ミュンヘンにある美しい観光名所14選！目を奪われるようなスポットをご紹介！

ミュンヘンは、年間300万人もの観光客が訪れる南ドイツ最大の都市です。中世の約700年間は一大王国の首都とし、広大な領域を統治していました。王家ゆかりの宮殿や教会、美術館や歌劇場など芸術の街としても有名な、ミュンヘンに行ったら外せない名所を14箇所ご紹介します。

旧市街地中心部は、歴史ある教会など見どころが多く、定番の観光地が密集しているエリアです。多くの人で賑わう、ミュンヘン市民の憩いの場であるマリエン広場から、観光スポット巡りをスタートしましょう！歴史を感じながら、活気ある街並みを歩くと、さまざまなバイエルン王国の名残を感じとれます。

マリエン広場は、ミュンヘン観光の起点となるスポットで、多くの人々で賑わっています。旧市庁舎や聖ペーター教会などの定番観光地・ショッピング＆レストランエリアへも便利な立地！広場に面している、ネオ･ゴシック様式の高さ85メートルある新市庁舎は、マリエン広場一番の名所です。

新市庁舎の見どころは、塔の中央部に32体の等身大人形が踊る、ドイツ最大の仕掛け時計です。音楽とともに動きだし、バイエルン大公の結婚式を祝う内容の騎馬試合や、職人の踊りなどが、毎日11時・12時と5月～10月の17時に見られます。

新市庁舎は、夜になるとライトアップされ、マリエン広場一帯が華やかな雰囲気に包まれます。11月末からは、ドイツの伝統風物詩であるクリスマスマーケットが開催され、ミュンヘンの街がお祭りムードに！ライトアップされた新市庁舎と、2500個の電球で彩られた30メートルのツリーが登場し、必見です！

フラウエン教会は、20年の歳月をかけて建設された聖母教会で、タマネギの形をした二つの塔が特徴です。内部は無料で入れ、キリスト教の受難を説明したステンドグラスや、祭壇画である｢マリアの昇天｣などがあり必見！約100メートルの高さがある南塔の上からは、天気がよければバイエルン･アルプスの山々も望めます。

教会完成後の奉納式前夜に悪魔が玄関から現れた際、残した足跡だと伝わる｢悪魔の足跡｣を教会内で見つけてみましょう。窓が一つもないことに気がつき、勝ち誇った気分で足跡を残したとされますが、実際は窓があり強風で教会を壊そうとした伝説があるそうです。

聖ペーター教会は、ミュンヘン市内最古の教会で、人々から｢年寄りのペーター｣の名で親しまれ、日常的にミサも行われています。教会内の見どころは、豪華な装飾やフレスコ画の美しい白天井で、優しい雰囲気を感じられる定番の観光スポットです。

聖ペーター教会には、無料で見学できる展望台があり、有名な観光名所になっています。約300段の階段を上がった先にある展望台からは、フラウエン教会や新市庁舎など、ミュンヘンの街を360度見渡せ人気です。塔最上部から望む絶景や優美な教会内部と、見どころ満載のペーター教会は、ミュンヘン観光に見逃せません。

ヴィクトゥアリエンマルクトは、さまざまな食品を売る店が軒を連ねるミュンヘン市内中心部にある野外市場です。ご当地グルメからおいしいスイーツ、民芸品まで幅広い品揃えで、市場内で簡単な食事も可能！夏期はビアガーデンもオープンし、ドイツビールや名物の白ソーセージを味合う人々で賑わいます。

旧市街地北部エリアは、バイエルン王国の栄華がうかがえる、定番の観光名所｢レジデンツ｣があり、広大な内部は見どころ満載！毎年ミュンヘン･オペラ音楽祭が開催される、バイエルン州立歌劇場も外せない人気スポットです。

レジデンツは、バイエルン王国の一家が暮らしていた宮殿で、王家の優雅な暮らしがうかがえる定番の観光スポットです。建物は14世紀から19世紀にかけ増改築され、王宮・旧王宮・大広間の3つの館からなっています。130室にもおよぶ豪華な部屋の数々は、博物館と宝物館、劇場として公開されているのですよ！

レジデンツ最大の見どころは、宮殿内で最も古いルネッサンス様式の巨大ホール｢アンティカリウム｣です。アーチ状の天井には、世界最大のフレスコ画が描かれ、壁面には古代ギリシャ･ローマ時代の彫像が回廊左右に並んでいます。

レジデンツ内部には、肖像画がずらりと並ぶ｢祖先画ギャラリー｣や、大家が残した宝物を展示する｢宝物館｣など、見どころが多数あります。広い館内を全て巡ると2時間は必要になりますので、見学前にクロークで荷物を預け、無料で貸し出しているオーディオガイドを聞きながら回るとスムーズです。

バイエルン州立歌劇場は、ギリシア神殿風の劇場で、芸術を愛したマックス･ヨーゼフ1世が19世紀前半に建てたドイツを代表する歌劇場です。毎年9月中旬から翌年6月にかけて、ほぼ毎晩ワーグナーやモーツァルトなどのオペラや、バレエが上演されています。

毎年6月下旬～7月下旬は、ミュンヘン市内のビッグイベント｢ミュンヘン･オペラ音楽祭｣を開催しています。バイエルン州立歌劇場をはじめ、レジデンツにある劇場など各所で開催され、野外で行われる｢万人のオペラ｣は、誰でも無料で鑑賞できますので参加されてみてはいかがですか？

ピナコテーク周辺エリアは、ミュンヘン中央駅の北部にある、中世から現代のヨーロッパ絵画や彫刻を鑑賞できる定番の観光スポットです。バイエルン王国時代から芸術の街として知られるミュンヘンの、傑作名画など最高峰のアートを見に出発しましょう！

アルテ･ピナコテークは世界6大美術館のひとつに称されている人気の美術館で、1836年に創建されました。王家が収集した14世紀～18世紀にヨーロッパ絵画や、イタリア･ルネサンス絵画などを中心に約7000点を展示しています。

アルテ･ピナコテークの必見作品は、ドイツの画家デューラーや、17世紀のフランドル絵画を代表するルーベンスの西洋絵画です。デューラーが28歳のころに描いた｢自画像｣や｢四人の使徒｣、ルーベンスの｢最後の審判｣は、見逃せません！

ノイエ･ピナコテークは、19世紀以降の比較的新しいヨーロッパ絵画や彫刻のコレクションを展示している美術館です。日本でも人気の高いゴッホ・ルノワール・モネなど、ドイツ近代絵画やフランス印象派の作品が約5000点収蔵されています。

ノイエ･ピナコテークの必見作品は、1888年から90年にかけて描かれたゴッホ作の｢ひまわり｣と、キリストをテーマに描かれているゴーギャン作の｢キリストの誕生｣です。広々とした美術館内には、各所にソファが設置してあるため、のんびり休憩しながら心温まる巨匠たちの作品を存分に楽しめます。

ピコナテーク･デア･モデルネは、2万1300平方メートルの広大な敷地内に展示しているヨーロッパ最大級の現代アート美術館です。ピカソ・ダリ・クレーなどの有名絵画を中心に展示しているほか、ドイツが誇るBMW・ポルシェ、工業デザイン・建築・グラフィックなど多彩なアートを展示しています。

シュヴァービングエリアは、市内中心地とは違いカラフルな建物の街並みが印象的な、大学が点在する学生街です。体験型施設・スポーツ・アクティビティーが楽しい定番スポットが豊富なシュヴァービングエリアのおすすめ観光地をご紹介します。

オリンピアパーク･ミュンヘンは、1972年の夏季オリンピック時に建設されたスタジアムを中心とする公園で、市内から少し離れた市民の憩いの場となっています。公園の中には、楽しいアクティビティーができるスポットや水族館などの施設、オリンピックスタジアムでのコンサートなど目白押しなのですよ！

オリンピアパーク内にそびえ立つ、オリンピックタワーにもぜひ足を運んでみましょう！タワーは市内で一番高い塔で、181メートル地点にはミュンヘンの街を一望できる定番の観光名所・展望台があります。同じフロアの360度床がまわる｢レストラン181｣も、食事をゆっくり楽しみながら絶景を楽しめると人気です。

オリンピアパーク・ミュンヘンでは、スタジアムでスリリング体験ができるツアーや、公園内のさまざまな発見が楽しいツアーを実施しています。観光地、オリンピアパークに訪れた際は広大な園内で滅多に体験できない、ガイド付きのアクティブツアーに参加されてみてはいかがですか。

オリンピアパーク・ミュンヘン内には、子どもから大人まで楽しい、さまざまな施設が多く点在しています。とくに人気の名所が｢ミュンヘンオリンピック･ウォークオブスターズ｣で、世界的に有名なミュージシャンやスポーツ選手などの手形は必見です！

BMW博物館は、自動車のシリンダーを表現している4本の筒形高層ビルの横に隣接しています。お椀のような建物内部は、ドイツが誇るBMWの長い歴史から最先端テクノロジーまで学べる、車好きには、たまらないスポット！車以外の展示があるほか、BMWのロゴ入りグッズも博物館内で購入できるため、人気の観光名所です。

BMWヴェルトは、博物館から連絡ブリッジを渡った先にある建物で、顧客へ納品も行う巨大ショールームです。無料で入館でき、さまざまな最新モデルの展示車を見学できるほか、子ども向けの楽しい体験コーナー｢ジュニア･キャンパス｣もあり子連れでも存分に楽しめます。

英国庭園周辺エリアは、シュヴァービング地区とピナコテーク地区のすぐ近くにある、緑に囲まれたミュンヘンのオアシスです。のんびりくつろいだり、ドイツの定番ビールを味わったりできるビアガーデンで、リラックスしたひとときを過ごせます。

英国庭園は、世界最大級の都市公園で面積はなんと3.7キロ平方メートルもある、市民憩いのオアシスです。無料で利用できる園内には、ミュンヘンオリンピックスタジアム開催記念で日本が贈った、日本茶室があることでも知られています。

英国庭園内には、ビアガーデンが4箇所点在しており、温かな時期は地元市民でとくに賑わいます。おすすめは中国の塔近くにある、｢ビアガーデン&レストラン･マム･キネージッシャー･トゥルム｣。レストランでは、バイエルン風の料理を提供しており、「エキゾチックな雰囲気の中、楽しいひとときを過ごせる」と人気です。

ミュンヘン郊外にも、ドイツ観光に外せないおすすめの観光スポットが多く点在しています。中でもサッカーファンには、たまらないバイエルン･ミュンヘンの本拠地や、日本でも近年人気になっている、世界で最も有名なビールの祭典は見どころです。

アリアンツ･アレーナは、2006年に開催されたFIFAワールドカップのドイツ大会開幕戦が行われた、ミュンヘン郊外にあるスタジアムです。ドイツ随一の人気チーム｢バイエルン･ミュンヘン｣の本拠地でもあり、サッカーファンには、たまらない定番観光地となっています。

アリアンツ･アレーナでは、毎日4回、スタジアム内を見学できるガイドツアーを開催しています。「普段入ることのできないピッチ・選手が使用するロッカールーム・ VIP席などを見学できる」と人気です。白色半透明の樹脂膜で覆われたドーム型スタジアムは、夜になると赤と青の光のライトアップが行われます。

オクトーバーフェストは、ミュンヘン市内で行われる世界で最も有名なビールの祭典で、毎年600万人以上の人が訪れるビックイベント！ビールを飲みながら、観光地ならではのビールに合う料理を楽しめ、伝統的な生演奏の音楽に合わせ歌ったり踊ったりと盛り上がりです。

3週間に渡って開催されるオクトーバーフェスト期間中は、入場無料の移動式巨大遊園地が登場します。おすすめのアトラクションは、ミュンヘンの観光地を一望できる観覧車で、一度の乗車で4回転し人気です。初日と2日目は、ビア樽を積んだ馬車や音楽隊が練り歩くパレードもありますので、チェックしておきましょう！

ミュンヘンの、おすすめ観光地を14箇所ご紹介しましたが、訪れたいスポットは見つかりましたか？ミュンヘン市内には、定番の観光地であるマリエン広場を中心に教会・宮殿・美術館が点在しています。無料で楽しい施設や広場など、ミュンヘン市内の名所を巡り満喫した旅行に出発しましょう！