香港とマカオを移動するバスをご紹介！料金や乗り方は？

香港は現在デモが激化して、連日ニュースになっていますね。香港の現在の位置付けは、中国の特別行政区です。香港は長いイギリスの統治から中国に返還されましたが、返還後50年間、中国は政治などに関与しないと約束しています。事実上独立した国家なのです。香港は100万ドルの夜景と言われる、高層ビル群の夜景が有名！そして、美味しいご飯が食べられるなど、気軽に海外旅行ができる大人気の観光スポットです。

香港の大人気夜景スポットのヴィクトリア・ピークは、香港旅行には外せません。標高552メートルの太平山の頂上から、香港を一望でき、100万ドルの夜景を独り占めできます。息を飲む美しさで、ケーブルカーやバスで楽々頂上まで行けるのでおすすめ！夜景だけでなく、昼間は香港が遠くまで見通せるので圧巻です。また、頂上には展望台や蝋人形の館などがあり楽しめますよ。

日本から香港へのアクセスは、東京（羽田・成田）以外にも関西国際空港や那覇空港など、日本各地から直行便があります。3〜4時間のフライトです。飛行機チケット料金も安く、3〜5万円程度で購入できます。とても気軽にアクセス可能です。

香港国際空港は市内（九龍・香港）へのアクセスで、香港エアポートエクスプレスと言う、高速列車があります。九龍駅まで22分、香港駅まで24分で、料金は1,500程です。また、空港シャトルバスもあり、こちらも空港と市内を繋いでいます。買い方は、インフォメーションセンターでホテル名を言うと、路線番号・料金・停留所を教えてくれるので簡単です。500円程度で購入できます！乗車時間は30分から1時間程度です。

マカオも香港と同様に、特別行政区です。香港との間に珠江河口を挟み、対岸に位置する島！ポルトガルの支配下の影響を今でも色濃く残しており、建物が特徴的で、歴史的建造物は定番の観光スポットです。また、マカオと言えば、巨大カジノがいくつもあり、現在の収益はラスベガスよりも多いと言われています。さらに、5つ星ホテルの数が世界最多なんです。ユニークなホテルがたくさんありますので、ホテル見学をするのも楽しいでしょう。

マカオは香港にも劣らない、グルメ大国なんです。たくさんのグルメがありますが、絶対エッグタルト欠かせないでしょう。マカオの名物スイーツであり、たくさんお店もあります。好きなお店を見つけるのも楽しいでしょう。上品な甘みで、クセになる味です！

日本からマカオへのアクセスは、東京（羽田・成田）や関西国際空港などから直行便でアクセス可能です。フライト時間も5時間程度で、飛行機チケット料金も5万円程度で安くなっています。また、LCCを利用した場合、安い時は2万円程度でチケットを購入できお得です。

マカオ国際空港から市内へのアクセスは、宿泊されるホテルのシャトルバスに乗るのがおすすめ！無料で利用できることが多いです。マカオは小さな国なので、市内移動は徒歩かタクシーでほとんど可能！タクシーは初乗り料金が19パタカ約260円なので安いので、利用しやすい！タクシーの乗り方は、最寄りのホテルのタクシー乗り場を利用するのが良いでしょう。

日本から香港やマカオへは、それぞれ直行便があります。しかし、両者ともとても近いので、2つセットで旅行する方が多いです。香港からマカオへの移動は今までは、フェリーでのアクセスが一般的でした。フェリーにもさまざまな種類がありますが、おおよそ60分程度かかり、フェリー料金約4,000円です。ヘリコプターでのアクセスは、15分で可能ですが、約6万円の料金がかかります。

2018年10月に、香港〜マカオ間に大きな橋、港珠澳大橋（こうじゅおうおおはし）が作られました。海の上の橋としては、世界最長の約55キロ！なんと、1兆円をかけて完成しました。この橋が完成し、現在はバスでの行き来が可能になったのです。この橋ができてからは、香港〜マカオへのアクセスは、バスが1番安く便利になりました。バスのチケットの買い方や乗り方を説明します。

香港とマカオはとても近いですが、特別行政区として独立しています。そのためイミグレーション（入国）審査が必要です。そのため、香港からマカオへバスで行く際は、港珠澳大橋香港口岸を目指します。香港空港からは、公共バスが出ており、B4路線に乗車すると港珠澳大橋香港口岸へ移動可能です。約7分で到着します！

港珠澳大橋香港口岸はイミグレーション施設のために作られた人工島です。施設に入ったら、「訪客 Visitor」と書いてある方向へ進みましょう。出境カードを記入し、パスポートを持っておきます。パスポートをスキャンするだけで出境審査ができるので、簡単！補足ですが、「出国」ではなく「出境」と言うのかと言うと、中国の特別行政区だからなんです。

出境審査が終了しましたら、シャトルバスのチケットを購入しましょう。乗車チケットの買い方は、カウンターでクレジットカードか香港ドルで購入するか、自動販売機で購入するかの2通りです。カウンターは出境審査と同じ階にあります！自動販売機の利用には、中国電子マネーのオクトパスカードが必要です。買い方はとても簡単！

香港のICカードはオクトパスカード。日本のSuicaのようなカードで、香港中の電車・バス・船・トラムなどの交通機関や、コンビニ・マクドナルド・パーキングなどにも使用できるICカードです。このカードにはオクトパスカードと、旅行者向けのエアポートエクスプレストラベルパスの2種類があります。各駅にあるカスタマーセンターでの購入が可能です！

オクトパスカード：デポジット約700円が、手数料が130円程度で、カード返却時に返金してもらえます。最低入金額約1,400円程度。

エアポートエクスプレストラベルパス：旅行者におすすめ。エアポートエクスプレス往復+MTR3日間乗り放題約4,200円とエアポートエクスプレス片道+MTR3日間乗り放題約3,000円があります。約700円のデポジットが含まれていますが、返却時に手数料なしで返金可能。

シャトルバスの料金は65HKドル約900円！とても安いですよね。香港空港からマカオまで900円でアクセスできてしまいます。また、パスポートを提示して、65才以上・12才以下の方は半額で購入可能。ただし、24時〜5時59分の間は料金が70HKドル約1,000円弱へ値上がりします。乗車時間は約30分！24時間運行で、10分〜15分感覚でバスが出ているので、とても便利です！

チケットを購入できましたら、マカオのイミグレーションのため澳門口岸へ向かいます。バスへの乗り方は、ターミナルの外に、人の流れに沿って進みましょう。マカオ行きバス乗り場はD・Eゾーンです。列に並び、順番が来たら、自分で荷物を収納庫に預けて、チケットを見せて乗車します。（車内荷物持ち込みは1つのみとなっています）港珠澳大橋澳門口岸が終着地点！約42キロ、乗車時間約30分のバスの旅です。バスに荷物を預けた方は、お忘れなく！

港珠澳大橋澳門口岸へ到着しましたら、マカオ入境審査をしましょう。施設内に入り、エレベーターを上がると入境審査場があります。パスポートを提示して審査を済ませましょう。次に税関を通過したら終了です。マカオは180万円以上持参している場合は、申告の義務があります。カジノのために現金を多く持参した方は、注意しましょう。罰金対象です。

マカオ市内へのアクセスは路線バス、タクシー、フェリーターミナル行きバスの3種類があります。タクシーでも900円くらいと安いので、時間のない方におすすめです。1番安い方法はフェリーターミナル行きバスの利用で、無料ですが、フェリーターミナルからカジノバスなどに乗り換えが必要で、迷うかもしれません。路線バスも100円程度で利用できますが、お釣りがでないので、小銭かICカードの用意が必要です。

香港と同様に、マカオでも公共交通機関を利用時に便利なマカオパスと言う、ICカードが存在します。コンビニやスーパーなどで手軽に購入でき、マカオパスは100パタカチャージ分＋デポジット30パタカで購入可能です。数日の滞在では使いきれないですが、コンビニなどでも使えるので、心配ありません。返却も可能です。しかし、マカオでは公共機関利用は多くないので、香港に行くのであれば、香港ドルの利用をおすすめします！

1. 香港では香港ドル・マカオではパタカが流通しています。マカオでは香港ドルがほとんどの場所で使えますが、マカオではパタカは使えませんので注意しましょう。
2. 市内のバスなどを利用する場合は、おつりがでないので、小銭の用意が必要です。ICカードを作るのが1番便利！
3. マカオのバスでは香港ICカード（オクトパスカード）は利用できません。

2019年12月現在の香港は、外務省の出している危険情報によると、危険レベル1です。警察に許可の無い、デモ活動が続いており、抗議者と警察との衝突がエスカレートする可能性があります。観光地を含め、香港全域に活動は広がり、混乱の継続が予想されており危険です。旅行計画のある方は、十分に注意が必要。デモの状況をチェックし、渡航判断してくださいね。外務省ホームページを参照にしましょう。

今回は香港・マカオを移動するバスの安いチケットの買い方や、乗り方を解説させていただきました。大橋が完成してから、バスでアクセスできるようになりとても便利で、安いお値段が魅力ですね。香港・マカオはセットで楽しんで欲しいスポット！移動手段の、バスチケットの買い方と乗り方をマスターして、快適な旅にしてくださいね。また、香港市内のバスは路線が複雑で、乗り方に迷うことが多いです。事前に調べておきましょう！