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モンサンミッシェルの魅力を徹底解説!誰がいつなんのために作った?

モンサンミッシェルの魅力を徹底解説!誰がいつなんのために作った?

フランスの有名な世界遺産モンサンミッシェルの魅力を徹底解説します。モンサンミッシェルが作られた背景や歴史がわかり、魅力と実際の楽しみ方もわかりますので、読みものとしても楽しく、現地観光をさらに楽しくすることも間違いなしです。

目次 [表示]

モンサンミッシェルとは?

世界遺産モンサンミッシェルってどんなところ?いつできた?誰が作った?

モンサンミッシェルは、「水上に浮かぶ孤城」のような景色が美しく、世界的に有名な観光地です。島は無料で観光でき、700メートル以上の橋をシャトルバスで12分・馬車で25分・徒歩で約45分のいずれかで渡ります。

島内には、歴史ある参道・土産物屋・ホテルなどがあり、頂上にあるモンサンミッシェル修道院の見学は有料です。

島内・駐車場のガイドマップ(日本語)|モンサンミッシェル島内観光案内所

モンサンミッシェル

詳細を見る
住所50170 Le Mont St-Michel
公式サイトURLhttps://www.ot-montsaintmichel.com/
電話番号+33 (0) 2 33 60 14 30(島内の観光案内所)
+33 (0)2 14 13 20 15(対岸の観光インフォメーションセンター)
メールアドレス[email protected](島内の観光案内所)
アクセスTER「ポントルソン(Pontorson)」駅から有料定期バスに乗り換え30分無料シャトルバス(The Passeur)で対岸の観光情報センター前停留所から12分
駐車場あり
4,000台(有料・対岸の観光情報センター手前)
営業時間無料シャトルバス:7:30~23:00(状況により変動あり)
対岸の観光情報センター:10:00~18:0(状況により変動あり)
定休日なし
(島内の観光案内所・対岸の観光情報センター:12/25,1/1)

世界遺産大国フランスでも有名な文化遺産

モンサンミッシェルは、世界遺産の登録数が世界上位のフランスのなかでも、とくに有名な世界遺産の1つです。カトリックの巡礼地として以上に、フランス北西部のさまざまな歴史をのこしていることから、文化遺産「モンサンミッシェルとその湾」として登録されました。

1つのお城と思われがちですが、島全体で「モン・サン=ミッシェル(大天使ミカエルの山)」です。

魅力を生む特徴的な環境

出典:写真AC

世界遺産モンサンミッシェルの魅力を生んでいるのは、潮の流れが速く、1日の干満差が欧州最大になるという特徴的な環境です。河口から扇状にひろがる湾が特徴的であり、寄せる潮は徒歩なみの速さ、干満差は、最大で大潮のときに15メートル(4~5階建てに相当)もあります。

潮が引くときだけ島に渡る道ができるのが幻想的で、まさに「聖地」であり、天然の要塞です。

フランスのどこにある?

モンサンミッシェルは、パリから西に300キロ以上行ったブルゴーニュ地方・ノルマンディー地方の境目にある川の河口の先にあります。アクセスは、電車・バスの乗り継ぎや、レンタカーが一般的ですが、片道で3~4時間かかるので、初めての場合はパリ出発のツアーも人気です。

いつできた?

Photo by Davide Gabino (aka Stròlic Furlàn)

島に「モン・サン=ミッシェル」の名前がついたのは8世紀で、現在の有名なピラミッド型の原型ができたのは13世紀ごろです。8世紀にキリスト教の礼拝堂を建て、200年後に一派のベネディクト会が入って修道院を建てます。以降、周辺地域の政治にも巻き込まれていき、修道院の建て増しと村の整備が進みました。

誰が作った?

名前のもとである「大天使ミカエル(サン=ミッシェル)を祀る礼拝堂」を建てたのは、8世紀当時の地域のキリスト教会の重役だったオベール氏だと伝わります。もともとは、先住のケルト人たちがあがめていた聖なる山に、ミカエルからのお告げを夢で授かり建設したそうです。

神聖な雰囲気の強い立地も手伝って、キリスト教でも有名な聖地となり、多くの巡礼者が訪れました。

モンサンミッシェルの魅力①:特徴的な環境が生む絶景

Photo by imgdive

絶景の楽しみ方①:全景を見る

モンサンミッシェルの絶景は、モンサンミッシェルと湾の全景を眺めるのが基本の楽しみ方です。空と海のまっすぐつづく空間に静かに存在する島が凛としてかっこよく、物語の世界に入り込んだかのような景色でもあります。対岸から眺めるのがおすすめで、無料シャトルバスの停留所やダム上が有名なフォトスポットです。

絶景の楽しみ方②:潮や砂模様を見る

出典:写真AC

モンサンミッシェルの絶景の楽しみ方として忘れてはならないのが、周囲の干潟(海)の砂模様や絶え間ない潮の動きを見ることです。干潮時に広くつづく干潟に波が作っていった模様は、潮の動きを想像させられておもしろく、潮の満ち引きを目の当たりにすると畏怖の念すら覚えます。

波の打ち寄せる橋上で見るのも面白いですが、おすすめは修道院の最上階にある西のテラスです。

絶景の楽しみ方③:夕方の時間をねらう

モンサンミッシェルの絶景の楽しみ方として人気なのは、夕方の時間帯をねらうことです。平坦な土地なので一面を覆うように空があり、夕方に徐々に赤みを帯びてくるさまが綺麗で、モンサンミッシェルも引き立ちます。橋上から全景を見るのはもちろん、橋上や島の西側から太陽だけを眺めるのも夕方ならではの見どころです。

絶景の楽しみ方④:時間ごとの移ろいを見る

Photo by imgdive

時間をとって滞在できる方におすすめな絶景の楽しみ方は、時間ごとの移ろいを眺めることです。モンサンミッシェルは空と地がひたすらつづく場所なので、時間ごとの潮の満ち引きや空の色合いで、印象が大きく変わります。

とくに夜は、島全体でライトアップをすることで、華やかで艶のある印象に様変わりするので、一泊して時間を気にせず眺めるのもおすすめです。

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