スコータイ観光におすすめのプランは？日帰りでも楽しめるまわり方もご紹介！

タイの中心地バンコクから北へ400キロ以上離れた、タイ北部の南にある「スコータイ県」。「スコータイ」とは「幸福の夜明け」を意味します。昔、軍事の力をもとに栄えた古都「スコータイ」は、貴重な遺跡があり、見てまわると強いインパクトを受けるパワースポットです。世界遺産「スコータイ」の遺跡をまわるプランについてご紹介します。

「スコータイ」は、​​​​1238年にタイ族の最初の王朝が開かれた由緒ある土地。中国とも深くかかわりを持ち、仏教の普及にも努めた古都となっています。当時の多くの寺院が遺跡として残っている貴重なスポットです。世界遺産に登録され、当時の栄華を思わせる荘厳な景色が、見る者に強い印象を与えていますね。ぜひ一度、自分の目で見てみたいという、世界中からの旅行客が増加しています。

「スコータイ」は、陰暦の12月、毎年11月頃の満月の日に行われている「ロイクラトン（灯籠流し）」でも旅行客に人気があります。「コムローイ」という、灯りをともした熱気球を飛ばすタイの伝統行事が有名です。川に灯篭のように流したり、空に飛ばしたりするお祭りが、SNSでも話題となりました。神聖かつ幻想的なお祭りが行われる場所となっています。

スコータイへは、タイの首都バンコクからバスで7～8時間かかります。飛行機を利用して、バンコクから30キロ東へ行ったスワンナプーム空港から、バンコク・エアウェイズでスコータイ空港へ行くのがおすすめです。1時間20分で行けます。多くの旅行客は、バンコクからもしくは北部のチェンマイからアクセスしていて、チェンマイからですと300キロの距離です。

広大な遺跡群が魅力の「スコータイ」は、スコータイ歴史公園のほか、シーサッチャナーライ歴史公園、カンペーンペット歴史公園があります。全部の歴史公園を合わせると大小400以上の遺跡があり、スコータイ歴史公園だけでも70平方キロメートルに200の遺跡が点在しているので、旅行で「スコータイ」をまわるには、ポイントをしぼったまわり方をすることが大切です。

メインのスコータイ歴史公園だけ見ても、広大な敷地は5つのゾーンに分けられています。「城壁内」と城壁外の「城壁北側」「城壁南側」「城壁西側」「城壁東側」が観光可能です。「城壁内」だけでも十分に観光ができますので、旅行の際にはポイントをしぼったまわり方がいいでしょう。

敷地が広いので、レンタサイクルでまわるか、公園内を走るトラムでまわる方法が最適です。レンタサイクルは、スコータイ歴史公園内すぐの場所にあり、1日レンタルできて便利です。観覧順序が書かれた地図をもらって、まわり方をチェックしましょう。トラムの場合、主な遺跡を30分～45分でまわります。スィーサッチャナライ歴史公園に行く場合は、距離が約50キロあり、車がおすすめです。

スコータイ歴史公園を日帰りでまわる方法をご紹介します。広い敷地を効率よくまわるには、レンタサイクルがおすすめです。全部見てまわるのは到底できませんので、見どころをピックアップします。

スコータイ歴史公園の5つのゾーンのうち「城壁内」に多くの見どころが揃っています。「城壁内」を中心にすると、日帰りでも十分に見学できます。「城壁内」の面積は、1.8キロメートル×1.6キロメートルほどの面積です。レンタサイクルでまわっても2時間～2時間半で周遊可能。レストランで食事をしたり、休憩をしたりしながら、日帰りプランを組みましょう。

日帰りコースで、スコータイ歴史公園の「城壁内」を見てまわる場合、朝8時から見ることができます。「ワット・マハタート」や「ワット・サシー」は、朝6時からも見ることが可能なので、できるだけ早朝に行って観光客少ない静かな時間に鑑賞してみるのもいいでしょう。城壁内をレンタサイクルでまわる日帰りコースを、まわる順番に具体的に紹介します。主な見どころをチェックして下さい。

スコータイ歴史公園の中央のスコタイ最大の王室寺院「ワット・マハタート」が見どころです。失われた遺跡も多いのですが、8mの巨大なアッタロット仏は残っていて、インパクトがあります。ベル型の仏塔や御堂跡もあって、当時の栄華を感じることができる大きな遺跡。当時、どれほど大きな寺院だったのかを想像してみるといいでしょう。日帰りプランでも、30分以上かけたいメインスポットです。

最も古い遺跡といわれる「ワット・シーサワイ」へ行ってみましょう。12世紀後半～13世紀初めに建築されたものです。アンコールワット遺跡を彷彿させるような建物となっています。3つの塔があり、円錐状になった塔の細かな彫刻を、じっくり鑑賞してみることをおすすめします。

橋を渡っていく「ワット・サシ―」は、最も美しい寺院といわれています。特に、池に映った寺院の姿が見事。夕日の時間帯がおすすめです。また、「ワット・トラパントーン」へ時間があったら行ってみるといいでしょう。こちらは、金の池といわれる小島に建っています。レストランがあるので休憩する場所としてもおすすめです。

「ワット・ソラサック」は、仏塔が24体の象に囲まれているのが見どころでしょう。タイで良く見られる様式です。タイで象は、守護神的存在。保存状態がいい遺跡ですのでおすすめです。

バンコク現地オプショナルツアーについても具体的に紹介します。バンコクからスコータイまでの往復航空券付き、日本語ガイドも付いて安心でしょう。スコータイ遺跡に、シーサッチャナーライ遺跡を日帰りでまわるツアーで見所満載。昼食も付いたプランがおすすめとなっています。

「シーサッチャナーライ遺跡」→レストランで昼食→「スコータイ遺跡」のワット・マハタート、ワット・シー・サワイ　ワット・シー・チュム、ワット・プラ・パイ・ルアン→ラムカムヘン国立博物館をまわります。スコータイ空港からの送迎が付いた、現地オプショナルツアーを利用するといいでしょう。所要時間は、送迎の時間を含めて14時間です。

1日かけてたっぷりとまわるプランでは、城壁外もまわってみましょう。朝6時～8時頃から夕方17時頃まで、1日時間をたっぷりとかけることがおすすめ。城壁内をまわる日帰りコースのプランに加えて、城壁外のまわり方についてもご紹介します。

城壁外は、城壁北部→白壁東部→城壁南部→城壁西部の順にまわるのがおすすめ。また、城壁外は、あまり大きな遺跡がなく、崩壊している遺跡も多いので、城壁北部だけをゆっくりまわるのもいい方法です。城壁内から城壁北部までは2～3キロ離れていますので、移動手段も紹介します。

城壁外をまわる場合は、急に人通りも少なくなります。安全性の意味からも、トゥクトゥクを利用するのがおすすめです。トゥクトゥクは、貸し切りで300バーツほどの料金ですので、城壁外に出る際は利用しましょう。

1日たっぷり時間があれば、まず城壁北側へ行きましょう。できれば、日帰りプランでも、スコータイ歴史公園の「ワット・シーチュム」は見ていただきたい遺跡です。巨大な「アチャナ仏」が鎮座し、まわりが城壁で囲まれていて、「動かぬもの、変わらぬもの」という意味を持った仏です。30分程度は十分に鑑賞できますよ。「ワット・プラパーイルアン」という古い歴史を持つ寺院もあります。

バンコク現地オプショナルツアーで、1日たっぷり観光するツアーを紹介します。スコータイよりさらに北のタイ北部、チェンマイからのプランです。朝7時にチェンマイをスタートし、夜8時半にチェンマイに帰ってくる丸1日の観光プラン。チェンマイからスコータイへは、バンに乗って片道4時間、往復8時間、往復の送迎も含めて13.5時間のプランとなっています。

「スコータイ遺跡」の城壁内のワット・サシー、ワット・マハタート、ワット・シーサワイ、城壁北部のワット・シーチュム、ワット・プラパーイルアン、城壁南部のワット・チェトゥポンに行き、昼食後、城壁内のラーマ・カムヘン博物館へ行くコースプランとなっています。

1日まわることができれば、「スコータイ歴史公園」だけでなく、時間があれば「シーサッチャナーライ歴史公園」に行くのもいいでしょう。スコータイ市内から車で1時間、路線バスでもいくことができます。早朝から「スコータイ歴史公園」に行き、午後から「シーサッチャナーライ歴史公園」をまわるのも、一つのおすすめプランです。

「シーサッチャナーライ歴史公園」をまわる場合は、土台に29頭の象が並ぶ寺院が見どころです。象の装飾も珍しく、これだけの大きさの物を見るのも貴重でしょう。8時～17時までが営業時間ですので、時間があれば一日プランでまわりたい寺院です。

「ワット・チャーンローム」の向かいにある遺跡です。33の仏塔があり、広い遺跡は見応えたっぷりとなっています。蓮の形をした仏塔が中央にそびえたち、当時の栄華をうかがうことができる壮大な場所。ゆっくりと腰をかけて、眺めていたくなる遺跡となっています。

旅行会社H.I.S主催のバンコク発1日観光旅行ツアーを紹介します。スコータイ遺跡とシーサッチャナライ歴史公園の両方をまわることができるツアーです。タイ北部のピサヌローク駅前に、朝7時半集合して、ピサヌローク空港から飛行機で向かいます。

10時ごろスコータイ遺跡に着き、ランチを食べ、14時半からシーサッチャナライ歴史公園を観光します。夜6時または7時にピサヌロークの空港か駅前着。スコータイ遺跡とシーサッチャナライ歴史公園の両方をまわることができる嬉しいツアーとなっています。

タイの世界遺産スコータイ遺跡群をまわるプランについて紹介しました。バンコクから飛行機で行くと、日帰りでもゆっくりまわることが可能です。城壁内と城壁外があり、城壁内でしたら、日帰りでもまわることができます。この記事のまわり方を参考にして、貴重な遺跡からパワーをもらいましょう。