彼岸花はもぐら除けになる?
彼岸花は、田畑やお墓を荒らすもぐらやねずみを防ぐ役目があると言われています。彼岸花を植えたところには、もぐらやねずみが来ないため、彼岸花がたくさん植えられています。もぐらは彼岸花の毒を嫌うようですが、実際には、はっきりと解明されていません。
彼岸花は毒性で畑やお墓を守る
昔は、彼岸花はもぐら除けに効果があると信じられていました。田畑を荒らすねずみやもぐらが彼岸花の毒を嫌うため、田畑のあぜ道に彼岸花がたくさん植えられました。
さらに、土葬した遺体が荒らさせるのを防ぐためにも、お墓に彼岸花をたくさん植えたと言われています。今でもあぜ道やお墓に彼岸花が多いのは、もぐらの被害を防ぐためです。
もぐらは球根を食べない
かつては、もぐらが彼岸花の球根を食べ毒にあたって死んでしまうと信じられていましたが、実際はもぐらは肉食なので、球根は食べません。
しかし、球根を食べたミミズなどをモグラが食べることもあり、彼岸花がある場所にはもぐらが少ないと言われています。彼岸花はもぐら除けに役立っているようです。
彼岸花の毒性を知って正しく鑑賞しよう
彼岸花は球根の他、葉や花などすべての部分に毒がありますが、正しく扱えばあまり心配することはありません。球根を割ったり、葉や茎を折ったりしないで、鑑賞を楽しむようにしましょう。
彼岸花は食用や薬用に使われることもありますが、素人には毒の抜き方がとても難しいので、家庭で毒を抜くようなことは控えたほうがいいでしょう。