目次 [表示]
- ベトナム観光を楽しむための治安情報
- ベトナムの治安は悪い?観光の注意点など
- ベトナムとはどんな国?
- ベトナムの治安
- ベトナムの外務省情報は?
- ベトナム地域別の治安情報
- 1:ホーチミン地域
- 2:ハノイ地域
- 3:ダナン地域
- 4:ホイアン地域
- ベトナムの治安で女性が注意すること
- 1:女性の肌の露出度が高い服は控える
- 2:外国人の甘い誘いは見極める
- 3:バッグは通路側を意識して持つ
- 4:薬物などの誘いに乗らない
- ベトナム観光でよくある犯罪ケース
- 1:荷物のひったくりやスリ
- 2:いかさま賭博
- 3:睡眠薬強盗
- 4:ぼったくりバー
- ベトナム観光で危険を回避する方法
- 1:荷物をしっかり管理する
- 2:知らない人の誘いは断る
- 3:ボーっと歩かない
- 4:わからないことは確認する
- ベトナムは気を付けていれば治安がいい国
ベトナム観光を楽しむための治安情報
日本人に観光先として人気があるベトナムは、グルメや観光など楽しめる要素がたくさんあります。そんなベトナムで楽しい旅行にしたいのなら、治安情報を知っておくことは大切です。海外に出れば、日本とは違うことがたくさんあります。ベトナム旅行を安全に楽しむための危険情報や注意点についてみていきましょう。
ベトナムの治安は悪い?観光の注意点など
ベトナムの治安は、実際のところどうなのでしょうか。あまり大きな事件などは、耳にすることはないですが、日本と比べれば気を付けなければいけないことはあるはずです。ベトナムの実際の治安状況や、気を付けたい注意ポイントについてお伝えします。
ベトナムとはどんな国?
ベトナムは、東南アジアにある南北に長い社会国主義の国です。日本人に観光先として人気の都市は、北部のハノイと南部のホーチミンそして中部のダナンなどがあります。タイやカンボジアなどのクメール王朝から派生した国々とは異なり、中国の影響が強いです。そのため、寺院などの雰囲気も異なっています。見所が多く、アクセスしやすいベトナムは近年人気が高まっているのです。
ベトナムの治安
ベトナムの治安については、概して悪いとは言えません。しかし、治安がいいということではないので注意するべきです。なぜなら、日本人が考える治安のよさとは違うからです。例えば、日本人が日本に住んでいて日常で犯罪に巻き込まれることは稀なことですが、ベトナムでは軽犯罪は注意が必要となります。大きな犯罪は少なくても、軽犯罪の件数は日本より多いことを認識しておきましょう。
ベトナムの外務省情報は?
ベトナムの外務省から出されている危険情報は、現時点ではありません。危険レベルは1(2019年11月現在)となっているので、比較的危険度は低く悪いわけではないです。とはいえ、ひったくりやスリなどの被害は多いので注意は必要となります。外務省の海外安全情報には、さまざまな情報が記載されているのでチェックしておくとよいでしょう。治安だけでなく、感染症など病気にまつわる情報も記載されているのでおすすめです。
ベトナム地域別の治安情報
ベトナムとひとことで言っても、地域によって治安が異なります。ベトナムは南北に長いため、北と南では雰囲気も違い人の気質も違うのです。そして、特に夜は雰囲気が変わる地域もあります。日本人に人気がある、ベトナムの地域別の治安についてみていきましょう。
1:ホーチミン地域
ベトナム最大の観光都市ホーチミンは、多くの日本人が訪れる都市です。外国人が行く地域は、比較的治安がよく女性が夜一人で歩くこともできます。ホーチミンの危険エリアは、ローカル居住区なのでむやみに行かないようにしてください。観光客が注意したいエリアは、バックパッカー街のファングラーオです。夜遅くまで賑わう場所なので、売春や薬などの勧誘や詐欺師が潜んでいます。誘いには乗らないように注意してください。
2:ハノイ地域
ベトナム北部の都市ハノイは、経済や政治の中心地です。日本人にも人気があり、観光客が多くいます。ハノイの治安は、ホーチミン同様比較的いい方です。女性でも一人で歩くこともできます。注意が必要な危険エリアはローカル居住区なので、市街を離れる際は注意してください。観光地や夜のバックパッカー街のターヒエンでは、スリやひったくりそして詐欺に巻き込まれることがあるので注意が必要です。
3:ダナン地域
ベトナム中部のリゾート地ダナンは、ここ最近人気急上昇の街です。都市部に比べて穏やかな雰囲気なので、ゆったりした印象があります。観光地とはいえ、まだまだローカル度が強い地域です。治安は比較的よいですが、有名な観光地のドラゴンブリッジは週末の夜込み合うので盗難に気を付けてください。ダナンは日本領事館がないので、トラブルに巻き込まれた場合はホーチミンかハノイまで行く必要があります。なるべく被害に合わないように注意してください。
4:ホイアン地域
ランタン祭りが有名なホイアンは、ベトナム中部の古都です。小さな街ながら、レトロな雰囲気が人気となっています。ホイアンの治安は、比較的いいです。しかし、ランタン祭りのときはかなり人が多いのでスリに注意してください。そして、台風シーズンの10月や11月は激しい雨となることがあります。強風で、ホテルや商店の窓ガラスが割れたりなども考えられるので、外歩きは注意が必要です。
ベトナムの治安で女性が注意すること
ベトナムは、女性旅行者に人気があります。なぜなら、グルメやショッピングそしてスパなどが手頃に楽しめるからです。ベトナムに限らず女性だけの旅行や、女性一人旅で海外に行く人が増えています。よいことではありますが、女性ならではの危険があることを知っておくべきです。そんなベトナム旅行に出掛ける女性が知っておきたい注意ポイントを紹介します。
1:女性の肌の露出度が高い服は控える
ベトナムに限ったことではありませんが、海外で露出度の高いファッションは海外では避けるべきです。特にアジア圏では、一般の女性は肌を露出しません。その為、アジア圏の男性にとっては刺激的に映ってしまいます。日本人女性は特に、海外で露出しやすいので注意してください。よからぬ男性に引っ張りだこになってしまい、最悪はレイプや殺人などの重犯罪に巻き込まれる可能性もあります。ホテルに侵入されてしまうこともあるので、あまり軽く考えないようにしてください。
2:外国人の甘い誘いは見極める
ベトナムには、ローカル以外にもたくさんの外国人観光客がいます。旅行先で外国人の友達ができることは、楽しい思い出ですがそうでないケースもあるのです。特にナンパをしてくる、外国人男性やベトナム人男性には注意してください。日本人男性と違い、とてもスイートな口説き文句を並べます。ホーチミンのファングラーオなどでは、日本人女性を狙う男性が潜んでいるのです。散々飲んだあげく、ホテルまで付いてきた例もあります。気軽に考えていると、レイプされたり睡眠薬強盗だったりするので注意しましょう。
3:バッグは通路側を意識して持つ
ベトナムで多いひったくりは、バイクに乗りながら荷物を奪う手口が多く発生しています。特に小柄な女性は狙われやすいターゲットなので、バッグの管理は怠らないのがベストです。通路側にバッグを持つことは、ひったくって下さいと言っているように見えます。通りを歩く際は、なるべく道路側を歩かずバッグは内側に持つようにしましょう。そして、リュックの場合は後ろに背負わず前で抱えて持つようにしてください。
4:薬物などの誘いに乗らない
海外だから合法だと勘違いをしている人が多いマリファナは、ベトナムでも違法です。そして麻薬なども同じく違法となります。これは女性だけに限りませんが、欧米人などが女性を口説く場合に誘うことが多いので注意が必要です。慣れない違法なドラッグを過剰摂取して緊急事態になることや、警察に逮捕されてしまう可能性もあります。さらに、知らないうちに運び屋にされてしまう危険もあるのです。ベトナムの麻薬に関わる最高刑は、死刑であることを覚えておきましょう。
ベトナム観光でよくある犯罪ケース
ベトナムを観光するときに、起こりうるトラブルはどんな例があるのでしょうか。治安がいいベトナムでも、悪いことを考える人はまだいます。特に海外からの観光客を狙った軽犯罪は、途絶えることがありません。ベトナム観光中にあう可能性がある犯罪の例について紹介します。
1:荷物のひったくりやスリ
ベトナムの治安はいいですが、ひったくりやスリは多発傾向にあります。特に外国人観光客を狙った犯罪が多く、ひったくりのほとんどはバイクでの犯行です。バッグだけでなく、高額そうなカメラやアイフォンなどのスマホをひったくられたケースもあります。そして、市場など混雑している場所でスリに合うケースは特に男性のポケットは注意です。スリもひったくりも、ターゲットを物色しています。常に危機管理を持って観光するようにしましょう。ホテルの部屋での盗難も注意です。安全な場所にしっかりとキープしておくようにしましょう。
2:いかさま賭博
東南アジアの犯罪で、昔からあるいかさま賭博も定番の犯罪です。手口は、フレンドリーなベトナム人が日本語で話しかけ、友達や兄弟が今度日本に行くなどと話してきます。家に遊びに誘い、行ってみると賭博が、はじまりという流れです。賭博場では、どんどん勝ち進みますが、途中から流れが変わり最終的には大金を巻き上げられます。騙されてしまう人が後を断たないのは、最初に出会う人がいい人に見えるためです。詐欺師はいい人を装うことを覚えておきましょう。
3:睡眠薬強盗
海外ではよくある手口の睡眠薬強盗は、ベトナムでも被害が報告されています。よくある手口は、夜の街のバーなどで話しかけられるケースです。お酒を飲まされているうちに、気づかないときに睡眠薬を入れられ眠ってしまいます。男性が夜のお店でベトナム人女性をホテルに連れ帰り、ホテルの部屋で睡眠薬の入ったお酒を飲まされるケースです。気づいたときには、財布などの貴重品がなくなっています。知らない人の誘いには、注意が必要です。
4:ぼったくりバー
ベトナムで昔からある、ぼったくりバーの存在は男性が注意しなければいけません。この手口は、呼び込みが示す金額と中に入ってからの金額が大きく違う方法です。最後の会計のときに驚くような金額が提示され、揉め始めると悪い人達が出てきて脅し始めます。ひどい場合は、暴行を受けたり監禁されたりすることもあるのです。夜の街は、男性にとって魅力がいっぱいですが、よく見極めて遊ぶ必要があります。
ベトナム観光で危険を回避する方法
ベトナム観光を安全に楽しい滞在にするために、できるだけ自分でできる危険回避の方法を覚えておく必要があります。決して治安が悪い国ではありませんが、小さなトラブルでもない方がよいです。ベトナム観光で、危険を回避するポイントを紹介します。
1:荷物をしっかり管理する
ベトナムだけではありませんが、海外旅行での荷物の管理は重要です。特に大事な貴重品は、セーフティーボックスなどに預けるか自分で管理をするなどしてください。ホテルの部屋だから安全だと、目に見えるような場所に放置するのは危険です。ホテルの部屋には、ハウスキーピングのスタッフが出入りします。外出時に大金の入ったバッグを持ち歩いたり、すべての貴重品を持ち歩いたりするのは危険です。貴重品は、分けて保管し外出時には適度な額を持ち歩くようにしましょう。
2:知らない人の誘いは断る
ベトナムによくある犯罪ケースの詐欺などに巻き込まれないためには、いくらいい人そうでも知らない人の誘いは断りましょう。特に若者バックパッカーに多い、ローカルの人と触れ合いたいという行動は、危険性があることを知ってもらいたいです。当然ですがいい人もいますが、悪い人もいます。詐欺に巻き込まれたり、睡眠薬強盗やレイプなどだけでなく、麻薬の運び屋に仕立てられたりすれば人生が変わってしまうことにもなるのです。安易な気持ちで、知らない人のテリトリーに入っていくことはなるべく避けてください。
3:ボーっと歩かない
外国人観光客を狙う悪い人達は、常にターゲットを見極めています。彼らもリスクは負いたくないため、できるだけスキがある人を狙うのです。日本人は特に、ボーっと歩いている印象があり狙われやすい傾向にあります。荷物そっちのけで、周りをキョロキョロしながら歩いている人多いです。外に出たら、常に荷物を気にする癖をつけ気を張って歩くようにしてください。それだけでも、ターゲットから外されることになるので、気を引き締めて荷物を守って歩きましょう。
4:わからないことは確認する
ベトナム旅行で、だまされたという人よくいます。中には、本当にだまされた人もいますが、多くは理解不足によるものです。英語がよく聞き取れず、理解しないまま自分で解釈してしまうと相互の行き違いが起こってしまいます。日本人は、あまりわかっていなくてもイエスと言ってしまいがちなので、わからない場合はわかるまで確認するようにしてください。安易にイエスを連発してしまうと、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
ベトナムは気を付けていれば治安がいい国
ベトナムの治安は、全体的にいいと言えます。比較的安全に、観光ができる国です。女性が一人歩きできるというのは、治安が安定している証拠となります。しかし、小さな軽犯罪は増加傾向にあることも覚えておきましょう。外国人が被害に合いやすいのは、ひったくりや盗難です。特に最近は、スマホの被害が急増しています。安全で楽しいベトナム観光のために、自分で気を付けて行動してください。旅行する前に「外務省海外安全ホームページ」をチェックされることをおすすめいたします。