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パミール高原ってどこにある?絶景が見られる秘境をご紹介!

パミール高原ってどこにある?絶景が見られる秘境をご紹介!

タジキスタンとアフガニスタン、中国にまたがる山々、秘境のパミール高原。壮大な景色を堪能していただくために、日本からのアクセスや、パミール高原の素敵なスポットをご紹介します。普段の生活では見ることのできない自然に触れ、一生の思い出に残る旅になるでしょう。

目次 [表示]

秘境!パミール高原で映画のような絶景を楽しもう

高原
Photo byMakalu

「世界の屋根」と呼ばれる秘境パミール高原。観光ではなかなか訪れる方は少ない一方、普段の生活からかけ離れた、まるで映画の世界のような絶景を見られます。険しい道のりをジープで登った先には、美しい花々や緑の木々、他では見られない特徴ある湖などが観光できるでしょう。そんな素敵な光景を目にしたら一生記憶から消えない思い出に残る旅行になります。この記事では、下記のような情報を知りたい方におすすめの記事です。最後までお付き合いください。

  • パミール高原ってどこにあるの?
  • パミール高原へのアクセス方法を知りたい
  • パミール高原の見ごたえある場所や魅力を知りたい
  • パミール高原での服装は?

パミール高原ってどこにあるの?

パミール高原の場所は?

パミール高原
Photo byMakalu

パミール高原は、タジキスタン、アフガニスタン、中国にまたがる平均標高5,000メートルの山々が連なる高原です。普段は地元の方が物資の運搬や移動などに使っています。パミール高原は、大きくわけて、西パミールと東パミール、中部パミールにわかれており、西パミールでは標高7,495メートルのイスモイル・ソモニ峰、東パミールでは中国領にあたる標高7,719メートルのコングール山など標高の高い山が多いことが特徴です。キルギスの遊牧民が暮らしており、自然あふれる絶景を堪能できる旅行になるでしょう。

パミール高原の魅力

秘境パミール高原の魅力といえば、遠くに見える雪山や高原に咲く美しい花々がありますが、一番の魅力はジープで走りながら見る壮大な景色ではないでしょうか。全長1,200キロあるパミール・ハイウェイをジープで走ると、標高ごとに変わる景色や連なる山々と緑が織りなす絶景、数々の綺麗な湖など、パミール高原で生活するキルギスの遊牧民の穏やかで温かい生活風景も見られるでしょう。

キルギスの遊牧民

4,000メートル付近に住むキルギスの遊牧民は、牛や馬、羊などの家畜を育てて生活。パミール高原の冬はとても寒く厳しい環境ですが、遊牧民同士でお互い助け合いながら厳しい冬を乗りきります。パミール高原を横断の旅をすると、キルギスの遊牧民が馬に乗り羊を追う姿や、農作物を作る光景、温かい暮らしが見られるでしょう。

タジキスタン共和国とパミール高原の楽しみ方

タジキスタンってどんな国?

タジキスタン
Photo byMakalu

タジキスタン共和国は面積が約14万3,100平方メートルあり、人口820万人が暮らす国です。国土の90パーセントが山岳地帯と山が多いことが特徴でしょう。北にはキルギスと西にはウズベキスタン、南はアフガニスタン、東に中国と囲まれた内陸の国。農作物の栽培がとくに盛んな場所なので、ほとんどの人が農業を中心に生活をしています。タジキスタンの首都ドゥシャンベには国際空港もありますが、観光スポットは少ないです。レストランでは地元の食材を使った、おいしい料理を楽しめます。

タジキスタンの治安

タジキスタンの治安として、外務省の海外安全ホームページでは、首都ドゥシャンベではレベル1と十分注意と3段階のなかで一番低いですが、アフガニスタン国境付近はレベル2~レベル3と渡航中止レベルですので十分注意してください。現在タジキスタン国内では感染症の危険情報は出ていないようです。(2019年11月現在)

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

タジキスタンのパミール高原の旅の楽しみ方

タジキスタンのパミール高原の旅行の楽しみ方をご紹介しましょう。一つ目はジープでのパミール・ハイウェイの観光です。ジープのレンタルでは好きな場所で写真を撮影したり、車両から降りて壮大な景色を見られます。地元の方と相乗りでは車窓からパミール高原の絶景を眺められるでしょう。二つ目は、自転車でのパミールハイウェイの横断です。体力が必要ですが、自然や高原の風を身体で体感できます。体力に自信がある方は、ぜひ挑戦してください。

相乗り&レンタルジープ

現地のジープは古いものも多く、故障することもあります。そこも旅の醍醐味でしょう。相乗りでは200ドル~300ドルを乗車人数で割った金額になるようです。レンタルジープでは好きな場所で降りて写真撮影や壮大な絶景を眺められるでしょう。相乗りでは地元の方と一緒にパミール・ハイウェイを横断し、湖に映る雪山や、標高ごとに緑の美しい木々を車窓から見られます。パミール・ハイウェイをジープで巡り最高の思い出をつくりましょう!

パミール高原の観光スポットをご紹介

パミール・ハイウェイ

パミール高原
Photo byNadrog

「世界の屋根」と呼ばれている秘境パミール高原にある道路パミール・ハイウェイ。世界の屋根というネーミングを聞くだけで、胸が高鳴りますよね。パミール・ハイウェイでは約10時間の移動時間がかかります。とても長い時間の移動ですが、疲れが吹き飛ぶほどの絶景に感動するでしょう。ジープで走る道路は険しく、まさに世界を冒険している気分になります。パミール高原は自転車で旅行する人の憧れの場所としても有名なので、横断途中でも自転車旅行者とすれ違うでしょう。高度が高くなるにつれ雲も近づき、空を間近に感じれます。夜になると、パミール高原でみる夜空には、美しい星が輝き心安らぐ時間を過ごせるでしょう。

パミール・ハイウェイのTurpakel湖

ホログから出発し、一番最初に現れる小さな湖。湖というか規模的には池に近い大きさです。透明度が驚くほど高い湖で、風がないときは雲が水面に映りこみ、遠くの雪山もマッチした神秘的な光景が見られます。記念写真のスポットとしておすすめです。

パミール高原の温泉

「パミール高原に温泉があるの?」と驚きますよね。パミール高原には数々の場所で温泉が湧いています。パミール・ハイウェイを横断する途中には天然の温泉があり、ゆっくり旅の疲れを癒せます。綺麗な絶景を見られ、温泉に疲れるとは天国のようですね。現地の方々も利用しますので、裸の国際交流もお楽しみください。

トゥズクル(塩湖)

秘境パミール高原には、二つの塩湖を見られます。塩湖とは水中に塩類を含む湖で、乾燥した内陸の盆地に多く、水面が空のように水色なことが特徴です。日本では、宮城県にある蔵王の御釜が有名。パミール高原では、水色の塩湖に遠くに見える雪山が映り幻想的な絶景が見られます。パミール高原の塩湖は特におすすめなスポットですので、湖畔で記念撮影や観光をお楽しみください。

岩山から雪山、緑ある草原への移り変わりが美しい

秘境のパミール・ハイウェイでは標高が下がるにつれ、緑が多く美しい木々や植物が増えていきます。景色の移り変わりがパミール高原では美しく、切り立った岩山から雪景色が見える山並み、植物の多い自然環境が見る人を魅了するでしょう。普段の生活ではパミール高原のような環境に行くことがない人は、ストレスや日ごろの疲れから解放されますよ。

日本からパミール高原へのアクセス

パミール高原への二通りの行き方!

飛行機
Photo byFuzz

パミール高原のアクセス方法として、主に二通りの方法が存在します。パミール・ハイウェイの両端にある街のムルガーブとホローグのどちらからパミール・ハイウェイに入るかが選べますのでご紹介しましょう。季節限定のアクセス方法もあるため、観光時期も考慮して旅行プランの作成をおすすめします。

タジキスタン共和国ホローグ経由

タジキスタン共和国のホローグからパミール高原にアクセスするには、はじめに首都のドゥシャンベに行きましょう。日本からドゥシャンベ国際空港までは直行便がないので、二回の乗り継ぐ必要があります。ドゥシャンベ国際空港に到着しましたら、今度は国際線に乗り換えホローグを目指しましょう。しかし、ホローグ行の便は夏季限定ですのでご注意ください。夏季以外に訪れる行き方としまして、ドゥシャンベ発の乗り合いタクシーにてホローグに行く方法があり、ドゥシャンベから乗り合いタクシーでは約15時間前後でホローグへの到着となります。

タジキスタン共和国ムルガーブ経由

続いて、タジキスタン共和国のムルガーブからパミール高原にアクセスする方法をご紹介しましょう。ムルガーブを目指す方法として、タジキスタン共和国の隣国にあるキルギス共和国のオシュ(Osh)へ行く必要があります。オシュはキルギス第二の都市で、3,000年以上前にできた歴史ある都市。観光にもおすすめです。オシュ国際空港に到着しましたら、乗り合いタクシーにてタジキスタン共和国のムルガーブに向かいましょう。ムルガーブまでの移動時間は約6時間かかります。オシュで観光を十分に楽しんだのち出発するのもいいですね。

パミール高原の四季折々の気候

観光に一番いいベストシーズンは?

パミール高原
Photo byMakalu

パミール高原の観光ベストシーズンは6月〜9月です。パミール高原では6月頃から高山植物が咲き始めるので、もっとも美しい絶景が見られます。夏でも涼しく快適な環境で観光できるでしょう。10月に入ると肌寒く、冬らしい気候になり、冬本番になると観光がむずかしくなります。

パミール高原の気候:春夏編

パミール高原の厳しい冬が過ぎ、春が訪れるとパミール・ハイウェイでは新緑の山々を眺めたり、登山、サイクリングを楽しめるでしょう。現地の人の農作業をする光景が見られ、春の訪れを感じます。パミール高原の雪山は夏でも解けることのない万年雪で、広大な草原の先に見える雪山はもっとも美しく絶景です。旅行の季節としても良い時期でしょう。

パミール高原の気候:秋冬編

パミール高原では、季節が進むにつれ秋らしい雰囲気になり、もうすぐ冬が訪れる気配を感じます。肌寒さもあり、それでも雪が残る山々は美しく、青い空と近い雲が旅行に訪れる人を魅了するでしょう。冬になると厳しい寒さになり、現地の人も冬を越すのに一苦労。しかし、現地の方々は人に優しく、支えあいながら暮らしています。訪れた観光客にも優しく野菜を分けたり、ときには寝床を貸してくれることもあるそうです。冬は雪の影響で道が寸断されたりするので観光はむずかしいでしょう。

季節ごとの適した服装

パミール高原では標高が高いため気温が低いこともあります。夏は空気が乾燥して涼しいぶん、砂が舞うためマスクなどの対策も必要。観光シーズンは日差しも強いので、日焼け対策も兼ねて、基本長袖がおすすめです。9月ごろになると肌寒い日もありますので、防寒着も用意するといいでしょう。

まとめ

パミール高原
Photo bycarlaborella

ここまでパミール高原の詳しい場所や、見どころ、魅力、アクセス方法をご紹介させていただきました。季節や標高の違いで、さまざまな姿を見せてくれるパミール高原。ますますパミール高原に行ってみたくなりますよね!ジープで壮大な景色の高原を走ったり、温泉につかったり、思い出に残る絶景写真や、素敵な光景を目に焼き付けていただけたらうれしいです。簡単な内容でしたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

千葉タカヒロ
ライター

千葉タカヒロ

宮城県在住のライターです。東北や宮城の魅力、さまざまな記事を執筆します。

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