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台湾旅行にかかる費用はいくら?プランや日数で変わる必要な総額と両替金額を解説!

台湾旅行にかかる費用はいくら?プランや日数で変わる必要な総額と両替金額を解説!

台湾は日本から近く気軽に行くことができる国ということもあり、近年では若者を中心に人気が高まっている旅行先です。そんな台湾への旅行には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。この記事では、滞在日数ごとに必要な費用を解説していきます。

目次 [表示]

台湾の基本情報

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日頃からテレビや雑誌でよく特集され、親日のイメージも強い台湾は、日本人に人気の旅行先です。その行きやすさから、初めての海外旅行先に台湾を選ぶという人も少なくありません。物価が安く、限られた日数と予算でも気軽に訪れることができるイメージの台湾ですが、実際のところはどんな国なのでしょうか。

台湾ってどんな国?

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通称「台湾」と呼ばれていますが、正式な国名は「中華民国」です。日本と中国・フィリピンの間に位置していて、首都は本島の北部にある台北市。台北をはじめとした北部は亜熱帯地域、南部は熱帯地域となっていて、年間を通して温暖な気候です。面積は日本の九州とほとんど同じくらいで、本島とその他の小さな島々で構成されています。日本との時差は1時間程度。東京からは直行便で4時間、福岡からだと2時間半で行くことができます。

観光客が多い

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日本からだと飛行機に乗って3〜4時間で行くことができるというアクセスの良さもあり、台湾は日本人の観光客が非常に多い国です。料理が美味しく日本人の口にも合うので、食を楽しむために訪れる人もたくさんいます。また、台湾北部にある九份という町は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった街として有名ですね。日本人に人気の観光スポットのひとつとなっています。

台湾の物価

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台湾の物価は、日本と比べると全体的に安いイメージがあります。特に、地下鉄やタクシーといった交通機関やレストランでの食事代については、かなり安く設定されています。ホテルの価格も東京よりは低め。旅行で訪れる際には、低めの予算でも十分に観光を楽しむことができるでしょう。

台湾旅行の際の両替

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台湾では、ニュー台湾ドルと呼ばれる通貨が使用されています。ニュー台湾ドルの紙幣は、100元・200元・500元・1000元・2000元の5種類。硬貨は1元・5元・10元・20元・50元の5種類です。近年の為替レートは大体1元=3.5〜4円の間で推移しているため、現地で買い物をする際は、1元=4円として計算しておくといいでしょう。

クレジットカードの普及率

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世界規模で見ると、台湾はあまりクレジットカードの普及率が高いわけではありません。定番の観光地である台北などにおいては、クレジットカードが使える店も多く存在しますが、中規模のレストランや屋台・地方のお土産店などは、まだクレジットカードを使えないところがほとんどです。台湾は物価が安いので商品の単価も低く、一度に高額な金額を支払う場面は少ないのですが、最低限の現金は必要になるでしょう。

現金はどれくらい必要?

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クレジットカードが普及している国では、両替しておく現金が少額でも、あまり問題はありません。しかし、カード払いができないところが、まだまだ多い台湾では、ある程度の現金を用意しておいた方が賢明でしょう。とはいえ、ホテルのような比較的大きな金額を支払う場面では、クレジットカードを使用できることがほとんどです。物価も安いので、1日につき4000〜8000円分の現金があれば十分だといえます。

両替は日本でしていくべき?

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日本国内での台湾ドルへの両替は、台湾へ行ってから両替するのと比べると、どうしてもレートが高めになります。出国の時点で現地の通貨を現金で持っていないことを不安に思う人もいるかもしれませんが、できるなら台湾に到着してから台湾ドルに両替するのがおすすめです。

現地の両替スポット

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台湾で両替をするなら、空港の両替所がおすすめです。レートの面だけなら、台湾の銀行での両替が最も安くなります。しかし、時間の制限があることやかかる手間などを考慮すると、やはり空港で両替してもらう方が良いでしょう。その場合でも、日本の空港で両替をするのと比較すると、1万円分につき500円〜1000円程度お得になることがほとんどです。

台湾旅行に必要な費用①:ホテル

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台湾旅行をする際に、飛行機代に次いで費用がかかるのが、ホテルの宿泊代です。観光客の多い台湾には、たくさんの宿泊施設があります。いくらかかるのかは、ホテルのグレードや場所・宿泊人数によって変わってきますので、これらの条件を踏まえて、自分のプランに合ったホテルを選びましょう。

旅行中ホテルにかかる費用

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台北などの観光地周辺に滞在する場合、ドミトリータイプのものから高級ホテルまで、幅広い価格帯の宿泊施設があります。標準的なビジネスホテルタイプの宿に泊まる場合は、1泊あたり5000〜1万円程度が相場です。ただし、これは1部屋の値段。台湾のホテルは1部屋の値段が決まっているルームチャージ制なので、2名で宿泊すれば1人あたりの金額は安くなるのです。また、ほとんどの場合は、宿泊料金の中に朝食が含まれています。

台湾旅行に必要な費用②:観光

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飛行機代とホテル代以外に現地でかかるのが、観光のための費用になります。主な内訳は、観光先にある各施設への入場料や移動時の交通費、そして食費です。せっかくの海外旅行なので、観光のためのお金はあまり節約せずに楽しみたいですよね。そのためには、1日あたりいくらくらいのお金を用意しておけばいいのでしょうか。

旅行中観光にかかる費用

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日本より物価が安い台湾ですが、食べ物に関しても例外ではありません。街中の屋台や夜市で販売しているフードは100〜200円程度ですし、フルサービスのレストランで食事をする場合でも1人3000円程度が相場です。また交通費に関しても、地下鉄の初乗りが100円、タクシーの初乗りが200〜300円とかなり安め。その他かかるお金を考慮しても、1日あたり5000円程度の費用で十分に観光を楽しむことができます。

台湾旅行に必要な費用③:お土産

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台湾がいくら日本から気軽に行くことができる国だとはいっても、せっかくの海外旅行です。自分用のお土産の他に家族や友人、職場へのお土産も欠かせませんよね。台湾には定番のパイナップルケーキの他に、台湾茶やカラフルで可愛い雑貨・コスメなど、さまざまな種類のお土産があります。物価が安いといわれている台湾ですが、旅行中のお土産代は、総額いくらくらいかかるのでしょうか。

旅行中お土産にかかる費用

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台湾の代表的なお土産のひとつに、パイナップルケーキがあります。専門店で購入する場合、1箱2,000円くらいが相場です。物価が安いので、他に雑貨や食品などのお土産を購入したとしても、かかる金額は2,000〜3,000円でしょう。お土産のための予算は、5,000円程度あれば十分です。また、お土産店ではクレジットカードを使用できないこともあるので、お土産用の予算はある程度現金で用意しておきましょう。

台湾旅行の滞在日数

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日本からだと短期間で旅行に行けるイメージの台湾ですが、実際は何日間滞在するのがベストなのでしょうか。滞在日数の違いによって、行動パターンや移動できる範囲・お金がいくらかかるかなどが異なります。プランを立てる際は、日程の都合と予算・旅行中にしたいことなどを考慮した上で、滞在日数を決めましょう。

日帰りも可能!?

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リピーターの中には、日帰りで気軽に台湾を訪れる人もいます。日帰りの場合、早朝に日本の空港を出発して、朝一で現地に到着する便を利用することがほとんどです。丸一日観光してからその日の夜の飛行機に乗り、深夜から朝方にかけて日本に戻ってくる、というスケジュールになりますね。

1泊2日の弾丸旅行

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土日の休みを利用して台湾に行く場合には、1泊2日のスケジュールになることがほとんどです。この場合、滞在中に長距離の移動が必要な観光地へ行ったり、ホテルでのんびりする時間を取るのは難しいでしょう。しかし、美味しい食事をして街の雰囲気を楽しむくらいで良ければ、1泊2日でも十分楽しめます。

3連休で行ける2泊3日

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日本には、年に何度かある土日祝日の3連休を利用して近場の海外へ旅行へいく、という人もたくさんいます。台湾は小さめの国で、国内での移動にあまり時間がかかりません。3日間あれば、有名なグルメや観光地巡りを一通り楽しむことができます。

せっかく行くなら3泊4日

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3泊4日という長めの日数にすることで、中心地から少し距離がある観光地に行くことができます。例えば、台湾最大の湖であり人気観光スポットの日月潭へ行くのにかかる時間は、台北からバスで4時間ほど。日帰りや1泊2日では、なかなか行けない場所にも躊躇わずに行くことができるので、おすすめです。

滞在日数による費用の違い①:日帰りの場合はいくらかかる?

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日帰りの日程だとホテル代がかからないため、かなり少なめの費用で台湾を訪れることができます。台湾は物価が安いので、現地でかかる観光費は少なめで済みます。日帰りの場合、飛行機代をいくらに抑えることができるかが、費用を左右する大きなポイントでしょう。

必要な両替金額

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日帰りで台湾を訪れる場合、5千〜1万円程度を目安に両替をしておけば、現金は十分足りるでしょう。タイムスケジュールが、かなりタイトな日帰り旅行。とにかく現地で時間の限り動きたいという場合、レートは少し高くなってしまいますが、飛行機に乗る前に日本国内で両替しておくのも手段のひとつです。

必要な費用の総額

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日帰りで台湾に行く場合、最もお金がかかる部分は飛行機代になります。LCC(格安航空会社)を利用した場合の往復の飛行機代は、大体の場合2〜3万円程度です。現地でかかるお金を1万円とすると、費用の総額は3~4万円。ただし、飛行機代は時期やタイミングによって変動が激しいので、注意が必要です。

滞在日数による費用の違い②:1泊2日の場合はいくらかかる?

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台湾に1泊2日で訪れる場合、かかる費用の中で飛行機代の次に割合が大きくなるのが、ホテルの宿泊料金です。動ける時間が限られる1泊2日の旅行では、ホテルの滞在時間も短く、寝るだけになりがち。移動に便利な中心地にあり、価格設定が低めのビジネスホテルレベルの宿を予約するのがいいでしょう。

必要な両替金額

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ホテル代をクレジットカードで支払うと想定すると、台湾ドルに両替しておくのは1万円程度でも十分です。余ってしまった台湾ドルを再度日本円に両替すると損になってしまいます。少なめに両替しておいて、現金が足りなくなったら追加で両替。この方法がおすすめです。

必要な費用の総額

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1泊2日の場合の総額の費用は、多く見積って3〜5万円ほどです。通常だと飛行機代が2〜3万円、ホテル代が5,000円程度で収まります。観光等にかかる費用については、10,000〜15,000円くらい見ておきましょう。日帰りの日程と比べて少しは時間に余裕があるものの、現地で使うお金はあまり変わりません。

滞在日数による費用の違い③:2泊3日の場合はいくらかかる?

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2泊以上になると、旅行会社が出しているパッケージツアーの数が一気に増えます。パックを利用すると、飛行機やホテルの手配を自分でする手間を省くことができますよね。旅行の準備が楽になるので、おすすめです。個人手配の方が安くなる場合が多いですが、LCC以外の航空会社を利用したいなどこだわりがある場合は、パックの方が安くなる場合もあります。

必要な両替金額

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2泊3日の場合は、1人につき2万円分の両替をしておくと安心です。使用できるところで積極的にクレジットカードを使うという形を取れば、ほとんどの場合追加で現金を両替する必要はないでしょう。

必要な費用の総額

Photo bytingyaoh

2泊3日で台湾に行く場合の費用は、5〜7万円です。LCCを利用する場合、2泊3日のパッケージツアーの相場は3〜5万円程度。個人手配をすると少し安くなることもありますが、大きくは変わることはありません。現地でかかる費用は、日帰りや1泊2日の場合よりも多めに見ておきましょう。

滞在日数による費用の違い④:3泊4日の場合はいくらかかる?

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3泊4日ともなると、台湾旅行にしては長めの日程だと思う人もいるかもしれません。しかし、現地の物価が安いこともあり、実際にかかるお金は2泊3日の場合と大きく変わる訳ではないのです。むしろ、滞在日数が長くなるほど割安になる傾向があるので、何度かに分けて行くよりも、結果的にはお得になります。

必要な両替金額

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3泊4日の場合は、一人あたり3万円分の両替をしておくといいでしょう。クレジットカードを併用すれば、現金が足りなくなることは、ほとんどありません。もしも旅行中に現金の減り方を見て不十分だと感じれば、街の両替所などで追加の両替をしてください。

必要な費用の総額

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3泊4日の日程でかかる費用の相場は、6〜8万円程度です。通常だと長く滞在する分、食費や観光にかかるお金がどんどん増えていきます。しかし、台湾の場合は物価が安いため、そこまで大きく費用に影響することはありません。もう少し費用を抑えたいなら、ゲストハウスやドミトリータイプの宿を選ぶ、旅行日程を平日にするなどの工夫をするといいでしょう。

台湾旅行にかかる費用(まとめ)

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台湾は物価が安いため、長く滞在すればするほど割安になる傾向があります。日帰りで行ける距離と安さは魅力的ですが、最低でも3万円はかかると考えると、結果的には2〜3泊した方がお得になります。飛行機代とホテル代にいくらかかるかが、費用を大きく左右するポイント。安さを求めるなら、事前にしっかりと情報収集をしておきましょう。

りいこ
ライター

りいこ

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