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「ねぶた」と「ねぷた」の違い②:歴史
長い歴史において「ねぶた」と「ねぷた」は同じように歩み、第二次世界大戦後に現在の観光的な形態に変化しました。しかし、藩政時代から大正時代にかけて、それぞれを特徴づける注目すべき点があります。
ねぶたの歴史
青森ねぶた祭の歴史は享保年間(1716~1736年)からで、弘前ねぷたを真似て灯篭を持ち歩いて踊ったとあります。京都祇園祭の山車に似ていたという記録もあり、「担ぎねぶた」と考えられています。灯篭山車に踊りが付いていた記録は、安永年間(1772~1781年)から見られます。
ねぷたの歴史
弘前ねぷたの歴史は、津軽為信が京都滞在中の文禄2年(1593年)7月の盂蘭盆会が始まりとされています。お国自慢のため、大灯篭を作らせて京の町を練り歩いたのです。津軽の大灯篭として評判になり、国元の弘前でも行われるようになったといわれています。
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