スピリタスの飲み方③:果実酒にする
スピリタスは果実酒を作るのにも適しています。度数が高いので短期間でしっかり浸かり、雑味がないため果物本来の味をひきたててくれます。できた果実酒は炭酸水などで割って飲んだり、アイスやヨーグルトにかけて楽しむのもよいでしょう。
原産国のポーランドでは「Nalewka(ナレフカ)」と呼ばれ、果物・ナッツ・ハーブに浸けて楽しまれています。
レモン酒(リモンチェッロ)
作り方
- レモンの皮をむく(白い部分は丁寧に取り除く)
- 煮沸消毒した瓶などにレモンの皮とスピリタスを入れて1週間寝かせる
- レモンの皮をガーゼでこす
- グラニュー糖と水を火にかけ、シロップを作る
- できたシロップをレモンの皮を取り除いたスピリタスにあわせ、1週間寝かせる
スピリタスにレモンを浸ければ見た目も味も爽やかな「リモンチェッロ」になります。リモンチェッロはイタリアのカプリ島で生まれ、現地では食後酒として親しまれています。炭酸飲料・ミルク・ジュースで割ったり、お菓子作りに活用してもよいでしょう。
イチゴ酒
作り方
- イチゴを丁寧に洗い、ヘタを取り除く
- 煮沸消毒した瓶などにイチゴと氷砂糖を交互に入れ、スピリタスを注ぐ
- 冷暗所に保管し、1日1回ゆすって砂糖を溶かす
- 2ヶ月寝かせたあと、いちごを取り出す
- さらに1ヶ月寝かせる
イチゴをスピリタスに浸けると、見た目にかわいい真っ赤なイチゴ酒になります。甘酸っぱく爽やかな味わいのイチゴ酒は、デザートと相性抜群です。炭酸水で割ってもおいしいですが、紅茶とあわせてストロベリーティーにしたり、ミルクで割ってイチゴミルクにして楽しめます。
イチゴ酒に使ったイチゴは、引き上げたあとジャム作りに利用できます。
梅酒
作り方
- 梅を丁寧に洗い、ヘタを取り除く
- 煮沸消毒した瓶などに梅と氷砂糖を交互に入れ、スピリタスを注ぐ
- 冷暗所に保管し、1日1回ゆする
- 3~6か月ほど寝かせる
スピリタスは、多くの家庭で作られている梅酒に利用するのも最適です。焼酎やホワイトリカーで作る方法では飲み頃になるまで1年ほど寝かせる必要があるところ、スピリタスなら3か月程度で飲み頃です。梅酒は炭酸やお茶で割って飲むほか、お料理に使うこともできます。
いろいろな飲み方でスピリタスを楽しもう!
スピリタスはアルコール度数が高いので、ストレートやロックで飲むのに適しません。飲み方は、飲み物で割る・カクテルにする・果実酒にする、という3つの方法がおすすめです。
スピリタスは味が少なくさまざまな飲み物とあうので、いろいろな飲み方で楽しみましょう!