海外旅行でスマホ利用をする方法!
海外旅行の際にスマートフォンを便利に利用する方法と注意点を解説します。渡航先で撮った写真をSNSで発信したり、家族や友人にメールで伝えたりするのにはスマートフォンが活躍します。
しかし、日本の通信プランは海外では適用されません。知らずに通話を使用して、帰国後、高額な通信料の請求がきてしまうケースは多くあります。
海外旅行でスマートフォンを使う方法は4種類!
- フリーWi-Fi
- レンタルWi-Fiルーター
- プリペイドSIMカード
- 定額海外パケット
スマートフォンを海外でネット接続させる方法は4つあります。それぞれの特徴について説明するので、自分の旅行プランやスマホのデータ使用量と比較して参考にしてください。
海外での接続方法①:フリーWi-Fi
公共施設などでみかけるのが「Free Wi-Fi」エリアの案内板です。ホテルや飲食店などならスタッフにパスワードを聞いて接続します。Free Wi-Fiのメリットは「無料」でネット接続ができること。
デメリットはパスワード無しでつながるフリーWi-Fiは接続しにくかったり、セキュリティーがゆるく情報漏洩やウィルス感染の怖さがあります。
海外での接続方法②:レンタルWi-Fiルーター
レンタルWi-Fiルーターは、1台でスマートフォンでもパソコンでもネット接続ができるので便利です。グループ旅行の場合は仲間とシェアですることで、料金を人数で割ることができます。プランによっては通信速度も速いのでストレスも少ないでしょう。
海外での接続方法③:プリペイドSIMカード
ルーターがなくても「現地SIMカード」があればSIMを交換するだけで、渡航先の通信料金でネット環境ができます。通信料金の安い海外では安く抑えられるのが最大の特徴です。面倒な契約もなくパケット定額SIMにすれば使いすぎる心配もありません。
海外での接続方法④:携帯キャリアの海外パケット定額
使用しているスマートフォン会社の国際ローミングの海外パケット定額サービスが利用できれば、他の機器を持たなくても渡航先でスマートフォンが使えます。1日平均3,000円で使い放題ですが、このサービスを提供しているスマートフォンキャリアは限られています。
海外旅行でのおすすめはレンタルWi-FiかプリペイドSIM!
海外でスマートフォンをネットにつなげる4つの方法の中で、特におすすめなのは海外用の「レンタルWi-Fiルーター」と「プリペイドSIMカード」の2つです。海外旅行のプランによって、どちらが無駄なく便利に使えるのか比較していきます。
海外用レンタルWi-Fiルーターのメリット
Wi-Fiルーターは渡航先やレンタル会社によって料金はさまざまです。安いところでは1日平均1,000円でレンタルができます。早割プランを使うことで料金もおさえることができ、途中で容量が不足してきた場合は追加することも可能です。
レンタルWi-Fiのデメリット
レンタルWi-Fiのデメリットは、契約の申し込みと空港ので受け取り場所で手間がかかること、機器類の持ち物が増えてしまうことでしょう。複数人で共有して使う場合は、別行動の時に利用できない人もいる点です。
レンタルWi-Fiの利用までの流れ
申し込みから返却まで
- ネットで予約をする
- 渡航先
- 出発日と帰国日
- 受取と返却の空港やカウンター
- 速度とデータ容量
- その他オプション
- 出発する空港や専用のカウンターで受け取る
- 現地でスマートフォンとルーターの接続を設定し使用
- 申し込みの際に指定した帰りの到着空港で返却
現地プリペイドSIMカードのメリット
- 購入すれば差し込むだけですぐに使い始めることができる
- 容量によって金額が決まっている先払い式なので高額請求の心配がない
- 使用期間や使用したい分だけで選ぶことができる
上記3点が現地プリペイドSIMカードのメリットです。
プリペイドSIMカードのデメリット
使いきれなかったプリペイドSIMは、帰国したあと日本で使うことができません。そうなった場合、データ量によっては割高になることもあります。安価なプリペイドSIMは通信のみで、通話に対応していないものがあるので購入時に確認しましょう。
プリペイドSIMカードを利用するまでの流れ
プリペイドSIMカードを利用する準備
- SIMフリーのスマホを入手する
- SIMフリーのスマートフォンを購入する
- 自分のスマートフォンのSIMロックを解除する
- 現地SIMカードを入手する
- 事前に日本の家電量販店やネットショップ、出発空港で購入する
- 現地で購入する(安価だが購入場所を事前に調べる必要がある)
海外レンタルWiFiとプリペイドSIMカードの比較!
レンタルWi-FiもプリペイドSIMも会社ごとにさまざまなサービスやプランがそろっているので、ふだんのスマートフォンの使い方と旅行の期間や目的をあてはめ比較しながら決めていきましょう。
レンタルWi-Fi | プリペイドSIMカード | |
入手手続き | 〇 ネットで申し込み、決済が完了すれば空港の専用窓口またはロッカーで受取れる |
△ 購入は手軽だが、スマホによってはSIMフリーの購入やロック解除が必要 |
料金 | 速度:4G データ量:600MB/日 平均:8,000円/週(シェアすれば割安) |
データ量:4G グローバルタイプ:15日間 平均:8,000円(通信のみ) |
シェア | 〇 同行者と使える 複数機器でも使える |
× 持ち主のみ |
通話 | 〇 | △ 通話がついているプランであれば可能 |
旅行期間 | 1週間以内の短期旅行向け | 2週間以上の旅行や出張向け |
海外旅行で使うレンタルWi-Fiプラン!
レンタルWi-Fiを選ぼうと決めた方のために、レンタル会社の比較をします。選び方のポイントを二つ紹介しましょう。
渡航先で利用可能か確認する
最初に渡航先で使えるWi-Fiなのかを確認する必要があります。日本人の旅先として人気の国はどのレンタル会社も扱っていますが、ヨーロッパ周遊やアジア周遊に行く場合は、その地域に特化しているレンタル会社や大手レンタル会社の方が見つけやすいでしょう。
治安を考慮したい時は日本語が通じる、24時間対応とうのサポート体制がしっかりしているところが安心です。
レンタル料金・特典を比較する
もっとも気になるのは費用でしょう。各会社ともに基本料金は「渡航先」+「通信料金」から1日の使用料金を設定しています。そこに「通信速度」や「利用可能データ量」などの金額が加算されトータルが異なってきます。
会社ごとで割引特典や使い放題プランなどあるので上手に使えば料金をおさえることができます。
おすすめ海外Wi-Fiレンタル会社【3社】
おすすめ①:Wi-Ho(ワイホー)
運営会社 | 株式会社テレコムスクエア |
サポート | 24時間365日 |
支払方法 |
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受取方法 | 成田空港、羽田空港、新千歳空港、中部国際空港セントレア、関西国際空港、松山空港、福岡空港 ★宅配での受け取りも可能 |
ワイホーは格安海外Wi-Fiレンタル会社として人気が高く1日390円~という料金設定です。機器保証やAI自動翻訳機のレンタルなど、オプションも充実しています。ハワイへ行く方には、ワイホー限定のレンタサイクルができるプリペイドカード「bikiカード」の購入がおすすめです。
おすすめ②:グローバルWiFi
運営会社 | 株式会社ビジョン |
サポート | 24時間365日 フリーダイヤル有(日本国内) LINE無料通話 Skype無料通話 |
支払方法 | 各種クレジットカード 請求書後払い(NP後払い)※手数料有 |
受取方法 |
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GLOBAL WiFiのおすすめポイントは業界最多の200以上の国と地域に対応し、申し込みも最短5分で完了するところ。受取と返却は国内18空港38ヶ所のカウンターで可能です。早割やANAカードと連携したポイント還元などお得感もあります。
料金プランも渡航先と3つの通信容量と「無制限」から選べ、定額料金とオプションと渡航日数が利用料金になるシンプルな設定です。
おすすめ③:フォートラベル GLOBAL WiFi
運営会社 | 株式会社ビジョン |
サポート | 24時間365日 フリーダイアル有(日本国内) LINE無料通話対応 |
支払方法 | 各種クレジットカード 請求書後払い(NP後払い)※手数料有 |
受取方法 |
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フォートラベルは世界200以上のエリアで使用できて、国別の定額料金にオプション料金などを加えたシンプルな価格設定です。ANAカードで支払った場合は、利用金額200円(税込)ごとに1マイルが追加されます。国内海外旅行の口コミサイトも運営しているので、旅プランも合わせて比較検討ができます。
海外旅行で使うプリペイドSIMの種類!
プリペイドSIMのサイズに気をつけよう
種類 | サイズ |
標準SIM | 縦25mm×横15mm |
micro SIM | 縦15mm×横12mm |
nano SIM | 縦12.3mm×横8.8mm |
プリペイドSIMのサイズは「標準SIM」「micro(マイクロ)SIM」「 nano(ナノ)SIM」の3種類です。標準規格化されているので自分のスマートフォンのサイズを確認して購入をしましょう。
海外プリペイドSIMを選ぶポイント
海外旅行になれていて語学力もある場合は現地調達で価格をおさえられますが、出発前に家電量販店やネットショッピングで購入し、セッティングしておいたほうが安心です。安いSIMでも説明表記が外国語だったり、翻訳がわかりにくいものがあるので、日本語の説明が表記されているものを選びましょう。
海外用プリペイドSIMの選び方
- 渡航先に対応しているか確認しましょう
- 渡航先の接続しやすいキャリアはどこか調べましょう
- 自分のスマートフォンが「グローバル対応」か確認しましょう
- 音声通話やSMSを利用する場合は対応しているか確認しましょう
- 利用可能期間、データ量、容量追加の可・不可を確認しましょう
海外旅行の通信手段を比較したら!?
「レンタルWi-Fi」と「プリペイドSIM」について、通信速度やデータ量、おすすめポイントなどをご紹介しました。海外旅行の渡航先でインターネットに接続する方法を、ぜひ参考にしていただき、旅の思い出をたくさんおさめてきてくださいね。