台北の行っておきたい観光スポット9選！有名な観光地や定番の名所をご紹介！

台北は台湾の北部にあり、台湾旅行のメインとなる街です。市内には多数の有名な観光地があり、どこも魅力溢れる名所ばかり。治安もおおむね良好で、日本人の観光客も多く訪れるため日本語が通じるお店も多くあります。街はどこも活気にあふれ、特に美味しいグルメは街のそこらに点在しています。人気の観光名所や、その近くにあるグルメの名所など、楽しい台北観光になるための定番観光地を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

台北旅行で必ず訪れたい観光地の1つが、世界四大博物館の1つと言われる国立故宮博物館。館内には中国歴代皇帝の至宝が約69万点も収蔵されています。古代から近代に至る歴代王朝の秘宝を鑑賞することができ、収蔵作品のうち約2万点をジャンルや時代ごとに分類している展示は圧巻。作品は3〜6ヶ月ごとに入れ替えていて、行くごとに違う作品を見られます。アクセスは良くありませんので、ツアーに参加するのがおすすめです。

国立故宮博物館で絶対に見ておきたいのは、「翠玉白菜」と「肉形石」。ここは特に人気スポットなので、入館すると同時にマップを見て向かうと良いでしょう。翠玉白菜は、天然翡翠から掘り上げた白菜のオブジェ。清朝第11皇帝光緒帝の妃の嫁入り道具として持ち込まれた秘宝です。肉形石はメノウ系天然石を彫って豚の角煮を再現。3層に分かれた石の風合いを活かして肉のゼラチン質などを完璧に再現した作品は、見事の一言です。

国立故宮博物館内には、レストランも併設されています。その中でも「故宮晶華」では、収蔵作品そっくりのメニューや器で観光客を楽しませています。オススメは国賓閣コース。コース料理の9品は全て、館内の収蔵作品に見立てて盛り付けられています。もちろん「翠玉白菜」や「肉形石」そっくりの白菜のスープ煮込みや豚肉の角煮も。目で見ても楽しい料理が並びます。どれも食べるのをためらうほどの完成度の高さです。

台北でも長い歴史があり、最強のパワースポット観光地とも言われる名所がこの龍山寺。1738年創建で台北最古の寺院となっています。市内から手軽に行くことができるアクセスの良さも魅力の一つ。境内には様々な神様が祀られ、ご利益のデパートと呼ばれるほどです。願い事に合った神様の前でお願い事をすると良いでしょう。また、台湾式おみくじや参拝方法も楽しいです。台湾では神様に具体的な願い事の内容を伝えましょう。

龍山寺の見どころは、やはり多く祀られている神様たち。その中でも特に人気の神様を紹介します。まずは空襲で唯一難を逃れたという御本尊「観世音菩薩」。正殿の真正面に鎮座する願い事全般の神様です。そして恋愛成就の神様である「月下老人」。髭が白く長いのが特徴です。また、「薬師寺如来像」は病気全般、特に眼病に効くとされる神様です。最後は学問の神様「文殊菩薩」。願い事に合った神様を探してみましょう。

龍山寺に行くなら外せない定番グルメは、「福州元祖胡椒餅」です！龍山寺近くの細い路地裏を進むと急に現れる人だかりと大きな窯。この窯に器用に餅を張り付けてこんがりと焼いています。テイクアウト専門店ですが、焼きたてを求めて、いつも多くの観光客であふれています。外はカリッと、中には胡椒がたっぷり効いたお肉がぎっしり！台北市内で胡椒餅を食べられるお店が多いですが、ここは群を抜いて美味しいです。

中正紀念堂は、中華民国の初代総統である蒋介石の功績を紀念して建設された建物です。八角二層で青瑠璃瓦の屋根を持つ巨大な白亜の建物は、見るものを圧倒するほどの存在感。また、中正紀念堂は約25万平方メートルの広さのある記念公園内に建設されており、緑の多い公園内には、リスの姿も見られます。台北市内中心部にありますのでアクセスも抜群の名所で、歴史について勉強してみませんか。

中正紀念堂の見どころは、1時間置きの正時に行われる衛兵交代式。衛兵交代式とは、中正紀念堂の内部に置かれている高さ約6メートルの蒋介石の像を守る衛兵の交代儀式のことです。静寂の中衛兵の足音が鳴り響き、荘厳な雰囲気を感じることができます。交代式は10分ほど。一糸乱れぬ動きで交代する姿は、見るものにも緊張感を漂わせます。ぜひここを観光するなら、正時に合わせて訪れてみましょう。

中世紀念堂に行くならぜひ訪れてほしいグルメスポットは、台湾グルメ定番の魯肉飯の有名店「金峰魯肉飯」。ここは「誰にでも気軽に魯肉飯を楽しんでほしい」という店主の願いから、値段設定がリーズナブルなお店となっています。千切りにされた豚肉に甘めのタレがたっぷりかかった魯肉飯は、絶品です。また、このお店はスープ類も豊富。ぜひ名物魯肉飯とともに、他の気になるメニューも頼んでみると良いでしょう。

迪化街は、かつての台北最大の問屋街です。現在でも乾物やお茶、漢方薬や布などの問屋街として、にぎわっています。台湾の定番お土産も揃い、ただ歩くだけでも、とても楽しい街です。最近では古い建物をリノベーションしたおしゃれなカフェや雑貨屋さんも続々とオープン。台北の古さと新しさを味わえる定番観光地となりつつあります。昔の街並みを感じながら、あてもなくのんびりと歩いてみましょう。

迪化街の見どころは、何と言っても問屋街のそぞろ歩き。1908年に創立した歴史ある永楽市場でお気に入りの布でオーダーメイドをしてもよし、台湾の定番お土産であるお茶探しをしてもよし、疲れたら周辺の老舗グルメ店で休憩するもよし。最近ではリノベスポットも人気上昇中となっています。ただ歩き回るだけで楽しいのがここ迪化街。日本では高くて手が出ないカラスミも、ここ迪化街では格安の値段で購入できます。

迪化街でぜひ寄ってほしいグルメは、台南名物の担仔麺が味わえる「度小月」。100年の歴史を持つ老舗の名店で、台北市内にもいくつか支店があります。迪化街の問屋街の通りにも店舗がありますので、ぜひ寄ってみてほしいです。麺は小ぶりなので、街歩きで小腹が空いたお腹にもちょうどいいサイズ。サイドメニューも豊富にありますので、お腹の空き具合に合わせてオーダーしてみると良いでしょう。

台北の人気パワースポット観光地として有名な霞海城隍廟は、迪化街の通りの途中に突然現れる道教寺院です。多くの人の目当ては、恋愛成就の神様として知られる月下老人。1971年に奉納されて以降、台湾での恋愛スポットとして地元民にも人気の名所となっています。小さい寺院ですが、毎日多くの人が訪れています。ここでは、ぜひお供えセットを購入して「恋愛に効く」と言われるお守りをゲットしましょう。

霞海城隍廟の見どころは、何と言っても恋愛の神様として有名な月下老人です。正しい参拝方法としては、線香に火をつけ、天公炉で自己紹介をして願い事を心の中で唱えること。その後、神様に参拝して線香を香炉に立て、お茶をいただきます。参拝セットについているお守りは、香炉にかざして肌身離さず持ち歩いていると願い事が叶うとか。恋愛成就の名所で、恋の願い事を叶えちゃいましょう。

霞海城隍廟で恋愛成就をお願いしたら、そこから徒歩圏内にある伝統スイーツを味わえる有名店「古早味豆花」に行ってみましょう。ここは台湾の定番スイーツが味わえるお店。昔ながらの製法で、全てが手作りの豆花はコクがあり喉越しが良いことで有名です。シロップは黒糖か豆乳か選べますが、甘めが好きな人は黒糖シロップで、甘いのが苦手な人は豆乳を選ぶと良いです。好きなトッピングを選べるのも楽しいですね。

台北のランドマークとして有名な観光名所となっている台北101。地上101階建ての超高層ビルで、中にはショッピングフロアや展望レストランが入っています。台北市内を一望できる展望台は、天気の良い昼間でも夜景の広がる夜でも素晴らしい景色を楽しめます。また、台北101の年越しカウントダウンは世界的にも有名。ビル全体から花火が打ち上げられ、ダイナミックな年明けを迎えられます。

台北101の見どころは、何と言っても台北市内が一望できる展望台です。入場チケットを購入したらエレベーターで一気に89階へ。フロアは全体ガラス張りで、昼も夜も素晴らしい台北の街並みを眺められます。目を凝らしてみると、台湾の名所が見えるかも？展望フロアには郵便ポストやギフトショップ、カフェもあり、さらに階段を上ると屋外展望台に出られます。開放感たっぷりの展望台で、楽しい時間を過ごしましょう。

台北101内には多くのレストランがありますが、中でもおすすめしたいのが台湾料理の有名店「欣葉食藝軒」。欣葉がプロデュースする85階にある展望レストランです。伝統的な台湾料理をモダンな盛り付けで提供されます。様々な味を楽しめるようにと、料理はコースがメイン。昼は台北市内を一望しながら優雅なランチを、夜は満天の星空のような夜景に囲まれながら豪華なディナーをいただきましょう。

緑豊かなおしゃれな住宅街、富錦街。ここは台北松山空港の南側に位置し、街中にも緑が多い洗練されたエリアとなっています。元は戦後にアメリカ軍の居住地として整備された地区ですが、近年、おしゃれなセレクトショップやカフェが続々とオープンし、人気を集める観光地に。光復北路を中心に、東側にはショップが、西側にはカフェが充実しています。松山空港を利用するなら、出発前のお土産探しにもおすすめの場所です。

富錦街の見どころは、自然いっぱいの落ち着いた環境の中にあるハイセンスな専門店の数々です。台湾土産の定番として有名なパイナップルケーキのお店も多くあります。また、本格台湾茶を飲めるカフェで優雅なカフェタイムもおすすめ。ここでは行き先を決めずに、ぶらぶらとウィンドウショッピングをするのが楽しいです。ガイドブックに載っていないおしゃれなお店も、たくさんあります。

富錦街では、ぜひ本格台湾茶を味わえるお店に行ってみましょう。おすすめはインテリアデザイナーが始めたお店、「開門茶堂」。壁一面のガラス窓から外の緑を眺めながら、優雅なティータイムを楽しめます。日本語のメニューがありお茶の説明も日本語なので、台湾茶をよく知らない初心者でも、吟味しながらオーダーできます。店内で売られている茶器も人気です。

西門は「台北の渋谷」とも言われるエネルギッシュなパワーをもつ観光地です。アパレルからファッション雑貨、ストリートグルメやお土産まで揃う楽しいスポットとなっています。街を歩く人も若者が多め。プチプラファッションのお店も多いので、台湾で掘り出し物を見つけてみましょう。街を歩くとレトロ建築も多く、古き良き時代を感じさせる建物も多く見られます。

新旧ローカル人気店が入り乱れる西門ですが、見どころは西門の歴史を語る赤レンガ建築である「西門紅樓」です。1908年に日本人が建設し、かつては台湾初の公設市場として賑わった建物です。現在は地元デザイナーやアーティストがオリジナル商品を展示販売するクリエイティブな空間となっています。西門はかつて、日本人の移住エリアであった地域。思いを馳せながら眺めてみましょう。

西門に行くならぜひ食べて欲しいのが「阿宗麺線」の麺線。麺線とは、日本でいうそうめんのような麺で、鰹出汁がたっぷり効いたトロトロスープの中にゴロンとホルモンが入った台湾名物のグルメです。ここは創業時からメニューは麺線のみという名物店で、テイクアウト専門店。世界各国の観光客が集まり、絶えず行列ができている西門の名所の1つとなっています。冬に台北を訪れるなら、ぜひ行ってみましょう。

台北市内にはいくつもの夜市がありますが、その中でも一番人気の有名な夜市が「士林夜市」です。ここでの一番の楽しみはグルメ巡り。名物の定番グルメから、食べるのに少し勇気がいる変わりものグルメまで、思う存分食べ歩けます。とても広いので、台湾旅行中何度訪れても楽しいです。座ってゆっくり食事を楽しみたい人は、地下に広がる屋台街へ行ってみましょう。人が多い店が人気店の証拠です。

台湾市内でも地元人気が高いのが「寧夏夜市」です。食べ物の屋台が充実しており、台湾各地のB級グルメが揃います。メインストリートは200メートルほどですが、その中でも特に行列ができているお店は要チェック。市内からアクセスしやすい夜市としても有名ですので、美味しいグルメを求めて毎日多くの観光客が訪れます。夜市自体はすぐに見て回れますが、周辺にも美味しいお店が多いので、ゆっくり歩いてみましょう。

夜市初心者でもまわりやすいのが「饒河街觀光夜市」です。ここは駅からも近いので台北市内からもアクセスしやすく、一本の直線道路にグルメや小物店、占いからゲームの屋台が並びます。ここでの必食グルメは「福州世祖胡椒餅」の胡椒餅。カリッとした皮と胡椒がたっぷり効いた肉餡はクセになる味です。毎日長い行列ができています。子どもが遊べるゲーム屋台も多いので、ファミリーで訪れても楽しいです。

ちょっぴり怪しい雰囲気満載なのが「華西街観光夜市」です。ここは台湾で初めて観光夜市として開かれた夜市ですが、蛇やスッポン、珍しい魚など怪しい食材を扱ったレストランも多くあります。少しディープな雰囲気が広がる夜市なので、台湾リピーター旅行者に人気です。定番の魯肉飯や夜市名物のお餅もありますので、食べ歩きながら不思議な雰囲気を醸し出すお店を覗いてみましょう。

夜市といえばグルメを中心としたお店が多いですが、買い物を楽しみたい人は、ぜひ「師大夜市」へ行ってみましょう。ここは師範大学の近くにあり、学生にも人気の夜市となっています。多国籍な料理を扱うお店も多く、服や雑貨のお店も目立ちます。最新の台湾ファッションやアクセサリーを扱うお店が多く、夜市にいる人も若い人が目立ちます。小吃屋台は少なめですので、お腹を満たしてから行くと良いです。

夜市の中でも特にローカル度が増すのが「公館夜市」です。国立台湾大学の向かい側にあり、1本のストリートにお店が並ぶタイプではなく、大通りや路地に入り組んで広がる夜市となっています。大学の近くということもあり、日が暮れると学生が多く歩いているのも特徴です。ここでは、ふかふかの台湾の定番小吃グアパオを食べてみましょう。中にはトロトロ角煮がたっぷりサンドされ、公館夜市の名物となっています。

いかがだったでしょうか？台北には訪れるべき楽しい名所、観光地が多くあります。歴史を感じる場所、エネルギッシュな台湾の力を感じる場所、若いエネルギーを感じる場所、パワースポットなど、旅の目的や一緒に行く人に応じて楽しめる観光地が多くあるのが台北の特徴です。ぜひ観光の合間には台北グルメも楽しみながら、めいいっぱい台北を楽しんでくださいね。