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三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

日本の三大温泉は、「名泉」のほかに「三古泉」や「美人の湯」「薬師温泉」「秘湯」などが各地にあります。それぞれに泉質などの特徴が違い、楽しみ方も千差万別です。ほかに群馬県などの四大温泉や北海道の五大温泉もあるので、三大温泉とあわせてランキング形式でご紹介します。

目次 [表示]

日本三大温泉:②三古泉は?

Photo bypen_ash

三古泉は、日本書紀や風土記などの古い記録に登場する温泉です。ランキングでは、三大名泉の一つである有馬温泉のほかに、愛媛県の道後温泉と和歌山県の白浜温泉があります。道後温泉と白浜温泉の代わりに下呂温泉と別府温泉とする場合もありますが、有馬・道後・白浜の三古泉を紹介します。

有馬温泉(兵庫県)

Photo by alberth2

有馬温泉は古泉としても世界的に有名で、神話の時代に、二柱の神である大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が発見したといわれています。

カラスの傷が治ったことから、傷や病が癒える温泉として知られるようになりました。日本書紀には、第34代舒明天皇が入浴を楽しんだことが記録されています。

道後温泉(愛媛県)

出典:PhotoAC

道後温泉は世界的にも有名ですが、特に夏目漱石ゆかりの名所、道後温泉本館「坊ちゃん湯」が人気です。

泉質は源泉温度が42~51℃のアルカリ性単純泉で、神話の時代に少彦名命の急病を大国主命が治したとの伝承があります。飛鳥時代の596年には厩戸皇子(聖徳太子)も来湯したといわれており、3000年もの歴史を持つ日本最古級の名湯です。

白浜温泉(和歌山県)

出典:photoAC

白浜温泉は太平洋の白良浜に面している風光明媚な名湯で、絶景を楽しめるリゾート地としても人気です。日本書紀では、658年の斉明天皇を始め、歴代天皇の訪問が記録されています。泉質は食塩泉・炭酸泉・重曹泉で、源泉温度32~85℃の温泉が自然湧出しています。

日本三大温泉:③三大美人の湯は?

Photo bySanta3

三大美人の湯の根拠は、「肌を白くする」「美肌になる」などの効果が期待できる温泉とされています。上位ランキングは、川中温泉(群馬県)・龍神温泉(和歌山県)・湯の川温泉(島根県)があげられます。

温泉郷や温泉街としてのにぎやかさは三大名泉や三大古湯ほどではありませんが、いずれも名湯として評価されているのでチェックしておきましょう。

川中温泉(群馬県)

フリー写真素材ぱくたそ

関東の川中温泉は、秘湯の雰囲気がある源泉かけ流しの一軒宿で、近くの松ノ湯温泉とあわせて吾妻渓谷温泉郷とも呼ばれる名湯です。34.8℃の無色透明なカルシウム硫酸塩泉が、利根川支流の吾妻川から自然湧出しています。ぬる湯のため長く浸かっても湯あたりせず、美肌になるとの評価が高い名湯です。

龍神温泉(和歌山県)

出典:PhotoAC

龍神温泉は1200年の歴史がある、山間の日高川沿いに10数軒の旅館が並ぶ秘湯的な温泉郷です。源泉温度48℃の炭酸水素塩泉が毎分103リットル自然湧出しており、各旅館の露天風呂からは風情のある渓流の眺めも楽しめます。肌がつるつるすべすべとし、しっとり感もあると高い評価を得ています。

湯の川温泉(島根県)

Photo by rail02000

湯の川温泉は名所の宍道湖に近く、6軒の旅館が山間に並ぶ静かな源泉かけ流しの温泉郷です。50.2℃のナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉が美肌になる名湯と高く評価されています。周辺には名所の出雲大社や石見銀山、水木しげるロードがあり、観光の拠点としても便利です。

日本三大温泉:④三大薬湯は?

Photo bySanta3

一般的に薬湯とは、温泉に含まれる成分が身体の不調を整え、健康に導いてくれる温泉のことをいいます。日本三大薬湯のランキングは、世界的に有名な三名泉の有馬温泉と草津温泉のほかは、新潟県十日町市の松之湯温泉です。薬湯は身体にどのようなよい影響を及ぼすのか、薬湯の効能を中心に紹介します。

有馬温泉(兵庫県)

Photo by 楊尚潔

有馬温泉には、環境省の指針として療養泉に指定されている9つの主成分のうち、次の7つが含まれています。単純性温泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫酸塩泉・含鉄泉・放射能泉の成分が混合した、世界的にも珍しい温泉です。

効能は幅広く、冷え性・神経痛・慢性婦人病・高血圧などですが、体調がすぐれない場合は医師に相談して利用しましょう。

草津温泉(群馬県)

フリー写真素材ぱくたそ

草津温泉は薬湯としても非常に有名で、筋肉疲労・関節の慢性的な痛み、軽い高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・喘息などの効能があります。泉質によっては、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬へも期待できます。

高温の温泉に短時間入浴する「時間湯」も世界的に有名ですが、不調の場合は必ず医師に相談してから利用しましょう。

松之山温泉(新潟県)

Photo by Kentaro Ohno

松之山温泉は中山間地の十日町にある、十数軒で形成されている小規模な温泉郷です。95℃もある約1200万年前の化石海水が、山間ながら塩分濃度が濃いナトリウム・カルシウム塩化物泉として湧出します。上杉謙信の隠し湯としても知られるほどに歴史は古く、700年ほども愛されてきた名湯です。

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