エディ・アイカウの素顔
エディ・アイカウは多くの人を助け、多くの人から好かれていました。素顔のエディ・アイカウを知る人は「彼は有名人だったのに多くを語らず、功績をひけらかすようなこともなく、常に謙虚な姿勢をつらぬいていた」と語ります。
エディ・アイカウは、ハワイアンであることを誇りに想い、アロハ・スピリットを大切にしていたのです。
アロハ・スピリットを忘れない
エディ・アイカウはアロハ・スピリットを忘れない人物でした。アロハ・スピリットは、古代ハワイから受けつがれてる精神的なモチベーションをあらわし、他人に思いやりを持って接することを指す言葉です。
エディ・アイカウは、正式なライフガードになる前からワイメアビーチで起こったもめごとに対応したり、溺れている人を助けたりしてアロハ・スピリットを体現していました。
謙虚な姿勢をつらぬく
エディ・アイカウの人柄は「どんなときでも、謙虚な姿勢をつらぬいていた」と語られます。
エディ・アイカウの人柄をあらわす逸話が残っていました。マナーを守らない他国のサーファーが多くなり地元のサーファーと衝突が増えたとき、エディ・アイカウは怒ることなく謙虚な姿勢のまま、他国のサーファーひとりずつにハワイアンにとっての海やサーフィンの大切さを語ったといわれています。
エディ・アイカウの死
エディ・アイカウは1978年の3月に32歳の若さで亡くなりました。原因はカヌーでの転覆事故ですが、死因はわかっていません。転覆したカヌーにのっていたエディ・アイカウは、一番近い島に救助を求めにいくため荒れた海へひとりで漕ぎだし、行方知れずになったのです。
行方不明になったあと捜索されましたが、とうとう見つかりませんでした。
カヌーでの転覆事故
エディ・アイカウは、ホクレアという名前のカヌーにのり転覆事故にあいます。転覆時、エディ・アイカウはカヌーに乗っていた人たちを助けるために、サーフボードでラナイ島まで救助を求めに荒れた海へ出ていきましたが、そのまま帰らぬ人となりました。
数時間後にアメリカの沿岸警備隊が転覆したホクレアを発見したため、他の乗組員は助かっています。
死因は不明
エディ・アイカウの死因は不明です。ホクレアの事故のあとハワイ史上、最大の大捜索をおこないましたが、エディ・アイカウの姿は見つけられませんでした。
エディ・アイカウが救助を求めにいくとき、パドリングがスムーズにできるようライフジャケットを脱いだと他の乗組員は話します。生存確率は低いのですが、亡くなったという確認もとれていないので死因だけでなく生死も不明です。
出典:Unsplash