといえます。
農作物は安い
ニュージーランドでは国内で野菜やくだものの多くを作っているため、季節の野菜などは比較的安く購入することができます。りんごが1キロあたり約300円、トマトは1キロあたり約800円と、日本と比べるとかなり安いといえるでしょう。ただし、冬だとほかの季節に比べ価格が上がるため注意してくださいね。
交通費は安い
ニュージーランドは長距離移動のバスが国全体を走行しています。たとえば、オークランドとクライストチャーチまでの距離はおよそ1,000キロメートルありますが、10,000円ほどの料金で移動することが可能です。公共バスも料金が安く、ニュージーランドの人たちが都市で移動するのに最も使用している移動手段でもあります。
ニュージーランドの治安:旅行におすすめの観光地 [4選]
ここまでニュージーランドの治安や物価などの情報を解説してきました。ニュージーランドについて正しい知識と理解があれば、心配はいりません。この項目ではおすすめのスポットを北東、南東に分けて紹介します。
1.北東にあるベイ・オブ・アイランズ
この地域は亜熱帯気候で、サーフィンやシュノーケリング、ダイビングといった海辺のレジャーが盛んです。野生のイルカを観察するツアーなどもあり、ビーチでの余暇を楽しみたい人にはとてもおすすめの地域です。日本ではなかなか見ることのできない野生動物も多く生息しているので、動物が好きな人にもおすすめですよ。
2.北東にあるウェリントン
ウェリントンはニュージーランドの首都で、北東の中心的存在の地域です。映画やバレエ、演劇といったアートが盛んで、「ロードオブザリング」が撮影されました。映画に関するロケ地をめぐるツアーなどもあり、映画好きには魅力あふれる街です。また、首都でありながら自然を残すための保護地区があり、そこにはキーウィという珍しい鳥も生息しています。
3.南東にあるダニーデン
この地域は、歴史的建造物が多く残っている街並みが有名です。お城や大聖堂といった建造物が好きな人にはぜひ訪れていただきたい場所になっています。また、ブティックやギャラリーなどのショッピング施設も多いので、歴史的な街並みを見ながらお買い物をしましょう。絶滅危惧種のペンギンもおり、ツアーで実際に見ることも可能です。
4.南東にあるワイタキ
この地域は、豊かな自然と牧草地などの風景が広がるエリアです。牧草地では牛や羊、牧羊犬などを見ることができ、実際に羊の毛刈り体験もできるツアーがあります。さらにこの地域には野生のペンギンが生息していて、時間帯によっては海岸を歩く様子を見ることもできるかもしれません。自然や動物に囲まれてのんびりと過ごしたい人におすすめの場所ですよ。
ニュージーランドの治安についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。ニュージーランドはほかの海外の国と比べると治安がとてもいい国です。日本と比べると旅行中に気を付けるべき注意点はいくつかありますが、それらをきちんと守れば楽しい旅行を楽しめますよ。事前に治安がいい地域か、悪い地域かを調べ、物価などの情報を手に入れておくようにしましょう。きちんと対策をしてニュージーランドでの旅行を満喫してくださいね。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」をチェックしましょう。
https://www.pakutaso.com/