九州旅行のおすすめ観光プラン12選！人気の観光地や見どころを回る計画をご紹介！

歴史とグルメの街がいっぱいの九州！今回はそんな九州の北部福岡県を中心に、低予算の一泊二日で体験することのできる、歴史好きが行ってよかったと体感できる見どころ満載の観光地を巡るプランを計画してみました。さらに、朝昼晩とご当地グルメを楽しくいただける、人気の名店の数々のご紹介をさせていただきます。新幹線で少し足を伸ばせば行くことのできる熊本のご当地グルメ、特急列車でのんびりと行く宮崎の行ってよかったご当地グルメスポットも合わせてご紹介いたします。

九州新幹線が開通し、一層便利になった九州には様々な歴史を感じる人気の観光地がたくさんあります。福岡城、水城、小倉城といった見どころ満載のお城から、卑弥呼の時代にさかのぼる金印に、学問の神様として有名な太宰府天満宮！世界遺産八幡製鉄所に明治時代の浪漫を感じる門司港、そして歩いて渡るのが楽しい関門トンネルなど、行ってよかったと感じる低予算で周れる旅を計画しましょう。

一泊二日の九州旅行。新大阪から博多までは新幹線で約2時間半で到着します！博多からまず向かって欲しい福岡城は黒田官兵衛・長政父子によって築かれた城で、江戸時代福岡藩黒田氏の居城として使われていました。城の規模としては九州一の巨城ででした。現在、城跡は舞鶴公園と隣接した大濠公園と呼ばれ、市民の憩いの場となっています。元々西鉄ライオンズの本拠地だった平和台球場があったのですが、解体時になんと鴻臚館という古代の迎賓館の跡が見つかりました、ここは入場料金もかからないので、予算を気にすることなく見学できます。天守閣がないので意外にすいているのですが、観光地として見どころはたくさんあり、計画の中にぜひ入れておきたい場所です。

福岡城を散策した後は、少し歩いて福岡県立博物館に向かいます。見どころは、国宝である「金印」の展示。志賀島で農民により江戸時代に発見されたと言われる「委奴国王印」と書かれた金印は、太古の昔の物とは思えない輝きをしています。黒田官兵衛を藩祖とする旧福岡藩主・黒田家に伝来した黒田家資料が多数展示されていて、歴史が好きな方には、ぜひプランに組み込んでもらいたいスポットです。観光地としてあまり紹介されることはないですが、展示物は見どころ満載。行ってよかったと思える博物館です。交通の便も地下鉄とバスを利用するので便利です。

福岡県立博物館から太宰府にはバスと西鉄電車に乗って約45分で到着します。途中、天神で博多ラーメンをいただき、大宰府に到着するのもおすすめ。「学問の神様」として有名な菅原道真が祀られている「太宰府天満宮」は、福岡観光で外せない人気スポットで、歴史や伝統を感じられる神聖な場所でありながら、境内に点在するモダンなアート作品や参道に並ぶおしゃれなカフェなど見どころが満載です。駅前で名物の梅ヶ枝餅を買って、参道を散策するのも楽しいでしょう。人気がある観光地だけあり、境内は大変な混雑具合。渋滞もしているので、電車で行くのが便利です。

太宰府天満宮から散歩をしながら行くことのできる「九州国立博物館」。東京・奈良・京都に次ぐ4番目の国立博物館として、2005年に「太宰府天満宮」の隣に開館しました。貴重な特別展を多く企画しています。特別展のない日でも見ごたえは抜群で、子供も大人もワクワクする博物館です。夜の九博と題された、遅い時間まで開館している日があるので、満点の星を見ながら博物館へ行くのもロマンチックかもしれません。太宰府天満宮にお参りした後に、ぜひ計画したいスポットです。

平城京、平安京に次ぐ、外国との交渉の窓口となる大宰府跡。7世紀後半、大和朝廷は那の津の官家をここに移し、奈良・平安時代を通して九州を治め、我が国の西の守り、外国との交渉の窓口となる大宰府ができました。いまは都府楼跡の名前で地元の人たちに親しまれている公園になっています。公園に隣接して資料館があり、ガイドの方に大宰府の歴史を詳しく教えていただけます。歴史好きには楽しい時間になるでしょう。もしかしたら、ガイドの方とお話をしているうちに水城をご案内しましょうといわれ、案内していただくことがあるかもしれません。

水城は堤防のようなお城。普段見ているお城とは全然違います。時間が全長約1.2キロ×高さ9メートル×基底部の幅約80メートル・上部の幅約25メートルの二段構造の土塁です。所々道路になり寸断されていて残念ですが、白村江の戦いに敗れた後、唐や新羅の脅威に対して、こんなに立派なものが大宰府を守るために建設されたのだと考えると、有名な観光地ではありませんが行ってよかったと思える場所です。時間に余裕があれば、計画に入れてみてください。見学は無料。全長が長いので土塁の跡を歩いて回るのも、色々な発見があって楽しいですよ。

金印公園までのルートは人気の観光地でもある海の中道を通って行きますので、綺麗な景色を見ながら古代のロマンを感じることが出来ます。JRの西戸崎駅からは路線バスが走っていて、バスからの車窓を楽しみながら志賀島に向かうのも楽しいでしょう。海の中道には、地元の人たちにも人気のスポットになっている海の中道海浜公園があります。「海の中道」は博多湾と玄界灘の2つの海に囲まれた砂州状の地形で、東西に約6キロメートル、面積約300ヘクタールと非常に広大な敷地の国営公園です。一年を通して季節の花々が楽しめ見どころいっぱいの公園です。

金印公園は、福岡市東区の志賀島にある公園です。江戸時代に現在国宝に指定されている金印（委奴国王印）が発見されたといわれている場所にある公園で、博多湾から能古島を望め綺麗です。ここに置いてある金印はレプリカ。本物の金印は前述の福岡県立博物館で見ることが出来ます。路線バスで金印公園の次の駅に蒙古塚があり、蒙古塚は鎌倉時代の元寇の時に亡くなった元の兵士を弔った場所になります。決して多くの人が訪れる観光地ではありませんが、公園から朝日の綺麗な海が見られるので、行ってよかったと思える公園です。

金印公園を見た後は2015年に世界文化遺産に登録された「官営八幡製鉄所」はいかがでしょうか。1901年に操業を開始した官営八幡製鉄所は、2015年に世界遺産登録がされました。駅前には当時使われていた高炉跡がそのまま残っています。写真の施設は旧日本事務所です。現在も稼働している施設ですので、2019年現在、近くまで行くことは出来ません。眺望スペースが用意されていますので、そこから見ることが出来ます。見どころは世界文化遺産の前を普通に貨物列車が走っているところ。歴史好きだけではなく鉄道好きの方にもおすすめのスポットです。移動はJRの快速で予算を抑えて行けますが、時間に余裕がなければ新幹線や特急列車を利用することで小倉で時間を作ることが出来ます。

小倉城は細川忠興の居城として知られ、唐造りの天守が建てられたことでも有名。現在も都心のど真ん中その天守を見ることが出来ます。天守閣の改修工事も終わり、綺麗な姿を見ることが出来ます。お城の城内には、しろテラスと呼ばれる施設が新たに出来上がり「ラウンジ」「お土産」「観光案内」「飲食コーナー」が出来ています。小倉でお昼をいただいた後は、門司港に向かうルートがおすすめです。

小倉から門司港は12分で到着します。門司港駅は1914年に完成した木造2階建て。西洋風建築左右対称のネオ・ルネッサンス様式の駅舎で、ドイツ人技師のヘルマン・ルムシュッテルの監修で建てられました。モダンな雰囲気で大正時代の華やかな文化が随所に感じられる楽しいスポットです。門司港駅周辺は人気の観光地になっており、見どころが盛りだくさん。洋食屋もたくさんあり、名物のメニューが「焼きカレー」です。カレーをグラタン風に焼いたものですが香ばしい香りと美味しさは絶品です。

門司港駅からバスで関門海峡トンネルの入口まで行くことが出来ます。関門トンネルを渡ると、そこは山口県下関市。源氏と平氏の最後の戦いの場となった壇之浦です。今回は九州旅行のおすすめプランなので、下関はまたの機会にご案内しますが、関門トンネルは全長780メートルの歩行者用海底トンネルで、海底を歩いて福岡県から山口県に渡ることが出来ます。海底に県境をまたぐことのできる他にはない行ってよかったと思えるスポットです。時間があれば、歩いて山口県に渡り、予算を抑えて下関側を散策する計画をするのも楽しいですよ。

九州といえば食べ物が本当に美味しいですよね！博多の中州は屋台巡りが楽しい人気のスポット、博多ラーメンに焼き鳥にもつ鍋に水炊きと、福岡グルメは予算内で美味しいものがお腹いっぱい食べれます。福岡だけでなく、熊本の馬肉に宮崎のチキン南蛮など、九州グルメ旅も本当に楽しいです。今回は行ってよかったお店の見どころを交えてご紹介いたします。楽しい九州食べ歩きプランの参考にしてください。

数ある博多の美味しい食べ物の中でもおすすめはもつ鍋です、高級なお店から財布に優しい予算のお店までありますが、高級店でも手ごろな予算で食べることが出来ます。写真のもつ鍋は「博多おおやま」。おすすめは白味噌のもつ鍋です。ほどよい甘みとコクがばつぐんで、人気のお店は当日だと満席でなかなか入れません。計画的に事前の予約を取って行かれることをおすすめします。

もつ鍋は全国どこでも食べることが出来ますが、この白味噌仕立てのもつ鍋は博多でないと食べれないのではないでしょうか。食べに行ってよかったと心から思えるお店です。ほかにも人気のお店としては「やまなか」があり、こちらは博多で2店舗展開されています。赤坂店は非常に豪華な内装でかなりの席数もあるのですが、中々予約の取れない人気店になっています。ぜひ博多に行かれた時は本場のもつ鍋を楽しんでください。

グルメの町博多には、おいしいお店が多く立ち並んでいます。観光スポットももちろん楽しいですが、おいしいグルメの方がもっと楽しい！と博多にくる観光客も多いのでは？そんなグルメの人気スポット博多で、行ってよかったと思える焼き鳥屋さん「粋恭」。この店は「博多鳥皮」が看板メニューです。

何日も手間ひまをかけて鳥の皮を巻いた串を、秘伝のたれに付け焼いては油を落として寝かせ、何日も繰り返すと中までたれが染み渡り、食べたときに外はパリパリで中はジューシーな絶妙なバランスが出来上がります。皮のもちもちとした食感が苦手な方でも、美味しくいただける鳥皮です。カウンターと2Fに座敷がありますが、予約は座敷しかできません、開店と同時に満席になってしまう人気店なので、早めに計画を立てオープンと同時に入り、カウンターで職人さんの焼いている姿を見ながら食べるのがおすすめです。

博多水炊きの人気店といえば「華味鳥（はなみどり）」です。東京や海外にも進出されているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、大切に育てられた華味鳥という名前の鳥を水炊きでいただくことが出来ます。飲んで幸せな気分になるスープは、鳥の旨味が溶け出していて、一度味わうと病みつきになってしまうほどのコクがあります。予算も手ごろで本場の水炊きが楽しめます。メディアでも紹介される人気店ですので、予約してからの訪問がおすすめです。

数ある博多ラーメンのお店の中でもおすすめは、新しいながらもどこか懐かしさを感じさせる、“進化系”博多屋台ラーメンの「一幸舎」です。豚骨本来の旨味・骨味にこだわりながら、クリーミーで後味スッキリ。最近では全国各地に進出をしています。餃子、チャーハンなどラーメン屋らしいメニューも豊富にあり、ラーメンだけじゃなく全部食べてしまいたくなるお店です。

博多のラーメンというと独特のとんこつの匂いが少し苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのラーメンはそこまで匂いもきつくなくスッキリとした味わいの中にしっかりとんこつの旨味が凝縮されています。とんこつラーメンは苦手という方にも一度味わっていただきたいラーメンです。

小倉でランチをたべるなら「小倉鉄鍋餃子」がおすすめです。アツアツの鉄鍋にのった餃子は外はカリッと中は肉汁がたっぷりでとてもおいしいです。人気があるので昼時に行くと並んでいることも多いので、早い時間帯に行かれることをおすすめします。13時頃の遅いランチでも並んでいます。小倉駅の中だけでなく、魚町商店街の中にもお店がありますので、お城に行く途中で寄るのもいいでしょう。写真のようにボリュームたっぷりですが700円と安い予算でご当地ランチを楽しむことが出来るので、絶対に足を運んで欲しいグルメスポットになっています。

博多から新幹線に乗り、約50分で熊本まで行くことが出来ます。新幹線なら鹿児島にも一時間半で到着です。観光スポットをまわるにはかなり便利になりました。どちらも新幹線に乗り、計画して、ぜひ行ってみて欲しい場所のひとつです。

博多から新幹線で一足伸ばして熊本で熊本城に馬肉を楽しむプランを計画するのもおすすめ。馬肉は臭みがあるように思われますが、熊本で食べる馬肉は全く臭みなく、牛肉よりもあっさりしているので食べやすくなっています。たいへん美味しいので、ぜひ、味わっていただきたいグルメとなっています。

宮崎も見どころ満載の行ってよかったと思える観光地です。写真のチキン南蛮は宮崎が発祥で、一度味わってみると今までのチキン南蛮は何だったんだろうと思うくらい美味しいです。博多から一番早く行くルートは、新幹線で新八代まで行き、そこからバスですが、それでも3時間以上かかります。電車では小倉まで新幹線で移動し、小倉からは特急にちりんが走っています。ですが、こちらも約5時間かかります。博多、鹿児島間は新幹線が通って一気に便利になりましたが、大分、宮崎に行くのはなかなか時間がかかりますね。宮崎には青島など人気観光地がありますので、ゆっくり九州一周プランを立てて行きたいものです。

一泊二日の九州旅行いかがでしたでしょうか。予算を抑えて効率よく行きたいところをピックアップしてみました。詰め込み過ぎのスケジュールだと中々ハードですが、初日は「福岡城」「福岡県立博物館」「太宰府天満宮」「九州国立博物館」「大宰府政庁跡」「水城」と周り、二日目は「海の中道」「金印公園」「蒙古塚」「官営八幡製鉄所」「小倉城」「門司港」「関門トンネル」を巡り、食事は「博多ラーメン」「もつ鍋」「鉄鍋餃子」そして帰りは「駅弁」と楽しむのがおすすめです。少々若い方向けのプランかもしれませんね。大人同士でいくのならもう少しゆっくり予算をかけて二泊三日くらいで周るのがおすすめです。ぜひ九州旅行の参考にしてください！