オーストラリアの都市ごとの観光情報をご紹介！特徴や見どころは？

オーストラリアは、日本から飛行機で7〜10時間ほどの距離にある広大な国土をもつ国です。治安も安定しているため、毎年多くの日本人観光客が訪れる国となっています。オーストラリアは国土が広いので、各都市での街歩きだけでなく近郊の大自然も気軽に楽しめるのも魅力の一つ。海に山に自然に、そして珍しい動物との忘れられない出会いをしましょう。この記事では、日本人に特に人気の観光都市の見どころや名所をご紹介します。

ニューサウスウエールズ州の州都で、オーストラリア最大の都市であるシドニー。経済と金融の中心地でありながら開放的な雰囲気と文化が根付いており、街中はどこか陽気なムードが漂う不思議な街となっています。街中には多くの名所がありハイレベルな食文化も楽しめる街なので、オーストラリア旅行はここを拠点にする観光客が多いです。ショッピングやグルメを楽しみながら、魅力溢れる街の雰囲気を丸ごと楽しみましょう。

シドニーの人気スポットと言えば、誰もがオペラハウスを思い浮かべるでしょう。シドニー湾の青に映える美しい白亜の建物オペラハウスは、20世紀を代表する建築物として世界文化遺産にも登録されています。美しい曲線を描くその姿は見る人を魅了しますが、せっかくなら、記念撮影だけでなく、中にも入ってみましょう。ガイドツアーでホールやシアターを見学したり、館内レストランで食事をしたり、楽しみ方は多くあります。

自然派の人におすすめしたい観光地が、世界遺産に登録されているブルーマウンテンズです。シドニーから電車で約2時間の場所にありますので、日帰りでも訪れることができます。ブルーマウンテンズの見どころは、ユーカリが広がる青い山並みと、さまざまな伝説が語り継がれるスリーシスターズと呼ばれる3つの奇岩。豊かな自然をケーブルウエイやトレッキングで楽しみましょう。シドニーから日帰りツアーも多く組まれています。

黄金色に輝く砂浜が約42キロメートルも続く、世界屈指のビーチリゾートであるゴールドコースト。年間晴天日は300日以上で、常に世界各国からの旅行者でにぎわう街です。この街の特徴は、豊富なアクティビティや魅力溢れるテーマパークが数多くあるところ。家族旅行に訪れるのにも、ぴったりな都市です。手つかずの自然が残る島や、世界遺産のラミントン国立公園など、近郊には自然も多くあります。

ゴールドコーストの人気スポットは、ゴールドコーストの中心地であるサーファーズパラダイスです。ここには、ショッピングモールやモダンなレストランなど多くの店があり、一日中、そして一年中にぎやかな場所となっています。地名の通りサーフィンで有名な場所で、初心者でも参加できるサーフィンレッスンが観光客には大人気です。買い物にグルメに海でのアクティビティにと、いろいろな楽しみ方ができる観光地となっています。

ゴールドコーストのおすすめ観光地は、大自然の中で動物たちと触れ合うことのできるカランビン・ワイルド・ライフ・サンクチュアリーです。広大な敷地に、コアラやカンガルー、エミューなどオーストラリア中の動物が暮らしています。園内ではバードショーやアボリジニショーも開催されるので、時間をチェックしてから散策しましょう。日本の動物園とは違い、囲いがない大自然の中で伸び伸び過ごす動物の姿を見ることができます。

オーストラリアだけでなく世界の名所と言っても過言ではない存在がここ、ウルル（エアーズロック）です。荒涼とした砂漠の中に突如姿を表す巨大な一枚岩であるウルル。ここは3万年以上も前から、この地で暮らしてきたアボリジニの聖地でもあります。赤褐色の岩肌は、時間ごとにその表情を変えるのが見どころの一つ。様々な時間帯に見られるウルルの表情を、ぜひ目に焼き付けておきましょう。

ウルルの人気スポットの1つが、朝日とウルルのシルエットが楽しめるスポットです。真っ暗な大地からどこまでも続く赤茶色の砂漠の水平線に昇る朝日が見え出すと、徐々にそのシルエットをはっきりと映し出すウルル。反対側には奇岩群であるカタ・ジュタもそのシルエットを見せだし、前にも後ろにも幻想的な風景が広がります。ここは、サンライズツアーに参加すると連れて行ってくれる場所なので、ツアーをチェックしてみましょう。

2019年10月にウルルへの登山が禁止され、さらに人気観光地に躍り出ているのがカタ・ジュタです。カタ・ジュタは大小36の岩山の集合体であり、「たくさんの頭」という意味をもつ奇岩群。見る場所により景観が異なるのが特徴で、サンセットビューイングエリアは、夕日を眺める名所ともなっています。風の谷トラックと呼ばれる約3時間のトレッキングコースもあり、壮大なスケールを肌で感じることができる場所です。

オーストラリアの中でも、日本から一番近い観光地として有名なのがケアンズです。街自体は小さな街ですが、この街の特徴は何と言っても世界遺産のグレードバリアリーフが広がる海にあります。年間を通して暖かく、街自体はのんびりとした雰囲気が広がるので、家族旅行やハネムーンにも人気の観光地です。近くには熱帯雨林も広がるので、海に山に、自然を思う存分楽しむことができます。

ケアンズを楽しむには、海は欠かせません。アウターリーフと呼ばれるグレートバリアリーフの外側のエリアをダイビングやシュノーケリングで楽しみましょう。ケアンズの海の特徴は、その透明度とサンゴ礁の多さ。それらを楽しむには、海に潜るのが一番です。ケアンズには多くのツアー会社があるので、目的に合ったツアー会社を探してみましょう。信じられないくらい綺麗な景色が目の前に広がるはずです。

ケアンズに訪れたらぜひ行って欲しいのがグリーン島です。グリーン島は、6000年もの歳月をかけてできたサンゴ礁の島。この島の特徴は、誰でも楽しめる島であること。浅瀬が続くビーチは家族連れにもぴったりだし、アクティブ派はパラセイリングやカヌーなどマリンアクティビティが思う存分楽しめちゃいます。小さな島なので島自体に見どころはそう多くはないですが、自然の中でのんびりと過ごすことができる島です。

オーストラリア第二の都市でありながら、落ち着いた雰囲気が広がるメルボルン。ガーデンシティと称されるだけあり、街のあちこちに公園があるどこかのんびりとしたムードが漂う街です。世界的に有名な競馬のメルボルンカップや、F1グランプリといったイベントが開催される街でもあります。街自体には見どころはそう多くはないので、ぜひ近郊に足を伸ばしてダイナミックな自然を楽しむのがおすすめです。

メルボルンへ訪れたらぜひ足を伸ばして行って欲しいのがフィリップ島です。この島の特徴は、フェアリーペンギンに会えること。オーストラリア南部に生息する世界最小サイズのフェアリーペンギンは別名リトルペンギンとも言われ、ビーチをヨチヨチ歩く姿が人気です。フィリップ島は野生動物が多く住む名所で、アシカやオットセイも見られます。島内陸部にはワイルドライフパークがあり、海の動物も陸の動物も楽しめる島です。

メルボルンを訪れたらぜひ足を伸ばしたい名所が、グレートオーシャンロードです。この道は、メルボルンの南西90キロメートルのトーキーからウォーナンブールまでおよそ300キロメートルに及ぶ海岸道路。道路沿いには変化に富んだ自然が楽しめますが、一番の見どころは12人の使徒と呼ばれる奇岩群です。自然が創り出した不思議な光景は、ぜひ崩壊してしまう前に見ておきたいもの。レンタカーかツアーで行くと良いです。

オーストラリアの見どころの多くは東海岸沿いにありますが、西海岸で有名な観光都市と言えばパースです。市内を流れるスワン川と緑あふれる自然、そしてビクトリア調の建物が融合した街は「世界一美しい街」とも呼ばれます。パースの街を楽しんだら、ぜひきれいな海や近郊の大自然を楽しむために足を伸ばしてみましょう。オーストラリアのまた違った一面を見せてくれるはずです。

パースの名所と言えば、歴史の面影が残る趣ある街、フリーマントルです。イギリスの西オーストラリア植民の起点になった街で、随所に開拓時代の建物が残りビクトリア朝期の雰囲気が満載。中でもフリーマントルマーケットは重要文化財に指定された歴史的価値の高い建物の中にぎっしりとお店が並んでおり、食用品や雑貨、衣類まで揃います。海に面した街なので新鮮な海鮮を楽しめるレストランも多いです。ぜひ訪れてみましょう。

パースから少し足を伸ばして訪れて欲しい場所が、ピナクルズです。ここはナンブング国立公園の砂漠に広がる奇岩群。大きさも形も様々な奇岩は、石灰質の大地が退化し、そこにあった原生林が化石になったものだとか。まるで違う惑星にたどり着いてしまったかのような不思議な光景が広がります。周辺の見どころも含めて観光できる日帰りツアーが人気なので、ぜひツアーに参加して効率よく楽しみましょう。

いかがだったでしょうか。オーストラリアは見どころが多く、何度訪問してもいろいろな楽しみ方ができる国です。各都市も魅力に溢れ、その特徴も異なるのが広大な国ならでは。大自然を満喫するもよし、街歩きを楽しむのもよし、テーマパークを存分に遊び尽くすのもよし、アクティビティに身を委ねるのもよし。あなたなりの楽しみ方で、オーストラリアの素晴らしさを感じてください！そして、一緒にオーストラリアの虜になりましょう。