みかん狩り体験ができる済州島!
済州(チェジュ)島は、冬の寒さが厳しい韓国の中では一番気候が温暖で、「韓国唯一のみかんの生産地」として有名な地域です。成田空港から、たった2時間半のフライトで行ける済州島で、おいしい韓国みかんを満喫しましょう。
人気のみかん狩り体験スポットと、体験を楽しむポイントを解説します。おいしいみかんジュースなど、ご当地グルメや、日本のみかんとの違いも紹介しましょう。
済州島みかん:みかん狩り体験スポット3つ
みかん狩り体験ができる、済州島で人気の観光スポットを3つ紹介します。
韓国のみかん農園は、日本の農園の雰囲気と違い、写真映えするオシャレなポイントや、楽しい観光のポイントが満載です。みかん狩りができる時期や体験にかかる費用、みかんの持ち帰りについての情報など、済州島観光で気になる情報も解説しましょう。
体験スポット①日出ランド
料金(入園料+体験料) | 約1,400円 |
体験時期 | 11〜12月末 |
日出ランドは、敷地が約7万平米もある、人気観光スポットです。みかん狩り体験以外にも、ミチョンと呼ばれる洞窟・民族村・サボテン温室などがあり、バラエティ豊かなテーマの展示が楽しめます。
日出ランドのみかん狩りは、11〜12月末の冬季限定で、入場料と体験料を合わせて、大人は14,000ウォン(約1,400円)ほどの料金です。
体験スポット②済州農園
料金 | 約300円(持ち帰り1キロ含む) |
時期 | 11〜12月末(年によって若干異なる場合があります) |
韓国で最も有名なみかん狩り農園で、済州島で「みかん狩りスポット」と言えば、一番先に名前が出るのが済州農園です。
時間無制限の食べ放題で、3,000ウォン(約300円)で1キロまで持ち帰り可能、満足いくまで堪能できます。お土産で人気な、みかん風味のマッコリなどもおすすめです。かわいい撮影スポットもあるので、済州の素敵な思い出を写真に残していってくださいね。
体験スポット③ヒュエリ
料金 | 約500円(持ち帰り1キロ含む) |
時期 | |
子供対象の体験 | 8〜9月 |
極早生 | 9〜11月 |
早生 | 11〜2月 |
ヒュエリは、自然を体験できる公園として、季節ごとにイベントが行われています。みかん狩りは2月まで行われていて、紹介する3つの体験スポットの中で、最も長い期間みかんを楽しめるスポットです。
8〜9月は子供のみが対象ですが、9〜11月は極早生みかん、11〜2月早生みかんは大人も体験できます。体験料は5,000ウォン(約500円)で、持ち帰りは1キロまでです。
済州島みかん:楽しむポイントとは?
済州みかんの魅力を余すことなく堪能するため、みかんの旬やご当地グルメなど、大切なポイントを紹介しましょう。ポイントを抑えておけば、単なるみかん狩り体験だけで終わらせることなく、済州島旅行を満喫できますよ。
楽しむポイント①旬の時期を狙う
旬以外の期間にも、みかん狩り体験を営業しているスポットもありますが、済州みかんのベストシーズンは、やはり「11月」。時期に合わせた訪問がおすすめですので、シーズンに合わせて、旅行の日程を組みましょう。
500を超える種類の済州産のみかんの中には、夏から秋にベストシーズンを迎えるものもあるので、好みのみかんの品種に合わせて、来訪時期を変えるのもいいです。
楽しむポイント②みかんメニューを食べ歩き
観光の目的が「済州島でみかんを満喫する」というものでしたら、みかんの果実だけでなく、済州産みかんを使ったご当地グルメもおすすめです。バラエティに富んだ、済州島人気のみかんグルメをいくつか紹介しましょう。
みかんジュース
済州島で人気のみかんグルメといえば、みかんジュースです。とれたて新鮮なみかんが使用されたフレッシュなジュースで、観光スポット以外に、街中の屋台などでも販売されています。歩きながら気軽に口にでき、済州観光のお供におすすめです。
みかん餅
冬の済州島定番おやつとして有名なみかん餅は、お土産品としても人気です。無農薬で育てられた、こだわりの済州みかんが使用され、皮まで使われているためビタミン豊富で栄養価が高く、風邪などの予防にもなります。
みかんメバル酢豚
姿揚げされたメバルに、みかんの果汁をたっぷり使用したソースがおいしい、済州のご当地グルメです。カリカリに揚げられた表面に、甘酸っぱいみかん果汁がさわやかな風味を加える味わい深い一品で、レストランなどで食べられます。
デンゆず茶
済州島のゆずは、日本のゆずとは違い、みかんよりもひと回り大きく、酸っぱさがあります。病院が普及していなかった時代には、蜂蜜につけたものを薬として用いていたようで、ビタミンなどの栄養も満点です。ゆず茶は島内のお店のいくつかで販売されているようなので、気になる方は探してみてくださいね。
楽しむポイント③ 柑橘博物館で知識を深める
住所 | 西帰浦市孝頓循環路441(서귀포시 효돈순환로 441) |
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公式サイトURL | https://citrus.seogwipo.go.kr/ |
営業時間 | 9:00~18:00(7月~9月は19:00まで) ※入場は閉館の30分前まで |
おいしい済州みかんを食べて、済州みかんに興味を持ったら、西帰浦(ソギポ)にある「柑橘博物館」に行ってみてください。世界の柑橘類について、栽培の歴史や文化を詳しく紹介しています。みかん狩りの体験は、この柑橘博物館でもでき、寒い冬に嬉しい「みかん足湯」も人気です。
済州島みかん:韓国みかんの味はどう?
済州島で栽培されるみかんには、どんな味や特徴があるのでしょうか。日本のみかんとの比較や、メインとなる品種と、味・特徴について紹介します。品種によって異なるベストシーズンなど、気になる情報も役立つでしょう。
韓国みかんの味①日本のみかんとの比較
済州島のみかんの味は、育てる環境の違いなどから、若干味にも違いがあります。日本のみかん農地は、山の斜面などを利用して作られていますが、済州島では、平地で密集気味に育てられているのが特徴です。
韓国で有名な品種の中には、デコポンなどの日本の品種を移植したものもあり、馴染み深い品種も多く出回っています。
韓国みかんの味②主な種類の味・特徴
済州島のみかん品種は覚えきれないほどで、大変多いのですが、その中でもメインの品種を紹介します。韓国みかんの名前は、日本では聴き慣れない名前もあるでしょう。味や特徴を知って、好みの品種を探してみてください。
プッキュル
日本では、全く名前を聞かないこの「プッキュル」は、済州島の在来品種です。昔は済州島の人間しか食べられなかった、貴重な品種でしたが、2016年から一般にも売られるようになりました。
プッキュルは、みかんが黄色くなる7月末に収穫される、酸っぱさが癖になるみかんで、「韓国のライムのようだ」と言われています。キリッとした豊かな酸味が、暑い季節に食べたいみかんです。
ハルラボン
1990年代に日本から済州に導入された、デコポンと同品種のみかんで、現代では韓国人気の品種です。特徴的なでっぱり部分が、韓国一の高山「ハルラサン」に例えられ、「ハルラボン」と名前がつけられました。
みかんの中でも一際糖度が高く、強い甘味があります。プリッとして果実に弾力があって食感もよく、食べる手が止まらないほど、おいしいみかんです。
チョンギョン
日本では「清見」と呼ばれる人気品種で、冬にスーパーなどで見かけることがあるでしょう。香りが強く、甘皮が薄いのが特徴で、果肉も柔らかくジューシーさがあります。獲れたては酸味が強いため、収穫したら持ち帰って、涼しい場所に2〜3日おいてください。甘みが強くなり、さらにおいしく食べられます。
極早生・早生・中晩生
極早生・早生・中晩生の3種は、済州島で栽培されるみかんの中で大きな割合を占めていて、日本でもよく見かける品種です。収穫時期は、それぞれ異なっていて、時期が早いほど酸味が強く出ます。外側の皮に青さが残っていても食べられる、おいしい品種です。
済州みかん:日本への持ち帰り方は?
済州島からみかんを持ち帰るには、空港で検疫する必要があります。チェックインする前に、済州空港・検疫室で検疫をし、証明書を持ってチェックインの手続きへと進みましょう。検疫には、約20分かかります。
検疫に費用は要らず、みかんを入れる入れ物を用意して、空港に訪れましょう。住所の入力は、英語表記でする必要があるので、事前に調べておくといいですよ。
済州島はおいしいみかんを満喫できる名観光地!
韓国一温暖で、500を超える品種のみかんが栽培される済州島は、日本よりも、お得な料金でみかん狩りが楽しめる人気の観光名所です。
栄養価が高く、風邪の予防や、美容にも効果的なみかんをお腹いっぱい満喫しましょう。冬に旬を迎える済州のみかんですが、品種によっては、夏や秋にも楽しめます。季節によって変わるみかんの味を食べ比べに、何度も訪れるのもいいですね。