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うり坊がうり坊と呼ばれる由来は?特徴や定義、大きさなどを解説!

うり坊がうり坊と呼ばれる由来は?特徴や定義、大きさなどを解説!

うり坊とは、とってもかわいいイノシシの子供のことです。うり坊がうり坊と呼ばれるの由来、うり坊の定義、うり坊の大きさや大人のイノシシとの違いをご紹介し、うり坊の生態に迫ります。うり坊を育てることができるのかについても検証します。

目次 [表示]

うり坊の生態は?

森
Photo by ume-y

野生のイノシシは『猪突猛進』という言葉もあるように、とても荒々しく天敵が少ないという一面があります。しかしながら実際は意外とシャイな性格で人の気配のないところを好み、北海道以外のほぼ日本全国に生息しています。

うり坊の分布

出典:白地図ぬりぬり

地図
フリー写真素材ぱくたそ

うり坊やイノシシは世界的にはもともとアジアやヨーロッパに分布していました。しかし家畜が放されたりして広がり、現在ではアメリカ大陸やオーストラリア大陸にも生息しています。

日本では本州、四国、九州にニホンイノシシ、奄美大島より南の地域にリュウキュウイノシシが分布しています。北海道では、イノシシもイノシシの子供のうり坊も見られないのです。

うり坊のすみか

うり坊やイノシシが住んでいるのは、標高の低い山から平地にかけてです。好きな環境は木がたくさん生えている森林や竹林、雑草が生い茂る草原です。藪など隠れられるところや水が飲めるところの近くが大好きで、やはり人間があまりいないところに生息しています。

うり坊の性格

いのしし

出典:シルエットAC

実は警戒心が強い

うり坊やイノシシはとても神経質で警戒心が強くて、見慣れないものには近づかない性格です。登山やキャンプでイノシシをみかけた時も、イノシシを刺激しないようにそっと逃げれば滅多に襲ってきません。さらにイノシシはもともとは昼行性だったのに、人間を避けるため夜行性になってしまいました。

猪突猛進?

実はうり坊やイノシシは獲物を捕まえたり敵から逃げたりするときには、急停止や方向転換もできます。『猪突猛進』という言葉はイノシシが獲物にむかってまっすぐ突き進むさまを表していますが、猪突猛進の言葉通りではなく、意外と器用です。

うり坊の食べ物

木の実
Photo byDerWeg

うり坊やイノシシはなんでも食べる、雑食の動物です。主に芋や植物の根、どんぐりなどの木の実、きのこなどの植物を食べるのですが、昆虫やミミズ、カニ、カエル、ヘビなどの動物も食べています。時には鳥や小動物の死骸なども食べているようで、好き嫌いはありません。

イノシシに田んぼや畑を荒らされたニュースも毎年見かけるように、穀物や野菜なども大好きです。

うり坊と人間の関係

肉
Photo by titanium22

食肉として

うり坊やイノシシは古くから食肉として狩猟の対象となってきました。日本ではシシ鍋やシシ汁としていただくことが多いです。

かわいいうり坊を食べるのは可哀想な気もしますが、肉質が柔らかく大人のイノシシほどの獣くささもないようで、フレンチでは『マルカッサン』とよばれて重宝されています。ジビエの流行によってうり坊をおいしく頂けるお店も増えていますよ。

農作物への被害

なんでも食べるうり坊やイノシシに農作物を荒らされる被害に人間は古くから悩まされてきましたが、最近はイノシシによ食害がさらに増えていて、山に食べ物がなくなる夏頃から人里に降りてきて農地を荒らす被害が深刻です。

いったん食べ物を得られた場所は覚えておいて何度も入るという学習能力を持っているのもイノシシの特徴で、被害を大きくしている原因です。

うり坊やイノシシの対策

うり坊やイノシシによる被害を減らすために、狩猟期間以外でもイノシシを捕獲し、イノシシの肉を販売するという取り組みが行われている地域があります。うり坊やイノシシが住宅地にまでおりてきてゴミを漁ったり人を襲ったりする被害が増えているため、うり坊やイノシシの駆除も兼ねた対策が行われているのです。

うり坊を育てることはできるのか

イノシシ親子
フリー写真素材ぱくたそ

実はうり坊やイノシシは捕獲することも個人がペットとして飼育することも違法にはならない動物です。イノシシは決まった方法や期間でなら捕獲が許可されている狩猟鳥獣にあたり、鳥獣保護法でまもられている鳥獣ではないからです。

うり坊は売ってる?

ペットショップでうり坊が売られていることはまずありません。イノシシの狩猟期間は主に冬、うり坊が生まれるのは主に春と時期がずれているので猟師さんでもうり坊を捕まえるのは難しいのです。たまたま駆除の罠にかかったうり坊や、迷い込んできたうり坊を保護するしかうり坊を入手できる方法はなさそうです。

家で育てることはできる?

ペットフード

出典:写真AC

うり坊を家で育てるのは現実的ではありません。なぜならうり坊はすぐに大きくなるからです。

なんでも食べるのでエサには困りませんが、4ヶ月くらいするとかわいいシマシマ模様も消えてしまいます。食べれば食べるほどどんどん大きくなり100㎏を超え、大人になったイノシシが突進してくるとなると、とても家では飼えませんよね。

かわいいうり坊に会いに行こう!

うり坊
Photo byPublicDomainPictures

大自然で生きのびるためのうり坊のシマシマ模様は、短い子供時代だけにある貴重なものです。

ペットにすることも難しいうり坊ですが、タイミングがよければ動物園で会えます。
うり坊が生まれる春ごろ、お近くの動物園にイノシシの赤ちゃんが生まれていないかチェックしてみてください。運が良ければ可愛いうり坊とご対面できますよ。
可愛いうり坊にぜひ会いに行ってみてくださいね!

みみちゃん
ライター

みみちゃん

富山県出身。現在は横浜市で子育て中です。 旅行、子どもとおでかけが大好きです。 これからもわくわくすることたくさん見つけて楽しんでいきたいと思っています!

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