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カザフスタンの治安ってどう?旅行で注意が必要な場所を解説!

カザフスタンの治安ってどう?旅行で注意が必要な場所を解説!

中央アジア最大の面積を誇るカザフスタン。広大な草原が広がる風光明媚な場所が多い一方、近年都市部は急速に発展しており、近代化が進んでいます。そうなると心配なのが治安。楽しいカザフスタン旅行をするべく、治安に注意が必要な場所について触れていきます。

目次 [表示]

旅行前に知りたいカザフスタン基本情報

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世界9位の国土面積を誇るカザフスタンは、ユーラシア大陸のど真ん中に位置し、内陸国として世界1の大きさです。砂漠が国土の大半を占めるため乾燥しています。

1年の半分以上が氷点下、真夏の7月は最高気温が40℃近くまで上がり、厳しい気候条件が特徴的な国。人口は2000万人で、石油、天然ガス、ウランなど有する資源大国です。

未来都市と手つかずの大自然!カザフスタンの見どころ

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カザフスタンは近代化が目まぐるしい都市部と、豊かな自然が残る草原・山・湖が残る見どころいっぱいの国です。

未来都市のような首都アスタナは日本人によって提案された都市計画案に基づき、旧首都アルマトイから1998年に遷移されました。郊外には、地平線が見られる草原や、冬はスキーが楽しめる雄大な山、ブルーが美しい湖など手つかずの自然が美しい国です。

気になるカザフスタンの治安

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外務省は、各国の危険レベルを1から4の範囲で評価しています。1が「十分注意が必要」、4になると「即時退避が必要」とされます。治安がいい国では危険レベルの格付けはありません。

カザフスタンは2019年12月現在、「危険レベル1」と位置付けられており、カザフスタンを訪れる日本人に滞在中の注意喚起を呼びかけています。それでは注意点を見ていきましょう。

カザフスタン旅行で治安に注意が必要な場所1:道路の横断

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一般的に、カザフスタンの運転は荒いことを頭に入れておきましょう。夜間停電のため信号が機能せず、運転が無秩序になっている状況もあるせいか、日中でも信号無視は頻繁に見られます。

近年、車の数が増えているのと同時に、交通事故の数も増え続けているのが現状です。道路を渡る時は、必ず横断歩道を利用し、左右の確認を怠らないでください。

カザフスタン旅行で治安に注意が必要な場所2:夜の街歩き

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行き先問わず、海外旅行全般的に言えることですが、不要な夜の街歩きは控えましょう。カザフスタンの都市部では、街灯がほとんどない暗い道が多く、人通りも少ないので、危険度が上がります。

夜は駅周辺の治安も悪いので公共交通機関の利用も避けましょう。どうしても外出が必要な場合は、複数名で行動するか、信頼できるタクシーを利用してください。

カザフスタン旅行で治安に注意が必要な場所3:人混み

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「都市部と観光名所は比較的治安がいい」と言われるカザフスタンですが、スリや置き引きに注意しましょう。経済格差が広がり、経済的に苦しい生活を強いられている人が増え、特に駅でのスリや置き引きの犯罪も増加傾向にあります。

荷物から目を離さず、貴重品の管理に注意し、華美な格好は避けましょう。駅やバザールなど混み合うところは特に注意が必要です。

カザフスタン旅行で治安に注意が必要な場所4:白タク

Photo byFoundry

カザフスタンを訪れる旅行者に1番多い被害は、「白タク」と呼ばれる無許可タクシーにぼったくられるケースです。

人気のないところに連れて行って金銭を要求するような悪い白タクもあるので、駅や空港で声をかけてくるドライバーについていかないでください。流しのタクシーも使わず、ホテル・お店・レストランで信用できるタクシーを呼んでもらいましょう。

アルマティ空港からタクシーで市街地へ

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カザフスタンの玄関口アルマティ空港ですが、実は空港に正規のタクシー会社がありません。「Official Taxi」と書いているカウンターで、タクシーを手配するのが1番いいでしょう。

行き先を告げると、料金をあらかじめ伝えてくれます。念のため、ホテルのバウチャー見せると安心です。市街地のホテルまでは3000テンゲ、所要時間は30分ほどを目安にしてください。

UberとYandexの使用をおすすめ。

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WiFiレンタル、もしくは現地SIMカードが必要になりますが、ぼったくりや言葉の心配が不要の配車アプリの利用がおすすめ。

「Uber」は日本でも近年知名度が上がっているアメリカの配車アプリ、ロシア圏で使用されている「Yandex」はUberと同じシステムです。サービス内容は、ほぼ同じなので使い勝手のいい方を選びましょう。

カザフスタン旅行で治安に注意が必要な場所5:ニセ警官

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カザフスタンは警官が多いのが特徴的ですが、旅行者には見分けがつきにくいニセ警官もいるので、注意が必要です。

賄賂の要求、所持品を検査するのを装って貴重品を奪い取る行為も報告されています。少しでも怪しいと感じたら、警察のIDを提示するよう要求しましょう。もし、ニセ警官だった場合や、IDの提示を拒否した場合は日本大使館に連絡してください。

外国人はパスポートの携帯が義務

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テロ予防のため、カザフスタンでは各都市警察による街中での警戒が強化されています。外国人である以上、警察官から声をかけられることがあるかもしれません。高圧的な警官もいますが、トラブルを避けるためにも協力する姿勢を見せて対応しましょう。パスポートの提示をすれば、特に問題になることはないです。

警官がその場で罰金を徴収するのは禁止!

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警官になんくせをつけられ、金銭をその場で要求されたらニセ警官であることはほぼ間違いないです。カザフスタンの法律で、警官が罰金を直接徴収するのは禁止されています。

通常、警官が確認するのはパスポート、空港であれば搭乗券の確認程度です。トラブルになったら、言葉の問題があるので現地警官ではなく日本大使館へ連絡をしてください。

カザフスタンの治安はいいけど、気をつけるべき注意点!

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カザフスタンの治安は決して悪いものではく、必要以上に怖がる必要はありません。ただ、日本と事情が大きく異なるので注意と理解が必要です。日本の常識はまったく通じない上に、英語は通じないところがほとんどなので、事前にトラブルを防ぐよう心がけましょう。それではカザフスタン滞在中の注意点を紹介します。

銃を使った強盗も。無理に抵抗しない

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カザフスタンでは、銃を容易に所持できるため、若者同士 や知人同士の些細な口論から銃を使った発砲事件に発展する事件や、銃を使った強盗、麻薬組織と治安当局の銃撃戦も発生しています。

特に、銃を使った強盗事件は、旅行者が巻き込まれる危険があるので注意。カザフスタン南部の都市アルマティやシムケントで日本人が強盗にあった被害が報告されています。

麻薬に手を出さないように

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近年、麻薬関係の犯罪が増加傾向と言われています。ロシア、中国、アフガニスタンと国境を接するカザフスタンは、その地理的要因から麻薬の輸送や密輸の経由地となっているためです。

旅行者が麻薬組織と関わることは、まずありませんが、麻薬の売買に出くわす可能性があります。少しでも雰囲気が悪いと感じるような場所や怪しい人物は避けてください。

テロの可能性もあり

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カザフスタンは「テロ国家」と呼ばれるような危険な国ではありませんが、過去にテロ事件が起きたことがあります。

アフガニスタンなど、イスラム原理主義過激派の活動が活発な地域にも近く、国内を過激主義者が移動、拠点を設け浸透していく可能性があるため、カザフスタンでは、国家保安委員会にテロ対策センターを設け、政府機関が一体となりテロ対策を行っています。

可能性は低いけど0ではない

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情報収集を常に行い、情勢の変化に気をつけましょう。公共機関や公共の場所で、持ち主が不明なカバン、箱、袋などを見つけた場合、不審な人物を見かけた場合は注意してください。

見知らぬ人から中身の不明な物を運ぶよう依頼された場合は応じないように。日頃から危機管理意識を持ち、状況に応じた適切な安全対策を講じるよう心がけてください。

万が一巻き込まれたら

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可能性は決して高くはありませんが、万が一、滞在中に不測の事態が発生した場合は、付近のホテルなど連絡手段が確保しやすい場所に速やかに避難しましょう。発砲音が聞こえたら姿勢を低くすることが大事です。

事態が沈静化するまで待機し、自らの安全を確保してください。複数の警官が急いでむかっている方向、罵声や悲鳴など騒ぎ声が 聞こえる方向には絶対に近寄らないでください。

トラブルがあったら日本大使館へ!

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トラブルに巻き込まれても、ロシア語とカザフ語以外ほとんど通じません。簡単な英語を話せる警官もいますが、トラブルに対処できるほど意思疎通をするのは難しいです。

現地語を理解する信頼できる人と行動を共にするのが理想ですが、難しい場合は日本大使館に連絡しましょう。3か月以上滞在する方は、必ず在カザフスタ ン大使館に「在留届」を提出してください。

在カザフスタン日本国大使館

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住所5F, Kosmonavtov Str.62, Micro-district Chubary, Astana city,
Republic of Kazakhstan
電話番号(市外局番 7172) 977-843
国外からは (国番号 7) -7172-977-843
公式サイトURLhttps://www.kz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

気をつければ怖くない!楽しいカザフスタン旅行を!

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カザフスタンで気をつける点を紹介しました。凶悪犯罪より、お金絡みの犯罪が多いです。外国人というだけで、目立ちますし、お金を持っているイメージがあるので、どうしてもこの手の犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。

カザフスタンは決して治安が悪い危険な国ではなく、注意すれば安全に楽しい旅行ができるので、必要以上に怖がらず、賢明な行動と判断を心がけましょう。

旅行前に外務省安全ホームページを確認しよう

Photo byDariuszSankowski

外務省が出している最新の動向・治安情報を旅行前に必ず確認しましょう。最終的に身を守るのはご自身なので、安全を確保できるよう参考にし、判断してください。

特に出発前・旅行中に最新の安全情報が届く「たびレジ」というサービスの登録をおすすめします。現地でトラブルに巻き込まれても、より素早い支援を得られるので安心です。

外務省海外安全ホームページ
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Mai
ライター

Mai

旅行が好きで40ヶ国以上旅しました。どうぞ、よろしくお願いします。

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