目次 [表示]
- 茨城の特徴とおすすめ情報
- 茨城の温泉
- 茨城県の特徴
- 茨城県の観光
- 茨城県のグルメ
- 茨城県北エリアの温泉
- 古来から湯治場として愛されてきた名湯「湯の澤鉱泉」(常陸大宮市)
- 人気美術館も近い「五浦観光ホテル」(北茨城市)
- 袋田の滝観光におすすめの「袋田温泉思い出浪漫館」(大子町)
- 太平洋を一望できる国民休養地「国民宿舎鵜の岬」(日立市)
- 茨城県西エリアの温泉
- どなたでも利用できるかけ流しの天然温泉「古河市古河老人福祉センターふれあいの湯」(古河市)
- 19種類のお風呂を楽しめ宿泊もできる「御老公の湯_境店」(境町)
- 茨城県央エリアの温泉
- 大洗磯前神社が目の前、モダンな小規模旅館「里海邸金波楼本邸」(大洗町)
- 大洗の太古の化石海水の日帰り温泉「潮騒の湯」(大洗町)
- 大人だけが楽しめる隠れ家的温泉「ひたちなか温泉喜楽里別邸」(ひたちなか市)
- 茨城県南エリアの温泉
- 筑波山からの眺望が素晴らしい「筑波山ホテル青木屋」(つくば市)
- 雄大な霞ヶ浦の湖畔にたたずむ展望の湯「国民宿舎水郷霞浦の湯」(土浦市)
- 茨城鹿行エリアの温泉
- 黒褐色が特徴的な塩化物強塩泉「とっぷ・さんて大洋」(鉾田市)
- 北浦を一望する天然温泉展望大浴場がある「かんぽの宿潮来」(潮来市)
- 加水なし・自家源泉・天然温泉100%の「鹿島セントラル天然温泉」(鹿島市)
- 茨城県の温泉のまとめ
茨城の特徴とおすすめ情報
都道府県魅力度ランキング2019で7年連続最下位に選ばれ、テレビ番組でもネタにされることが多い茨城。県内に良質な観光地が点在しているため、「ここぞ茨城」という観光地がないため地味な印象があります。しかし、海と山に囲まれた自然豊かな環境で、東京からも日帰り旅行などで人気の穴場スポットも多いのです。この記事では、茨城のおすすめの温泉について、ホテルや旅館、日帰り温泉、また、観光情報とあわせて紹介していきます。
茨城の温泉
栃木は鬼怒川や那須塩原、群馬は草津や伊香保といった全国的に有名な人気温泉地がありますが、茨城には温泉のイメージは少ないのではないでしょうか。しかし、群馬から栃木そして茨城へ続く八溝山系は良質な温泉が出る一帯のため、茨城はよい泉質の温泉がある穴場といえます。また、海岸部はかつて海の底だった地層から湧きでるミネラル分たっぷりの穴場的な温泉や温泉旅館が点在しているのです。
茨城県の特徴
茨城県は関東平野の北部に位置し、東側は太平洋に面した海岸線が190キロメートルにわたって続き、また、全国2番目に大きな湖である霞ヶ浦があるのなど、多様な魅力のある県です。全国的に有名な観光スポットが多数あるわけではありませんが、地元の人に愛される穴場的な人気観光スポットが多いといえます。
茨城県の観光
茨城県の観光スポットというと何を思い浮かべるでしょうか。ざっと挙げていくと、ネモフィラで有名な「ひたち海浜公園」、関東随一の名山「筑波山」、荒磯の中にたたずむ鳥居が神秘的な大洗磯前神社、日本三名瀑のひとつ「袋田の滝」、岡倉天心ゆかりの「六角堂」、パワースポットとして人気の「鹿島神宮」と、派手ではないものの一度は訪れたいスポットが数多くあります。国内旅行通には人気の穴場観光地でもあるのです。
ひたち海浜公園
ひたちなか海浜公園は、4月下旬から5月中旬にかけて一面を青一色に染め上げるネモフィラで有名ですが、3月は水仙、4月はチューリップ、秋はコキアの紅葉でも人気。お花以外にも、遊園地やバーベキューガーデンもある日帰りレジャーにぴったりの人気スポットです。
袋田の滝
袋田の滝は、日本三名瀑のひとつに数えられ、四段に落下する滝を目の前に見ることができるので迫力満点。夏は新緑、秋は紅葉、冬は凍結した神秘的な姿を味わえる、穴場観光スポットです。温泉旅館も多いので、宿泊してゆっくり自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
大洗磯前神社
大洗磯前神社は、岩礁に立つ神磯の鳥居ごしに拝む日の出の美しさで知られる絶景のパワースポットです。最近ではアニメガールズパンツァーの舞台となったことから、聖地巡礼をする若者にも人気となっています。
六角堂
五浦の六角堂は、この地を気に入った岡倉天心が移り住んで建築した歴史のあるお堂です。天心はここで太平洋の荒波が岩に打ち付ける景色を眺めながら思索にふけった場所といわれます。東日本大震災の津波により流失しましたが、多くの寄付により1年後には創建当時の姿で再見された貴重な建物です。
霞ヶ浦
霞ヶ浦はその湖面積が国内二位の湖で、流域面積は茨城県全体の三分の一を占める広さです。ワカサギ、コイ、ハゼなどの釣り場として人気がありますが、遊覧船でのクルージングや、夏の観光帆引き船の運行があり、レジャースポットでもあります。広々となだらかなエリアですので、ドライブにもおすすめです。
御岩神社
御岩神社は、アポロ宇宙船の宇宙飛行士が、地球から宇宙に向かって強い光の柱が立っているのを目撃し、緯度経度を調べたところそこが御岩神社で、帰還後に訪問したという逸話もある神社です。御祭神は国常立尊をはじめとする188柱の神様で、御岩神社へお参りすると188柱の神にお参りできます。日本でも最強クラスのパワースポットですので、茨城を観光する際はぜひお立ち寄りください。
茨城県のグルメ
茨城の冬の名物料理といえば「あんこう鍋」が有名です。また、奥久慈のしゃもは肉の旨味が濃いと有名料亭の料理人から支持されているとか。フルーツの生産も多く、メロンについては生産量が日本一で、鉾田のメロンが有名です。その他、「奥久慈りんご」は生産量が少なくほとんど外には出回らないため、現地でアップルパイなどを見かけたらぜひお試しください。関東の穴場グルメスポットですので、グルメも楽しみましょう。
茨城県北エリアの温泉
茨城県の県北エリアは、茨城県の中でも魅力的な観光スポットの多いエリアです。このエリアの温泉は、大子町などの内陸部と太平洋沿岸の北茨城市を中心に点在します。内陸部は八溝山系の清らかな水と自然に囲まれた、月居温泉、大子温泉、袋田温泉の3つの温泉郷があり、美肌の湯として有名な穴場温泉地。沿岸部は太平洋を眺望することができる旅館やホテルが多く、あんこう鍋などの海鮮料理がおすすめです。
古来から湯治場として愛されてきた名湯「湯の澤鉱泉」(常陸大宮市)
湯の澤鉱泉は、常陸大宮の山間にある温泉旅館です。6,000坪の広大な敷地を有し、春は山菜摘み、夏は蛍、秋は紅葉と四季折々の景色を感じることができます。露天風呂はなく岩風呂と檜風呂の2カ所の内風呂があり、「医者いらずの湯」として湯治に利用されてきた歴史ある温泉。泉質は重炭酸ソーダ泉で、お風呂上がりのお肌はツルツルになると評判の秘湯という言葉がぴったりのおすすめ温泉なのです。
人気美術館も近い「五浦観光ホテル」(北茨城市)
五浦海岸は5つの入江が連なる断崖絶壁が続く景観で知られ、日本近代美術の礎を築いた岡倉天心の六角堂があることでも知られる温泉地です。中でも人気の「五浦観光ホテル別館大観荘」は、日本画の大家、横山大観別荘跡地に建てられただけあり、太平洋や六角堂や岩山などを見渡せる日本らしい絶景を眺めることができます。温泉は源泉掛け流しの露天風呂もあり雄大な太平洋を眺めながら贅沢な時間を過ごせるおすすめ温泉です。
袋田の滝観光におすすめの「袋田温泉思い出浪漫館」(大子町)
袋田温泉は、名瀑「袋田の滝」や「月待ちの滝」また「竜神大吊橋」などの観光に便利な温泉地で、ホテルや旅館も数多くあります。袋田温泉で人気の思い出浪漫館は、ぬるめのお湯にゆっくりとつかる渓流露天風呂と美肌効果の高い庭園露天風呂の2カ所。茨城の豊かな農産物・畜産物・海産物を使った料理に定評があり、とくに、奥久慈しゃもや大子米がおすすめです。
太平洋を一望できる国民休養地「国民宿舎鵜の岬」(日立市)
国民宿舎鵜の岬は、伊師浜国民休養地内にある国民宿舎です。太平洋を一望できるパノラマ風呂が人気で、泉質は海辺のリゾートらしいナトリウム硫酸塩。常磐沖でとれたばかりの新鮮な海の幸中心の料理を楽しむこともできます。リゾートホテルと言ってもよい環境ではありますが、宿泊の予約は電話のみでネット予約には対応していません。また、混雑期間は往復はがきでの申し込みによる抽選となるため、宿泊予定のかたは早めにお申し込みください。
茨城県西エリアの温泉
県西エリアは、栃木県と埼玉県に隣接し、都内へのアクセスの良さから企業の立地も多い地域です。また、広大な農地が広がり、坂東のレタスや、八千代の白菜、筑西のこだますいか、下妻の梨などフルーツの産地としても密かに有名。温泉地というわけではないので、有名な旅館やホテルがあるわけではありませんが、地元の人に愛される健康ランドの中に、泉質のよい穴場的な温泉がありますので紹介します。
どなたでも利用できるかけ流しの天然温泉「古河市古河老人福祉センターふれあいの湯」(古河市)
古河市古河老人福祉センターふれあいの湯は、古河公方公園の南にある掛け流しの天然温泉です。市内居住の60歳以上であれば無料で入浴できる施設ですが、それ以外の人も300円で誰でも入浴できます。泉質がよいと評判で県外からも多くの人が訪れているので、安心してご利用ください。石けんやシャンプーは持参が必要となりますが、休憩室もあり入浴後にゆったりできます。入浴時間は午前10時から午後5時までと限られているため注意してください。
19種類のお風呂を楽しめ宿泊もできる「御老公の湯_境店」(境町)
御老公の湯境店は、19種類にもおよぶ風呂を楽しめる健康ランドで、宿泊棟もあるためホテル代わりに宿泊することも可能です。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉で、疲れた体を癒やします。露天が充実していて、岩風呂や炭湯、打たせ湯、蒸し風呂などがありますので、家族やグループでのんびりと過ごしてください。
茨城県央エリアの温泉
県央エリアは、県庁所在地の水戸を中心に、日本三大稲荷のひとつ「笠間稲荷」、ネモフィラやコキアで人気の「国営ひたち海浜公園」、また、大洗の風光明媚なビーチがあるエリアです。サーフィンや海水浴でも人気エリアですので、海岸沿いにあるミネラルたっぷりの天然温泉を中心に紹介します。
大洗磯前神社が目の前、モダンな小規模旅館「里海邸金波楼本邸」(大洗町)
里海邸金波楼本邸は、大洗磯前神社のすぐ前、大洗の波打ち際から30メートルの所にあるくつろぎの時間を過ごせるおすすめの旅館です。お部屋は全8室すべてオーシャンフロントなので、太平洋、太陽、月、雲の流れをゆったり感じることができます。お風呂は、天然温泉ではありませんが、大洗磯前神社のご神水の水源から引いた湧き水を湧かしたものです。贅沢な環境でのひとときをお楽しみください。
大洗の太古の化石海水の日帰り温泉「潮騒の湯」(大洗町)
潮騒の湯は、展望露天風呂が人気の日帰り温泉です。お湯は太古の化石海水ですので血行が活発になり、肌に付いた塩分が保温効果を発揮するため湯冷めしにくいのが特徴。また、高濃度炭酸水は炭酸ガスが1000ppm以上溶け込んだ人工泉で、新陳代謝もアップ効果を期待できます。ホテルや旅館ではありませんが、宿泊希望の方は併設の素泊まり専用ペンションをご利用ください。ホテルや旅館代わりに宿泊すれば茨城観光の拠点として利用できます。
大人だけが楽しめる隠れ家的温泉「ひたちなか温泉喜楽里別邸」(ひたちなか市)
ひたちなか温泉喜楽里別邸は、天然温泉のある日帰り入浴施設です。木々の合間からひたちなかの田園を望める源泉掛け流しの露天風呂が人気で、内湯には高濃度炭酸泉もあります。また、岩盤浴もあり、食事処や癒やし処も充実しているので、日帰り温泉好きの方に人気の温泉です。
茨城県南エリアの温泉
県南エリアは、秋葉原から「つくばエクスプレス」が開通し、筑波まで45分でつながったこともあり、最近最も発展しているエリアといえます。また、このエリアは筑波山や霞ヶ浦などの自然が広がり、都市と自然が調和しているのです。観光で人気の筑波山や霞ヶ浦は、日帰り旅行として人気ですが、宿泊することでよりゆったりとした時間を過ごせますので、ホテルや旅館を紹介します。
筑波山からの眺望が素晴らしい「筑波山ホテル青木屋」(つくば市)
筑波山ホテル青木屋は、パノラマ露天風呂「雲上の湯」と展望大浴場「銀河の湯」があります。明るい時間帯には関東平野を望む180度のパノラマを、夕方には夕陽映える富士山、また、夜は宝石をちりばめたような夜景と一日をとおしてさまざまな景色を楽しんでください。旅館の目の前には、パワースポットとして人気の高い筑波神社が鎮座しているので、お参りやケーブルカーで筑波山まで登るものよいでしょう。
雄大な霞ヶ浦の湖畔にたたずむ展望の湯「国民宿舎水郷霞浦の湯」(土浦市)
霞浦の湯は、霞ヶ浦の湖畔にある日帰り温泉施設です。露天風呂はなく、宿泊もできませんが、大浴場から霞ヶ浦を一望しながら、ゆったりとした時間を過ごせますので、霞ヶ浦観光におすすめ。天然温泉ではありませんが、北海道で人気の二股温泉の天然石にお湯を通した人工温泉です。泉質は炭酸カルシウムで、疲れをとるのに適しています。
茨城鹿行エリアの温泉
鹿行と書いて「ろっこう」と呼びますが、鹿島市と行方(なめがた)市から名付けられています。霞ヶ浦、北浦および平洋に面し豊かな水辺空間が広がり、鹿島神宮や水郷潮来が観光地として人気です。東京からも高速バスの運行があり、1時間に数本の運行があるアクセスのよい穴場観光スポット。鹿行エリア観光で利用できる、宿泊施設や日帰り温泉を紹介します。
黒褐色が特徴的な塩化物強塩泉「とっぷ・さんて大洋」(鉾田市)
とっぷ・さんては、温泉や温水プールまたトレーニングルームを有した、鉾田市にある健康増進施設です。鹿島灘初の天然温泉で、泉質は、海洋性の黒褐色の温泉を特徴とするミネラル分を多く含む塩化物強塩泉。保温効果が高く身体の芯から温まります。施設内には、内湯と露天風呂があり、露天風呂からは太平洋を望むことができる穴場的な温泉です。
北浦を一望する天然温泉展望大浴場がある「かんぽの宿潮来」(潮来市)
かんぽの宿潮来は、古くから水郷の街として知られる水郷を眼下に望むことができる温泉ホテルです。周辺にはのどかな田園風景が広がり、天然温泉展望大浴場からは、見渡す限りの水郷の景色を満喫できます。露天風呂はありませんが、十分な展望を楽しめる温泉です。
加水なし・自家源泉・天然温泉100%の「鹿島セントラル天然温泉」(鹿島市)
鹿島セントラル天然温泉は、美肌成分であるメタケイ酸が通常の温泉の2倍以上含まれ、しっとり、すべすべの肌になると評判の美肌の湯です。日帰り温泉でありながらも自家源泉をもち、天然温泉100%のこだわりの温泉。家族で楽しめる日帰り温泉施設ですので気軽に利用できます。露天風呂もひのき湯とつぼ湯があり、解放的な気分を味わってください。関東のお伊勢参りともいわれる東国三社「鹿島神宮」「香取神宮」「息栖神社」にも近いため、宿泊はできませんが、お参りの帰りに立ち寄るのもよいでしょう。
茨城県の温泉のまとめ
茨城の温泉の中からおすすめの温泉を厳選し、山奥の秘湯の一件宿から、市街地の健康ランドまで幅広い温泉を紹介してきました。東京からも近く、海から山まで豊かな自然にあふれた茨城観光と合せて、お気に入りの温泉があれば、ぜひゆったりとつかって旅の疲れを癒やしてください。