目次 [表示]
- インドとは?
- 北インドの有名定番観光地スポット
- デリーの世界遺産レッドフォート(ラール・キラー)
- デリー独立の象徴インド門
- アーグラーの超有名!世界遺産タージマハール
- アーグラー幻の都ファテープル・シークリー
- バラナシーの母なるガンジス川
- ブッタが悟りをひらいたサールナート
- ブッタガヤーの世界遺産マハーボーディ寺
- 北インド人気おすすめの観光地スポット
- リシュケシュでヨガやスピリチュアル
- リシュケシュのビートルズアシュラム
- プシュカルの湖と街並み
- ダラムサラのダライ・ラマ法主公邸とチベット寺院
- 秘境ラダックの月世界ラマユル
- 秘境ラダックの絶景!天空の湖パンゴンツォ
- 南インドの有名定番観光地スポット
- カーニャクマリのコモリン岬
- 南インドの人気おすすめの観光地スポット
- ケララ州はアーユルヴェーダ発祥の地
- アレッピーのバックウォータークルーズ
- 西インドの有名定番観光地スポット
- ジャイプルのキュートでかわいいピンクシティ
- 西インドの人気おすすめの観光地スポット
- ジャイサルメールの城と街並み
- ジャイサルメールでキャメルサファリ
- 東インドの有名定番観光地スポット
- コルカタのマザーハウスでボランティア
- コルカタのカーリー寺院
- 東インドの人気おすすめの観光地スポット
- ダージリンの人気おすすめ観光名所とトイトレイン
- まとめ
インドとは?
インドの人口は日本の10倍以上、国土面積は8倍以上の南アジアにある大国です。人口の80%以上がヒンドゥー教徒ですが、仏教が生まれた国でもあります。とても広い国なので、地域エリアによって文化や宗教、民族が大きく違うのもインド観光の見どころです。公用語はヒンディー語で、観光都市部では英語も通じます。そんな巨大で摩訶不思議なインド。エリア別の見どころや、名所をご紹介します。
北インドの有名定番観光地スポット
北インド観光で定番人気の黄金ルートがあります。首都デリーから東へ、アーグラー、ブッタガヤー、カジュラホ、コルカタを巡るコースです。世界遺産や名所も多く、見どころたくさんの北インド有名定番観光地をご紹介します。
デリーの世界遺産レッドフォート(ラール・キラー)
ムガル帝国時代の城塞、赤砂石で作られた赤い城=レッドフォート。タージマハルを築いたムガル帝国第5代皇帝が、アーグラーからデリーに遷都し建設しました。おすすめは、夜にライトアップされた幻想的で美しい姿。デリー観光の定番名所です。
デリー独立の象徴インド門
インド門は高さ42メートル。パリの凱旋門を参考に作られました。そして、第一次世界大戦で戦死した兵士たちの慰霊碑でもあります。芝生になっている周辺エリアでは、ピクニックやスポーツを楽しむ人がいたりと、市民の憩いの場にもなっています。
アーグラーの超有名!世界遺産タージマハール
北インド観光名所の中でも、超有名定番スポット世界遺産タージマハル。左右対称で白く美しいタージマハルは、実はお墓なんです。ムガール帝国第5代皇帝が愛した妻のために22年もの歳月と、莫大な費用をかけて建築しました。
アーグラー幻の都ファテープル・シークリー
イスラムとヒンドゥーの建築様式の珍しい融合が見られるファテープル・シークリーも世界遺産です。水不足が原因で、たった14年という短い歳月で幕を閉じたファテープル・シークリーなので、とても保存状態が良く残されています。
バラナシーの母なるガンジス川
ガンジス川は、沐浴や洗濯をする日常生活、川沿いにあるガートの火葬場で焼かれる遺体など、生死が共存する不思議な場所です。ヒンドゥー教の聖地でもあり、毎日、日暮れと共に大規模なプジャ(祈りの儀式)が行われています。朝日、夕日の時間にボートに乗ってガンジス川を堪能するのもよし、のんびりとガートを散歩するのもよし、善悪全てを包み込むような母なるガンジス川は、インド観光おすすめの名所です。
ブッタが悟りをひらいたサールナート
バラナシーの中心地から車で1時間ほどのサールナート(鹿野苑)は、ブッタが初説法を説いた有名な名所です。見どころは、6世紀頃にアショカ王によって建設されたダメークストゥーパや、考古学博物館。ガンジス川周辺エリアの喧騒から逃れて、のんびりとした時間を過ごすことができます。
ブッタガヤーの世界遺産マハーボーディ寺
ブッタが悟りをひらいたのが、仏教最大の聖地ブッタガヤ(ボートガヤー)にある菩提樹の下。現在でも世界中から巡礼者が絶えず訪れています。マハーボーディ寺院=大菩提寺は、紀元前3世紀頃にアショーカ王が建てたものが起源となっています。
北インド人気おすすめの観光地スポット
インドは訪れた旅人の好き嫌いがハッキリと分かれる国と言われています。客引きや物乞いも多く、日本との文化や価値観の違いにカルチャーショックを受ける人も多いでしょう。そんな混沌としたカオスが苦手な人にも人気おすすめの北インド観光エリアをご紹介します。
リシュケシュでヨガやスピリチュアル
ヨガの聖地であり、発祥の地であるリシュケシュ。上流部のガンジス川沿いに街が栄えています。神聖な街なので、レストランでお酒やお肉を出すところは、ほぼ無く、健康的な美味しいベジタリアン料理が楽しめます。ヨガや瞑想、インド伝統医学アーユルヴェーダ、レイキ、スピリチュアルなどを本格的に学べる施設が沢山あり、短期旅行者でも気軽に学べるコースもあります。
リシュケシュのビートルズアシュラム
1968年に世界的に有名なビートルズが瞑想修行や作曲の為に滞在していたアシュラムです。今は廃墟のようになっていますが、世界中からコアなファンが訪れています。また、壁には、ビートルズをモチーフとしたアーティステックなウォールアートや、落書きなどがあり楽しめます。
プシュカルの湖と街並み
インドのラジャスターン州にあるプシュカルは、ヒンドゥー教徒の5大巡礼地のひとつ、湖のある小さな街。3月にある色水掛祭りホーリーや、11月にあるキャメル祭りでも有名な観光地です。カラフルな民芸品や洋服、仕立てが安いなどで、お買い物エリアとしても人気があります。プシュカルの町は徒歩30分ほどで1周できてしまいますが、ご飯の美味しさ、居心地の良さから長期滞在者も多い場所です。また、インド唯一のブラフマー寺院があります。
ダラムサラのダライ・ラマ法主公邸とチベット寺院
ダラムサラは北インドの山間にある小さな街。ダライ・ラマ法王の亡命の地でもあります。チベット系の民族も多く、ヨガや瞑想施設もあり、スピリチュアル系の西洋人にも人気があります。ダライ・ラマ法王公邸の目の前にチベット密教ゲルグ派の総本山ナムギャル僧院があり日々巡礼者で絶えません。見どころは僧院にある、美しい曼荼羅やチベット仏像。庭では、僧侶たちの問答修行を見かけることもあります。
秘境ラダックの月世界ラマユル
ラダックは標高3500メートルの地にあるインドの中のチベット文化圏。実は、チベットよりもチベット密教の文化的遺産、仏像、寺院が保存状態良く残されています。ラダック西部にあるラマユルは、中心部よりバスで3時間ほどの場所にあります。まるで月世界のような絶景が広がるエリアです。ラマユル観光の見どころはチベット密教カギュ派のラマユル僧院。貴重な曼荼羅壁画や仏像が残されています。
秘境ラダックの絶景!天空の湖パンゴンツォ
パンゴン湖は、世界一高い場所、標高4300メートルにある青く透明な天空の湖。レー中心市街地から車で5時間の場所にあり、道中は標高5000メートルの山越え、絶景が続きます。ボリウッド映画、日本でも大ヒットした「きっとうまくいく」のロケ地でもあります。パンゴン湖にいくには自前にパーミットの取得が必要です。
南インドの有名定番観光地スポット
南インドは、北インドと比べても人がスレていなく、ご飯も辛くないので、ゆっくりとインド旅を楽しみたい人におすすめのエリアです。ヨガやインド伝統医学のアーユルヴェーダなども有名で、女性の1人旅にも人気があります。
カーニャクマリのコモリン岬
カーニャクマリはインドの最南端であり、アラビア海、ベンガル湾、インド洋、が混じ合う珍しい海域です。最南端のコモリン岬では、朝日と夕日が拝めます。ヒンドゥー教の聖地なので海では巡礼、沐浴する観光客も多くいます。海上には、ティルヴァッルヴァルの巨大像とヴィヴェー・カーナンダ岩があり、渡し船で行くこともできます。
南インドの人気おすすめの観光地スポット
本格的にヨガを学びたい人は「マイソール」、インドの中のフランスを堪能したいのであれば「ポンデシェリ」、世界遺産好きならば岩だらけの異世界「ハンピ」、など南インドも見どころがたくさんあります。人気おすすめ観光地スポットをご紹介します。
ケララ州はアーユルヴェーダ発祥の地
ケララ州は、南インドの桃源郷と呼ばれる自然豊かで静かなエリア。カレーや食べ物もココナッツベースなので、北インドほど辛くなく、日本人の口にも良く合います。インド伝統自然医学のアーユルベーダの発祥の地として有名なケララ州では、良質なアーユルベーダを体験、学べる施設が多くあります。ケララの大自然の中で、心身ともにトリートメントができ、インドの中でも特に女性にも人気の観光地です。
アレッピーのバックウォータークルーズ
ケララ州の中心市街地コーチから車で2時間ほどの場所にあるアレッピーでは、バックウォーター(水郷地帯)クルーズがおすすめのです。ヤシの木やマングローブの林の中を100以上の運河や湖が入り組む水郷地帯をボートで散策できます。数時間コースや、ハウスボートで食事、宿泊可能なコースまでお好みに合わせて楽しめるアクティビティです。
西インドの有名定番観光地スポット
西インドのアムリトサルはシーク教徒の街で「ゴールデンテンプル」があります。「ピンクシティ」と呼ばれるジャイプルをはじめ、「ホワイトシティ」ウダイプル、「ブルーシティー」ジョートプル、それぞれそれぞれのエリアで特色のあるカラフルで美しい街並みや建築物など、見どころの多い西インドの有名定番観光地スポットをご紹介します。
ジャイプルのキュートでかわいいピンクシティ
別名「ピンクシティ」と呼ばれるジャイプルは、街中フォトジェニックでキュートなピンク色。インドがイギリスの植民地だった頃、イギリスの王子がジャイプールを訪問することになった際に、王子の好きなピンク色に街を塗ったことが由来とされています。人気名所は「ハワー・マハル=風の宮殿」。1799年、当時、姿を見られることを禁止されていた宮廷内の女性が、姿を見られることなく、外の様子、お祭りなどを見られるようにと建設されました。たくさんの小窓があり、厚みのない建物は、暑い時期でも風が通り抜ける設計になっています。
西インドの人気おすすめの観光地スポット
西インドに広がるタール砂漠はパキスタン国境まで続きます。エキゾチックな砂漠とオアシス都市のあるラジャスターン州、伝統的な布や刺繍が有名なアラビア海に面したグジャラート州など、西インドエリアの人気おすすめ観光地をご紹介します。
ジャイサルメールの城と街並み
ジャイサルメールは、砂漠の真ん中にあるオアシス都市です。世界遺産や歴史的建造物が夕日に照らされ輝いて見えることから別名「ゴールデンシティ」と呼ばれます。インド中世の面影が色濃く残る街並みを歩いていると、まるでタイムトリップをしてしまったかのような気分を味わえます。砂漠の真ん中、小高い丘の上に浮かぶように建っているジャイサルメール城は、人気の観光名所です。砦の中には、宮殿、ジャイナ教寺院、現在も人々が生活する民家、宿泊可能なホテルなどがあります。
ジャイサルメールでキャメルサファリ
ラクダに乗って砂漠を観光するキャメルサファリツアーはジャイサルメール観光の定番人気。日帰り、キャンプ宿泊ツアーと、日程とお好みに合わせてアレンジできます。11月から3月がベストシーズンです。見どころは、砂漠から昇る朝日と沈む夕日や、満点に輝く星空、ジプシーの音楽と踊り、ロマンティックで美しい砂漠観光を堪能できます。
東インドの有名定番観光地スポット
東インドエリアは、主要都市コルカタをはじめ、東南部ベンガル湾沿いの海の街プリー、北東部には避暑地であり、チベット文化圏のダージリン、シッキム。さらに奥には近年まで外国人の立ち入り制限があった、秘境と呼ばれるセブンシスターズがあります。東インドの有名定番観光地をご紹介します。
コルカタのマザーハウスでボランティア
少し前までカルカッタと呼ばれていましたが、2001年にベンガル語であるコルカタという正式名称になりました。通称「喜びの都市」と「宮殿都市」とも呼ばれています。人口密度は、デリーやムンバイより多いです。定番名所はノーベル平和賞も受賞したマザーテレサが創設したボランティア施設。多くの外国人がボランティア活動に参加し、長期のボランティアの人もいますが、1日から参加可能です。
コルカタのカーリー寺院
インドのヒンドゥー教の女神のひとりカーリーを祀った寺院。カーリーは、シヴァ神の奥さんで、殺戮と血を好む女神です。毎日、午前中にヤギが生贄にされる宗教的儀式が執り行われていて、見学も可能です。このように、インドでは生死観について考えさせられる場面が多いと思います。興味のある方はぜひ、参拝してみてください。
東インドの人気おすすめの観光地スポット
東北部のネパールとブータンに隣接したエリアは、インド観光の喧騒に疲れた人におすすめです。シッキム州は元シッキム王国であり独自の文化を育んできました。またシッキム州のすぐ下にある西ベンガル州ダージリンは英国植民地時代から避暑地として人気があります。東インドエリアの見どころと、人気おすすめの観光地をご紹介します。
ダージリンの人気おすすめ観光名所とトイトレイン
ダージリンは、ダージリンティーでも有名な観光避暑地です。見どころは、鉄道ファン必見、ヒマラヤ鉄道の可愛らしいトイトレイン。世界遺産であり、アジアで最も古い登山鉄道です。時速10キロメートルほどのゆっくりとした運行が特徴的で、今でも観光用に一部、蒸気機関車が運行しています。また、ヒマラヤの絶景と朝日のご来光が拝める名所タイガーヒルも欠かせません。
まとめ
多種多様な文化、人種、宗教が入り混じる人種のるつぼインド。見どころも多く、まだまだご紹介したい観光スポットはたくさんあります。さまざまな顔を持ち合わせた国なので、ハードでマニアックな旅、リゾート気分を満喫できる旅、と訪れる観光客の用途に合わせて楽しめるのが魅力。そんな不思議で魅惑的なインドに1度訪れてみてはいかがでしょうか。
https://pixabay.com/ja/