目次 [表示]
- 台湾の治安は大丈夫?
- 台湾の治安は大丈夫?危険なスポット①夜市
- 台湾の治安は大丈夫?危険なスポット②龍山寺周辺
- 台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点①タクシー
- 台湾のタクシー
- どんなタクシーが安全?
- 主要都市ならUberがおすすめ!
- 台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点②交通事故
- 歩行者優先ではない!
- 歩道=安全ではない?!
- 台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点③女性の夜の一人歩き
- 女性が夜に出歩いても大丈夫?
- 台北で女性の宿泊におすすめなエリアは?
- 台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点④子供から目を離さない
- 台湾人は子連れに親切!
- 台湾旅行におけるその他の注意点
- MRTは飲食禁止
- 喫煙のルールを守る
- 日本語を理解する人が多い
- 日本とは異なるトイレ事情
- 台湾の水は飲める?
- 万が一の緊急連絡先
- まとめ
台湾の治安は大丈夫?
日本人の旅行先として人気の台湾ですが、治安は大丈夫なのでしょうか?台湾は世界の中でもかなり治安が良い方とされており、外務省の「海外安全ホームページ」を見ても2019年9月現在、危険情報や感染症危険情報は出ておりません。とはいえやはり海外。安全だからといって油断していると、犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは台湾で注意が必要なスポットや、旅行で注意すべき点をご紹介したいと思います。台湾へ行く前に必ず確認しておきましょう!
台湾の治安は大丈夫?危険なスポット①夜市
夜市や繁華街など、大勢の人でごった返す夜市ではスリに十分注意してください。台湾人だけでなく観光で訪れた外国人が他の外国人を狙う…ということもあり、2018年には、日本人観光客の財布を盗んだ中国人が逮捕されるという事件も実際に起きています。特に日本人はお金をたくさん持っているというイメージがあるので狙われやすいかもしれません。財布、クレジットカード、パスポートなどの貴重品はズボンの後ろポケットや、リュックの取りやすい場所などには入れないようにしましょう。他の有名な観光スポットを訪れる際にも注意が必要です。
台湾の治安は大丈夫?危険なスポット②龍山寺周辺
龍山寺は台北で有名なパワースポットであり、日本人観光客にも人気の寺院です。しかし、実は周辺には危険な雰囲気の場所が多いスポットとしても有名。ただ、日中観光に訪れる分には問題ありませんのでご安心を。歴史ある古い街で、台湾を感じられる場所ですので、訪れる価値はあります。但し、夜になると少し独特な雰囲気に変わります。女性は夜にはウロウロしない、男性も金銭トラブルになり兼ねないので、外出は控えましょう。
台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点①タクシー
台湾のタクシー
台湾は治安が良いので危険なスポットはあまり存在しません。しかしその他に注意すべき点は沢山あり、そのうちのひとつがタクシーです。台湾のタクシーは初乗りが300円程度と日本よりもかなり安く、台北などの観光地では道を歩けばすぐにつかまるので、移動の際には非常に便利です。しかし中には危険運転をしたり、日本人相手に過剰な料金を請求してくるタクシーもあるため、乗車の際には注意が必要です。
どんなタクシーが安全?
台湾のタクシーは黄色が基本です。流しのタクシーを拾う際は
- 車体の綺麗なタクシー
- 屋根のランプに社名があるタクシー
主要都市ならUberがおすすめ!
現在、台北、桃園、新竹、台中、高雄の5都市でUberを利用することが可能です。Uberとは簡単に言うと、スマホのアプリから提携しているドライバーを呼べる配車サービスです。普通のタクシーと異なる点は一般のドライバーであること、黄色ではなく白や黒の車であることです。Uberの良いところは
- 今いる場所まで来てくれる
- 事前に目的地を登録するので会話の必要がない
- 事前に金額が表示されるのでぼったくりの心配がない
台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点②交通事故
歩行者優先ではない!
台湾旅行で最も注意するべき点は交通事故です。なぜなら台湾の人々には「歩行者優先」という概念が薄く、交通マナーが大変悪いからです。普段バスや電車内で当たり前に席を譲る台湾人も、横断歩道を渡るお年寄りや子供には道を譲らないから驚きです。また車やバイクの数が非常に多く、歩道が整備されていない場所も多いため、人が歩くすれすれを横切るということも当たり前にあります。歩行者を確認せず右折左折してくるので、信号が青だからといってすぐに渡っては危険です。必ず車やバイクが来ていないか左右を確認してから渡るようにしましょう。
歩道=安全ではない?!
台湾では歩道であってもバイクが駐車場所を探して乗り上げてくることもあります。そして停車直後のマフラーは高温になっていますので、うっかり触ってしまうと火傷になり兼ねません。バイクの隙間を通り抜ける際にはマフラー部に触れないよう気を付けてください。日本と違い歩道を歩いていても気を抜けません。
台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点③女性の夜の一人歩き
女性が夜に出歩いても大丈夫?
台湾にはあまり危険なスポットは存在しないとお伝えしましたが、女性が夜に一人で出歩く場合はやはり注意が必要です。繁華街なら特別治安の悪い雰囲気はないですが、人通りの少ないスポットや暗がりには近づかないようにしましょう。台湾人には親日家が多く、日本人と分かれば向こうから話しかけてくれることもよくもあります。殆どが良い人達で、道に迷っていると助けてくれたり、お店の情報を教えてくれたりします。しかし中には日本人に下心で近づいてくる人もゼロではありません。「日本人=お金持ち」、「日本人女性=誘いやすい」と考える人もいますので、当たり前ですが知らない人に付いて行く事はしないでください。また、交通事故が起きやすいのも深夜から明け方です。夜間に出歩く際は車やバイクに更に気を付けましょう。
台北で女性の宿泊におすすめなエリアは?
台北で女性におすすめの宿泊エリアはずばり「台北駅」「中山駅」「西門駅」の周辺です。台北駅は台北の主要駅で、MRTや新幹線はもちろん台湾鉄道や高速バスの乗り場でもあり、どこに行くのにもとにかく便利。台北駅からMRTでひと駅だけの中山駅周辺は、日系のデパートやオシャレなカフェが並び、日本人女性に人気のエリアです。西門町は台湾の原宿とも呼ばれ、若者文化の発祥の地。またB級グルメも楽しめる場所として観光客にも人気のスポットです。こちらも台北からひと駅なので交通の便がよく、また台北や中山と違って格安のホテルも集まるので、格安で旅行を楽しみたいという方におすすめのエリアです。この3つの駅周辺であれば、夜も賑やかなので女性が出歩いていても大丈夫ですし、夜市などに出かけて遅くなっても、MRTに乗って安全に帰って来られます。またこの辺りは日本人観光客がたくさんいるので、ホテルやお店などで日本語が通じやすいというメリットもあります。
台湾の治安は大丈夫?旅行での注意点④子供から目を離さない
当たり前ですが、小さい子供を連れて歩く際には子供から目を離さないで下さい。先ほども書いたように、マナーの悪い車やバイクによる事故が心配ですが、実はそれだけではありません。台湾では過去に子供の連れ去り未遂事件が発生しています。公園やスーパーの中など、人目のある白昼にも起きていますので、「人がいるから安全」「昼間だから安全」ではなく、常に子供の側から離れないようにしましょう。また、台北市内ではあまりないですが郊外に出ると野良犬をよく見かけます。その殆どが大人しく人に危害を加えるということはありません。しかし絶対に安全だという訳ではありませんので、子供が近づいてちょっかいを出したりしないよう注意しておきましょう。
台湾人は子連れに親切!
危険がゼロではないとはいえ、台湾は子供にとても親切な国です。赤ちゃんを連れていると見知らぬ人が「可愛いね~」と話しかけてくれたり、バスや電車で席を譲ってもらえることも多々あります。殆どのレストランでは子供用のイスや食器が用意されていますし、少々泣いたり愚図ったりしても誰も嫌な顔はしません。それどころか店員さんが泣いている子供を抱っこしてあやしてくれた!なんていう話もあります。注意点さえ守っていれば台湾は子供と一緒に旅行しやすい国です。公園やキッズスペースもたくさんありますし、子連れ海外旅行デビューにもおすすめです。
台湾旅行におけるその他の注意点
MRTは飲食禁止
台湾旅行で必ずと言って良いほど利用するMRT(地下鉄)ですが、駅構内や車内での飲食は禁止されています。水やガム、飴なども含まれており、違反すると最高で7500元以下の罰金が科せられますので、くれぐれも注意してください。なお、市バスも飲食不可、「臺鐵」と呼ばれる国鉄や「高鐵」と呼ばれる新幹線、長距離バスでは飲食が可能です。
喫煙のルールを守る
喫煙者にとって旅行先のたばこ事情は気になるところですよね。台湾は喫煙に関する規定も厳しく、飲食店やホテルの客室を含め、屋内はほぼ全て禁煙となっています。屋外であっても駅のホームや公園など、公共施設は全て禁煙です。こちらも罰金が科せられますのでルールを守りましょう。ただしそれ以外の場所では比較的寛容で、路上での喫煙者も多く見られます。
日本語を理解する人が多い
他の外国とは違い、台湾人の中には日本語が話せる、もしくは聞き取れる人がたくさんいます。分からないだろうと思って「汚い」「臭い」など、うっかり失礼な発言をしないように気をつけましょう。また親日家が多いのは事実ですが、全員が日本人好きな訳ではありません。中には日本人を良く思わない人もいるということを、頭の片隅に入れておいてくださいね。
日本とは異なるトイレ事情
トイレットペーパーは流せない?
数年前までの台湾は、使用済みのトイレットペーパーを便器に流すことはできず、横に設置されているゴミ箱に捨てるというのがルールでした。ひとつに排水管が狭くて詰まりやすい、もうひとつに水溶性のトイレットペーパーが使用されていなかったことが原因です。便器に流すことが当たり前の日本人にとってはかなり抵抗がありましたが、最近では流しても大丈夫な場所が増えてきています。
流しても良いトイレは?
ホテルやデパート、新しい施設の殆どでは流せますが、ローカルなお店ではまだまだ流せない所もあります。流しても良いかそうでないかの判断は、トイレの個室に分かりやすくイラスト付きで張り紙がある場合もあります。「請勿將衛生紙丟入馬桶內」の文字があれば流してはいけないという意味です。また、台湾のトイレはあまり清潔でないことが多く、ドアを開けてびっくりすることもしばしば…。なるべくホテルやデパート、MRTの駅、高級レストランなどで利用するのが良いでしょう。
台湾の水は飲める?
水道水はそのまま飲めない
台湾の水道水は決して安心できるものではありません。実は水道水そのものの質は良いのですが、水道管が古く老朽化していることから水道水の不衛生にと繋がっているのです。また日本とは違い硬水であるため、胃腸が弱い人はお腹がゆるくなってしまうこともあります。歯を磨いたり、うがいをするくらいであれば水道水で大丈夫ですが、飲料水はコンビニなどで購入するのが安全です。
お店で出される水は?
普通のレストランや食堂で出される水は、ろ過されたものや一度沸騰させたものなので、口にしても問題ありません。あまり清潔感のないローカルなお店では飲まない方が無難かもしれません。因みに台湾では「身体を冷やしてはいけない」という東洋医学の考えがあるので、夏であっても出てくる水は常温です。
万が一の緊急連絡先
もしも事故にあったりトラブルに巻き込まれた場合の連絡先を2つご紹介いたします。
- 日本台湾交流協会
- 台北市警察局外事服務站
住所 | 台北市松山區慶城街28號 通泰商業大樓 |
TEL | 02-2713-8000 |
開所時間 | 9:00~12:30、13:30~17:30(月~金) |
Webサイト | http://www.koryu.or.jp/taipei/ |
まとめ
台湾は日本と変わらないくらい治安が良い地域で、女性の一人旅にも最適です。車やバイクの交通安全に注意する以外は、日本とほぼ同じ感覚で過ごせるでしょう。万が一に備えて旅行保険の加入は忘れずに!万全の対策で旅行を楽しんでくださいね。