沖縄にある有名な鍾乳洞「玉泉洞」をご紹介！美しい鍾乳洞の見どころは？

日本の最南端で台湾と本州の間に位置しており、大小150以上の島で構成されている沖縄県。年間を通して温暖な熱帯気候で、国内外から多くの観光客が訪れる、トップクラスで人気の高い観光地。他の地方にはない、独自の文化や歴史を有する沖縄県は、歴史的なスポットから最新スポットまで充実しています。多くの観光地でも、人気が高い有名なスポットが玉泉洞です。

詳しく見ていく前に、鍾乳洞とは一体どのような場所なのか見ていきましょう。鍾乳洞というのは、石灰岩の小さな割れ目から、地面に降った雨水が地下水となり、石灰岩の隙間を侵食したことでできる洞窟。数万年という時の長さをかけてできる、自然が作り出した地底空間です。その鍾乳洞にできるのが鍾乳石で、二酸化炭素によって石灰岩を溶かして、数万年の時間の長さをかけて作りされています。

玉泉洞は、長い年月をかけて自然が作り出した、国内トップクラスの規模を誇る鍾乳洞です。人類が地球に誕生する前から存在していたと言われている鍾乳洞。アメリカ統治下の1967年に愛媛大学の教授によって、最初の探検と調査が実施され全貌が明らかになりました。研究の結果、最大級の鍾乳洞で現在も日々ほんの少しずつ成長しています。

観光スポットの多い沖縄で名所となっているこちらは、魅力の多い沖縄の中でも高い人気があり、年間100万人以上の人が訪れるスポット。毎年多くの観光客が訪れるのには理由があり、その1つが東洋で最もきれいな鍾乳洞と言われるためです。ここでしか見られないきれいな景色を求めて、国内外から多くの人が訪れており、その多くの人を鍾乳洞は魅了しています。

世界中から年間100万人が訪れる、沖縄で人気の観光地玉泉洞は、沖縄本島南部を代表する観光スポットの「おきなわワールド」内にあります。おきなわワールドは、沖縄空の玄関口、那覇空港から車で約30分の好立地に位置する観光テーマパーク。沖縄の歴史や自然が感じられる、見どころの多い玉泉洞のある、おきなわワールドについて見ていきましょう。

おきなわワールドは、沖縄文化・歴史・自然の特徴が身近に感じられる、県内最大級の観光テーマパークです。本島南部を代表するスポットは、1972年に玉泉洞がオープンして、1996年にリニューアルオープン後、地上エリアも充実させています。2019年現在は、東京ドーム4個分となる、54,000坪の広大な敷地を有するまで成長した施設になりました。

おきなわワールドは、他にも琉球王国城下町、アトラクション、グルメなど揃った人気スポット。年中無休の営業で時間は9時～18時、1日9時間営業されているため、時間を気にすることなく、多くの体験を1日で回ることもできます。料金は玉泉洞と王国村が利用できるチケットが1,300円、ハブ博物公園券が650円となっているため、両方したい場合には、フリーパス券1,700円の購入がお得です。

国内でも最大の長さと規模を誇る玉泉洞で気になるのが、実際見学にかかる所要時間です。営業時間内であれば時間制限がないため、時間を気にせずに楽しむことが可能で、所要時間の平均は30分～60分。混雑具合によっても異なりますが、スムーズに移動すればそれほど時間は要しません。きれいで見どころの多い特徴的な玉泉洞は、じっくり満足行くまで楽しむことができます。

沖縄の人気観光スポット玉泉洞の見どころの1つが、おきなわワールドにある、30万年の時間が作る鍾乳洞です。世界中や全国各地に鍾乳洞は存在しています。特に玉泉洞は、特に長い歴史を有しており、貴重で沖縄県民で知らない人はいないほど有名な存在。30万年の歴史が詰まった、特徴的な鍾乳洞の見どころを見ていきましょう。

おきなわワールドの玉泉洞は、鍾乳石の数が100万本以上林立しています。日本国内には、北から南まで数えられないほどの鍾乳洞がありますが、100万本以上林立する鍾乳石は国内最多。鍾乳洞内は、観賞用に歩道が設置されており、足を踏み入れて進めた瞬間、目に入ってくるのは数えられないほどの鍾乳石です。自然が作り出す造形美は1つ1つに特徴があり、1つとして同じものがなく、見ていて飽きることはありません。

玉泉洞は、成長が早いことが特徴です。サンゴが主成分の琉球石灰岩からできており、他に比べて成長がかなり早い。一般的には1ミリメートル成長するのにかかる時間は、10年～30年と言われており、対して玉泉洞は3年で1ミリメートルでかなりスピーディー。他にも沖縄の雨が多い気候、気温が高いことによる微生物の活発化からの二酸化炭素排出量の増加など、さまざまな要因によって早く成長するのも特徴になります。

鍾乳洞に広がる東洋一洞は見どころです。東洋一洞は、入ってすぐ現れる巨大な空間で、広がる空間は国内の鍾乳洞では、屈指の広さを誇ります。玉泉洞の東洋一洞には、数多くの鍾乳石が連なるように伸びており、見る人を魅了する光景が広がる。玉泉洞の見どころとなっている、東洋一洞について見ていきましょう。

玉泉洞は、全長5000メートルという驚くほど、長さがある鍾乳洞です。5000メートルの長さの鍾乳洞には、数えられないほどの大石筍が林立しています。石筍はタケノコのように、地面から天井に向かって成長しており、天井から落ちる雫で成長していく仕組み。1本でもインパクトのある見た目の石筍が、数多く林立している姿は圧巻。

全長5000メートルの長さがある玉泉洞の中で、一般公開されているのは、全体の6分の1ほど。公開されている部分のパーセンテージを知ると、一部に感じてしまいますが、長さと規模を考えれば観光には十分な長さ。公開されている890メートルを除いた残りは、研究用に保存されています。890メートルの長さにも、魅力的な鍾乳石が豊富にあるため、特徴的できれな姿を目に焼き付けましょう。

一般公開されているエリアには、見る人を魅了するきれいな鍾乳石が数多くあります。代表的なものは、タケノコのように上に伸びる石筍、白く中が空洞のストロー、幕のようなカーテンなど。他にも見た目からベーコン、天井からぶら下がるつらら石、6メートルの立派な石柱などがあるのです。鍾乳石は、見た目が直接名前になっているケースも多く、見つける楽しみもあり、無数に林立する姿は圧巻。

最も人気の高いのが、神秘的な青の泉です。中間地点に位置しており、中を流れている川の水が集まっている場所。見た目が田んぼのあぜに似ていることから、あぜ石とも言われています。他の石とはひと味違った、神秘的な青の泉について見ていきましょう。

青の泉は、見どころ満載の玉泉洞でも人気の高い青の泉は、幻想的できれいなのが特徴。かなり巨大な青の泉は、ライトアップされていることで、よりきれいな光景が広がる。水のきれいな青の泉には、テナガエビやオオウナギなど貴重な生物も暮らしており、運がよければ生物を見ることもできます。

屈指の人気を誇る青の泉は、インスタ映えするフォトジェニックなきれいさがあります。最も水の透明度が高い上段は、ブルーの灯りでライトアップされており、透明な水が光輝く光景を見ることが可能です。現実世界は思えないこの場所を目的とする人も多い、幻想的でフォトジェニックな景色を写真に収めて、インスタにアップしましょう。

沖縄にある有名な鍾乳洞「玉泉洞」をご紹介していきました。屈指の人気観光地沖縄にある玉泉洞は、日本でトップクラスの規模を誇ります。成長の早い鍾乳石、見る人を圧巻する規模の大きさ、きれいさなど見どころが豊富で、他の鍾乳洞にはない魅力が多い場所です。全体が日々成長している玉泉洞で、さまざまな見どころを楽しみましょう。