シテ島とは?パリ発祥の地の由来や歴史を解説!

シテ島とは?パリ発祥の地の由来や歴史を解説!

人気の旅行地で常に上位のパリ。そのパリの発祥の地がシテ島という島なのをご存知でしたか?シテ島の歴史ある中世の建物や、オシャレなカフェは映画の中に入り込んだ気分にさせてくれる観光地です。パリ発祥の由来を歴史を紐解きながらシテ島の魅力と合わせてご紹介いたします。

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パリ発祥の地シテ島とは?

Photo byskeeze

世界的観光地、パリの発祥の地はセーヌ川に浮かぶ船の形をした約1キロの小さな島「シテ島」です。紀元前より人が住んでおり、歴史的にも貴重な建物が現存していて、数々の伝説や著名人の逸話も残されている観光地です。パリ観光のメインスポットとしてアクセスも抜群なシテ島の魅力をご紹介します。

シテ島の由来と歴史

パリ発祥の地であるシテ島の歴史は古く、ユリウス・カエサルの「ガリア戦記」によると、パリジーと呼ばれるガリア人の一部族が1世紀中ごろから生活していました。パリの名前の由来はこのパリジーからきています。古代ローマ人に支配されていた時代に街の中心がセーヌ川をはさんで左岸に移ってしまい、セーヌ川の右岸勢力から守る為の要塞となった時期がありました。

シテ島へのアクセス

シテ島はパリの中心地なのでアクセスがとてもいいです。次にあげる駅は、いずれも徒歩10分圏内ですので、どの駅に出ても安心して行動できるでしょう。

  • メトロ4号線「シテ駅」下車
  • メトロ7号線「ポンヌフ駅」下車
  • メトロ4号線「サンミッシェル駅」下車
  • RERのB線、C線「サンミッシェルノートルダム駅」下車

シテ島とセーヌ川の歴史的関係

Photo byPexels

セーヌ川の中州にあるシテ島は、徐々にセーヌ川を超え街の発展を川の流れに沿って広げていきました。エッフェル塔、ルーブル美術館、コンコルド広場などの、セーヌ川沿いに建設されたのもこれが理由といわれ、パリの歴史と文化を知るエリアになっていきました。セーヌ川とシテ島を中心にこのようにパリが発展している事からも、パリ発祥の地といわれる由来でしょう。

パリのセーヌ河岸

パリの繁栄はシテ島とセーヌ川にかかる多くの橋をアクセスの中心として始まりました。シェリー橋からイエナ橋までの一帯、8キロが「パリのセーヌ河岸」として世界遺産の認定を受けています。シテ島とサンルイ島にかかる37もの橋は、全てその対象になっています。その中にはパリ最古の橋として中世の面影を残す橋もあります。

シテ島とセーヌ川の景色

「恋人たちの都・パリ」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。セーヌ川沿いのゴシック建築の建物と、ゆったり流れるセーヌ川、そこにかかる中世の面影を残した橋は、どこから見ても絵になる景色です。エッフェル塔の光や、オレンジ色の柔らかな街灯がセーヌ川に反射したときは、恋人たちの気持ちをよりロマンチックなものにしてくれるでしょう。恋人たちにとっての最高の観光地です。

セーヌ川の楽しみかた

セーヌ川を肌で感じ、楽しみたいという方には、ランチクルーズやディナークルーズ船、水上バスなどがあります。水上バスは川から観光スポットに降りることも出来て、とても便利で時間を有効に使える手段です。どのプランもデッキに出てセーヌ川の流れる水音と風を身体で感じながら、パリの街を満喫できること間違いないでしょう。

シテ島の歴史的建物①ノートルダム大聖堂

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パリ発祥の地であるシテ島の歴史的建物1つ目は「ノートルダム大聖堂」です。中世のイメージが街中に溢れているシテ島ですが、その中でもゴシック建築の美しいノートルダム大聖堂は、ローマカトリック教会の大聖堂で850年前に建築された、パリを代表する世界遺産の観光地です。

ノートルダム大聖堂の歴史と由来

ノートルドダム大聖堂の名前の由来は、1225年の完成当時それまでにないスケールと白い色合いから、フランス語で「貴婦人」=聖母マリアを意味しています。フランス革命の混乱で一時廃墟同然となりましたが、レミゼラブルで知られる小説家のヴィクト・ユーゴーが出版した「ノートルダム・ド・パリ」がきっかけで修復されました。

ノートルダム大聖堂の見どころ

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ゴシック建築として最高傑作にあるノートルダム大聖堂の見どころには、死者がキリストの裁きを受ける「最後の審判の門」と、カトリック教の「聖人・サンドニ」の自らの首を抱えた彫刻があります。そして最も有名なのが「バラ窓」です。バラ窓のステンドガラスは、その精巧な技法と、鮮やかな温かみのある色合いが見る人の目に焼き付き、感動をより一層のものにしてくれます。

ノートルダム大聖堂アクセス

ノートルダム大聖堂の前には広場があり、そこにパリからの距離を測る起点「ゼロ地点」があります。パリのおへそであるノートルダム大聖堂は、高さも大きさもある建築物ですので、最寄駅から見えますから迷わず行けるでしょう。

  • メトロ4号線「シテ駅」下車で徒歩5分
  • RERのA、B線「サンミッシェルノートルダム駅」下車で徒歩3分

ノートルダム大聖堂の火災の影響

2019年4月にノートルダム大聖堂で火災が発生しました。悲しい事に、木組み構造の屋根と小塔がこの火災により焼失しましたが、奇跡的にも風見鶏をはじめとした「バラ窓」などの貴重な文化財は被害を免れています。世界中が一日も早い再建を祈っています。

シテ島の歴史的建物②サントシャペル教会

パリ発祥の地であるシテ島の歴史的建物2つ目は「サントシャペル教会」です。世界最大級、パリ最古のステンドグラスからなる「聖なる礼拝堂」です。15面にわたりまばゆいばかりのステンドグラスが施され、そのスケールと輝きは宝石の中にいる錯覚におちいるような美しさです。

サントシャペル教会の歴史と由来

サントシャペル教会の歴史は、1239年に国王ルイ9世が、キリストの聖遺物〈茨の冠〉を買い求めたのに始まります。ルイ9世はその後も十字架のかけらや聖血、墓石など多くのコレクションを持ちそれらを収めるために、サントシャペル教会を建てたといわれています。フランス革命で一部損壊しましたが修復され、歴史的建造物に指定されています。

サントシャペル教会の見どころ

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サントシャペル教会の見どころは、2階の礼拝堂の北、東、南の三方向にある高さ15メートル、面積600平方メートルの精巧で華やかなステンドグラスです。旧、新約聖書の世界がステンドグラスには表現されていて、陽の光の差し込みと共に輝きを増し、礼拝堂内をさらに聖なる場に変えてくれます。また、定期的に夜間にクラッシックコンサートが行われていて人々を魅了してくれます。

サントシャペル教会:アクセス

サントシャペル教会はノートルダム大聖堂からも近く、2階建ての大きな建築物なので見つけやすいです。

  • メトロ4号線「シテ駅」下車で徒歩2分
  • ノートルダム大聖堂から徒歩6分
  • ルーブル美術館から徒歩13分

シテ島の歴史的建物③コンシェルジュリ

パリ発祥の地であるシテ島の歴史的建物3つ目は「コンシェルジュリ」です。コンシェルジュリとは守衛がいた場所を意味します。コンシェルジュリは美しいゴシック建築とは裏腹に、フランス革命時牢獄の役目をしていました。あのマリーアントワネットも最後はここで人生を終えた、重い歴史のある場所ですが、現在は観光地として公開されています。

コンシェルジュリの歴史と由来

中世のフランス王国時代シテ宮として建築されましたが、居城が写されてからは牢獄として使われるようになりました。フランス革命のあとの革命政治時代の2年間で死刑判決が下された2780名を収容していて「死の牢獄」と密かに呼ばれていました。その機能が廃止されたのちの、2011年に修繕されて、現在は裁判所と警察庁の一部になり観光できるようになりました。

コンシェルジュリの見どころ

コンシェルジュリには、煌びやかなパリ最古の公共時計や空間を贅沢に使用した憲兵の間などの見どころが豊富にありますが、やはりマリーアントワネットの独房は外せません。マリーアントワネットが幽閉され、その死後、そこは礼拝堂となり十字架が建てられています。飾られている聖餐式の絵画からは、王妃の最後の姿とフランス革命の一端を垣間見る事ができます。

コンシェルジュリ:アクセス

コンシェルジュリはサントシャペル教会と同じ敷地内にあります。

  • メトロ4号線「シテ駅」下車で徒歩1分
  • メトロ1、7、11、14号線「シャトレ駅」下車で徒歩2分

シテ島の人気の観光地4選

パリ発祥の地であるシテ島は、30分ほどで端から端まで歩く事が出来るアクセスの便利な観光地です。その中に詰まっている人気観光スポットをご紹介します。ぜひ足を運んで、ゆっくりとシテ島を満喫して下さい。

人気の観光地①ポンヌフ橋

パリ最古の橋である「ポンヌフ橋」は、シテ島の先端にかかる短い橋2つの事を言います。15~16世紀に造られ橋としては初めての石創りでもあります。恋人達ちが橋の金網に南京錠をかけて、そのカギをセーヌ川に投げ入れて、永遠の愛を誓ったロマンチックな観光スポットです。橋がシテ島にかかる部分には人気のクルーズ船の発着所もあります。

人気の観光地 ②裁判所

パリの裁判所はこのシテ島にあります。かつて14世紀ごろまでは王宮だったため、その大きさは、コンシェルジュリとサントシャペル教会を含め、シテ島のなんと三分の一を占めます。金で装飾された正門や重厚な内部が素晴らしい建築物です。ここには最高裁判所の他に、民事と刑事裁判所、司法警察が入っています。厳重な警備でセキュリティーチェックがありますが見学することが出来ます。

人気の観光地③ドフィーヌ広場

シテ島の先端三角エリアにある、ポンヌフ東側の静かな広場です。風情たっぷりの石畳が、レストランやカフェをより一層オシャレな雰囲気にしている大人のイメージのある観光地です。17世紀の国王アンリ4世が果樹園だったこの場所を中庭として作ったのがのちに広場となりました。一説には愛人が50人もいたといわれたアンリ4世。彼の銅像は「パリのセックスシンボル」とも囁かれています。

人気の観光地 ④花市

シテ駅を出てすぐの所にある花市は、1808年から続きかつて貴族の邸宅に飾る為の市場でした。時代と共に一般家庭でも花を飾る習慣となっているパリでは、現在この花市には、花屋さんが何件も並んで店を出しています。春先になると、カラフルなたくさんの花とグリーンであふれかえり、見ているだけで幸せな気分になれます。「花の都・パリ」を実感できる観光地です。

花市の開催

花市は毎日開催されています。今では花だけでなく日曜日になると小鳥市も開催されていて、その鳴き声を聞きながらの花の鑑賞は本当に癒されます。時には、ウサギやハムスターも並び子供たちの喜ぶ声とともに賑っています。それはさながら映画のワンシーンのようで、どこを切り取ってもパリはオシャレな観光地です。

まとめ

パリ発祥の地であるシテ島をご紹介しましたが、いかがでしたか?歴史、文化、美、食と憧れのパリが「花の都パリ」「恋人たちの国パリ」「芸術の都パリ」など、沢山の代名詞は、このシテ島の長い歴史の中で作られてきたようです。機会をみて大切な人とパリのシテ島を訪れ、美しい街並みに歴史を重ね合わせ想いを巡らせてみてはいかがでしょうか?

稲田瑞恵
ライター

稲田瑞恵

自然と生き物が好きな私が、現在までの生涯で忘れられない絶景は、アフリカ・タンザニアの「ンゴロンゴロ自然保全地域」です。巨大クレーターという特殊な地形の中に生息している、多数の野生動物達が早朝、雲の隙間から降り注ぐ朝日と、夜露で濡れて輝いている草の中で、ゆったりと活動している姿が忘れられない衝撃的な感動でした。

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