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三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

三大温泉といえば?日頃の疲れが癒せる評価の高い日本の名湯をご紹介!

日本の三大温泉は、「名泉」のほかに「三古泉」や「美人の湯」「薬師温泉」「秘湯」などが各地にあります。それぞれに泉質などの特徴が違い、楽しみ方も千差万別です。ほかに群馬県などの四大温泉や北海道の五大温泉もあるので、三大温泉とあわせてランキング形式でご紹介します。

目次 [表示]

日本三大温泉:⑤三大秘湯は?

Photo bypen_ash

日本三大秘湯は、にぎやかな温泉郷や温泉街などではなく、静かな山間にある温泉地です。しかし、秘湯であるがゆえに名所として知られており、多くの温泉愛好者が観光がてら訪問したいと思うことでしょう。上位ランキングには、薬師温泉(北海道)・谷内温泉(青森県)・祖谷温泉(徳島県)があげられます。

薬師温泉(北海道・ニセコ)

Photo by konitomo1027

薬師温泉は長年秘湯として知られてきましたが、2014年に雪害によって建物が倒壊し、現在は閉館しています。泉質は、茶褐色の鉄分を多く含むナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉と無色透明のナトリウム塩化物泉です。屋根のない露天風呂は特に野趣があふれており、多くのファンが再開を待ち望んでいます。

谷内温泉(青森県)

フリー写真素材ぱくたそ

十和田市の谷地温泉は知る人ぞ知る名湯で、標高800メートルの八甲田山中腹の高田大岳への登山口にあります。開湯400年を超える源泉温度50℃の一軒宿で、泉質は単純硫化水素泉で、足元自噴のかけ流しを楽しめます。周囲は高山植物が自生する谷地湿原で、野生のテンも遊びに来る自然豊かな温泉地です。

祖谷温泉(徳島県)

Photo by alberth2

一軒宿の祖谷温泉は、谷底の露天風呂にケーブルカーで下っていくところも秘湯感にあふれています。泉質は源泉温度39.3℃のアルカリ性単純硫黄泉で、神経痛やリューマチなどの効能が期待できる名湯です。平家の落人伝説でも知られており、山々と祖谷川が作るV字谷とかずら橋は絶景の名所として知られています。

日本三大温泉:⑥枕草子・三大名泉

Photo bySanta3

清少納言は枕草子の百十七段で、「湯は七栗の湯、有馬の湯、玉造の湯」とたたえました。七栗の湯は三重県津市の榊原温泉、有馬の湯は兵庫県神戸市の有馬温泉、玉造の湯は島根県松江市の玉造温泉を指すといわれています。清少納言によるランキングの温泉を紹介しましょう。

榊原温泉(三重県)

Photo by ume-y

七栗の湯は、三重県津市の中心部から西に17キロメートルほどの山中にある、榊原温泉のことをいいます。榊原断層の合間から湧出する霊験あらたかな湯として、江戸時代には伊勢神宮参拝前の身体を清める場所としてもにぎわいました。アルカリ性単純温泉で、疲労回復を始め皮膚病や婦人病などの効能があるとされています。

有馬温泉(兵庫県)

Photo by 楊尚潔

有馬温泉は三大名泉・古湯・薬湯にランキングされていますが、清少納言おすすめの温泉としても有名です。神話の時代から伝えられてきましたが、平安時代に名声が広がって枕草子でも取り上げられました。その後も、豊臣秀吉による新たな泉源の開発と温泉街の整備がされています。

玉造温泉(島根県)

Photo by zenjiro

玉造温泉は島根県随一で、かつ、城崎温泉などと共に山陰の代表的な温泉地です。玉湯川沿いに高級旅館が並ぶ温泉郷で、松江城や出雲大社などの観光地も近いことから、周辺観光の拠点として人気があります。泉質は、源泉温度42℃の塩化物泉で、神の湯と例えられるほどに優れた効能があるといわれています。

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