目次 [表示]
- スイスってどのくらいの面積の国?
- スイスの面積は41,280平方キロメートル
- ヨーロッパではオランダとほぼ同じ面積
- スイスの面積を日本と比較すると
- 九州より少し大きく四国の2倍の面積のスイス
- 関東と比べて少し面積が広いスイス
- スイスの国土は96%が陸地で3分の2が山
- 南側の気候はツンドラ気候で大きな違いが
- スイスにとっては山が国の誇り!
- スイスの平均標高は1,307メートルという驚き
- 小さな国、スイスの人口は787万人
- スイスの人口密度は九州の6割程度
- スイス北側のスイス高原が面積の3分の1
- スイスの北側に東西にわたって都市が集中
- スイスの人口が多い3大都市は?
- 狭い面積の都市部に人口が密集
- 都市部から観光地までは九州旅行の距離感覚で
- 中世の建物が美しい「ルツェルン地方」へも近い
- 南側のアルプス山脈まで電車で4時間ほど
- さまざまな高原鉄道から見る景色が絶景!
- スイスの面積は九州とほぼ同じ
スイスってどのくらいの面積の国?
中央ヨーロッパに位置するスイスですが、どの位の面積の国なのかは、あまり知られていません。ヨーロッパの中央に位置し、小さな国と言う印象ですが、どの位の大きさなのかを、実感してみませんか。
美しい山に囲まれた、自然豊かなスイスのイメージですが、面積がどの位なのか、具体的に知ってみましょう。
スイスの面積は41,280平方キロメートル
スイスの面積は、41,280平方メートルですが、そう言われても、あまりピンと来ませんので、いろいろな面積と比較してみましょう。
世界の201か国の中で、132位の面積の大きさで、ヨーロッパ54か国の中では38位の広さとなっています。
ヨーロッパではオランダとほぼ同じ面積
スイスは、面積は小さな国ですが、美しい自然に憧れ、多くの観光客が遠く、海外から訪れる人気の国です。ヨーロッパでは、ベルギーよりも大きく、オランダとほぼ同じ面積で、デンマークよりは小さくなっています。
スイスの面積を日本と比較すると
スイスの面積を日本と比べてみると、よりわかりやすいでしょう。日本全体の面積は、377,900平方キロメートルで、日本は世界201か国の中で61番目に大きな国です。
スイスは、世界で132位の大きさで、面積41,280平方メートルと比べると日本の9分の1の面積なことがわかります。国としては、「小さな面積の国」と言えるでしょう。
九州より少し大きく四国の2倍の面積のスイス
国・地域 | 面積(平方キロメートル) |
---|---|
スイス | 41,280 |
九州 | 36,750 |
四国 | 18,800 |
岐阜・長野・山梨・群馬・栃木 | 41,458 |
日本 | 377,900 |
日本で言えば、九州の36,750平方メートルより少し大きく、四国の18,800平方メートルの2倍以上の面積となっています。また、岐阜県・長野県・山梨県・群馬県・栃木県を合わせたと41,458平方キロメートルですので、ほぼ同じです。
岐阜県・長野県・山梨県・群馬県・栃木県の、日本の内陸にある県を合わせた面積と同じで、スイスも海のない国のため近いイメージでしょう。
関東と比べて少し面積が広いスイス
関東と比べた場合ですが、関東の面積が32,420平方メートルですので、スイスの面積は関東の1.27倍です。東京都23区の約20倍程度の広さとなります。東西に少し広い国土がスイスの特徴で、スイスの首都ベルンは、ほぼ中心部にあり、最大都市で空港があるチューリッヒは、スイスでは北東に位置する都市です。
スイスの国土は96%が陸地で3分の2が山
スイスは、海のない内陸にある国で、96%が陸地で、海がない国です。国土面積の3分の2が山というのも特徴的で、4,000メートル級の山がなんと48峰もある珍しい国となっています。
スイスの南側には、マッターホルン・ユングフラウ・モンブランなど多くの名峰と呼ばれる山が揃っていて貴重です。
南側の気候はツンドラ気候で大きな違いが
スイスは小さい面積の国ですが、気候的に北側と南側では大きく気候が異なります。北側は、大陸性気候の中の主に湿潤大陸性気候で、南側はツンドラ気候です。
大きく気候が違ってきますので、移動をする際には、気を付ける必要があるでしょう。特に冬は、アルプス山脈付近は、極寒の場所となります。
スイスにとっては山が国の誇り!
スイスにとっては、美しい山を中心とした景観が自慢です。標高の3,400メートルを超える高い山に鉄道が走り、標高2、000メートル以上の高さに路面電車などが走っています。ヨーロッパで、最も高い標高2,126メートルに、グラウビュンデン州ユーフ村という集落もあって珍しいでしょう。
標高の高い美しい山々に囲まれて、多くの人々が生活していることがスイスの特徴です。
スイスの平均標高は1,307メートルという驚き
スイスの平均標高は、1,307メートルで、国土の4分の1近くが標高約2,000メートル以上となっています。そんな標高の高い国土ですが、多くの人はどんな所に住んでいるのでしょうか。スイスの人口や人口密度についても、詳しく知ってみると興味深いでしょう。
小さな国、スイスの人口は787万人
4,000メートル級の標高の高い山が多く、山が国土の3分の2、森林が国土の3割というスイスです。スイスの人口も気になりますが、人口は787万人で、世界で93位となっています。面積が132位の広さとしては人口が多いのが特徴です。
ただ、スイスより少し小さい面積の九州の人口1,280万人と比べると、スイスの人口は少なくなっています。
スイスの人口密度は九州の6割程度
スイスの人口密度ですが、1平方キロメートルに190人で、九州が1平方キロメートルに303.5人と比べると、やはり少なくなっています。
比較すると、スイスが九州の人口密度の6割程度の人口密度と言え、九州がスイスの1.6倍の人口密度です。
スイス北側のスイス高原が面積の3分の1
スイスの地形の特徴として、南に有名なアルプス山脈がそびえています。そのため、北側の東西に広がる標高数百メートルの台地に多くの人が住んでいます。
穏やかな丘となっていて、スイスらしい美しい湖や川がある場所です。スイス高原とも呼ばれている場所で、スイス全体の面積の3分の1あり、美しい高原が、広い面積を占めています。
スイスの北側に東西にわたって都市が集中
スイス高原には、西端にジュネーブ、東側にチューリッヒ、北端のバーゼルなどが人口の多い都市として栄えています。面積3分の1のスイス高原に、3分の2の人口が集中しているのがスイスです。
高原と呼ばれる美しい自然の場所、特にレマン湖やチューリッヒ湖周辺は、人口が多い場所となっています。
スイスの人口が多い3大都市は?
スイスの人口の多い都市 | 人口 | 人口密度1平方キロ当たり |
---|---|---|
チューリッヒ | 39万人 | 4,092人 |
ジュネーブ | 19万人 | 12,094人 |
バーゼル | 17万人 | 7,300人 |
スイスの人口が多い都市は、1位チューリッヒ、2位ジュネーブ、3位バーゼルです。チューリッヒ市の人口は39万人で、標高408メートルにあります。チューリッヒの人口密度は、1平方キロメートル当たり4,092人と高い密度です。
標高375メートルのジュネーブにも、19万人が住んでいます。1平方キロメートル当たり12,094人と非常に高いのが特徴です。
狭い面積の都市部に人口が密集
スイスの人口密度から、都市部に人口がやはり集中していることがわかります。都市部も美しい山々に囲まれ、湖や運河、氷河の美しさで人気の観光地です。スイスは、小さな面積の国ですが、美しい自然を国全体で見られます。
どこに行っても多くの絶景が見られるのが魅力です。
都市部から観光地までは九州旅行の距離感覚で
面積は小さいスイスですが、チューリッヒ空港に降り立って、都市部から観光地までは、どの位の距離があるのか気になります。観光地までの距離についても紹介しますので、旅行の際には、参考にしてみるといいでしょう。
中世の建物が美しい「ルツェルン地方」へも近い
都市部から観光地までの距離は、どの位あるのでしょうか。スイスの北側のチューリッヒ空港から、中世の建物が観光できる人気の「ルツェルン地方」には、鉄道で西へ1時間行くと着きます。スイスには、絶景の高原列車なども走っていて楽しみですよ。
南側のアルプス山脈まで電車で4時間ほど
さらに西へ行くと、スイスの首都のあるベルン州の「ベルナー・オーバーラント地方」、南西の「ヴァレ―地方」のアルプス山脈があります。マッターホルン周辺へ行くには、電車で4時間程度のアクセスとなります。
スイスを移動するには、九州を横断するような距離・広さがあると考えておくといいでしょう。南側の名峰周辺へ行く場合には、気候も大きく異なってきます。
さまざまな高原鉄道から見る景色が絶景!
旅行する場合、スイスには絶景が見られる鉄道がたくさんあります。移動も、標高の高い所を走りますので、絶景が見るチャンスがいっぱいです。氷河特急・レーティッシュ鉄道ベルニナ線・ゴルナーグラート鉄道・ユングフラウ鉄道など、どれも絶景が思い出に残りますよ。
スイスの面積は九州とほぼ同じ
スイスの面積について紹介しました。スイスの面積は、41,280平方キロメートルで、九州より少し大きい広さです。スイスの美しい自然、高原の山や湖の景色の中で、住んでいる人が多くいます。
北側の都市部には人口が集中し、高原にある都市部、標高4,000メートルを超える山々と、どこも魅力がたっぷりです。小さい面積の国ですが、魅力満載のスイスと言えるでしょう。
出典:THE TRUE SIZE OF...