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三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

日本の三大温泉は、「名泉」のほかに「三古泉」や「美人の湯」「薬師温泉」「秘湯」などが各地にあります。それぞれに泉質などの特徴が違い、楽しみ方も千差万別です。ほかに群馬県などの四大温泉や北海道の五大温泉もあるので、三大温泉とあわせてランキング形式でご紹介します。

目次 [表示]

四大温泉とは?(群馬県)

Photo bySanta3

群馬県には100か所以上の温泉があり、ランキング常連の草津のほかに、伊香保・四万・水上温泉の四大温泉地も人気です。四大温泉の泉質はそれぞれ異なり、温泉の醍醐味を思いきり味わえるでしょう。群馬県には榛名神社や富岡製糸場などの観光名所も多く、観光の拠点としても人気の温泉地です。

草津温泉(草津町)

Photo by duke.yuin

四大温泉ランキングの筆頭は、三大名泉・薬湯としても世界的評価が高い草津温泉です。温泉街の中心には観光地として有名な湯畑のほかに、湯もみショーの「熱の湯」もあります。温泉街の西側には徒歩10分ほどの西の河原公園があり、入浴がてらの散策もおすすめです。

伊香保温泉(渋川市伊香保町)

Photo by shishamo72

伊香保温泉は名所の榛名山にほど近い地域の急斜面にあり、旅館や土産物店が並ぶ365階段も観光名所として有名です。万葉集にも登場するほど、温泉郷としての歴史は古いといわれています。泉質は硫酸塩泉・メタけい酸単純泉で、外傷や冷え性など多くの症状に効果があるとされています。

水上温泉(利根郡みなかみ町)

Photo by shishamo72

水上温泉郷は谷川岳南麓一帯の利根川の渓谷沿いにあり、特に紅葉シーズンが観光客に人気の温泉地です。室町時代に発見され、深山幽谷の温泉地として太宰治や北原白秋などの文人墨客に愛されてきました。泉質はカルシウム硫酸塩泉で、自律神経不安症や不眠症などにおすすめです。

四万温泉(吾妻郡中之条町)

Photo by Kentaro Ohno

四万温泉は、のどかな利根川水系吾妻川の四万沿に広がり、5つの温泉街に区分される名湯です。日向見・ゆずり葉・親湯・山口・温泉口とあり、日向見地区が四万温泉の発祥地です。泉質は硫酸塩泉で、温泉名の由来である四万もの病に聞くという説があります。

五大温泉とは?(北海道)

Photo byjulienlstark

北海道には世界的に有名な温泉地から秘湯までの種類豊富な温泉が245か所も湧き、温泉地の数ランキングでは第1位です。特に五大温泉として有名なのが、登別温泉・定山渓温泉・洞爺湖温泉・湯の川温泉・川湯温泉です。観光地としても知られている、北海道が誇る五大温泉の特徴を紹介します。

登別温泉(登別市)

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

五大温泉ランキングの筆頭は登別温泉で、江戸末期には硫黄採掘の人々に利用されていました。日本を代表する温泉観光地として世界的に有名で、温泉街の奥にある観光名所の地獄谷では40~90℃の温泉が、毎分3,000リットル自然湧出しています。

泉質は9種類あり、硫黄泉・食塩泉・明ばん泉・硫酸塩泉・緑ばん泉・鉄泉・酸性鉄泉・重曹泉・ラジウム泉が自然湧出します。

定山渓温泉(札幌市)

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

定山渓温泉は札幌の奥座敷とされ、観光の拠点としても世界的評価が高い名湯です。源泉は56か所あり、温泉街を流れる豊平川に架かる月見橋と高山橋の付近に集中しています。川岸や川底の岩盤の割れ目から60~80℃のナトリウム・カルシウム炭酸水素塩・塩化物泉が、毎分8,600リットル自然湧出しています。

湯の川温泉(函館市)

Photo by shane_1014

湯の川温泉は世界的な評価も高く、室町時代の1455年に木こりが見つけたといわれています。観光名所の五稜郭公園に近い温泉街には「湯倉神社」が祀られ、観光客も参拝するほどの名所です。源泉は温泉街の近くにある海岸付近で、65℃のナトリウム・カルシウム塩化物泉が毎分4,861リットル自然湧出します。

洞爺湖温泉(洞爺湖町)

Photo by Kentaro Ohno

洞爺湖温泉は高台からの絶景も素晴らしく、札幌と函館の中間にあることからも世界的に有名です。発見されたのは大正時代と新しく、昭和新山の成長を記録したことでも知られる三松正夫らによってです。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、50.3℃の温泉が毎分1,410リットル自然湧出します。

川湯温泉(弟子屈町)

Photo by Noah Chiao

川湯温泉は北海道の五大温泉のなかで唯一道東地区にあり、明治時代から硫黄採掘の人たちに利用されてきました。源泉は温泉街近くにある硫黄山のアトサヌプリで、100%の源泉かけ流しです。51.5℃ある温泉の泉質は全国屈指の「釘をも溶かす」といわれる強酸性で、皮膚疾患に高い効果があるといわれています。

日本各地の三大温泉で癒されよう!

Photo byandrew_t8

三大温泉にはいろいろな特徴があるのね!さっそく出かけてみよう♪

日本は47都道府県のすべてに温泉が湧出しており、温泉地が2,986か所、源泉が27,261もあります。世界的な評価の高い温泉、不便な場所ながらも素晴らしい名湯、絶景も楽しめる温泉などと特徴もさまざまです。いろいろな三大温泉をめぐり、疲れた心と体を癒しましょう。

タロー
ライター

タロー

旅で大切にしているスタイルは、「ただひたすら歩くこと」です。好きな場所は、奈良県の山の辺の道とNZのワイへキ島。また、ひとり山歩きも楽しんでいます。

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