九州の面積はどのくらい？他の島や地方と比較して大きさを具体的に解説！

一般的に九州というと、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の7県からなる九州島を指し、これに沖縄県を加えると九州地方となります。九州島と九州地方それぞれの面積がどれくらいか、最初に確認しておきましょう。

九州は日本を構成する4つの島のひとつで、面積が36,782平方キロメートル、日本全体面積の10％を占める島です。日本列島を構成するほかの島、北海道・本州・四国と比較しながら、九州の大きさを確認します。

九州と北海道の面積を地図上で比較すると、北海道のほうがかなり大きいことが一目瞭然です。実際にはどのくらいの違いがあるかデータで確認してみると、北海道は九州の約2倍の面積があります。7つの県の九州より、1つの県の北海道の方が2倍も大きいのです。

本州は、1都2府31県から構成される日本列島の63％を占める最も大きい島ですので、地図上で九州と本州を比較すると、本州のほうがかなり大きいことがわかります。具体的にどのくらいの違いがあるか、データで確認してみると、本州は九州の6.2倍の面積となります。

九州と四国の大きさを地図上で比較すると、九州のほうがひとまわりくらい大きい印象です。実際にどのくらい大きいかデータで比較してみると、九州は四国の約2倍の面積があります。7県の九州と4県の四国ですので、同じくらいの規模の県が集まった島です。

九州は日本列島の4つの島の中で、本州・北海道に次ぎ3番目に面積が大きい島です。4島の中では小さい方ですが、日本には100メートル以上の島が6,852もありますので、日本の島の中ではトップクラスの大きさともいえます。

北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8つの地方に分けて区分されることが多く、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の7県に沖縄県を加えた8県が九州地方です。九州地方の面積をほかの地方と比較して、その広さを確認します。

北海道と九州の島としての比較では、北海道のほうが2倍程度大きかったです。九州地方として比較する場合、その面積は九州島に沖縄を加えた44,512平方キロメートルですので、北海道は九州地方の約1.8倍の面積となります。

地図上で九州地方と東北地方を比べると、東北地方のほうがひとまわり程度大きい印象です。東北地方は6県で面積は66,948平方キロメートルですので、九州地方の約1.5倍の広さがあります。都道府県の数は九州地方の方が多いので、九州は東北とくらべて、1県あたりの面積が小さい地方なのです。

九州地方と関東地方を地図上で比較すると、同じくらいの大きさに見えます。面積データを比較すると、関東地方は32,433平方キロメートル、九州地方は44,512平方キロメートルですので、九州のほうが大きいことがわかりました。どのくらい大きいかというと、九州のほうが1.4倍程度大きいです。

中部地方は、北陸・東海・甲信越といった区分で分けられることもあるエリアで、9県で構成される地方です。地図上で比較しても、中部地方は九州地方よりひとまわりくらい大きい印象がありますが、具体的には1.5倍の大きさがあります。

九州地方と近畿地方を地図上で比べると、ほとんど同じくらいの大きさに見えます。どちらが大きいのかデータで確認してみると、近畿地方は33,124平方キロメートルですので、九州地方のほうが1.3倍程度大きいです。

九州と四国を島として比較すると、九州のほうが約2倍大きかったですが、沖縄を加えた九州地方との比較ではどのくらいの差がでるでしょうか。九州地方と四国地方の面積を比較すると、九州地方の方が約2.4倍の大きい結果となりました。

九州地方は日本の国土面積の12％を占める地方で、8つの地方の中では4番目に大きい地方となります。地方という単位で九州を見ると、平均的な広さをもつ地域といえるでしょう。地方区分は省庁によっては、この区分とは異なる分け方をする場合もあるため、注意して確認してください。

九州は日本の中では3番目に大きい島でしたが、世界の中では36位の大きさでした。ここでいう島の定義は「6大陸の中でいちばん小さいオーストラリア大陸よりも小さいことと、世界中でいちばん大きい島であるグリーンランドよりも小さいこと」です。

36位の島とはどのくらいの大きさなのか、九州を世界の島と比較して、大きさを確認していきます。

世界一大きい島のグリーンランドは、面積2,175,600平方キロメートルの島です。一般的なメルカトル図法だと、緯度の高いグリーンランドは実際よりも大きく見えてしまうため、本来の面積で比較しました。

グリーンランドは地図上で確認しただけでも、日本全体よりもかなり大きいことがわかります。九州と比較すると、グリーンランドは九州の54倍の大きさでした。

世界の島面積ランキングで36位の九州ですが、九州ともっとも面積が近い島は、パプアニューギニアのニューブリテン島です。世界36位といっても、世界地図の上で九州やニューブリテン島を見ると、とても小さい島だということがわかります。

アジアの島で九州と同じくらいの大きさの島を探したところ、台湾が世界島ランキング38位で、九州と面積が近いことがわかりました。九州と台湾は距離的にも近く気象環境が似ていますが、島としての規模も同じくらいなのです。

仮に九州が独立して、1つの国になった場合、九州の面積のランキングは133位です。おなじくらいのランキングにはどのような国があるのか、九州が独立したとすると、日本のランキングは何位に落ちてしまうのか確認します。

世界の面積ランキングの中で、九州がどのくらいのランクかみていくと、132位のオランダと133位のギニアビサウの間に位置することがわかりました。同じくらいのランクに、スイス・ベルギーなども入っているので、九州は国としても充分な大きさをもつことがわかります。

日本の面積は現在世界ランキング61位ですが、九州が独立し日本の面積が小さくなると、ドイツとコンゴ共和国に抜かれ、世界ランキング63位となります。九州の面積が減ったとしても、ランキングへの影響はわずかだということがわかりました。

九州は日本の10％の面積を占める3番目に大きい島ですが、地球規模で考えると、世界の島の中で36位と大きな島でもあります。日本国内では、全国の11％を占める九州地方という中規模の地方ですが、国としてもオランダと同じくらいの規模なのです。