目次 [表示]
- オイスターカードとは
- オイスターカードについて
- オイスターカードを使って乗れるもの
- ロンドンの交通事情
- 公共機関の利用料金
- 日本のICカードとの違い
- オイスターカードは必要か
- オイスターカードの買い方
- 券売機での買い方
- 窓口での買い方
- 日本からの買い方
- チャイルドカードとスチューデントカード
- オイスターカードの使い方
- オイスターカードのチャージの仕方
- オイスターカードの返し方
- ロンドンの電車の乗り方
- ロンドンのバスの乗り方
- トラベルカードとは
- オイスターカードかトラベルカードか
- トラベルカードの買い方・使い方
- ロンドンパスとオイスターカードの同時購入
- ロンドンパスの特徴
- ロンドンパスで入れる観光名所
- ロンドンパスとオイスターカードセット販売の値段
- まとめ
オイスターカードとは
観光地としての人気が衰えないイギリス。そんなイギリス、ロンドンに一度は旅行してみたい人も多いのではないでしょうか。初めて大都市ロンドンを訪れた人の最初の問題は交通機関の使い方でしょう。大丈夫です。オイスターカードというICカードがあれば日本で地下鉄やバスに乗るように簡単に観光できます。そんなオイスターカードの特徴、買い方や使い方、目安の値段などをご紹介いたします。
オイスターカードについて
オイスターカード(Oyster Card)はイギリスのロンドン市内の公共交通機関で使用できる、SuicaやPASMOと同じような交通用ICカードです。オイスターカードの特徴はロンドン交通局が運営する地下鉄やバス、トラムや水上バスなどのロンドン市内におけるほとんどの公共交通機関で使用できることです。2003年に使用開始され、現在までに1000万枚以上が発行されています。
オイスターカードを使って乗れるもの
オイスターカードを使って乗れるものはロンドン交通局が運営するロンドン市内のすべての地下鉄、バス、DLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)、トラムリンク(路面電車)、オーバーグラウンド(電車)です。また、一部のナショナル・レール(電車)で使用できるのも特徴的です。ロンドン市内、ほぼすべての交通機関を網羅しています。使い方がわかればロンドン市内を自由に動き回れます。
ロンドンの交通事情
ロンドンは日本の大都市と同じようにバスや電車などの公共交通機関がきちんと整備されています。チューブと言われる地下鉄を利用すれば、有名観光地の殆どにアクセスできます。また、ロンドンのランドマークである赤い二階建てのバスもオイスターカードで乗車可能。24時間運航のナイトバスも走っており、最初は不便でも、慣れれば日本よりも便利だと感じる方もいるでしょう。
公共機関の利用料金
オイスターカード支払いと現金支払いで値段が違うのが特徴です。ICカード支払いの方が安く電車に乗ることが出来ます。地下鉄は区間によっても異なりますが、目安となるゾーン1内ですと現金払いで4.9ポンド、ICカード支払いで2.4ポンドと約半額です。バスは距離などに関係なく一律1.5ポンドです。
日本のICカードとの違い
日本のSuicaやPASMOにとても近いオイスターカードですが、何点か使い方に相違点があります。日本と違い、コンビニや売店、自動販売機で使用できません。地下鉄などの運賃精算のみで利用できます。コンビニや売店によってはチャージすることは可能です。また、自動改札機によっては降車時に残金などの表示が出ないときがあります。
オイスターカードは必要か
ロンドンの滞在は3日ほどだし、わざわざ作る必要があるかな…と思っている旅行客の方にもオイスターカードを買うことをお勧めします。地下鉄を利用する際、現金払いよりもICカード払いの方が半額近く安くなるほか、公共交通機関を使用するために小銭をわざと財布に残すなどの手間も省けます。また、バスではICカード支払いしか受け付けておらず、バスに乗るにはオイスターカードが必須です。
オイスターカードの買い方
オイスターカードの買い方は三種類あります。まず、一部の大規模駅の窓口に設置されている自動販売機で購入。または窓口で購入。最後に日本でも通販で購入することができます。デポジット代は5ポンドです。券売機は最初から日本語表示ができるため、気軽に手に入れることが出来ます。最初に20ポンド程度をチャージする人が多いそうです。
券売機での買い方
オイスターカードの現地での買い方はとても簡単です。ヒースロー空港駅など大きめの駅にある券売機コーナーで、券売機の上あたりに「Oyster:Buy」と書いてある機械を探してください。画面の下の方に国旗マークが並んでおり、そこで日本国旗を選ぶと日本語表示で購入できます。あとは表示に従って入力していくだけです。5分ほどの目安で購入可能です。
窓口での買い方
オイスターカードは窓口でも購入可能です。窓口に並んで「One Oyster card,please」とスタッフに伝えるだけです。何ポンドをチャージするか聞かれるので、好きな額を告げ、デポジットの5ポンドを含めて支払ってください。ロンドンの駅は窓口が少なく、窓口が混んでいることが多いため、目安時間は15分ほどです。
日本からの買い方
ビジター・オイスターカードというカードが日本から事前に購入可能です。英国政府観光庁オンラインショップにて販売しています。ロンドンで購入するオイスターカードは保証金に5ポンドかかっても、返却すれば戻ってきますが、こちらはカード自体に5ポンドかかります。発送の目安は8~15営業日です。最初の旅行で不安な方は事前に購入しておくと安心ですね。
ビジター・オイスターカードとは
ビジター・オイスターカードは旅行者向けのオイスターカードです。通常のオイスターカードと同様に利用できるカードですが、返却は不可なのが特徴です。チャージ残金の払い戻しは可能です。お土産として持ち帰れるように、オイスターカードに比べて、お洒落なデザインになっています。無期限で使用できるので、再びロンドンを訪れた際にも利用できます。
チャイルドカードとスチューデントカード
オイスターカードは対象の必要項目をすべて満たした学生、および11~15歳の子どもは申請用紙に詳細を記載し、写真を提出すれば割引が効くオイスターカードを受け取れます。チャイルドカードは50%割引で、スチューデントカードは30%割引。学生カードはロンドン市内に滞在している必要があるため、申請の手間などを考えると旅行客にはあまりおすすめできません。
オイスターカードの使い方
オイスターカードの使い方はとても簡単です。日本のICカードと同じように、乗車時もしくは乗車時と降車時にカードを改札機の読み取り部にタッチするだけです。改札が無い郊外の駅などでは簡易改札機にタッチしてください。バスでは乗り込んで最初にタッチするのみで大丈夫です。
オイスターカードのチャージの仕方
オイスターカードは駅の券売機や窓口でチャージすることが出来ます。駅以外でもオイスターの表示を掲げている町にあるお店でも目安1ポンドほどの手数料でチャージできます。イギリスではチャージのことを「Top-up」と言うことが多く、最初にオイスターカードを出しておいて「Top-up,please」と言って頼むことが出来ます。
オイスターカードの返し方
オイスターカードの特徴はロンドンでしか使用できない事です。ロンドンに戻ってくる予定の無い人は返却をお勧めします。駅の券売機や窓口で簡単に手続きできます。デポジットの5ポンドとカード残高が受け取れます。ただし、10ポンド以下は返却されないため、残高に注意して使用してください。残高は券売機や窓口などで確認できます。
ロンドンの電車の乗り方
オイスターカードを持っている場合、改札の黄色いカードの読み取り機にICカードをかざしてゲートを通ります。あとは目的地まで電車に乗るだけです。改札によっては駅を出るときにも入った時と同様に、ICカードを読み取り機にかざして出る必要があります。
ロンドンのバスの乗り方
ロンドンバスは現金による運賃の支払いができません。オイスターカードやクレジットカードなどのICカードのみで支払いが可能です。乗車の際は運転席横に設置された黄色いカードリーダーに音が鳴るまでタッチします。接触の問題で一回ではうまくいかない事もあります。降りるときは日本のバスと同じようにストップボタンを押して降ります。降車時はICカードをタッチする必要ありません。
トラベルカードとは
ロンドンで公共交通機関を利用する際はオイスターカードの他に、トラベルカードがあります。トラベルカードは1日や1カ月乗り放題の乗車券です。特徴は紙のカードであることと、子ども料金の設定があることです。また、オイスターカードを最初から持っている際はオイスターカードにトラベルカードのデータを保存することも出来ます。
オイスターカードかトラベルカードか
目安として2~5日の滞在でしたらオイスターカードがお得です。1日の滞在でしたらトラベルカードの1日乗車券、1週間の滞在でしたらトラベルカードの1週間乗車券、またオイスターカードには子ども用の特別料金が無いため、お子さんがいらっしゃる方はトラベルカードの検討もおすすめします。また1カ月以上ロンドン滞在予定で、毎日出かける予定がある人はトラベルカードの方がお得でしょう。
トラベルカードの買い方・使い方
トラベルカードはオイスターカードと同様に地下鉄などの電車の駅にある券売機や窓口で購入できます。紙のチケットですので、バスに乗車する際は運転手に見せて乗車してください。電車に乗る際も改札に紙の切符を通すところがありますので、そちらからトラベルカードを通すだけです。
ロンドンパスとオイスターカードの同時購入
ロンドンの観光名所の入場料が無料や一部割引になるトラベルパスがロンドン・パスです。旅行客におすすめのチケットですが、このチケットを購入する際に金額がチャージされたオイスターカードが付いてくるセット販売があります。オイスターカード分は定価と同額なため、金額的にはお得を感じませんが、旅行客としては時間短縮になって便利かと思います。
ロンドンパスの特徴
オイスターカードとセットで買えるロンドンパスの値段は1日券、84ポンドで10ポンドチャージされたオイスターカードが付いてきます。金額の目安としてウエストミンスター教会、ロンドン塔、セント・ポール大聖堂の有名3カ所を見るだけでほぼ元が取れる他、ロンドンパス所有者は優先入場できる観光地もありますので、時間短縮の面からもおすすめです。
ロンドンパスで入れる観光名所
ロンドンパスでは70の観光スポット、博物館、美術館などが無料になります。旅行客に人気のスポットですとロンドン塔、ホップオン・ホップオフ・バス、ザ・シャード展望台、テムズ川ボートクルーズ、ウィンザー城、ウェストミンスター寺院、ロンドン・ブリッジ・エクスペリエンス、タワーブリッジ展示、ロンドン動物園、ケンジントン宮殿などがあります。
ロンドンパスとオイスターカードセット販売の値段
ロンドンパスの有効期間と比例してオイスターカードのチャージ金額が上がっていきます。1日券は84ポンドで10ポンドチャージ、2日券は114ポンドで15ポンドチャージ、3日券は144ポンドで25ポンドチャージ、6日券は199ポンドで、40ポンドチャージ、10日券は239ポンドで50ポンドチャージされています。
まとめ
「オイスターカードとは?ロンドンのICカードの買い方や使い方をご紹介!」いかがでしたか。ロンドンへ行く予定のある方は、ぜひ、ご参考くださいね!